1:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 20:52:39.302 :iu0S/g8H0.net
お題
>>2
>>3
>>4
あからさまな荒らしやコピペAAは安価下
お題
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あからさまな荒らしやコピペAAは安価下
2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/12(水) 20:53:05.232 :9fDjZ93S0.net
風邪
3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/12(水) 20:54:02.145 :oZKJj9Noa.net
天国と地獄
4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/12(水) 20:56:22.778 :QZ+mNaVZ0.net
嘘
5:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 20:57:23.520 :iu0S/g8H0.net
ガヴリール「風邪をひいてしまった……」
ガヴリール「髪を乾かさないで寝たのが悪かったからな」クシュン
ガヴリール「まあ堂々と学校を休めると思えば楽でいいな」
ガヴリール「本来ならばネトゲに勤しむところではあるが」
ガヴリール「目を開けると激しい吐き気に襲われるので寝るとしよう」
ガヴリール「風邪をひいてしまった……」
ガヴリール「髪を乾かさないで寝たのが悪かったからな」クシュン
ガヴリール「まあ堂々と学校を休めると思えば楽でいいな」
ガヴリール「本来ならばネトゲに勤しむところではあるが」
ガヴリール「目を開けると激しい吐き気に襲われるので寝るとしよう」
13:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:00:06.419 :iu0S/g8H0.net
ガヴリール「むにゃむにゃ……」
ガヴリール「Zzz……」
─
──
───
ガヴリール「……?」
ガヴリール「なんだここ」
ガヴリール「なんかモヤモヤして……」
ガヴリール「三途の川だったりしてな、ははは」
ダンッ
ガヴリール「むにゃむにゃ……」
ガヴリール「Zzz……」
─
──
───
ガヴリール「……?」
ガヴリール「なんだここ」
ガヴリール「なんかモヤモヤして……」
ガヴリール「三途の川だったりしてな、ははは」
ダンッ
14:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:01:18.668 :iu0S/g8H0.net
ガヴリール「うおっ!?」
ガヴリール「何の音だ」
ヴィーネ「それではこれより、天界裁判を行う!」
ガヴリール「なんだか周りの景色が変わって……」
ガヴリール「裁判所?」
ヴィーネ「被告人、前へ」
ガヴリール「被告人被告人……」
ガヴリール「もしかして私か」
ガヴリール「うおっ!?」
ガヴリール「何の音だ」
ヴィーネ「それではこれより、天界裁判を行う!」
ガヴリール「なんだか周りの景色が変わって……」
ガヴリール「裁判所?」
ヴィーネ「被告人、前へ」
ガヴリール「被告人被告人……」
ガヴリール「もしかして私か」
16:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:06:27.045 :iu0S/g8H0.net
ヴィーネ「被告人は優秀な天使でありながら堕落した生活を送り」
ヴィーネ「その末、命を落とした」
ガヴリール「え!? 私死んだの!?」
ヴィーネ「そんな被告人を天使と呼べるだろうか!」
ガヴリール「いやこれには理由がありまして……」
ダンッ
ヴィーネ「発言の許可はしていない!」
ヴィーネ「被告人は優秀な天使でありながら堕落した生活を送り」
ヴィーネ「その末、命を落とした」
ガヴリール「え!? 私死んだの!?」
ヴィーネ「そんな被告人を天使と呼べるだろうか!」
ガヴリール「いやこれには理由がありまして……」
ダンッ
ヴィーネ「発言の許可はしていない!」
18:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:19:54.862 :iu0S/g8H0.net
ヴィーネ「よって、これより被告人の天国行きを賭けた裁判を行う」
ラフィエル「私が弁護人として」
サターニャ「私が検察側として裁判に参加するわ!」
ガヴリール「検察側はバカっぽいし余裕そうだな」
ヴィーネ「まずは被告人の行った悪魔的行為を整理していこう」
ヴィーネ「よって、これより被告人の天国行きを賭けた裁判を行う」
ラフィエル「私が弁護人として」
サターニャ「私が検察側として裁判に参加するわ!」
ガヴリール「検察側はバカっぽいし余裕そうだな」
ヴィーネ「まずは被告人の行った悪魔的行為を整理していこう」
19:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:25:37.694 :iu0S/g8H0.net
サターニャ「被告人は常日頃から学校をさぼっているわ」
ガヴリール「弁護人! 反論してやれ!」
ラフィエル「反論も何も事実ですし……」
ガヴリール「そんなの嘘でもなんでもいい!」
ラフィエル「そこまでいうのなら……」
ラフィエル「はい、裁判長、反論があります」
ヴィーネ「なんだ弁護人」
ラフィエル「被告人のサボりには大きな理由があるのです」
サターニャ「被告人は常日頃から学校をさぼっているわ」
ガヴリール「弁護人! 反論してやれ!」
ラフィエル「反論も何も事実ですし……」
ガヴリール「そんなの嘘でもなんでもいい!」
ラフィエル「そこまでいうのなら……」
ラフィエル「はい、裁判長、反論があります」
ヴィーネ「なんだ弁護人」
ラフィエル「被告人のサボりには大きな理由があるのです」
20:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:29:14.823 :iu0S/g8H0.net
ラフィエル「被告人は生まれつき体が弱く」
ラフィエル「登校するも一苦労なのです」
ヴィーネ「なるほど、それは本当か?」
ガヴリール「けほっけほっ」
ガヴリール「はい、本当ですけほっ」
サターニャ「ちょっと! そんなの聞いてないわよ!」
ガヴリール「事実なんだから仕方ないだろけほけほ」
ラフィエル「被告人は生まれつき体が弱く」
ラフィエル「登校するも一苦労なのです」
ヴィーネ「なるほど、それは本当か?」
ガヴリール「けほっけほっ」
ガヴリール「はい、本当ですけほっ」
サターニャ「ちょっと! そんなの聞いてないわよ!」
ガヴリール「事実なんだから仕方ないだろけほけほ」
21:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:31:26.963 :iu0S/g8H0.net
ヴィーネ「他に、悪魔的行為はあるか」
サターニャ「そうね」
サターニャ「被告人は後輩にお金をたかっていたわ!」
サターニャ「これには証人も来てるのよ!」
ヴィーネ「証人をここへ」
サターニャ「ほら来なさい!」
ヴィーネ「他に、悪魔的行為はあるか」
サターニャ「そうね」
サターニャ「被告人は後輩にお金をたかっていたわ!」
サターニャ「これには証人も来てるのよ!」
ヴィーネ「証人をここへ」
サターニャ「ほら来なさい!」
23:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:34:55.797 :iu0S/g8H0.net
タプリス「はい、あれは私が入学した当初のことでした」
タプリス「道に迷って校内を徘徊していたところ」
タプリス「被告人に遭遇し、昼食代を強請られました」
タプリス「運よくその場は違う先輩が肩代わりしてくれて無事だったのですが」
タプリス「もし助けがなかったらと思うと……」
ヴィーネ「なるほど」
ガヴリール「弁護人! 反論!」
ラフィエル「そういえばあの時お貸ししたお昼代返ってきてませんね……」
ガヴリール「あとで返すから!」
タプリス「はい、あれは私が入学した当初のことでした」
タプリス「道に迷って校内を徘徊していたところ」
タプリス「被告人に遭遇し、昼食代を強請られました」
タプリス「運よくその場は違う先輩が肩代わりしてくれて無事だったのですが」
タプリス「もし助けがなかったらと思うと……」
ヴィーネ「なるほど」
ガヴリール「弁護人! 反論!」
ラフィエル「そういえばあの時お貸ししたお昼代返ってきてませんね……」
ガヴリール「あとで返すから!」
24:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:38:39.903 :iu0S/g8H0.net
ラフィエル「それでは」
ラフィエル「裁判長、それにも大きな理由があるのです」
ヴィーネ「と、言うと?」
ラフィエル「被告人は無職なのです」
ガヴリール「おい」
ラフィエル「常に金欠で、今日を生きぬく事も出来るかどうか」
ラフィエル「そこに立場の弱い後輩が通りかかったとしたら」
ラフィエル「最大限利用するほかありません」
ラフィエル「悪いのは被告人ではなく不景気なのです」
ヴィーネ「う、うーむ……?」
ラフィエル「それでは」
ラフィエル「裁判長、それにも大きな理由があるのです」
ヴィーネ「と、言うと?」
ラフィエル「被告人は無職なのです」
ガヴリール「おい」
ラフィエル「常に金欠で、今日を生きぬく事も出来るかどうか」
ラフィエル「そこに立場の弱い後輩が通りかかったとしたら」
ラフィエル「最大限利用するほかありません」
ラフィエル「悪いのは被告人ではなく不景気なのです」
ヴィーネ「う、うーむ……?」
25:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:41:52.439 :iu0S/g8H0.net
ラフィエル「故に被告人も被害者であると主張します」
ヴィーネ「わかった」
サターニャ「なんでわかっちゃうのよ!」
サターニャ「どう考えてもおかしいでしょ!」
ガヴリール「真実はいつもひとつなんだよ」
ラフィエル「そういうことです」
ヴィーネ「証人は証言台から降りなさい」
ラフィエル「ところで」
ラフィエル「被告人の天使的行為についても議論するべきでは?」
ラフィエル「故に被告人も被害者であると主張します」
ヴィーネ「わかった」
サターニャ「なんでわかっちゃうのよ!」
サターニャ「どう考えてもおかしいでしょ!」
ガヴリール「真実はいつもひとつなんだよ」
ラフィエル「そういうことです」
ヴィーネ「証人は証言台から降りなさい」
ラフィエル「ところで」
ラフィエル「被告人の天使的行為についても議論するべきでは?」
26:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:44:25.779 :iu0S/g8H0.net
サターニャ「ぐっ……」
ヴィーネ「では、被告人の天使的行為を述べよ」
ラフィエル「はい」
ラフィエル「被告人は友人のため体に鞭をうってまでペット禁止のアパートでペットを飼う許可を取りました」
ラフィエル「これは立派な天使的行為と言えるのではないでしょうか」
ヴィーネ「確かにそれは天使的行為と言える」
ラフィエル「それに、被告人は風邪をひいた友人のお見舞いをしました」
ラフィエル「これも立派な天使的行為でしょう」
サターニャ「それは違うわ!」
ガヴリール「黙ってろ」
サターニャ「ぐっ……」
ヴィーネ「では、被告人の天使的行為を述べよ」
ラフィエル「はい」
ラフィエル「被告人は友人のため体に鞭をうってまでペット禁止のアパートでペットを飼う許可を取りました」
ラフィエル「これは立派な天使的行為と言えるのではないでしょうか」
ヴィーネ「確かにそれは天使的行為と言える」
ラフィエル「それに、被告人は風邪をひいた友人のお見舞いをしました」
ラフィエル「これも立派な天使的行為でしょう」
サターニャ「それは違うわ!」
ガヴリール「黙ってろ」
27:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:46:32.591 :iu0S/g8H0.net
ヴィーネ「反論を許可する」
ガヴリール「チッ」
サターニャ「お見舞いであれば悪魔もしていた!」
サターニャ「お見舞いが天使的行為であるとは言い切れない!」
ヴィーネ「確かにそうだ」
ラフィエル「被告人、私に出来るのはここまでです」
ガヴリール「諦めるなよ!」
ガヴリール「嘘でもなんでもいいから!」
ヴィーネ「これまでの議論を踏まえ考えてみると」
ヴィーネ「やはり被告人は有z」
ガヴリール「あ、あの、裁判長!」
ヴィーネ「反論を許可する」
ガヴリール「チッ」
サターニャ「お見舞いであれば悪魔もしていた!」
サターニャ「お見舞いが天使的行為であるとは言い切れない!」
ヴィーネ「確かにそうだ」
ラフィエル「被告人、私に出来るのはここまでです」
ガヴリール「諦めるなよ!」
ガヴリール「嘘でもなんでもいいから!」
ヴィーネ「これまでの議論を踏まえ考えてみると」
ヴィーネ「やはり被告人は有z」
ガヴリール「あ、あの、裁判長!」
28:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:49:25.947 :iu0S/g8H0.net
ヴィーネ「発言を許可した覚えはない」
ガヴリール「実は……私には心残りがあるのです」
ヴィーネ「心残り?」
ガヴリール「はい! 私はむこうに大切な友達を残してきました!」
ガヴリール「私はまだ皆と離れたくはないのです!」
ヴィーネ「ふむ……」
ガヴリール「それにもう一つ大きな理由があります」
ヴィーネ「発言を許可した覚えはない」
ガヴリール「実は……私には心残りがあるのです」
ヴィーネ「心残り?」
ガヴリール「はい! 私はむこうに大切な友達を残してきました!」
ガヴリール「私はまだ皆と離れたくはないのです!」
ヴィーネ「ふむ……」
ガヴリール「それにもう一つ大きな理由があります」
29:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:49:51.782 :iu0S/g8H0.net
ヴィーネ「発言を許可する」
ガヴリール(しめた!)
ガヴリール「実は、私の堕天には理由があるのです」
ヴィーネ「理由?」
ガヴリール「私はある悪魔によって堕天せざるを得ない状況に追い込まれたのです」
ヴィーネ「なるほど」
ヴィーネ「弁護人、それは本当か?」
ラフィエル「あ、それは嘘ですねー」
ガヴリール「てめえ弁護人!」
ヴィーネ「発言を許可する」
ガヴリール(しめた!)
ガヴリール「実は、私の堕天には理由があるのです」
ヴィーネ「理由?」
ガヴリール「私はある悪魔によって堕天せざるを得ない状況に追い込まれたのです」
ヴィーネ「なるほど」
ヴィーネ「弁護人、それは本当か?」
ラフィエル「あ、それは嘘ですねー」
ガヴリール「てめえ弁護人!」
30:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:50:23.949 :iu0S/g8H0.net
ヴィーネ「反省の色がないということで被告人を有罪、地獄行きとする!」
ガシッ
ガヴリール「ちょ、ちょっと待ってくれ!」ズルズル
ガヴリール「私は天使だぞ!」ズルズル
ガヴリール「地獄行きなんて認められるか!」ズルズル
ガヴリール「うわああああ!」
───
──
─
「──っとガヴ」
ヴィーネ「反省の色がないということで被告人を有罪、地獄行きとする!」
ガシッ
ガヴリール「ちょ、ちょっと待ってくれ!」ズルズル
ガヴリール「私は天使だぞ!」ズルズル
ガヴリール「地獄行きなんて認められるか!」ズルズル
ガヴリール「うわああああ!」
───
──
─
「──っとガヴ」
31:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:50:47.868 :iu0S/g8H0.net
ヴィーネ「ちょっとガヴ! 大丈夫!?」
ガヴリール「……ヴィーネ?」
ヴィーネ「なんか凄くうなされてたみたいだけど」
サターニャ「大悪魔にこらしめられる夢でも見てたんじゃないの?」
ラフィエル「夢の中で悪魔と戦うなんてガヴちゃんは寝ている時のほうが天使らしいですね」
ガヴリール「あー……、なんか」
ガヴリール「悪魔に地獄行きにされる夢を見た気がする……」
ヴィーネ「物騒な悪魔もいるものね」
ヴィーネ「ちょっとガヴ! 大丈夫!?」
ガヴリール「……ヴィーネ?」
ヴィーネ「なんか凄くうなされてたみたいだけど」
サターニャ「大悪魔にこらしめられる夢でも見てたんじゃないの?」
ラフィエル「夢の中で悪魔と戦うなんてガヴちゃんは寝ている時のほうが天使らしいですね」
ガヴリール「あー……、なんか」
ガヴリール「悪魔に地獄行きにされる夢を見た気がする……」
ヴィーネ「物騒な悪魔もいるものね」
32:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:51:34.432 :iu0S/g8H0.net
ガヴリール「もしかしてお見舞いに来てくれたのか」
ヴィーネ「前にお見舞いに来てくれたでしょ」
ヴィーネ「そのお礼も兼ねてね」
サターニャ「まあヴィネットならお礼なんて抜きでもお見舞いに行くでしょうけどね」
ラフィエル「ヴィーネさんは本当に天使的ですね」
ヴィーネ「えっ」
ガヴリール「それは安心しろヴィーネ」
ガヴリール「お見舞いにきても天使的行為にはならないぞ」
ヴィーネ「?」
完
ガヴリール「もしかしてお見舞いに来てくれたのか」
ヴィーネ「前にお見舞いに来てくれたでしょ」
ヴィーネ「そのお礼も兼ねてね」
サターニャ「まあヴィネットならお礼なんて抜きでもお見舞いに行くでしょうけどね」
ラフィエル「ヴィーネさんは本当に天使的ですね」
ヴィーネ「えっ」
ガヴリール「それは安心しろヴィーネ」
ガヴリール「お見舞いにきても天使的行為にはならないぞ」
ヴィーネ「?」
完
33:か ◆aDRXZRX9R2 :2017/04/12(水) 21:53:21.896 :iu0S/g8H0.net
優しいお題で良かった
優しいお題で良かった
35:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/12(水) 21:54:32.421 :RabwJ3Ww0.net
おつおつ
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