俺「俺は自分の部屋に戻る。飯はいらねえから片付けておけよ」ｽﾀｽﾀ

キュアドリーム「わ、わかった……。ごめんね俺くん……？気分悪くなるようなコト言っちゃって」

俺「………」ｷﾞｨｨ、ﾊﾞﾀﾝｯｯ

キュアドリーム「………」(よかった。もう殴ってこないみたい……。変身が解けそうだから助かった……)

のぞみ「……ふう」

カレン「ただいま！のぞみ！」ｶﾞﾁｬﾘ

のぞみ「あっ！カレンさん、お帰りなさい！ちょうどご飯できてるところです！」ﾆｺﾆｺ

カレン「あらホントね！美味しそうな匂い……」

カレン「……ん、のぞみ！あなたまた怪我してるじゃない！？」

のぞみ「あ……その、これは……えへへ、また階段で転んじゃって」

カレン「嘘ついてもダメ！私は医者よ？転んだだけではそうはならないわ。また俺くんに殴られたんでしょう！」

カレン「まったく！働きもしないでゲームばっかりしてるクセに！誰のおかげで生活できてると思ってるのかしら！！」

のぞみ「お、俺くんを悪く言わないでっ！！」

のぞみ「いくらカレンさんでも……。俺くんをそんな風に言っちゃダメだよ！」

カレン「のぞみ……。でも……」

のぞみ「大丈夫だよ……大丈夫。きっと今俺くんは疲れてるだけだから。しばらくしたらまた仕事探してくれる。なんとかなるなる！きっと……」

のぞみ「だから、もう俺くんにストレスかけるようなコト言わないでおこう？ね？けって～い！」ﾆｺｯ

カレン「でも！もうこれ以上のぞみが傷つくところは見てられないわ！！」

のぞみ「……！」

カレン「それに！俺くんは……本当は私たちの子供じゃないんだし……」

のぞみ「カレンさん！それは言わない約束でしょ！？」

カレン「っ……ご、ごめん。つい……」

俺「おい、今のどういうコトだよ……？」ﾌﾙﾌﾙ

カレン「！？」

のぞみ「お、俺くん……！」

俺「今の、、俺が2人の子供じゃないって……」

のぞみ「お、俺くん。部屋に戻るんじゃ……？」

俺「腹減ったから飯だけ取りに来たんだよ！！！それより質問に答えろやッ！！」ﾄﾞﾝｯｯ

のぞみ「きゃっ！？」

カレン「やめなさい！いくら俺くんでものぞみに手を出すのは許さないわよ！」

俺「うっせえ！おめぇは黙ってろ！！」ﾄﾞｺｫｯ

カレン「ッッ……///★！？」ｸﾗｯ

のぞみ「カレンさんっ……！もうやめて俺くん！！暴力はダメだよっ」

カレン「いいの！のぞみ……。もう限界よ、俺くんに本当のことを話しましょう……」

俺「クソが！早く言えやッッ！！！」

のぞみ「もうやめてってばぁ……」ｳﾙｳﾙ

カレン「のぞみ……いいわね？言うわよ……」

のぞみ「………」

俺「言うなら早くしろよッ！！」

カレン「俺くん、、あなたが私たちの子供じゃないって言うのは本当のことよ」

カレン「あなたは赤ん坊の頃、、ナッツハウスに捨てられていたの。それを私たちが拾って育てた……」

俺「！！！！！」

俺「それ……じゃあ……」

カレン「そうよ、あなたは捨て子」

のぞみ「今まで……黙っていてごめんなさい……。俺くんは本当の子供じゃないの……」ｳﾙｳﾙ

俺「そんな……嘘だッッ！！！嘘だァァア！！！！！」ﾄﾞｶﾞｧｯ

のぞみ「きゃあっ！！」

カレン「やめて！暴れないでっ！！」

俺「うああああああああ！！！！」ﾄﾞｶﾞｯﾊﾞｷｯﾄﾞｺﾞｫｫｯ

ﾊﾞﾘ-ﾝｯ☆ｸﾞｻ--ｯ★

のぞみ「痛っ……んあっ///！？」

カレン「のぞみ！……このっ！！」ﾊﾟﾁｨ--ﾝｯ

俺「！？」ｽﾞｷｨｯ☆

カレン「……落ち着いたわね？とにかく……今言ったコトは全て事実よ」

のぞみ「ごめんね俺くん……。でも、私たちは！本当の息子だと思ってるから……」

俺「……今まで、、ずっと騙してたのかよ……？」ｳﾙｳﾙ

のぞみ「……っ、ごめん、なさい……」

俺「ひでぇや。そうやって俺のこと、仕事クビになったときも部屋に引きこもってゲームしてるときも内心見下してたんだな……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

俺「もうお前らなんて俺の母さんでも父さんでもねぇわけだ……！お望み通り邪魔者はさっさと出て行ってやるよぉッ！！！」ｶﾞﾁｬﾝｯ

のぞみ「待って俺くん！行かないでっ！！きゃあっ！？」ｽﾞﾃ-ﾝｯ

カレン「ダメ！のぞみ無茶しないで！その怪我じゃ追い付けないわよ！！」

のぞみ「でも俺くんが！！！嫌！行かないで！！！戻って！お願い！！！」

のぞみ「俺くんーーーーーっ！！！！！！！！」

俺「クソっ！クソっ！クソぉぉぉおおおおお！！！！！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

俺「もう……終わりだな。このまま一人で生活できるわけないし、、行く当てもない……」

俺「このまま、この元ナイトメア社ってビルから飛び降りて死のうかな……」

ﾋｭｵｵ...

俺(死ぬ瞬間って痛いのかな……。でも飛び降り自殺は途中恐怖で気絶して苦しまないって聞いたことある……)

俺(俺が死んだら悲しむ人いるかな……。母さんや父さんは実の両親じゃなかったし……。友だちと呼べるようなやつもいねぇしな。これで心置きなく自殺できるわけだ)

俺「まったく、、クソッタレな人生だった……！次生まれ変わるなら女児アニメの主人公になりたいな……」ﾄﾝｯ...

ﾋｭ-------ｯｯﾝ

俺(うあッッ！！！！お、落ちてる……！ヤバイ、俺死ぬんだ……！！！！！……怖い怖い怖い怖いやっぱ嫌だ！！！死にたくない助けてダレカタスケテ)

俺「プリキュアっ……！プリキュア助けて……母さんッ！！！母さぁぁぁんんんん！！！！やっぱ俺死にたくないよ助けてーーーーッ！！」

キュアドリーム「俺くんっ！！！！掴まって！！」

俺「か、母さぁぁんんんんんッ！！！！！！！！！うああああッ！！！！」ﾀﾞｷｯ

キュアドリーム「ちょっ！？そんなにくっついたら上手く着地できな……っきゃあああっ///★！？」ﾊﾞｷﾎﾞｷﾎﾞﾘｨｯｯ

のぞみ「あ……がっ/// 痛っつ……」ｽﾞｷｽﾞｷ

俺「母さぁん……俺なんかのためにっ……！ごめんよぉ……」ｳﾙｳﾙ

のぞみ「えへへ……/// やっぱり俺くんは優しいねっ！」ﾆｺｯ

のぞみ「それよりごめんね……？こんな、自殺するほど辛いなんて……私、ちっとも考えないで俺くんに酷いこと言っちゃった……母親失格だよね……」

俺「ぞんなごどっ……」

のぞみ「死ぬほど辛かったんだよね？罪悪感に押しつぶされそうだったんだよね？もう無理しなくてもいいよ。一生養ってあげるから」

のぞみ「お父さんも私が説得する。だから、私たちの前からいなくならないでね……？ねっ！」ﾆｺ-ｯ///

俺「うん、、うん……！」(親としてそれは当たり前だろう……。けどここは我慢しとくか)

俺「お母さん……！ありがとうっ！！これから俺頑張る！」ﾆｺｯ

のぞみ(えへへ、やっぱり俺くんの笑顔は素敵だな……/// たまにこんな表情みせてくるから嫌いになれないんだよね……！)




～happy end～

以上で終わりです。一昨日見た夢を元に書きました。おやすみなさい