常務「プロレスで勝負だ」

前川「のぞむ所にゃ！」

卯月「島村卯月、常務さんをやっつける為に頑張ります！」

みりあ「みりあもがんばるよー！」

幸子「やれやれ仕方ありませんねぇ」

常務「最初の相手を決めてもらおうか」

前川「最初に常務と戦うのは>>6ちゃんにゃ！」

幸子「代わってあげても良いですよ！？　ボクが優しいので！」

卯月「幸子ちゃん頑張ってください！」

みりあ「応援してるよー！」

前川「頑張るにゃ幸子ちゃん！」

幸子「あ、どうも……」

前川「他人行儀！」

常務「星が幾ら輝こうが月の光には敵わないという事を教えてやろう」

幸子「ひえぇ……」

前川「大丈夫幸子ちゃん！　幸子ちゃんは魔法少女になったんだから魔法が使えるんだよ！」

幸子「な、何が出来るんですかねぇ？」

前川「幸子ちゃんが使える魔法は>>9にゃ！」

前川「メガンテにゃ！」

幸子「それボク死んじゃうじゃないですか！？」

常務「来ないならこちらから行かせてもらおう」ﾀﾞｯ

卯月「ああ！　常務さんがスーツ姿のまま幸子ちゃんに低空タックルを！」

幸子「ふぎゃああああ！？」ﾄﾞｽﾝ

みりあ「わー！？　そのまま押さえ込まれちゃったよー！　幸子ちゃんがんばってー！」

前川「幸子ちゃんメガンテにゃ！　メガンテ！」

幸子「だからそれボク死んじゃいますよね！？」

常務「どうしたこれで終わりか？　ならカウントをとらせてもらうぞ」

常務「１……２……」

卯月「幸子ちゃん頑張ってください！」

幸子「>>17」

幸子「こうなったら仕方ありませんねえええええ！！」ｷｭｲｲｨｨｨﾝ

常務「なに！？」

卯月「幸子ちゃん！？」

幸子「可愛いボクのこと、忘れないでくださいね」

幸子「メガンテえええええ！！」

ﾁｭﾄﾞｰﾝ！

みりあ「幸子ちゃーん！」

卯月「そんな……幸子ちゃん……」

前川「常務はどうなったにゃ！？」

>>21

常務「ふぅ……驚かせてくれたな……」

卯月「そんな……」

みりあ「幸子ちゃん……」

前川「幸子ちゃんが命をかけた魔法で無傷だなんて……」

常務「続きといこうか？　何なら対決方法を君達の得意分野に変えてやろう」

常務「対決方法を決めたまえ」

前川「こうなったら……>>27にゃ！」

前川「ライヴ対決にゃ！」

常務「良いだろう。より観客を集めた方が勝者という事にしよう」

卯月「島村卯月、幸子ちゃんの追悼ライヴ頑張ります！」

みりあ「みりあも、幸子ちゃんの為に一生懸命がんばる！」

前川「皆で幸子ちゃんの仇を討つにゃ！」

卯月「あ、前川さんもよろしくお願いします」

前川「よそよそしい！」

みりあ「みくちゃん！　みりあと一緒にがんばろーね！」

前川「みりあちゃんだけが味方にゃ……」

常務「ではライヴの準備に取りかかろう。開催日時は決まり次第連絡する」

卯月「ライブ対決……私たち勝てるんでしょうか？」

前川「勝てるよ！　だってみく達は現役アイドルなんだよ！？」

みりあ「そうだよ卯月ちゃん！　ここでみりあ達が諦めたら幸子ちゃん哀しむよ！？」

卯月「みりあちゃん……。そうですよね、幸子ちゃんの為にも頑張らないといけませんね」

前川「さっそくライブ成功のためのアドバイスを聞きにいくにゃ！」

卯月「………」

みりあ「ねぇ卯月ちゃん！　アドバイスもらいにいこうよー！」

卯月「そうですねみりあちゃん！　アドバイスをもらいに行きましょう！」

前川「卯月ちゃん今みくのこと無視した？」

卯月「>>35ちゃんの所に行きましょう！」

前川「ねぇ卯月ちゃん無視した？」

興水家之墓

ﾁｰﾝ……

卯月「幸子ちゃん聞こえてますか？　私たち、常務さんとライブ対決をやる事になったんです」

みりあ「幸子ちゃんの分まで、みりあ達がんばるからね」

前川「メガンテなんて魔法を授けて悪かったにゃ」

卯月「……」

みりあ「……」

前川「……」

卯月「……帰りましょうか」

みりあ「うん。……幸子ちゃんも、きっと天国から応援してくれてるよね？」

前川「勿論にゃ。だからみく達も、幸子の分まで……」

卯月「それじゃ、また来ますね……幸子ちゃん……」

やれやれ

卯月「！？」

この優しいボクがわざと見せ場を残してあげたんですから、感謝して欲しいですねぇ

みりあ「卯月ちゃんどうしたの？」

卯月「今、幸子ちゃんの声が……」

ライブ対決、可愛いボクがいないのは痛手でしょうが、まぁせいぜい頑張ってください

前川「何も聞こえないにゃ」

……応援してますよ、卯月さん

卯月「幸子ちゃん……」

卯月「島村卯月、ライブ対決がんばります！」

卯月「という事で皆さん！　幸子ちゃんの為に絶対勝ちましょう！」

みりあ「どうしたの卯月ちゃん？　最初は弱気だったのに」

前川「でも卯月ちゃんその意気にゃ！　現役アイドルのみく達なら絶対負けないよ！」

卯月「あ、はい。そうだと良いですね」

前川「他人行儀！」

ライブ当日

卯月「みりあちゃん前川さん、このライブ絶対成功させましょう！」

みりあ「うん！　みりあいつもよりもっともーっと頑張ってお客さんを喜ばせるよー！」

前川「幸子ちゃんの為にも絶対勝つにゃ！」

ﾜｱｱｱｱ

卯月「！？　向かいの常務さんのライブ会場から歓声が……」

みりあ「あー！　ステージに>>45ちゃんがいるよー！」

みりあ「愛梨さんと雫おねーちゃんとかな子ちゃんがいるよー！」

卯月「そんな……あの３人と比べられたら私達３人なんてチンチクリンじゃないですか……」

前川「常務もとことん本気みたいだね……」

みりあ「大丈夫だよみくちゃん！　みりあが負けないようにもっともーっと頑張るから！」

前川「そうだよみりあちゃん！　卯月ちゃんとみりあちゃんは魔法少女なんだから魔法が使えるにゃ！」

卯月「あ、そうでしたね。あの、前川……さん？　私達ってどんな魔法が使えるんですか？」

前川「卯月ちゃんは>>51、みりあちゃんは>>52だよ！」

幸子「やれやれ、やっぱりボクがいないとダメみたいですねぇ」

卯月「幸子ちゃん！」

みりあ「うわーん！　幸子ちゃんだー！」

幸子「ザオリクを使えるなら早く使って欲しかったんですが……まぁ主役は遅れて登場するという事で水にながしましょう」

幸子「この可愛いボクが登場したからには、このライブの成功は決まったようなものですねぇ」

前川「幸子ちゃんも生き返って皆揃った事だし、常務のライブから客を奪いとるにゃ！」

みりあ「みりあ頑張るよー！」

みりあ「ホーリー！」ｽﾞﾊﾞｰﾝ

卯月「みりあちゃんの魔法の光の柱でファンの皆さんがこちらに注目しました！」

幸子「さぁ皆さんいきますよ。この可愛いボクが歌って踊れば客を奪い返すんなんて簡単です」

卯月「私達と前川さんで頑張りましょう！」

前川「何でみくだけ別にしたの？」

卯月「えいえいおー！」

後日

常務「ライブの動員数の集計が出たそうだ」

前川「早く教えるにゃ！」

卯月「緊張します……」

みりあ「大丈夫だよ！　だってお客さんたち皆楽しそうだったもん！」

幸子「こ、このボクがいたんですから当然勝ってるに決まっています。……勝ってますよね？」

常務「動員数は……」

常務「君達のライブが>>62人、私のライブが>>63人だ」

常務「君達のライブが65234人、私のライブが65221人だ」

卯月「……という事は……」

前川「僅差でみく達の勝ちにゃ！」

みりあ「みりあ達の勝ちー！？　やったー！」

幸子「まぁボ、ボクがいたんですから当然ですけどねぇ！」

常務「私の負けを認めよう。小さな星の輝きも、集まれば１つの大きな光となるという事か」

卯月「大きな光だから、だからでしょうか？」

常務「なに？」

卯月「星空って、小さな星が散らばってるから、綺麗なんじゃないでしょうか？」

常務「……」

卯月「きっと私達アイドルも、皆バラバラの個性だから、ライブやイベントが盛り上げるんだと思います」

常務「ライブやイベントのステージが夜空なら、それを彩る星々が君達という事か」

幸子「可愛いボクは一際輝く一番星といったところでしょうか」

みりあ「お月様がポツンてあるより、沢山、色んな色のお星様が散らばってた方が綺麗だよねー！」

前川「星座をユニットと考えると確かにアイドルは星みたいだにゃ」

常務「……なるほど、光は大きければ良いというワケではないという事だな」

みりあ「でも、みりあは大きな光だせるよー！」

みりあ「ホーリー！」ｽﾞﾊﾞｰﾝ！

常務「ぐあああああああ！？」ﾊﾞｼｰﾝ！

幸子「ええええええ！？」

卯月「きゃああああ！？」

前川「常務をやっつけたにゃ！」

みりあ「赤城みりあ、常務のおばさんをやっつけたよー！」


終わり