フェイト「だいたい性癖って、ヴィヴィオはまだ子供だよ？」

なのは「子供とか関係ないよ！　フェイトちゃんなんて九歳の頃からわたしとお風呂入るときハァハァしてたじゃん！」

フェイト「してないよ！？」

なのは「え？　してたよね？」

フェイト「してないよ！？　まったくもって身に覚えがないよ！！」

なのは「やれやれフェイトちゃん、わたしが何も知らないとでも？」

フェイト「いや、意味深に言ってもしてないものはしてないから」

なのは「はいはい、そういうことにしておいてあげる。なのはさんは優しいからね、仕方ないね」

フェイト(腑に落ちない)

なのは「それでヴィヴィオのことなんだけど」

フェイト「戻すんだね」

なのは「新作アニメはどうしてヴィヴィオが主役じゃないの？」

フェイト「あ、違った」

なのは「ヴィヴィオの性癖についてはまたおいおい語るからね」

フェイト(ありもしない性癖を語られる予定なんてヴィヴィオが可哀想過ぎる)

なのは「というかあれはなんなのかな、魔法少女とは」

フェイト「アニメ批評は荒れるからやめよう」

なのは「ヴィヴィオが主役を降ろされるとかなんなの？　どこに文句言ったらいいのこれ？　うちの子供の何がいけないんですか！！　うちの子供を主役にしなさい！！！」

フェイト「モンスターペアレントだ……」

なのは「そりゃ新作アニメで主役を降ろされたら変な性癖も芽生えるよ、ヴィヴィオもリョナ趣味に目覚めるよ」

フェイト「芽生えた前提で話すのやめよう？」

なのは「いやでも実際のところ新作アニメのvivid strike、あれ変な性癖詰め込みまくってるよね？　女の子が殴り合うのを観てるだけでも変態なのに、凄惨すぎる暴力事件とかいじめとか、あと幼女レ○○しようとしたりとか」

フェイト(そもそも1stからして私がムチで打たれてるし……いや、やめとこう。矛先が向いたら嫌だ)

なのは「陸があんなに世紀末とはなのはさんさすがに思いませんでしたよ。ええもう、ヴィヴィオ連れて地球に戻ろうかと思いましたよ」

フェイト「職務放棄」

なのは「か、管轄外だし……戦技教導管も今は半ば引退してるし……」

フェイト「私としてはそのままゆっくり地球で隠居してもらったほうがいいと思うけどね。なのは、これまで無理ばっかりしてきたせいで(頭まで)ボロボロなんだから」

なのは「なんか含みなかった？」

フェイト「存じ上げません」

なのは「あとね、みんな背伸びしすぎ。無理に大きくならなくても、ゆっくりと成長していけばいいのに」

フェイト「大人モードのこと？」

なのは「そう。子供は子供らしく、なんてことを言うつもりはないけれど……」

フェイト「なんとなく言いたいことはわかるつもりだよ。子供には子供の成長速度があるもんね」

なのは「ちっさいヴィヴィオが一番可愛いのに」

フェイト「ごめんなにもわかってなかったみたい」

フェイト「えっと、なんの話だっけ？」

なのは「ヴィヴィオがいい子すぎる」

フェイト「そんな話だったね」

なのは「から性癖を拗らせているのではという話だったね」

フェイト「……そんな話だったね」

なのは「というかテレビ中継もされていそうな観客いっぱいな大会会場で全裸変身公開ってもう完全に」

フェイト「ストップ」

なのは「申し訳程度の魔法少女要素だよね」

フェイト「裸が魔法少女要素って！」


おわり