和「リーチ」

京太郎（言いたい…）

優希「高そうだじぇ」

京太郎（パチンコ屋の電飾が切れてチンコになっていたって）

咲「そういえば今日部長遅いね」

京太郎（大声で言って、この気持ちを共有したいのに…）

まこ「遅れるゆーとったよ」

京太郎（女子ばっかで言えねーー！！）

和「ロン、24000です」

優希「たっか」

咲「でも京ちゃんもちょっと甘いよ」

京太郎「ああ、うん」

和「捨て牌でチンイツ見え見えでしたからね」

京太郎「チン？」

咲「え？」

京太郎「あ、いや、よく見りゃそうだな」

京太郎（そもそも俺はなんで女子に喋るのをこんなに躊躇っているんだろう）

京太郎（いくらなんでもこれまでの人生でチンコという文字列を見たことが無いなんてあるか？だったら言ったところで何も変なことじゃないんじゃないか？）

京太郎（いやいや落ち着け俺。チンコは完全な下ネタであってだな）

咲「京ちゃんさっきから難しい顔してるね。どうかしたの？」

京太郎「ん、いやさ。チンコって知ってるか？」

咲「は？」

京太郎「…はっ！？」

咲「は、ハァーーー！？いきなりなんなの京ちゃん！」

和「さ、最低です！」

優希「唐突なセクハラに私も驚きを隠せんじぇ」

京太郎「ちっちが！これは違うんだー！」

京太郎（なんてこった、ついウッカリ口に！）

咲「どう違うの！いきなり、ち…なんて！」

京太郎「聞いてくれ！昨日空を見上げたら」

和「う、訴えますよ！」

京太郎「な、なんだとー！？」

優希「のどちゃんのお母さんは検察官だじぇ」

京太郎「ブタ箱はいやだ！許して！」

咲「もー…京ちゃんてば変なこと言って…信じらんない」

咲「結局あの後変な雰囲気のまま麻雀打ったし」

咲「あ…雪…」

咲「！？」

咲「京ちゃん京ちゃん！私もチンコ見たよ！」

和「ぶーっ」

京太郎「な、なにーー！？咲も見たかー！」

咲「見た！可笑しくって笑っちゃった！」

和「な…な…」

京太郎「だよなーー！あー良かった！この気持ちを分かち合いたかったんだ！」

咲「そりゃ笑うよ！紛れもなくチンコだったもん！」

和「二人とも何言ってんですかー！」

終わり