顧問「……レギュラーメンバーは以上だ」

唐揚げ部田所くん「何で入ったばかりの俺君がレギュラーなんですか？」

唐揚げ部田所くん「明らかに工藤先輩の方が俺君より実力は上じゃないですか！」

唐揚げ部工藤先輩「……僕も納得出来ません、俺君の成長が早いのは認めますが僕は1回も負けた事がありません」

顧問「それはな、俺君が力を抜いてるからだよ、本気を出したら100回やって100回負けるよ工藤」

俺「先生、適当な事言わないで下さい！」

唐揚げ部工藤先輩「分かりました、そこまで言うならレギュラーメンバーを掛けて試合させて下さい」

顧問「いいでしょう」（ﾆﾔ）

ここで1話終わり

俺「──唐揚げ部辞めさせて下さい」

顧問「どうしてだ？工藤が死んだのはお前のせいじゃない」

俺「俺の唐揚げが工藤先輩を殺したんだ！！こんな腕なんてっ！！！」

（バチンッ！）

唐揚げ部部長「大事な腕に何してくれんのよ！！」

俺「部長……」

唐揚げ部部長「責任とりなさいよ」

俺「責任？」

唐揚げ部部長「あんたの唐揚げセンス見て私本当は絶望してた、どうしてこんなに努力してる私よりこんな奴が？って」

唐揚げ部部長「この私にそこまでの思いにさせた責任とりなさいよ！！！」

俺「でも・・」

唐揚げ部部長「テンション低い！！ネガティブ禁止！！テンションあげてくよ！私達は唐揚げ部なんだから！」

ここで3話終わり

実況「レモンスプライト決まったッー！強豪唐揚げ部の意地を見せた！試合はここで決まったか！」

部長「……遅い何してんのよアイツ！！！」

俺「待たせたな」

部長「あんたその恰好！？」

俺「悪いけど話をしてる時間はねーよ、後10分で唐揚げ作らねーといけねーんだから」

他校生徒A「おいおいｗｗ今から唐揚げ作るのかよｗｗ無理に決まってんだろｗｗ」

他校生徒B「諦めろよ見苦しいなーｗｗ」

俺「唐揚げに出会ってから俺の人生滅茶苦茶だ、だが」

俺「どこかで望んでた、こんな日々をなッ！」（ｼｭﾊﾟﾊﾟﾊﾟｯ！）

他校生徒A「何だよあの動き・・すげーよ・・すげーぜアイツ！！！頑張れ！！」

他校生徒B「こんな唐揚げ作り見た事ねーよ！！」

強豪唐揚げ部エース「（会場がアイツら寄りのムードになってきただと？しかし残り時間は僅か、こんな所で負ける訳にはいかねー！）」

母「お父さんあの子が」（涙ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ）

父「しっかり見ておけ母さん、あいつが自分の生きる道を見つけた瞬間なんだから」（涙ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ）

ここで5話終了