1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/09(木) 07:49:28.64 :D3RUiVmx0
茶道部部室
クド「それで昨日もリキはヒットを14回も連続で当てたんです!」
佳奈多「へぇ」
あーちゃん先輩「………」
あーちゃん先輩(それにしても能美さんや棗くん兄妹の話にはよく直枝君が出てくるわね~。そう言えば最近はかなちゃんからも聞くかしら?確かに直枝くんは可愛い顔してるし隅に置けないわよねぇ……)
あーちゃん先輩「………あっ、そうだ」
クド「わふ?」
佳奈多「どうかしましたかあーちゃん先輩?」
あーちゃん先輩「あっ、いや!別になんでもないの!ごめんごめん」
クド「そ、そうですか?」
あーちゃん先輩(直枝くんと私が付き合ってるって噂が流れたらみんなどんな反応するのかしら?)
茶道部部室
クド「それで昨日もリキはヒットを14回も連続で当てたんです!」
佳奈多「へぇ」
あーちゃん先輩「………」
あーちゃん先輩(それにしても能美さんや棗くん兄妹の話にはよく直枝君が出てくるわね~。そう言えば最近はかなちゃんからも聞くかしら?確かに直枝くんは可愛い顔してるし隅に置けないわよねぇ……)
あーちゃん先輩「………あっ、そうだ」
クド「わふ?」
佳奈多「どうかしましたかあーちゃん先輩?」
あーちゃん先輩「あっ、いや!別になんでもないの!ごめんごめん」
クド「そ、そうですか?」
あーちゃん先輩(直枝くんと私が付き合ってるって噂が流れたらみんなどんな反応するのかしら?)
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/09(木) 08:07:14.50 :D3RUiVmx0
あーちゃん先輩「……ぷぷっ」
佳奈多「?」
あーちゃん先輩(我ながらナイスアイディア!みんな奥手な所があるしこういう噂を流せば直枝くんを好きな人なんかはきっと必死になるに違いないわね!もちろん頃合いを見てキッパリ嘘だと言うし、どうせ"ここ"じゃどんな事態になった所でねぇ……ま、とっても面白いことになるに違いないわ!)
あーちゃん先輩「あー、ごめーん私ちょっと用事思い出したかも!」
佳奈多「えっ、そ、そうですか?ではまた明日の放課後に…」
クド「またお会いしましょー!なのです!」
あーちゃん先輩「ばいばーいっ」
…………………………………………
……………………
…
あーちゃん先輩(考えてから実行するのは簡単だった。ただ単にそれほど仲良くない女友達に『これは秘密なんだけど』と言って直枝くんと付き合ってると言えば次の日には噂が全学年に及んでいた。ん~我ながら策士なり)
あーちゃん先輩(次の朝、食堂で朝食を食べようとするところに誰かがすっ飛んできた)
ダダダダダッ
あーちゃん先輩「いっただっきまー……」
「待てぇぇえええい!!」
ズサァーーッッ
あーちゃん先輩「わっ、誰?」
恭介「ゼェ…ゼェ……俺だよ寮長……!!」
あーちゃん「あっ、棗くん。やっほー」
あーちゃん先輩「……ぷぷっ」
佳奈多「?」
あーちゃん先輩(我ながらナイスアイディア!みんな奥手な所があるしこういう噂を流せば直枝くんを好きな人なんかはきっと必死になるに違いないわね!もちろん頃合いを見てキッパリ嘘だと言うし、どうせ"ここ"じゃどんな事態になった所でねぇ……ま、とっても面白いことになるに違いないわ!)
あーちゃん先輩「あー、ごめーん私ちょっと用事思い出したかも!」
佳奈多「えっ、そ、そうですか?ではまた明日の放課後に…」
クド「またお会いしましょー!なのです!」
あーちゃん先輩「ばいばーいっ」
…………………………………………
……………………
…
あーちゃん先輩(考えてから実行するのは簡単だった。ただ単にそれほど仲良くない女友達に『これは秘密なんだけど』と言って直枝くんと付き合ってると言えば次の日には噂が全学年に及んでいた。ん~我ながら策士なり)
あーちゃん先輩(次の朝、食堂で朝食を食べようとするところに誰かがすっ飛んできた)
ダダダダダッ
あーちゃん先輩「いっただっきまー……」
「待てぇぇえええい!!」
ズサァーーッッ
あーちゃん先輩「わっ、誰?」
恭介「ゼェ…ゼェ……俺だよ寮長……!!」
あーちゃん「あっ、棗くん。やっほー」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 02:42:22.02 :bOgD3d/50
恭介「い、いや!やっほーっていうかその……!」
あーちゃん(にゅふふっ!理樹君の事とかになると分っかりやすいなー棗君は)
あーちゃん「どうかしたの?」
恭介「……学生っていうのは勉強が本分だ。分かるよな?」
あーちゃん「+αってとこね」
恭介「そ、そうだ……その+αについて話したいことがある……」
あーちゃん「聞きましょう」
恭介「お前ってさ…確か前から理樹の事結構可愛げがあるとか言ってたよな…」
あーちゃん「うんうん。実際可愛いもん」
恭介「グッ!?」
あーちゃん(うぷぷ!動揺してる棗君ってレアかも!)
恭介「そのー…………う、噂によるとだな。その理樹と、お前が……」
あーちゃん「私が?」
恭介「こ、交際……つまりは…付き合ってるとか聞いたんだが本当なのか?」
あーちゃん「うーん……棗君は本当だと思う?」
恭介「お、俺かぁ!?俺は……そうだな……ええと……いや!別にお前らの交際に反対してる訳じゃないんだぜ!?お互いが理解しあって付き合ってるならそれで………ブツブツ」
あーちゃん(うわー人を振り回すのって楽しー!でも、そろそろ可哀想になって来たわね)
あーちゃん「あははっ!そんな訳ないでしょ棗君!彼と私どれくらい年の差があると思ってるのよ~」
恭介「な、なんだそうか!そ、そうだよな…理樹がまさかお前と……」
あーちゃん(この言い方それはそれで腹が立つわね)
恭介「い、いや!やっほーっていうかその……!」
あーちゃん(にゅふふっ!理樹君の事とかになると分っかりやすいなー棗君は)
あーちゃん「どうかしたの?」
恭介「……学生っていうのは勉強が本分だ。分かるよな?」
あーちゃん「+αってとこね」
恭介「そ、そうだ……その+αについて話したいことがある……」
あーちゃん「聞きましょう」
恭介「お前ってさ…確か前から理樹の事結構可愛げがあるとか言ってたよな…」
あーちゃん「うんうん。実際可愛いもん」
恭介「グッ!?」
あーちゃん(うぷぷ!動揺してる棗君ってレアかも!)
恭介「そのー…………う、噂によるとだな。その理樹と、お前が……」
あーちゃん「私が?」
恭介「こ、交際……つまりは…付き合ってるとか聞いたんだが本当なのか?」
あーちゃん「うーん……棗君は本当だと思う?」
恭介「お、俺かぁ!?俺は……そうだな……ええと……いや!別にお前らの交際に反対してる訳じゃないんだぜ!?お互いが理解しあって付き合ってるならそれで………ブツブツ」
あーちゃん(うわー人を振り回すのって楽しー!でも、そろそろ可哀想になって来たわね)
あーちゃん「あははっ!そんな訳ないでしょ棗君!彼と私どれくらい年の差があると思ってるのよ~」
恭介「な、なんだそうか!そ、そうだよな…理樹がまさかお前と……」
あーちゃん(この言い方それはそれで腹が立つわね)
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 02:56:03.17 :bOgD3d/50
昼休み
寮長室
あーちゃん「ううーん……ここで食べるのも久々ね~」
あーちゃん(あの後、噂が広まりすぎたのか学校中の人が私に好奇の目で見てきた。そりゃ寮長が恋愛なんて色々噂のしがいもあるでしょうし。そんな中で昼ご飯を食べるのもなんだか居心地が悪いので友達には悪いけど一人で食べる事にした。今頃直枝君も苦労してるだろうなあ)
あーちゃん「さーていっただっき…」
ガラッ
佳奈多「ハァッ……ハアッ……!」
あーちゃん(食べようとした直前、かなり息を切らした我が愛しの後輩が現れた)
あーちゃん「あら、かなちゃん?どうしたのこんな所で?」
佳奈多「やっぱりここ………ゴホン!………あれっ、あーちゃん先輩?奇遇ですね、先輩"も"ここで昼ご飯ですか?」
あーちゃん(おっとぉ~~?)
昼休み
寮長室
あーちゃん「ううーん……ここで食べるのも久々ね~」
あーちゃん(あの後、噂が広まりすぎたのか学校中の人が私に好奇の目で見てきた。そりゃ寮長が恋愛なんて色々噂のしがいもあるでしょうし。そんな中で昼ご飯を食べるのもなんだか居心地が悪いので友達には悪いけど一人で食べる事にした。今頃直枝君も苦労してるだろうなあ)
あーちゃん「さーていっただっき…」
ガラッ
佳奈多「ハァッ……ハアッ……!」
あーちゃん(食べようとした直前、かなり息を切らした我が愛しの後輩が現れた)
あーちゃん「あら、かなちゃん?どうしたのこんな所で?」
佳奈多「やっぱりここ………ゴホン!………あれっ、あーちゃん先輩?奇遇ですね、先輩"も"ここで昼ご飯ですか?」
あーちゃん(おっとぉ~~?)
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 03:10:47.56 :bOgD3d/50
あーちゃん「うん。たまにはここで食べるのもいいかな~って。かーたんも?」
佳奈多「ええ……そうですね」
あーちゃん(かなちゃんの声は震えていて目はザッパザッパ泳いでいた。この学校って分かりやすい人多いわホント)
あーちゃん「ふふっ。思わぬランチ仲間が出来たわね。それじゃあ頂きましょうか!」
佳奈多「そ、そうですね」
………………………………………………
………………………
…
10分後
あーちゃん「…………」
佳奈多「……………」
あーちゃん(あれから昼ご飯はとても気まずくなってしまった。話を盛り上げようも、かなちゃんは某テレビ番組の客席みたいに「そうですね」としか言わないし、そもそもご飯に一度も手をつけていない。なんだかもう見ていられなくなってきた)
あーちゃん「ええと……二木さん、なにか私に話でもあるんじゃない?」
佳奈多「えっ、わっ、私ですか!ど、どーしてそう思うんですか!?」
あーちゃん「いやーどうって言われてもどう見てもって言うか……」
佳奈多「ははは!そんな訳ないじゃないですか!私達は偶然会ってご飯を共にしているだけですよ!?別に折り入った話なんか……」
ガラッ
あーちゃん(その時、またもや扉が開いた)
風紀委員「あっ、委員長!良かった、見つかったんですね寮長!では我々は解散しておきますのであとはごゆっくりどうぞ!」
ピシャッ
あーちゃん「………………」
佳奈多「………………」
あーちゃん「うん。たまにはここで食べるのもいいかな~って。かーたんも?」
佳奈多「ええ……そうですね」
あーちゃん(かなちゃんの声は震えていて目はザッパザッパ泳いでいた。この学校って分かりやすい人多いわホント)
あーちゃん「ふふっ。思わぬランチ仲間が出来たわね。それじゃあ頂きましょうか!」
佳奈多「そ、そうですね」
………………………………………………
………………………
…
10分後
あーちゃん「…………」
佳奈多「……………」
あーちゃん(あれから昼ご飯はとても気まずくなってしまった。話を盛り上げようも、かなちゃんは某テレビ番組の客席みたいに「そうですね」としか言わないし、そもそもご飯に一度も手をつけていない。なんだかもう見ていられなくなってきた)
あーちゃん「ええと……二木さん、なにか私に話でもあるんじゃない?」
佳奈多「えっ、わっ、私ですか!ど、どーしてそう思うんですか!?」
あーちゃん「いやーどうって言われてもどう見てもって言うか……」
佳奈多「ははは!そんな訳ないじゃないですか!私達は偶然会ってご飯を共にしているだけですよ!?別に折り入った話なんか……」
ガラッ
あーちゃん(その時、またもや扉が開いた)
風紀委員「あっ、委員長!良かった、見つかったんですね寮長!では我々は解散しておきますのであとはごゆっくりどうぞ!」
ピシャッ
あーちゃん「………………」
佳奈多「………………」
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 03:25:05.41 :bOgD3d/50
佳奈多「………分かりました。言います。言えばいいんでしょ?」
あーちゃん「いやー別に話したくなければそれでも……」
佳奈多「昨日から、直枝があなたと交際している噂が蔓延しているようですがそれは本当なんですか?」
あーちゃん「うーん……ホント!」
佳奈多「!!」
あーちゃん(しまった!つい面白そうだから嘘を!)
佳奈多「そ、そうなんですか……そうなんですね……」
佳奈多「…………」
佳奈多「………えぇ~………」
あーちゃん(『えぇ~』ですって!可愛い!可愛いわ!かなちゃん!!)
佳奈多「……ゎかりました……し、失礼します……」
あーちゃん(結局、一度もご飯に手をつけずその場を離れようとした。こりゃマズい)
あーちゃん「あー嘘嘘!かなちゃん、全部嘘よ!ちょっとからかっただけ!」
佳奈多「えっ、嘘……?」
あーちゃん「そ、そうそう!」
佳奈多「な、なーんだ!そうだったんですか!もう、冗談にも限度がありますよあーちゃん先輩っ!」
あーちゃん「いや~メンゴメンゴ!」
あーちゃん(うわぁ……かなちゃんって思ったよりこっちの方も重いタイプなのね……今度から気をつけましょ)
佳奈多「………分かりました。言います。言えばいいんでしょ?」
あーちゃん「いやー別に話したくなければそれでも……」
佳奈多「昨日から、直枝があなたと交際している噂が蔓延しているようですがそれは本当なんですか?」
あーちゃん「うーん……ホント!」
佳奈多「!!」
あーちゃん(しまった!つい面白そうだから嘘を!)
佳奈多「そ、そうなんですか……そうなんですね……」
佳奈多「…………」
佳奈多「………えぇ~………」
あーちゃん(『えぇ~』ですって!可愛い!可愛いわ!かなちゃん!!)
佳奈多「……ゎかりました……し、失礼します……」
あーちゃん(結局、一度もご飯に手をつけずその場を離れようとした。こりゃマズい)
あーちゃん「あー嘘嘘!かなちゃん、全部嘘よ!ちょっとからかっただけ!」
佳奈多「えっ、嘘……?」
あーちゃん「そ、そうそう!」
佳奈多「な、なーんだ!そうだったんですか!もう、冗談にも限度がありますよあーちゃん先輩っ!」
あーちゃん「いや~メンゴメンゴ!」
あーちゃん(うわぁ……かなちゃんって思ったよりこっちの方も重いタイプなのね……今度から気をつけましょ)
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 04:11:34.01 :bOgD3d/50
夜
あーちゃん先輩部屋
あーちゃん(いや~色々あったけどみんな予想外の効果があったわね!よーし全員に訂正するのは難しいだろうから今度は別れたって噂を流そうかしら!)
コンコンッ
あーちゃん「はーいー?」
ガチャ
あーちゃん(ドアを開けると少し暗い顔をした棗さんが立っていた)
あーちゃん「おや棗さん、どうしたの。もしかしてまたドルジがやらかした?」
鈴「いや、そうじゃない。クドが泣いてるんだ」
あーちゃん「!?」
夜
あーちゃん先輩部屋
あーちゃん(いや~色々あったけどみんな予想外の効果があったわね!よーし全員に訂正するのは難しいだろうから今度は別れたって噂を流そうかしら!)
コンコンッ
あーちゃん「はーいー?」
ガチャ
あーちゃん(ドアを開けると少し暗い顔をした棗さんが立っていた)
あーちゃん「おや棗さん、どうしたの。もしかしてまたドルジがやらかした?」
鈴「いや、そうじゃない。クドが泣いてるんだ」
あーちゃん「!?」
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 04:19:03.92 :bOgD3d/50
クド部屋
クド「グスッ……寮長さんが……理樹と………」
あーちゃん(ベッドで泣き悲しんでいる能美さんを見て私はただただ「やってしまった!」と思った)
鈴「恭介から噂が嘘だって事は聞いている。ただクドが話を聞かないんだ。だから直接言ってほしくて……」
あーちゃん(私は能美さんにダイブした)
ガバーッ
クド「わ、わふー!?な、なんですかぁ!?今は放っておいてくださーい!!」
あーちゃん「ご、ごめーん能美さーん!!全部嘘なのーー!!まさかここまで被害が及ぶとは思ってなくてー!!」
クド「わ、わふー?」
クド「じ、じゃあ全部寮長さんの作戦だったんですかぁ!?」
寮長「えへへ……」
鈴「やれやれだ。まったく、やれやれだ」
寮長(こうして事態は今度こそ収集したかと思った。しかし、私はこの時、まさかああなるとは思っていなかったのである………)
クド部屋
クド「グスッ……寮長さんが……理樹と………」
あーちゃん(ベッドで泣き悲しんでいる能美さんを見て私はただただ「やってしまった!」と思った)
鈴「恭介から噂が嘘だって事は聞いている。ただクドが話を聞かないんだ。だから直接言ってほしくて……」
あーちゃん(私は能美さんにダイブした)
ガバーッ
クド「わ、わふー!?な、なんですかぁ!?今は放っておいてくださーい!!」
あーちゃん「ご、ごめーん能美さーん!!全部嘘なのーー!!まさかここまで被害が及ぶとは思ってなくてー!!」
クド「わ、わふー?」
クド「じ、じゃあ全部寮長さんの作戦だったんですかぁ!?」
寮長「えへへ……」
鈴「やれやれだ。まったく、やれやれだ」
寮長(こうして事態は今度こそ収集したかと思った。しかし、私はこの時、まさかああなるとは思っていなかったのである………)
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 04:37:16.38 :bOgD3d/50
次の日
夕方
寮長室
ガラッ
あーちゃん「さーて作業しましょうかねーっと」
理樹「あっ、寮長……」
あーちゃん(席に向かうと既に直枝君が座っていた)
あーちゃん「おっ!理樹君二日ぶりー!いやー昨日はごめんねー!変な噂が流れちゃって……」
理樹「い、いえ………」
あーちゃん「む………?」
あーちゃん(なんだ?なにやら直枝君の様子がおかしいぞう?)
理樹「あ、あの寮長……実はその噂のことなんですけど……」
理樹「昨日は色んな人からその事でからかわれました。もちろん最初は恥ずかしかったし、なんでこんな噂が流れたんだろうって思いました……」
あーちゃん(む、むむむ?)
理樹「でも、そうやって意識するうちに何故か先輩の顔が頭から離れなくて、ずっとドキドキしてきたというか……」
あーちゃん(なっ!)
理樹「……寮長。この噂、本当にしてみませんか?」
あーちゃん「な、なんですってぇええ!?」
理樹「………」
あーちゃん(直枝君は頬を染めて目を背けた。手が落ち着きなくモジモジしている)
あーちゃん「あっ……えっと……!ほら、その……私達って言わば仕事上の部下と上司って言うか……ええと……3年と2年じゃん!?」
理樹「…………」
あーちゃん「そ、それに直枝君には他にも良い子がいるっていうか……私、おばさん臭いし……」
理樹「………」
あーちゃん「……直枝君が思っているような人じゃないというか……」
理樹「…………」
あーちゃん「……………」
あーちゃん(ここここここれはヤバいんじゃない!?うわうわ!今、私絶~対に顔真っ赤だわ!嘘でしょ!これがひょうたんからコマって奴!?)
理樹「………ぷっ……」
あーちゃん「!?」
理樹「あはははっ!冗談ですよ寮長!実はさっき鈴から全部聞いてたんです。昨日は散々他の人から質問責めだったから少し仕返しをしようと思って」
あーちゃん「……………」
理樹「寮長!?」
あーちゃん「も、もー!そういう騙し方ってないでしょー直枝君ーー!!うっわー!!今の本当にあせったわー!!」
理樹「あははっ!ごめんなさい。でもお互い様ですよ」
あーちゃん「本気にしちゃったじゃない!乙女の純情返してよねーまったく!もう少しでOK出しそうに……」
理樹「えっ」
あーちゃん「あっ」
理樹・あーちゃん「「………………」」
次の日
夕方
寮長室
ガラッ
あーちゃん「さーて作業しましょうかねーっと」
理樹「あっ、寮長……」
あーちゃん(席に向かうと既に直枝君が座っていた)
あーちゃん「おっ!理樹君二日ぶりー!いやー昨日はごめんねー!変な噂が流れちゃって……」
理樹「い、いえ………」
あーちゃん「む………?」
あーちゃん(なんだ?なにやら直枝君の様子がおかしいぞう?)
理樹「あ、あの寮長……実はその噂のことなんですけど……」
理樹「昨日は色んな人からその事でからかわれました。もちろん最初は恥ずかしかったし、なんでこんな噂が流れたんだろうって思いました……」
あーちゃん(む、むむむ?)
理樹「でも、そうやって意識するうちに何故か先輩の顔が頭から離れなくて、ずっとドキドキしてきたというか……」
あーちゃん(なっ!)
理樹「……寮長。この噂、本当にしてみませんか?」
あーちゃん「な、なんですってぇええ!?」
理樹「………」
あーちゃん(直枝君は頬を染めて目を背けた。手が落ち着きなくモジモジしている)
あーちゃん「あっ……えっと……!ほら、その……私達って言わば仕事上の部下と上司って言うか……ええと……3年と2年じゃん!?」
理樹「…………」
あーちゃん「そ、それに直枝君には他にも良い子がいるっていうか……私、おばさん臭いし……」
理樹「………」
あーちゃん「……直枝君が思っているような人じゃないというか……」
理樹「…………」
あーちゃん「……………」
あーちゃん(ここここここれはヤバいんじゃない!?うわうわ!今、私絶~対に顔真っ赤だわ!嘘でしょ!これがひょうたんからコマって奴!?)
理樹「………ぷっ……」
あーちゃん「!?」
理樹「あはははっ!冗談ですよ寮長!実はさっき鈴から全部聞いてたんです。昨日は散々他の人から質問責めだったから少し仕返しをしようと思って」
あーちゃん「……………」
理樹「寮長!?」
あーちゃん「も、もー!そういう騙し方ってないでしょー直枝君ーー!!うっわー!!今の本当にあせったわー!!」
理樹「あははっ!ごめんなさい。でもお互い様ですよ」
あーちゃん「本気にしちゃったじゃない!乙女の純情返してよねーまったく!もう少しでOK出しそうに……」
理樹「えっ」
あーちゃん「あっ」
理樹・あーちゃん「「………………」」
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 04:37:47.74 :bOgD3d/50
おわりんこ
おわりんこ
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/11/13(月) 04:53:05.95 :WLC5YG5v0
おつおつ
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