1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 17:56:41.78 :WGZIBTMRo
神様「というワケでおぬしは死んでしまったんじゃ」
男「はぁ」
神様「じゃが、善良な青年をみすみす死なせてはワシも神の名がすたる」
神様「剣と魔法のファンタジー世界へ転生するにあたって、何か一つだけ持ち込みを許可しよう!」
男「…………」
神様「何がいいかの? あ、ワシ自身はついていけんが……例えば、スマートフォンとか……」
男「ゲームキューブです」
神様「は?」
男「ゲームキューブをお願いします」
神様「というワケでおぬしは死んでしまったんじゃ」
男「はぁ」
神様「じゃが、善良な青年をみすみす死なせてはワシも神の名がすたる」
神様「剣と魔法のファンタジー世界へ転生するにあたって、何か一つだけ持ち込みを許可しよう!」
男「…………」
神様「何がいいかの? あ、ワシ自身はついていけんが……例えば、スマートフォンとか……」
男「ゲームキューブです」
神様「は?」
男「ゲームキューブをお願いします」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 17:57:02.54 :WGZIBTMRo
――普通の村
男「すみません、この村にゲームキューブはありますか?」
少女「キューブ? ああ、魔王を倒す伝説の勇者だけが抜けるという、伝説の立方体なら……」
――村の丘
少女「これです。そこの土の山に紫色の立方体が刺さっているでしょう?」
少女「でも今まで誰も抜けたことが無いんですよ」
男「なるほど……」
男「さて、どうしようか」
↓1
――普通の村
男「すみません、この村にゲームキューブはありますか?」
少女「キューブ? ああ、魔王を倒す伝説の勇者だけが抜けるという、伝説の立方体なら……」
――村の丘
少女「これです。そこの土の山に紫色の立方体が刺さっているでしょう?」
少女「でも今まで誰も抜けたことが無いんですよ」
男「なるほど……」
男「さて、どうしようか」
↓1
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 17:57:18.84 :TmQW8Dda0
抜く
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:01:43.59 :WGZIBTMRo
男「抜く」
少女「本気ですか? 今まで誰も抜けたことが無いんですよ……」
老人「待て」
少女「え?」
老人「そのゲームキューブを抜けば、おぬしはまともな人間ではなくなる……」
老人「それでもいいのか?」
少女「あの、どちらさまですか?」
男「…………」
↓1 どうする?
男「抜く」
少女「本気ですか? 今まで誰も抜けたことが無いんですよ……」
老人「待て」
少女「え?」
老人「そのゲームキューブを抜けば、おぬしはまともな人間ではなくなる……」
老人「それでもいいのか?」
少女「あの、どちらさまですか?」
男「…………」
↓1 どうする?
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:06:06.84 :TmQW8Dda0
そもそも神様転生してるから普通じゃないよな、というわけで問題ない抜くよ
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:09:49.38 :WGZIBTMRo
男「そもそも神様転生してるから普通じゃないよな、というわけで問題ない抜くよ」
男「ふぬぬっ!!」
テロテロテレテロテロテロテレテロテロテロテレテロッ
ドゥン!!!!!!!!!!!!!!!!
男「…………」
少女「ほ、本当に抜……、」
老人「本当に抜けた……!!?」
少女「私のセリフとらないでください」
男「さて、これからどうしようか」
↓1
男「そもそも神様転生してるから普通じゃないよな、というわけで問題ない抜くよ」
男「ふぬぬっ!!」
テロテロテレテロテロテロテレテロテロテロテレテロッ
ドゥン!!!!!!!!!!!!!!!!
男「…………」
少女「ほ、本当に抜……、」
老人「本当に抜けた……!!?」
少女「私のセリフとらないでください」
男「さて、これからどうしようか」
↓1
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:12:37.57 :hWY4dzTXo
とりあえずカービィのエアライドを探す
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:18:15.63 :WGZIBTMRo
男「とりあえずカービィのエアライドを探す」ゴソゴソ
少女「な、なんですかカービィのエアライドって?」
老人「大いなる混沌を招き寄せるモノじゃよ……」
少女「お、大いなる混沌を招き寄せる……?」
老人「数人の子供たちにプレゼントすると何故かケンカを始めるんじゃよ」
少女「…………」
男「お、あった。他にもいくつかあるみたいだな」
男「ハードに、ソフト……。他に何か必要なモノはあるかな?」
↓1
男「とりあえずカービィのエアライドを探す」ゴソゴソ
少女「な、なんですかカービィのエアライドって?」
老人「大いなる混沌を招き寄せるモノじゃよ……」
少女「お、大いなる混沌を招き寄せる……?」
老人「数人の子供たちにプレゼントすると何故かケンカを始めるんじゃよ」
少女「…………」
男「お、あった。他にもいくつかあるみたいだな」
男「ハードに、ソフト……。他に何か必要なモノはあるかな?」
↓1
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:19:33.68 :e0V2aAq9O
テレビ
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:24:32.14 :WGZIBTMRo
男「テレビ」
女「テレビ?」
男「この立方体を使うには、テレビが必要なんだ」
男「じいさん、テレビはあるか?」
老人「はぁ? そんなもんこの世界にあるワケ無いじゃろ」
男「何……? じゃあ、どうすれば……」
老人「青年よ、ゲームキューブの真価はそこではない」
老人「その真価に気付いた時、おぬしの道に光が差し込むじゃろう……」テクテク
少女「あ、待って!」
男「…………」
↓1 どうする?
男「テレビ」
女「テレビ?」
男「この立方体を使うには、テレビが必要なんだ」
男「じいさん、テレビはあるか?」
老人「はぁ? そんなもんこの世界にあるワケ無いじゃろ」
男「何……? じゃあ、どうすれば……」
老人「青年よ、ゲームキューブの真価はそこではない」
老人「その真価に気付いた時、おぬしの道に光が差し込むじゃろう……」テクテク
少女「あ、待って!」
男「…………」
↓1 どうする?
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:27:42.57 :BYNiP1fN0
コントローラーはあるか?
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:30:54.30 :WGZIBTMRo
老人「フーンフフ~ン♪」
少女「痴呆ジジイ! 聞こえてるんだろ、無視するな!」
老人「今日の夕飯はスイーツビュッフェだったかのぅ……」
少女「痴呆ジジイ! お前晩飯に何食ってんだ!?」
男「待て、最後に聞かせてほしい」
男「コントローラーはあるか?」
老人 ピクッ
少女「……?」
老人「フーンフフ~ン♪」
少女「痴呆ジジイ! 聞こえてるんだろ、無視するな!」
老人「今日の夕飯はスイーツビュッフェだったかのぅ……」
少女「痴呆ジジイ! お前晩飯に何食ってんだ!?」
男「待て、最後に聞かせてほしい」
男「コントローラーはあるか?」
老人 ピクッ
少女「……?」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:32:51.25 :WGZIBTMRo
老人「…………」
男「…………」
老人「コントローラーは――――」
老人「―――おぬしじゃ」
少女「……?」
男「…………」
老人「……じゃあの」テクテク
男「いったい、なんだったんだ……?」
↓1 次どうする?
老人「…………」
男「…………」
老人「コントローラーは――――」
老人「―――おぬしじゃ」
少女「……?」
男「…………」
老人「……じゃあの」テクテク
男「いったい、なんだったんだ……?」
↓1 次どうする?
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:35:24.14 :e0V2aAq9O
とりあえずバテンカイトスを起動する
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:42:52.75 :WGZIBTMRo
男「とりあえずバテンカイトスを起動する」カチ
GC「テロテロテレテロテロテロテレテロテロテロテレテロッドゥン!!!!!!!!!!!!!!!!」
男「…………」
少女「どうしたの?」
男「テレビが無いから起動したのかわからないな」
少女「テレビってのがあったらその立方体は動くの?」
男「まあ、そんなところだ」
ザッザッ
少女「……! 足音!?」
男「なんだ……?」
↓1 何が来た?
男「とりあえずバテンカイトスを起動する」カチ
GC「テロテロテレテロテロテロテレテロテロテロテレテロッドゥン!!!!!!!!!!!!!!!!」
男「…………」
少女「どうしたの?」
男「テレビが無いから起動したのかわからないな」
少女「テレビってのがあったらその立方体は動くの?」
男「まあ、そんなところだ」
ザッザッ
少女「……! 足音!?」
男「なんだ……?」
↓1 何が来た?
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:43:52.15 :TmQW8Dda0
エアライドマシン
23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:50:00.56 :WGZIBTMRo
時は数分前に遡る…
――高山の祠
エアライドマシン(俺は伝説のエアライドマシン)
エアライドマシン(かつて『星の勇者』の愛機として聖戦を戦った者だ)
エアライドマシン(だがそれも今は昔)
エアライドマシン(今はこうして封印されて祠で惰眠をむさぼっている)
エアライドマシン(しかしさすがに暇……お、おっ!?)ザッザッ
エアライドマシン(何かに、引っ張られる……!!!)ザッザッザッザッ
時は数分前に遡る…
――高山の祠
エアライドマシン(俺は伝説のエアライドマシン)
エアライドマシン(かつて『星の勇者』の愛機として聖戦を戦った者だ)
エアライドマシン(だがそれも今は昔)
エアライドマシン(今はこうして封印されて祠で惰眠をむさぼっている)
エアライドマシン(しかしさすがに暇……お、おっ!?)ザッザッ
エアライドマシン(何かに、引っ張られる……!!!)ザッザッザッザッ
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:51:55.29 :WGZIBTMRo
――上空
エアライドマシン(うおおッ、お――――っ……!!)ザッザッザッザッ
ザッザッザッザッザッザッ
――村の丘
少女「テレビってのがあったらその立方体は動くの?」
男「まあ、そんなところだ」
エアライドマシン ザッザッ
少女「……! 足音!?」
男「なんだ……?」
――上空
エアライドマシン(うおおッ、お――――っ……!!)ザッザッザッザッ
ザッザッザッザッザッザッ
――村の丘
少女「テレビってのがあったらその立方体は動くの?」
男「まあ、そんなところだ」
エアライドマシン ザッザッ
少女「……! 足音!?」
男「なんだ……?」
25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:53:28.89 :WGZIBTMRo
エアライドマシン「…………」ザッ
ピタッ
男「エアライドマシン、だと……!?」
少女「何これ、乗り物……?」
男「乗り物か、乗り物には違いないが……」
男「…………」
男「しかし、この特徴的なフォルム……」
男「なんと形容するべきか……」
↓1 どんなフォルム?
エアライドマシン「…………」ザッ
ピタッ
男「エアライドマシン、だと……!?」
少女「何これ、乗り物……?」
男「乗り物か、乗り物には違いないが……」
男「…………」
男「しかし、この特徴的なフォルム……」
男「なんと形容するべきか……」
↓1 どんなフォルム?
26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:55:30.07 :EFsGROxfo
人型と飛行機型に変形できるロボット
今は人型
今は人型
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:57:58.99 :WGZIBTMRo
エアライドマシン「人型と飛行機型に変形できるロボット」
エアライドマシン「今は人型」
男「変形メカ、だと……!?」
少女「おおっ! なんかロマンあるね!」
男「ロマンあるのか」
エアライドマシン「さて、俺を呼び出したのはお前か?」
少女「え?」
男「…………」
↓1 なんと答える?
エアライドマシン「人型と飛行機型に変形できるロボット」
エアライドマシン「今は人型」
男「変形メカ、だと……!?」
少女「おおっ! なんかロマンあるね!」
男「ロマンあるのか」
エアライドマシン「さて、俺を呼び出したのはお前か?」
少女「え?」
男「…………」
↓1 なんと答える?
28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 18:59:05.44 :f4u3ODCXO
・・・俺じゃない、このゲームキューブだ
29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:02:46.20 :WGZIBTMRo
少女「ちょっと、アンタがコレ呼び出したの?」
男「・・・俺じゃない、このゲームキューブだ」
/ ̄ ̄/|
| ̄ ̄||<キランッ
|_GC_|/
エアライドマシン「……!!」
エアライドマシン「く、くく……なるほど。なるほどな……」
エアライドマシン「俺の時を動かしたのは貴様、というワケか」
エアライドマシン「ク―――、ハハハっ……!!」
少女「どうしよう、なんか一人で盛り上がってるよ」
男「エアライドマシンをこのまま置いておくと目立つな、どうするべきか」
↓1 どうする?
少女「ちょっと、アンタがコレ呼び出したの?」
男「・・・俺じゃない、このゲームキューブだ」
/ ̄ ̄/|
| ̄ ̄||<キランッ
|_GC_|/
エアライドマシン「……!!」
エアライドマシン「く、くく……なるほど。なるほどな……」
エアライドマシン「俺の時を動かしたのは貴様、というワケか」
エアライドマシン「ク―――、ハハハっ……!!」
少女「どうしよう、なんか一人で盛り上がってるよ」
男「エアライドマシンをこのまま置いておくと目立つな、どうするべきか」
↓1 どうする?
30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:03:39.63 :5LRz6N87o
人形形態に服着せてカモフラージュ
31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:08:42.90 :WGZIBTMRo
男「人形形態に服着せてカモフラージュ」
少女「え?」
男「俺の服を着るといい」スッ
エアライドマシン「ふん、ニンゲンの服か……。まあ、いいだろう」ガッションガッション
男「さて、ここで一つの問題が発生した」
少女「アンタ、まさか……」
男「俺が着る服が無いということだ」
GC「…………」
↓1 男は服を着ていない、どうする?
男「人形形態に服着せてカモフラージュ」
少女「え?」
男「俺の服を着るといい」スッ
エアライドマシン「ふん、ニンゲンの服か……。まあ、いいだろう」ガッションガッション
男「さて、ここで一つの問題が発生した」
少女「アンタ、まさか……」
男「俺が着る服が無いということだ」
GC「…………」
↓1 男は服を着ていない、どうする?
32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:12:39.90 :BHmpgBq8o
少女が「男さんじゃなく自分の服を貸します」って言い出す
33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:17:56.21 :WGZIBTMRo
男「寒い……」
少女「男さんじゃなく自分の服を貸します」
男「なんと」
エアライドマシン「馬鹿め、小娘の服なぞ入らぬわ」
少女「じゃあ、自分シャツ三十着くらい着てるので、十枚くらい体に巻きつけてください」ヌギヌギ
男「なんと」
エアライドマシン「…………」ミシミシ
男「…………」
エアライドマシン「……ふむ」ミシミシ
エアライドマシン「悪くない」
男「寒い……」
少女「男さんじゃなく自分の服を貸します」
男「なんと」
エアライドマシン「馬鹿め、小娘の服なぞ入らぬわ」
少女「じゃあ、自分シャツ三十着くらい着てるので、十枚くらい体に巻きつけてください」ヌギヌギ
男「なんと」
エアライドマシン「…………」ミシミシ
男「…………」
エアライドマシン「……ふむ」ミシミシ
エアライドマシン「悪くない」
34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:19:03.77 :WGZIBTMRo
エアライドマシン「して、ゲームキューブを目覚めさせたということは……」
エアライドマシン「奴を倒すのだな? 『星の勇者』よ」
男「奴……?」
エアライドマシン「ああ。我らの仇敵、暗黒の支配者、星々の隠蔽者……」
エアライドマシン「“魔王”を」
少女「……!」
男「魔王……?」
↓1 どうする?
エアライドマシン「して、ゲームキューブを目覚めさせたということは……」
エアライドマシン「奴を倒すのだな? 『星の勇者』よ」
男「奴……?」
エアライドマシン「ああ。我らの仇敵、暗黒の支配者、星々の隠蔽者……」
エアライドマシン「“魔王”を」
少女「……!」
男「魔王……?」
↓1 どうする?
35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:22:11.27 :AOaNiW7JO
魔王について詳しく聞く
36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:30:27.72 :WGZIBTMRo
男「魔王について詳しく聞く」
少女「……アンタ、魔王を知らないの?」
男「専門外、というやつだ」
エアライドマシン「小娘よ。お前は知っているのか?」
少女「……奴は28年前、突如世界に現れた」
少女「そして空を、色の無いものに変えてしまった」
少女「そんなふうに聞いているわ」
エアライドマシン「違いないな」
男「なるほど……」
↓1 どうする?
男「魔王について詳しく聞く」
少女「……アンタ、魔王を知らないの?」
男「専門外、というやつだ」
エアライドマシン「小娘よ。お前は知っているのか?」
少女「……奴は28年前、突如世界に現れた」
少女「そして空を、色の無いものに変えてしまった」
少女「そんなふうに聞いているわ」
エアライドマシン「違いないな」
男「なるほど……」
↓1 どうする?
37:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2017/07/23(日) 19:31:45.22 :oiddIvXk0
スマブラやろうぜ
38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:35:51.14 :WGZIBTMRo
男「スマブラやろうぜ」
エアライドマシン「いいだろう、ソフトはあるのか?」
男「ないだろう」
エアライドマシン「テレビは……、無いようだな」
エアライドマシン「俺に心当たりがある、ついてこい」
男「いいだろう」
少女「あ、私帰っていい?」
男「だめだろう」
エアライドマシン「一人や二人ならスマブラじゃなくていいからな……」
↓1 どこへ行く?
男「スマブラやろうぜ」
エアライドマシン「いいだろう、ソフトはあるのか?」
男「ないだろう」
エアライドマシン「テレビは……、無いようだな」
エアライドマシン「俺に心当たりがある、ついてこい」
男「いいだろう」
少女「あ、私帰っていい?」
男「だめだろう」
エアライドマシン「一人や二人ならスマブラじゃなくていいからな……」
↓1 どこへ行く?
39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:38:26.42 :EFsGROxfo
HAL研
40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:49:13.96 :WGZIBTMRo
――HAL研
エアライドマシン「さあ、ついたぞ」
男「あれ? 任天堂じゃないのか?」
エアライドマシン「馬鹿め。スマブラはHAL研開発、任天堂販売だ」
少女「つまりどういう所?」
エアライドマシン「スマブラや俺を作った場所だということだ」
ガチャッ
エアライドマシン「む……」
男「建物の中から誰か出てきたぞ!」
↓1 誰?
――HAL研
エアライドマシン「さあ、ついたぞ」
男「あれ? 任天堂じゃないのか?」
エアライドマシン「馬鹿め。スマブラはHAL研開発、任天堂販売だ」
少女「つまりどういう所?」
エアライドマシン「スマブラや俺を作った場所だということだ」
ガチャッ
エアライドマシン「む……」
男「建物の中から誰か出てきたぞ!」
↓1 誰?
41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:51:26.65 :q4OmHDZ30
サークライ
42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:55:36.76 :WGZIBTMRo
サークライ「おや、君は……?」
エアライドマシン「マ、マスター!! 生きていたんですか!?」
サークライ「まさか……、エアライドマシンか!?」
エアライドマシン「よ、良かった……。また会えるなんて……」
少女「どうしたのどうしたの。あのオッサン誰?」
男「知らんのか? 俺だって名前くらい知っているさ」
男「通称サークライ。スマブラを作り上げたその人だ」
男「あのー」
サークライ「ん?」
↓1 なんと話しかける?
サークライ「おや、君は……?」
エアライドマシン「マ、マスター!! 生きていたんですか!?」
サークライ「まさか……、エアライドマシンか!?」
エアライドマシン「よ、良かった……。また会えるなんて……」
少女「どうしたのどうしたの。あのオッサン誰?」
男「知らんのか? 俺だって名前くらい知っているさ」
男「通称サークライ。スマブラを作り上げたその人だ」
男「あのー」
サークライ「ん?」
↓1 なんと話しかける?
43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 19:59:17.53 :Ijp/oM2U0
俺は裏コード「ふ」を使用するッッッ!!
44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 20:07:53.20 :WGZIBTMRo
男「俺は裏コード「ふ」を使用するッッッ!!」
エアライドマシン「……!」
サークライ「……何のことかな?」
男「…………」
少女「ちょ、ちょっと。急にどうしたの?」
少女「それに何いまの、『裏コード「ふ」』?」
サークライ「待て」
男「……!」
サークライ「その意味。知っているなら、聞かせてもらおう」
↓1 どういう意味?
男「俺は裏コード「ふ」を使用するッッッ!!」
エアライドマシン「……!」
サークライ「……何のことかな?」
男「…………」
少女「ちょ、ちょっと。急にどうしたの?」
少女「それに何いまの、『裏コード「ふ」』?」
サークライ「待て」
男「……!」
サークライ「その意味。知っているなら、聞かせてもらおう」
↓1 どういう意味?
45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 20:13:05.63 :2cZUmDjU0
ある扉を開くための符号の事
46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 20:16:56.36 :WGZIBTMRo
男「ある扉を開くための符号の事」
サークライ「……どこでソレを知った?」
男「取扱説明書に書いてあった、このゲームキューブの」スッ
/ ̄ ̄/|
| ̄ ̄||<キランッ
|_GC_|/
サークライ「――――……!!」
サークライ「……なるほど」
サークライ「この年になって、またソレにお目にかかるとはね」
男「ある扉を開くための符号の事」
サークライ「……どこでソレを知った?」
男「取扱説明書に書いてあった、このゲームキューブの」スッ
/ ̄ ̄/|
| ̄ ̄||<キランッ
|_GC_|/
サークライ「――――……!!」
サークライ「……なるほど」
サークライ「この年になって、またソレにお目にかかるとはね」
47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 20:20:34.08 :WGZIBTMRo
エアライドマシン「では……?」
サークライ「いいだろう。ついてきたまえ」クルッ
少女「へーえ、アンタなかなかやるじゃん」
男「取扱説明書はスミズミまで読むものだからな」
ヒュ~――――――……
エアライドマシン「……?」
男「ん? 何の音だ?」
サークライ「……!!」
エアライドマシン「では……?」
サークライ「いいだろう。ついてきたまえ」クルッ
少女「へーえ、アンタなかなかやるじゃん」
男「取扱説明書はスミズミまで読むものだからな」
ヒュ~――――――……
エアライドマシン「……?」
男「ん? 何の音だ?」
サークライ「……!!」
48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 20:22:49.30 :WGZIBTMRo
サークライ「皆、伏せろ!!」
少女「えッ!!?」
ドカァァァァァァァァン!!!!!!
男「爆発!!?」
???「―――サークライ、だな」ザッ
サークライ「…………」
???「突然だが、スマブラを渡してもらおう」
エアライドマシン「誰だ……!!」
↓1 誰?
サークライ「皆、伏せろ!!」
少女「えッ!!?」
ドカァァァァァァァァン!!!!!!
男「爆発!!?」
???「―――サークライ、だな」ザッ
サークライ「…………」
???「突然だが、スマブラを渡してもらおう」
エアライドマシン「誰だ……!!」
↓1 誰?
49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 20:24:48.28 :3Vb3tdJUo
ノムリッシュ
56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 21:47:50.17 :WGZIBTMRo
ノムリッシュ「僕だよ、サークライ……」シュウウウウ
サークライ「…………」
サークライ「……何故、お前がここにいる」
サークライ「何故スマブラを要求する?」
ノムリッシュ「知れたこと」
ノムリッシュ「魔王にスマブラを献上し、サンクチュリアス・オヴ・マッシュルムスを建国するためさ」
エアライドマシン「魔王の配下か。ならば加減は要るまいな?」スッ
ノムリッシュ「……残酷なことだ」バッ
ノムリッシュ「僕だよ、サークライ……」シュウウウウ
サークライ「…………」
サークライ「……何故、お前がここにいる」
サークライ「何故スマブラを要求する?」
ノムリッシュ「知れたこと」
ノムリッシュ「魔王にスマブラを献上し、サンクチュリアス・オヴ・マッシュルムスを建国するためさ」
エアライドマシン「魔王の配下か。ならば加減は要るまいな?」スッ
ノムリッシュ「……残酷なことだ」バッ
57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 21:50:49.03 :WGZIBTMRo
男「エアライドマシン!!」ダッ
サークライ「まて。君の力で敵う相手ではない」
男「だが……!」
ノムリッシュ「フ―――っ!!」シュバ
エアライドマシン「がは……っ!」ドゴッ
少女「エアライドマシンが……! こんなの一方的だよ!!」
男「サークライ! なんとかならないのか!?」
サークライ「……一つだけ手がある。これで時間を稼ごう」
↓1 サークライの奥の手
男「エアライドマシン!!」ダッ
サークライ「まて。君の力で敵う相手ではない」
男「だが……!」
ノムリッシュ「フ―――っ!!」シュバ
エアライドマシン「がは……っ!」ドゴッ
少女「エアライドマシンが……! こんなの一方的だよ!!」
男「サークライ! なんとかならないのか!?」
サークライ「……一つだけ手がある。これで時間を稼ごう」
↓1 サークライの奥の手
58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 21:57:42.15 :hWY4dzTXo
hal研を爆破
59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:01:38.24 :WGZIBTMRo
サークライ「hal研を爆破」カチ
ドゴォォォォォォォォォォォォォォンン!!!!!!!!!!!!!
男「うおっ!?」
ノムリッシュ「っ! サークライ、気でも触れたか!?」
サークライ「私たちにはおよそふさわしくない言葉だね」
エアライドマシン「……だがマスター、奴は」
サークライ「ああ、爆発程度でやられはしないだろう」
サークライ「皆、こっちへ来てくれ。地下だ」
少女「地下……?」
サークライ「hal研を爆破」カチ
ドゴォォォォォォォォォォォォォォンン!!!!!!!!!!!!!
男「うおっ!?」
ノムリッシュ「っ! サークライ、気でも触れたか!?」
サークライ「私たちにはおよそふさわしくない言葉だね」
エアライドマシン「……だがマスター、奴は」
サークライ「ああ、爆発程度でやられはしないだろう」
サークライ「皆、こっちへ来てくれ。地下だ」
少女「地下……?」
60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:03:10.00 :WGZIBTMRo
――HAL研 地下
サークライ「これだ」カチャ
少女「これは……、円盤?」
男「待て、これは、まさか……!!」
サークライ「ああ。これこそが、ノムリッシュが求めていたモノ」
サークライ「そして“ゲームキューブの真価”を発揮するために必要なモノ」
サークライ「―――スマブラのディスクさ」
ノムリッシュ「見つけたぞ、サークライ……!!!」
――HAL研 地下
サークライ「これだ」カチャ
少女「これは……、円盤?」
男「待て、これは、まさか……!!」
サークライ「ああ。これこそが、ノムリッシュが求めていたモノ」
サークライ「そして“ゲームキューブの真価”を発揮するために必要なモノ」
サークライ「―――スマブラのディスクさ」
ノムリッシュ「見つけたぞ、サークライ……!!!」
61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:05:58.90 :WGZIBTMRo
サークライ「ふっ。目ざといな」
ノムリッシュ「HAL研を爆破してまで、隠し通したかったモノ……」
ノムリッシュ「ここには何かがあるね。それも渡してもらおうか」
サークライ「その通りだ。だが、少し遅かった」
ノムリッシュ「何?」
サークライ「男くん!!」
男「えっ? 俺?」
サークライ「今こそ、ゲームキューブの真価を発揮するんだ!!」
↓1 ゲームキューブの真価
サークライ「ふっ。目ざといな」
ノムリッシュ「HAL研を爆破してまで、隠し通したかったモノ……」
ノムリッシュ「ここには何かがあるね。それも渡してもらおうか」
サークライ「その通りだ。だが、少し遅かった」
ノムリッシュ「何?」
サークライ「男くん!!」
男「えっ? 俺?」
サークライ「今こそ、ゲームキューブの真価を発揮するんだ!!」
↓1 ゲームキューブの真価
62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:08:25.67 :Q/N9xVn/0
ゲームキューブでfateのFGOがプレイ出来るようになった
64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:14:02.39 :WGZIBTMRo
男「なんだ……!? 急にクレジットカードの入力画面が!!」
サークライ「ゲームキューブでfateのFGOがプレイ出来るようになった」
少女「FGO……?」
エアライドマシン「いま大流行の、スマホで出来るソーシャルゲームだ」
エアライドマシン「祠で封印されてる間ヒマだったから俺もやってるぞ」スチャ
ノムリッシュ「何……! しかし、無課金に負ける僕ではない!!」
サークライ「男くん! クレジットカードを使ってFGOに課金し、石を購入するんだ!」
男「いくら課金しよう……」
↓1 どれだけ課金?
男「なんだ……!? 急にクレジットカードの入力画面が!!」
サークライ「ゲームキューブでfateのFGOがプレイ出来るようになった」
少女「FGO……?」
エアライドマシン「いま大流行の、スマホで出来るソーシャルゲームだ」
エアライドマシン「祠で封印されてる間ヒマだったから俺もやってるぞ」スチャ
ノムリッシュ「何……! しかし、無課金に負ける僕ではない!!」
サークライ「男くん! クレジットカードを使ってFGOに課金し、石を購入するんだ!」
男「いくら課金しよう……」
↓1 どれだけ課金?
65:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:14:50.01 :hWY4dzTXo
5000兆円
67:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:19:21.79 :WGZIBTMRo
男「5000兆円」ピッ
ノムリッシュ「馬鹿な! クレジットカードの限度額をゆうに超えている!!」
ノムリッシュ「そんな課金ができるハズが無い!」
ノムリッシュ「ハハハ、墓穴を掘ったな……!」
サークライ「いや、出来るさ」
ノムリッシュ「何!?」
サークライ「一つ。彼は魔王を倒す伝説の勇者だ」
サークライ「二つ。彼は既にまともな人間ではない」
サークライ「三つ。ここは異世界だ」
男「5000兆円」ピッ
ノムリッシュ「馬鹿な! クレジットカードの限度額をゆうに超えている!!」
ノムリッシュ「そんな課金ができるハズが無い!」
ノムリッシュ「ハハハ、墓穴を掘ったな……!」
サークライ「いや、出来るさ」
ノムリッシュ「何!?」
サークライ「一つ。彼は魔王を倒す伝説の勇者だ」
サークライ「二つ。彼は既にまともな人間ではない」
サークライ「三つ。ここは異世界だ」
68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:21:21.33 :WGZIBTMRo
サークライ「これだけの条件がそろった『星の勇者』に」
サークライ「―――不可能など無い」
シュオオオオオオ
少女「!? ゲームキューブを中心に魔法陣が!」
エアライドマシン「何かが……来る!!」
ノムリッシュ「馬鹿な、FGOの英霊召喚だと……!」
男「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
↓1 何を召喚した?
サークライ「これだけの条件がそろった『星の勇者』に」
サークライ「―――不可能など無い」
シュオオオオオオ
少女「!? ゲームキューブを中心に魔法陣が!」
エアライドマシン「何かが……来る!!」
ノムリッシュ「馬鹿な、FGOの英霊召喚だと……!」
男「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
↓1 何を召喚した?
69:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:22:54.01 :nZYYJ2ewO
ギャラクティック・ノヴァ
70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:28:30.86 :WGZIBTMRo
シュウウウウウウ
ノヴァ「READY・>」
少女「何この、ガラクタがいっぱいくっついた黄色い円盤……」
エアライドマシン「銀河の果ての大彗星、ギャラクティック・ノヴァか……!!」
ノヴァ「アナタの・ねがいを・・ ひとつだけ・カナえて・さしあげマス…>」
男「願い……?」
男「俺の……、願い……」
↓1 何を願う?
シュウウウウウウ
ノヴァ「READY・>」
少女「何この、ガラクタがいっぱいくっついた黄色い円盤……」
エアライドマシン「銀河の果ての大彗星、ギャラクティック・ノヴァか……!!」
ノヴァ「アナタの・ねがいを・・ ひとつだけ・カナえて・さしあげマス…>」
男「願い……?」
男「俺の……、願い……」
↓1 何を願う?
71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:30:24.52 :hWY4dzTXo
PS4が欲しい
72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:35:29.61 :WGZIBTMRo
男「PS4が欲しい」
ノヴァ「OK> 3・2・1・GO!>」
ボンッ
少女「……? 黒い箱が……」
エアライドマシン「あれは……、PS4!!」
ノムリッシュ「PS4だと!? ……そんな。その、ような」
ノムリッシュ「そのような最新機種、存在が許されるハズが無い!!」バッ
サークライ「言うほど最新機種でもないと思うけどね」
男「PS4が欲しい」
ノヴァ「OK> 3・2・1・GO!>」
ボンッ
少女「……? 黒い箱が……」
エアライドマシン「あれは……、PS4!!」
ノムリッシュ「PS4だと!? ……そんな。その、ような」
ノムリッシュ「そのような最新機種、存在が許されるハズが無い!!」バッ
サークライ「言うほど最新機種でもないと思うけどね」
73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:37:46.04 :WGZIBTMRo
グシャッ
少女「PS4が!!」
男「いや」
男「これで終わりだ」バッ
ノムリッシュ「――――!!!」
エアライドマシン「な……、あの攻撃は……!!」
エアライドマシン「『ゲームキューブのカドで殴打』!!」
ゴスッ
グシャッ
少女「PS4が!!」
男「いや」
男「これで終わりだ」バッ
ノムリッシュ「――――!!!」
エアライドマシン「な……、あの攻撃は……!!」
エアライドマシン「『ゲームキューブのカドで殴打』!!」
ゴスッ
74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:41:21.74 :WGZIBTMRo
ノムリッシュ「ぎゃああああああああああああああああああああっっっ!!!!!!」
/ ̄ ̄/|
| ̄ ̄||<キランッ
|_GC_|/
男「すごい、キズひとつついていない!」
少女「これが伝説の立方体の力……!」
ノムリッシュ「う、ぐうううう……っ、アアアアアアアアアアッ」
エアライドマシン「ついにゲームキューブの真価を解放したか……」
サークライ「やはり強力だな」
ノムリッシュ「ヴヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲッ……」
ノムリッシュ「ぎゃああああああああああああああああああああっっっ!!!!!!」
/ ̄ ̄/|
| ̄ ̄||<キランッ
|_GC_|/
男「すごい、キズひとつついていない!」
少女「これが伝説の立方体の力……!」
ノムリッシュ「う、ぐうううう……っ、アアアアアアアアアアッ」
エアライドマシン「ついにゲームキューブの真価を解放したか……」
サークライ「やはり強力だな」
ノムリッシュ「ヴヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲヲッ……」
75:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:45:21.88 :WGZIBTMRo
ノムリッシュ「こんな……ッ、こんなところでは終われない……!!」
フォン
少女「消えた!?」
サークライ「落ち着いて。ノムリッシュの行き先を割り出すことはできる」
エアライドマシン「マスター、アレを?」
サークライ「ああ」
男「いったい何を使うんだ……?」
↓1 サークライが使うモノ
ノムリッシュ「こんな……ッ、こんなところでは終われない……!!」
フォン
少女「消えた!?」
サークライ「落ち着いて。ノムリッシュの行き先を割り出すことはできる」
エアライドマシン「マスター、アレを?」
サークライ「ああ」
男「いったい何を使うんだ……?」
↓1 サークライが使うモノ
76:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:53:32.19 :YOy1R71Go
ポケモンgo
77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 22:56:58.43 :WGZIBTMRo
サークライ スッ…
エアライドマシン「あれは……ポケモンgo!!」
少女「知っているの!?」
エアライドマシン「ああ……。もはや説明不要」
エアライドマシン「空前絶後の大ブームを巻き起こしたポケモンのスマホアプリだ」
エアライドマシン「これも俺もやっているぞ、祠からは出られなかったがな」
サークライ「ポケモンGOの機能を使い、ノムリッシュの居場所をサーチする」
サークライ「……出た!!」
男「いったいどこだ!?」
↓1 ノムリッシュの居場所
サークライ スッ…
エアライドマシン「あれは……ポケモンgo!!」
少女「知っているの!?」
エアライドマシン「ああ……。もはや説明不要」
エアライドマシン「空前絶後の大ブームを巻き起こしたポケモンのスマホアプリだ」
エアライドマシン「これも俺もやっているぞ、祠からは出られなかったがな」
サークライ「ポケモンGOの機能を使い、ノムリッシュの居場所をサーチする」
サークライ「……出た!!」
男「いったいどこだ!?」
↓1 ノムリッシュの居場所
78:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:03:21.22 :nZYYJ2ewO
Sony城
79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:07:21.08 :WGZIBTMRo
サークライ「Sony城だ!!」
エアライドマシン「よし、そうとわかれば、もはや論ずるに及ばず」
男「SONY城に突入するぞ!!」
少女「でも、どうやってSONY城に突入するの?」
エアライドマシン「そのための俺だ。チェンジ、飛行機型モード!!」ギュイン
少女「スゴイ!!」
エアライドマシン「全員乗り込め、決戦だ……!」
サークライ「さて、私も乗り込むとするか」
??? スッ…
サークライ「……?」
サークライ「Sony城だ!!」
エアライドマシン「よし、そうとわかれば、もはや論ずるに及ばず」
男「SONY城に突入するぞ!!」
少女「でも、どうやってSONY城に突入するの?」
エアライドマシン「そのための俺だ。チェンジ、飛行機型モード!!」ギュイン
少女「スゴイ!!」
エアライドマシン「全員乗り込め、決戦だ……!」
サークライ「さて、私も乗り込むとするか」
??? スッ…
サークライ「……?」
80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:11:27.79 :WGZIBTMRo
――SONY城 上空
エアライドマシン「―――ここだッ!」ブゥン
ノムリッシュ「入らせるかッ――――!!!」ババババババ
エアライドマシン「おっと!」ヒュン ヒュン
エアライドマシン「奴さん、焦っていやがるな。手当たり次第何かを投げてきやがるぜ」
少女「なにこれ……、直方体の……?」
サークライ「…………」
男「エアライドマシン! いけるか!?」
エアライドマシン「おうよ! だが、俺は突入だけで精一杯だ。後のことは頼むぜ……!!」ゴッ
――SONY城 上空
エアライドマシン「―――ここだッ!」ブゥン
ノムリッシュ「入らせるかッ――――!!!」ババババババ
エアライドマシン「おっと!」ヒュン ヒュン
エアライドマシン「奴さん、焦っていやがるな。手当たり次第何かを投げてきやがるぜ」
少女「なにこれ……、直方体の……?」
サークライ「…………」
男「エアライドマシン! いけるか!?」
エアライドマシン「おうよ! だが、俺は突入だけで精一杯だ。後のことは頼むぜ……!!」ゴッ
81:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:14:40.55 :WGZIBTMRo
サークライ「……男くん」
男「なんですか? サークライさん」
サークライ「今のうちに話しておく」
サークライ「そのゲームキューブ……。君は、魔王を倒す伝説の勇者だけが抜けるという伝説の立方体を抜いた」
サークライ「伝説の勇者、今代の『星の勇者』だ」
サークライ「星の勇者は人にあらず。かつての私がそうであったように」
男「サークライさん……」
サークライ「だが、今は君が星の勇者だ」
サークライ「SONY城に居座る“魔王”を倒せるのは、君と、ゲームキューブだけだ」
サークライ「……男くん」
男「なんですか? サークライさん」
サークライ「今のうちに話しておく」
サークライ「そのゲームキューブ……。君は、魔王を倒す伝説の勇者だけが抜けるという伝説の立方体を抜いた」
サークライ「伝説の勇者、今代の『星の勇者』だ」
サークライ「星の勇者は人にあらず。かつての私がそうであったように」
男「サークライさん……」
サークライ「だが、今は君が星の勇者だ」
サークライ「SONY城に居座る“魔王”を倒せるのは、君と、ゲームキューブだけだ」
82:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:18:17.54 :WGZIBTMRo
サークライ「いや、君だけじゃない」
サークライ「君の周りにあるモノ、すべてが『星の勇者』だ」
男「…………」
少女「え、私も?」
男「たぶん違う」
サークライ「…………」
サークライ「……ゲームキューブが僕の作ったエアライドマシンを呼び出した時点で、既にそれは始まっている」
サークライ「いいか。魔王を倒せるのは君だけだ」
サークライ「ゆめ、ソレを忘れるな―――!」
エアライドマシン「激突するぜ!!」
エアライドマシン「―――あばよ」
サークライ「いや、君だけじゃない」
サークライ「君の周りにあるモノ、すべてが『星の勇者』だ」
男「…………」
少女「え、私も?」
男「たぶん違う」
サークライ「…………」
サークライ「……ゲームキューブが僕の作ったエアライドマシンを呼び出した時点で、既にそれは始まっている」
サークライ「いいか。魔王を倒せるのは君だけだ」
サークライ「ゆめ、ソレを忘れるな―――!」
エアライドマシン「激突するぜ!!」
エアライドマシン「―――あばよ」
83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:21:27.95 :WGZIBTMRo
ドガァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!
男「エアライドマシンーーっ!!」
サークライ「男、油断するな! 来るぞ!!」
ノムリッシュ「サーァァァァァァックライ!!!!!!」
サークライ「っ……」
サークライ「ここは私が引き受ける。男くんたちは、魔王の間へ!!」
男「わかりました……、サークライさんも無事で!」
少女「必ず帰ってくるからね!!」
サークライ「ああ、必ずですよ」
サークライ「私は、果たせない約束を結ぶほどの、勇気のある者ではないが……ね」
ドガァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!
男「エアライドマシンーーっ!!」
サークライ「男、油断するな! 来るぞ!!」
ノムリッシュ「サーァァァァァァックライ!!!!!!」
サークライ「っ……」
サークライ「ここは私が引き受ける。男くんたちは、魔王の間へ!!」
男「わかりました……、サークライさんも無事で!」
少女「必ず帰ってくるからね!!」
サークライ「ああ、必ずですよ」
サークライ「私は、果たせない約束を結ぶほどの、勇気のある者ではないが……ね」
84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:24:03.87 :WGZIBTMRo
――SONY城 魔王の間
少女「ここだ……」
男「きっと使うなら今だろう。……『裏コード「ふ」』」ガチャ
少女「開いた!!」
魔王「ようこそ。魔王の間へ」
男「お前が魔王……!」
魔王「まずは勇者に敬意を表して、自己紹介をしておこう」
魔王「我の称号は魔王。だが、その真名は別にある」
魔王「その名は――――」
↓1 その名は?
――SONY城 魔王の間
少女「ここだ……」
男「きっと使うなら今だろう。……『裏コード「ふ」』」ガチャ
少女「開いた!!」
魔王「ようこそ。魔王の間へ」
男「お前が魔王……!」
魔王「まずは勇者に敬意を表して、自己紹介をしておこう」
魔王「我の称号は魔王。だが、その真名は別にある」
魔王「その名は――――」
↓1 その名は?
85:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:26:06.64 :oiddIvXk0
ビューティフル ジョー
86:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:31:09.21 :WGZIBTMRo
魔王「―――ビューティフル ジョーだ」
男「ビューティフル ジョー! お前は何故こんなことを……」
男「ええと、何したんだっけこの人」
少女「28年前に突然現れて、空の色を無くしちゃったの」
男「そうだ! どうしてそんなことを!!」
ジョー「知れたこと。だが、改めて確かめるもまた一興」
ジョー「その理由は……」
↓1 その理由は?
魔王「―――ビューティフル ジョーだ」
男「ビューティフル ジョー! お前は何故こんなことを……」
男「ええと、何したんだっけこの人」
少女「28年前に突然現れて、空の色を無くしちゃったの」
男「そうだ! どうしてそんなことを!!」
ジョー「知れたこと。だが、改めて確かめるもまた一興」
ジョー「その理由は……」
↓1 その理由は?
87: ◆K/zFo.qC1k:2017/07/23(日) 23:32:40.99 :WGZIBTMRo
いちおうトリップ
↓1 その理由は?
いちおうトリップ
↓1 その理由は?
88:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:38:34.66 :EFsGROxfo
初代ゲームボーイの復活
89:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:42:31.30 :WGZIBTMRo
ジョー「初代ゲームボーイの復活」
ジョー「……それが俺の願いだ」
男「初代ゲームボーイの復活……?」
ジョー「星の勇者よ。俺は思うのだよ」
ジョー「曰く、ゲームはゲームボーイで完成されていた、と」
ジョー「昔のゲームは良かった。ただ、ゲームに夢中になり、遊ぶことが出来た」
ジョー「それが今はどうだ!? 課金ガチャだの、リアル志向のグラフィックだの!」
ジョー「あんなのはゲームじゃない。もうたくさんだ……」
ジョー「初代ゲームボーイの復活」
ジョー「……それが俺の願いだ」
男「初代ゲームボーイの復活……?」
ジョー「星の勇者よ。俺は思うのだよ」
ジョー「曰く、ゲームはゲームボーイで完成されていた、と」
ジョー「昔のゲームは良かった。ただ、ゲームに夢中になり、遊ぶことが出来た」
ジョー「それが今はどうだ!? 課金ガチャだの、リアル志向のグラフィックだの!」
ジョー「あんなのはゲームじゃない。もうたくさんだ……」
90:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:45:27.81 :WGZIBTMRo
ジョー「だから俺は、初代ゲームボーイの復活を目指した」
ジョー「古き良き、あの世界を守るために」
ジョー「―――いや、“この世界をこそ初代ゲームボーイとするために”!!」
男「まさか、この色を失った空は……」
ジョー「ああ。初代ゲームボーイの世界を体現した空だ」
ジョー「俺はこの計画を28年前から進めてきた」
ジョー「ゲームボーイ片手に、この世界に転生してきた時から」
少女「そんな……」
ジョー「そして、その計画は、今まさに成就せんとしている」
ジョー「……だのに!!」
ジョー「だから俺は、初代ゲームボーイの復活を目指した」
ジョー「古き良き、あの世界を守るために」
ジョー「―――いや、“この世界をこそ初代ゲームボーイとするために”!!」
男「まさか、この色を失った空は……」
ジョー「ああ。初代ゲームボーイの世界を体現した空だ」
ジョー「俺はこの計画を28年前から進めてきた」
ジョー「ゲームボーイ片手に、この世界に転生してきた時から」
少女「そんな……」
ジョー「そして、その計画は、今まさに成就せんとしている」
ジョー「……だのに!!」
91:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:47:18.73 :WGZIBTMRo
ジョー「いずこかの神が遣わした、星の勇者」
ジョー「再び星の勇者が、俺の前に立ちはだかる」
男「…………」
ジョー「いいだろう。ならばここで星の勇者を倒し、我が計画の狼煙としよう」
ジョー「―――出でよ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
少女「な……、何?!」
男「大広間の床が、割れて……!!」
ジョー「いずこかの神が遣わした、星の勇者」
ジョー「再び星の勇者が、俺の前に立ちはだかる」
男「…………」
ジョー「いいだろう。ならばここで星の勇者を倒し、我が計画の狼煙としよう」
ジョー「―――出でよ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
少女「な……、何?!」
男「大広間の床が、割れて……!!」
92:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:50:09.22 :WGZIBTMRo
ジョー「見たか! これが! これこそが!!」
ジョー「―――ゲーム界最強の盾、2億万枚のゲームボーイの壁だ!!!」
少女「何その適当な数字!」
男「ていうかSONY城なのにゲームボーイなのか?」
ジョー「この城はゲーム界のすべてを結集している」
ジョー「防御力の中で最強だったのが初代ゲームボーイ、というだけだ」
ジョー「さあ、湾岸戦争をも生き抜いたゲームボーイの壁、打ち破れるものなら破ってみろ!!」
男(……そうか)
ジョー「見たか! これが! これこそが!!」
ジョー「―――ゲーム界最強の盾、2億万枚のゲームボーイの壁だ!!!」
少女「何その適当な数字!」
男「ていうかSONY城なのにゲームボーイなのか?」
ジョー「この城はゲーム界のすべてを結集している」
ジョー「防御力の中で最強だったのが初代ゲームボーイ、というだけだ」
ジョー「さあ、湾岸戦争をも生き抜いたゲームボーイの壁、打ち破れるものなら破ってみろ!!」
男(……そうか)
93:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:52:36.19 :WGZIBTMRo
男(最強の盾に抗するなら、これしかない)
男(俺はこの時のために、こいつと出会ったのかもしれないな)
/ ̄ ̄/| _人_
| ̄ ̄|| Y キランッ
|_GC_|/
男「……ならば俺はその計画を止める」
男「―――この世界を好きにはさせない!!」
ジョー「来い、星の勇者――――――!!!」
男(最強の盾に抗するなら、これしかない)
男(俺はこの時のために、こいつと出会ったのかもしれないな)
/ ̄ ̄/| _人_
| ̄ ̄|| Y キランッ
|_GC_|/
男「……ならば俺はその計画を止める」
男「―――この世界を好きにはさせない!!」
ジョー「来い、星の勇者――――――!!!」
94:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:54:57.51 :WGZIBTMRo
男「うおおおおおおおおおおっ!!!」ブンッ
============
/ ̄ ̄/|
| ̄ ̄|| ゴッ!!
|_GC_|/
============
ジョー「なッ……、それは……、ニンテンドーゲームキューブ……!!!!」
男「最強の盾を打ち破るなら、最強の矛ということだ」
ジョー「ッ……、だが! だがしかし!!」
ジョー「最強の盾と最強の矛、その打ち合った結果は《矛盾》!」
ジョー「たとえ壁崩れしとも、矛が潰えれば、我が計画は止まらない!!」
男「うおおおおおおおおおおっ!!!」ブンッ
============
/ ̄ ̄/|
| ̄ ̄|| ゴッ!!
|_GC_|/
============
ジョー「なッ……、それは……、ニンテンドーゲームキューブ……!!!!」
男「最強の盾を打ち破るなら、最強の矛ということだ」
ジョー「ッ……、だが! だがしかし!!」
ジョー「最強の盾と最強の矛、その打ち合った結果は《矛盾》!」
ジョー「たとえ壁崩れしとも、矛が潰えれば、我が計画は止まらない!!」
95:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:57:00.29 :WGZIBTMRo
男「―――まだだ!!」スッ
ジョー「なっ…………、それは!!!」
◎ 三二ニ=- シュッ
男「カービィのエアライドのディスク!」
◎三二ニ=- シュッ
男「バテンカイトスのディスク!!」
◎三二ニ=- シュッ
男「スマブラのディスク!!!」
ジョー「なん……だと……!!」
男「―――まだだ!!」スッ
ジョー「なっ…………、それは!!!」
◎ 三二ニ=- シュッ
男「カービィのエアライドのディスク!」
◎三二ニ=- シュッ
男「バテンカイトスのディスク!!」
◎三二ニ=- シュッ
男「スマブラのディスク!!!」
ジョー「なん……だと……!!」
96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/23(日) 23:58:54.79 :WGZIBTMRo
男「なにもゲームキューブの武器はカドだけじゃない」
男「ディスクも含めた武器が、―――お前の壁を砕く!!」
ジョー「お……ッ、うおおおおおををををををををををッッッッッッ!!!!!!」
男(ああ……、これが)
男(コントローラーはおぬし、ということか)
パリン
男「なにもゲームキューブの武器はカドだけじゃない」
男「ディスクも含めた武器が、―――お前の壁を砕く!!」
ジョー「お……ッ、うおおおおおををををををををををッッッッッッ!!!!!!」
男(ああ……、これが)
男(コントローラーはおぬし、ということか)
パリン
97:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:01:42.75 :D2OYZExro
ジョー「……ひとつだけ聞かせてくれ」
ジョー「お前はゲームキューブを頼りにこの世界に来たんだな」
ジョー「ならば、お前もレトロゲーが好きなのだろう?」
男「……ああ、たしかにそうだ」
ジョー「ならば、何故俺の志を否定した?」
ジョー「俺の考えはお前のソレとも通じるモノだろう」
男「たしかに今のゲームは昔のゲームとは違う」
男「昔のゲームのほうが優れている部分だって、そりゃあ、ある」
ジョー「……ひとつだけ聞かせてくれ」
ジョー「お前はゲームキューブを頼りにこの世界に来たんだな」
ジョー「ならば、お前もレトロゲーが好きなのだろう?」
男「……ああ、たしかにそうだ」
ジョー「ならば、何故俺の志を否定した?」
ジョー「俺の考えはお前のソレとも通じるモノだろう」
男「たしかに今のゲームは昔のゲームとは違う」
男「昔のゲームのほうが優れている部分だって、そりゃあ、ある」
100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:31:17.85 :D2OYZExro
男「でも、最近のゲームだって捨てたモンじゃないぞ?」
男「シナリオが面白いソシャゲがあれば、子供の頃みたいにキャラを集めるのが面白いソシャゲもある」
男「コンシューマだってもちろんだ。自分に合うゲームを探して、面白い所を探すのも楽しいぜ」
男「もちろん昔のゲームだって好きだけどな!」
ジョー「…………ふ」
ジョー「綺麗ごとだな」
男「ああ、綺麗ごとだ」
男「だが俺は、残酷な真実なんかよりも、面白い綺麗ごとを信じていたいもんさ」
ポウ…
男「でも、最近のゲームだって捨てたモンじゃないぞ?」
男「シナリオが面白いソシャゲがあれば、子供の頃みたいにキャラを集めるのが面白いソシャゲもある」
男「コンシューマだってもちろんだ。自分に合うゲームを探して、面白い所を探すのも楽しいぜ」
男「もちろん昔のゲームだって好きだけどな!」
ジョー「…………ふ」
ジョー「綺麗ごとだな」
男「ああ、綺麗ごとだ」
男「だが俺は、残酷な真実なんかよりも、面白い綺麗ごとを信じていたいもんさ」
ポウ…
101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:35:19.87 :D2OYZExro
男「ってなんだ、体が光ってる!?」ポウ…
ジョー「ああ、これは……元の世界に還れってことじゃねえかな」ポウ…
男「なんだと!? でも俺死んだからこの世界に来たんじゃ……」
ジョー「ばーか、人間をバンバン異世界に転生させる連中だぞ?」
ジョー「神サマにとっちゃ、ヒト一人蘇生させるくらい、軽いモンだろうよ」
ジョー「それに俺は、こういう事態を見越してゲームボーイの壁で強制送還を阻止していた」
ジョー「まっさきに空が白黒になったのも、その影響だ」ポウポウポウ…
ジョー「……おっと。時間みたいだ」
男「ってなんだ、体が光ってる!?」ポウ…
ジョー「ああ、これは……元の世界に還れってことじゃねえかな」ポウ…
男「なんだと!? でも俺死んだからこの世界に来たんじゃ……」
ジョー「ばーか、人間をバンバン異世界に転生させる連中だぞ?」
ジョー「神サマにとっちゃ、ヒト一人蘇生させるくらい、軽いモンだろうよ」
ジョー「それに俺は、こういう事態を見越してゲームボーイの壁で強制送還を阻止していた」
ジョー「まっさきに空が白黒になったのも、その影響だ」ポウポウポウ…
ジョー「……おっと。時間みたいだ」
102:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:36:49.51 :D2OYZExro
ジョー「じゃあ、先に行くぜ」
男「ジョー……」
ジョー「―――まあ、なんだ」
ジョー「自分を信じた者が勝つってのも、悪くねえな」シュウウウウ…
ジョー「じゃあ、先に行くぜ」
男「ジョー……」
ジョー「―――まあ、なんだ」
ジョー「自分を信じた者が勝つってのも、悪くねえな」シュウウウウ…
103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:38:33.57 :D2OYZExro
男「…………」ポウポウポウ…
少女「男!!」
男「ああ、今の話聞いてたか? もうお別れみたいだ」
少女「……そっか」
男「寂しいか?」
少女「別に。そんな長い間一緒にいたワケじゃないし」
男「あっそ」
少女「……まあ」
少女「楽しかったよ。ありがとう」
男「…………」ポウポウポウ…
少女「男!!」
男「ああ、今の話聞いてたか? もうお別れみたいだ」
少女「……そっか」
男「寂しいか?」
少女「別に。そんな長い間一緒にいたワケじゃないし」
男「あっそ」
少女「……まあ」
少女「楽しかったよ。ありがとう」
104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:41:07.07 :D2OYZExro
男「……どういたしまして」シュウウウウ…
――SONY城 城外
ノムリッシュ「」ピタ
サークライ「ノムリッシュの動きが……止まった?」
サークライ「それに、この発光」ポウ…
老人「元の世界への直行便じゃよ。ほっほ」ザッ
サークライ「!?」
男「……どういたしまして」シュウウウウ…
――SONY城 城外
ノムリッシュ「」ピタ
サークライ「ノムリッシュの動きが……止まった?」
サークライ「それに、この発光」ポウ…
老人「元の世界への直行便じゃよ。ほっほ」ザッ
サークライ「!?」
105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:43:42.68 :D2OYZExro
サークライ「あなたは……私が『星の勇者』になる時の……」
サークライ「……いや」
老人「ほっほ。さすがは慧眼のサークライどの」ガバッ
神様「こっちの姿のほうが通りが良いかのう」
サークライ「やはりですか。今さらノコノコ何の用です?」
神様「元の世界への強制送還を阻んでいた原因が排除されてな。そのお礼じゃ」
サークライ「……そうですか」
サークライ「彼はやったのですね」
サークライ「あなたは……私が『星の勇者』になる時の……」
サークライ「……いや」
老人「ほっほ。さすがは慧眼のサークライどの」ガバッ
神様「こっちの姿のほうが通りが良いかのう」
サークライ「やはりですか。今さらノコノコ何の用です?」
神様「元の世界への強制送還を阻んでいた原因が排除されてな。そのお礼じゃ」
サークライ「……そうですか」
サークライ「彼はやったのですね」
106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:46:34.16 :D2OYZExro
ノムリッシュ「いてて……我は何を?」
サークライ「正気に戻ったか、ノムリッシュ」
ノムリッシュ「ファッ(グルガン族…貴様らを滅ぼすまでは…!!)」ポウポウポウ…
ノムリッシュ「貴様は我がヴルーフェニキシウス怨敵サークライ!!」
ノムリッシュ「いざ、ジハードジハード!…貴様を[ピーーー]ためにな!」シュウウウウ…
サークライ「いや意味がわかりません。早く帰れ」
ノムリッシュ「いてて……我は何を?」
サークライ「正気に戻ったか、ノムリッシュ」
ノムリッシュ「ファッ(グルガン族…貴様らを滅ぼすまでは…!!)」ポウポウポウ…
ノムリッシュ「貴様は我がヴルーフェニキシウス怨敵サークライ!!」
ノムリッシュ「いざ、ジハードジハード!…貴様を[ピーーー]ためにな!」シュウウウウ…
サークライ「いや意味がわかりません。早く帰れ」
107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:47:57.95 :D2OYZExro
エアライドマシン「マスター!! ご無事で!?」
サークライ「エアライドマシン……! 無事だったのか!?」
エアライドマシン「ええ、確実に致命傷だと思ったんですが……何故か無事で」
エアライドマシン「いやあ、神様に祈った甲斐がありましたかね!」
サークライ「…………」
神様「ほっほ」
エアライドマシン「マスター!! ご無事で!?」
サークライ「エアライドマシン……! 無事だったのか!?」
エアライドマシン「ええ、確実に致命傷だと思ったんですが……何故か無事で」
エアライドマシン「いやあ、神様に祈った甲斐がありましたかね!」
サークライ「…………」
神様「ほっほ」
108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:51:55.99 :D2OYZExro
神様「これにて一件落着かの」
サークライ「待ってください。二,三訊きたいことがあります」
サークライ「まず、ゲームキューブの取扱説明書……」
サークライ「あれに“ラクガキ”をしたのはあなたですか?」
神様「まあの! 直接は行けなくても、干渉くらいは出来るからの! ナイスアシストだったじゃろ?」
サークライ「…………」
サークライ「では、魔王がノムリッシュに命令してスマブラのディスクを狙った理由は?」
神様「それはゲームキューブの覚醒にスマブラが必要だと知っとったからじゃろ。ワシの管轄じゃないわい」
神様「これにて一件落着かの」
サークライ「待ってください。二,三訊きたいことがあります」
サークライ「まず、ゲームキューブの取扱説明書……」
サークライ「あれに“ラクガキ”をしたのはあなたですか?」
神様「まあの! 直接は行けなくても、干渉くらいは出来るからの! ナイスアシストだったじゃろ?」
サークライ「…………」
サークライ「では、魔王がノムリッシュに命令してスマブラのディスクを狙った理由は?」
神様「それはゲームキューブの覚醒にスマブラが必要だと知っとったからじゃろ。ワシの管轄じゃないわい」
109:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:54:26.35 :D2OYZExro
サークライ「そうですか。では、最後の質問です」
サークライ「―――あなたは、誰ですか?」
神様「…………」
神様「誰って、謎の警告をする老人であり、おぬしらを転生させた神様じゃが」
サークライ「それも真実でしょう。だが、神はポコジャカ湧いてはこない」
サークライ「元となった人物がいるハズ」
サークライ「あなたはやけに私に親身にしてくれますね……」
サークライ「あなたは誰ですか?」
神様「…………」
↓1 神様の名は
サークライ「そうですか。では、最後の質問です」
サークライ「―――あなたは、誰ですか?」
神様「…………」
神様「誰って、謎の警告をする老人であり、おぬしらを転生させた神様じゃが」
サークライ「それも真実でしょう。だが、神はポコジャカ湧いてはこない」
サークライ「元となった人物がいるハズ」
サークライ「あなたはやけに私に親身にしてくれますね……」
サークライ「あなたは誰ですか?」
神様「…………」
↓1 神様の名は
110:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 00:57:37.53 :v2opRHmvo
岩田聡
112:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 01:06:24.52 :D2OYZExro
神様「……いや、本当はわかっとるんじゃろう?」
神様「確信が無ければ、そんな問いはせぬわのぅ」
サークライ「…………」ポウポウポウ…
神様「……口調や振る舞いに惑わされず、物事の真実を見抜く慧眼、まさに見事」
神様「君は良いゲームを作る。皆がゲームに一喜一憂できるのも君らのおかげ」
神様「これからは、天から見守っている」
神様「ゆめ、ソレを忘れるな―――」
サークライ「……ええ、肝に銘じておきますよ。……――、―さ―」シュウウウウ…
神様「……いや、本当はわかっとるんじゃろう?」
神様「確信が無ければ、そんな問いはせぬわのぅ」
サークライ「…………」ポウポウポウ…
神様「……口調や振る舞いに惑わされず、物事の真実を見抜く慧眼、まさに見事」
神様「君は良いゲームを作る。皆がゲームに一喜一憂できるのも君らのおかげ」
神様「これからは、天から見守っている」
神様「ゆめ、ソレを忘れるな―――」
サークライ「……ええ、肝に銘じておきますよ。……――、―さ―」シュウウウウ…
113:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 01:08:25.11 :D2OYZExro
――――― ― ― - - -
――――――――――――――― ― - - -
――――――――――――――――――――――― ― - - -
―――――――――――――――――――――――――――――――― ―
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
老婆「……というお話だったのさ。自分に合ったゲームを選んで、楽しく遊ぶんだよ」
少年「はーい! おもしろかった!」
幼女「ねえねえおばあちゃん」
老婆「なにかな?」
幼女「その男の人たちはゲームは楽しいって言ってたのに、なんでゲーム機で殴り合ってたの?」
老婆「…………」
老婆「……それはね、バ」
少年「バカだからだよ!」
老婆「私のセリフとらないで」
― おしまい ―
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体等とは関係ありません
――――― ― ― - - -
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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
老婆「……というお話だったのさ。自分に合ったゲームを選んで、楽しく遊ぶんだよ」
少年「はーい! おもしろかった!」
幼女「ねえねえおばあちゃん」
老婆「なにかな?」
幼女「その男の人たちはゲームは楽しいって言ってたのに、なんでゲーム機で殴り合ってたの?」
老婆「…………」
老婆「……それはね、バ」
少年「バカだからだよ!」
老婆「私のセリフとらないで」
― おしまい ―
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体等とは関係ありません
115:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 01:09:26.93 :D2OYZExro
以上で当作品は完結となります。
長時間お付き合い頂き、ありがとうございました。
以上で当作品は完結となります。
長時間お付き合い頂き、ありがとうございました。
116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/07/24(月) 01:09:41.22 :n0PTW7pEo
乙
謎の勢いがあった
謎の勢いがあった
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