ガヴリール「あれかな、素行が悪いとか、天使らしくないとか？」

タプリス「なるほど、となるとやっぱり……」

タプリス「……」ﾁﾗｯ

ラフィエル「……」ﾁﾗｯ


ガヴリール「……何だよ」

ラフィエル「その理屈でいけば、天使で一番やべーやつはガヴちゃんになるのでは？」

ガヴリール「……嘘だろ？」

タプリス「否定はできませんね」

ガヴリール「タプリスまで……」

……


ヴィーネ「で、私達を呼んだと」

ガヴリール「お恥ずかしながら、くだらない話のはずが、つい熱くなってしまったので……」

ガヴリール「皆さんの票を集めて、天使で一番やべーやつを決めようと考えたのです」

サターニャ「……なんか今日のガヴリール気持ち悪いわね」

ラフィエル「ガヴちゃんったら、さっきからずっとこの調子なんです」

ヴィーネ「どれだけやべーやつ認定されたくないのよ……」

……

ガヴリール「では、本題に入りますね」

ガヴリール「今から皆さんには天使で一番やべーやつを決めて貰います、勿論、天使である私達も投票可能です」

ガヴリール「日々の行動から発言、全てをトータルして一番やべーやつだと思った天使に票を入れてください」

ガヴリール「それではこちらの用紙に書き込んでください」ｽｯ




ヴィーネ「…………ねぇサターニャ、誰に票入れる？」ﾋｿﾋｿ

サターニャ「ラフィエルに決まってるでしょ、あいつは天使で一番やべーやつよ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

00～33、タプリス
34～67、ラフィエル
68～99、ガヴリール

↓1レス

……


ガヴリール「……嘘だろ？何で私に票が……」


ヴィーネ「まずガヴはあれよね、天使学校を主席で卒業したにも関わらずネットゲームなんてくだらないものに触れてしまったせいで堕天してしまったっていうのが一番の原因よね」

ヴィーネ「さらに生活リズムは最悪、一人でいれば朝は起きないし学校も遅刻、家事だってしないせいで家の中はゴミ屋敷、その上お風呂にも入らない、女を捨ててる」

ヴィーネ「そもそもこの蒸し暑い時期にお風呂に入らないって何なの？今時ホームレスの老人だって水浴びくらいするわよ？せっかく超絶美少女天使としてこの世に生を受けたんだからその幸運に感謝しながらも己のスケべさを見つめなおしたらどうなの？」

タプリス「私も大体月乃瀬先輩と同意見ですね、汗臭い天真先輩も好きですが私わもっとふわっとした綺麗な天真先輩のほうが好きです、己の価値をわかっていない天真先輩は天使としても女としてもやべーやつだと思います」

ラフィエル「私は何となくガヴちゃんにいれました」

サターニャ「私はラフィエルね」


ガヴリール「」

ラフィエル「まぁ、納得いかないとは思いますが結果は結果です、気にせずいきましょう」

タプリス「そうですよ！私は天真先輩のそんなところも大好きですから！」

ガヴリール「……わたしってそんなに臭い？」ｳﾙｯ

ヴィーネ「そ、そんなことないわよガヴ！ガヴの匂いは何だかとっても個性的っていうか、癖になるっていうか……」

タプリス「ですです！お風呂に入ってない天真先輩の香りも大好物です！一日中嗅いでいたいくらい素敵な匂いです！」

ガヴリール「タプリス、ヴィーネ……っ」



サターニャ「なにこれ」

ラフィエル「さぁ」


完