1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 22:44:18.48 :VAIrMu3Y0
加蓮「改めて状況の説明を願えるかな」
凛「はい。現在は2月15日の夜。バレンタインデーの終焉から約20時間が経過しました」
加蓮「ふむ……これは?」
凛「神谷奈緒ちゃんが手作りしたバレンタイン・チョコレートです」
加蓮「可愛らしい包みだね」
凛「はい。作り手の性格が如実に表れています」
奈緒「なぁ」
加蓮「ん?」
奈緒「帰っていいか?」
凛「許すと思う?」
奈緒「だよな」
加蓮「改めて状況の説明を願えるかな」
凛「はい。現在は2月15日の夜。バレンタインデーの終焉から約20時間が経過しました」
加蓮「ふむ……これは?」
凛「神谷奈緒ちゃんが手作りしたバレンタイン・チョコレートです」
加蓮「可愛らしい包みだね」
凛「はい。作り手の性格が如実に表れています」
奈緒「なぁ」
加蓮「ん?」
奈緒「帰っていいか?」
凛「許すと思う?」
奈緒「だよな」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 22:48:15.60 :VAIrMu3Y0
凛「それで、バレンタインデーはとっくに終了した訳だけど」
奈緒「ああ」
加蓮「何で奈緒のチョコがこの場にあるのかなー?」
奈緒「……渡さなかったから」
凛「三人一緒に作って、三人一緒に渡そうとしてたよね」
加蓮「うん。だから私も凛もチョコは持ってないんだけど」
凛「奈緒はどうして持ってるのかな」
奈緒「…………渡さなかったから」
凛「どうして渡さなかったの?」
奈緒「いや、なんか……急に……恥ずかしくなった、つーか」
加蓮「やーい恋する乙女」
奈緒「やかましい」
凛「それで、バレンタインデーはとっくに終了した訳だけど」
奈緒「ああ」
加蓮「何で奈緒のチョコがこの場にあるのかなー?」
奈緒「……渡さなかったから」
凛「三人一緒に作って、三人一緒に渡そうとしてたよね」
加蓮「うん。だから私も凛もチョコは持ってないんだけど」
凛「奈緒はどうして持ってるのかな」
奈緒「…………渡さなかったから」
凛「どうして渡さなかったの?」
奈緒「いや、なんか……急に……恥ずかしくなった、つーか」
加蓮「やーい恋する乙女」
奈緒「やかましい」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 22:53:12.68 :VAIrMu3Y0
凛「いやびっくりしたよ。あの場でまさかのガン逃げだもん」
加蓮「Pさんめちゃくちゃ落ち込んでたよ」
奈緒「……本当かよ」
加蓮「私がウソついた事ある?」
奈緒「あ。そういや加蓮お前先週の日曜に服屋で」
加蓮「まぁそれはそれとして」
奈緒「おい」
凛「というかさ、今からでも渡せばいいじゃん」
奈緒「……」
加蓮「ちょっと遅れるくらい可愛いもんでしょ」
奈緒「……正直な所さぁ」
加蓮「ん?」
奈緒「今さらになってチョコ渡されたら……どう思うかな、Pさん」
凛「いやびっくりしたよ。あの場でまさかのガン逃げだもん」
加蓮「Pさんめちゃくちゃ落ち込んでたよ」
奈緒「……本当かよ」
加蓮「私がウソついた事ある?」
奈緒「あ。そういや加蓮お前先週の日曜に服屋で」
加蓮「まぁそれはそれとして」
奈緒「おい」
凛「というかさ、今からでも渡せばいいじゃん」
奈緒「……」
加蓮「ちょっと遅れるくらい可愛いもんでしょ」
奈緒「……正直な所さぁ」
加蓮「ん?」
奈緒「今さらになってチョコ渡されたら……どう思うかな、Pさん」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 23:01:10.72 :VAIrMu3Y0
加蓮「うーん……」
凛「……そうだね」
奈緒「やっぱ、あんまり良い気は……」
凛「昨日は恥ずかしくてつい逃げ出しちゃったけど」
加蓮「やっぱり、あなたにだけは嘘をつきたくなくて」
凛「どうしても我慢できずに、チョコを渡したかったんだと思われて」
加蓮「めちゃくちゃキュンとされると思う」
奈緒「やっぱ帰っていい?」
加蓮「許すと思う?」
奈緒「だよなぁ」
加蓮「うーん……」
凛「……そうだね」
奈緒「やっぱ、あんまり良い気は……」
凛「昨日は恥ずかしくてつい逃げ出しちゃったけど」
加蓮「やっぱり、あなたにだけは嘘をつきたくなくて」
凛「どうしても我慢できずに、チョコを渡したかったんだと思われて」
加蓮「めちゃくちゃキュンとされると思う」
奈緒「やっぱ帰っていい?」
加蓮「許すと思う?」
奈緒「だよなぁ」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 23:11:39.36 :VAIrMu3Y0
奈緒「……逆に訊くけどさぁ」
凛「うん」
奈緒「その、アレだ。二人が渡したのも……本命、チョコ……だろ?」
加蓮「そりゃね」
凛「当然」
奈緒「何でそんなほいっと渡せるんだよ……」
加蓮「そりゃあ、自信あるし?」
凛「ね」
奈緒「……」
凛「奈緒は自信、ないの?」
奈緒「そりゃ……昔より少しはついたけど……それでも二人みたいに可愛くはないし……」
凛「え?」
奈緒「ん?」
加蓮「え?」
奈緒「……逆に訊くけどさぁ」
凛「うん」
奈緒「その、アレだ。二人が渡したのも……本命、チョコ……だろ?」
加蓮「そりゃね」
凛「当然」
奈緒「何でそんなほいっと渡せるんだよ……」
加蓮「そりゃあ、自信あるし?」
凛「ね」
奈緒「……」
凛「奈緒は自信、ないの?」
奈緒「そりゃ……昔より少しはついたけど……それでも二人みたいに可愛くはないし……」
凛「え?」
奈緒「ん?」
加蓮「え?」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 23:12:50.33 :VAIrMu3Y0
奈緒「いや、だからあたしは……二人みたく」
凛「自信って、チョコの話だけど」
奈緒「……」
凛「……」
加蓮「……」
奈緒「穴掘って埋まりたい」
加蓮「奈緒はもっと自信持っていいと思うよ」
凛「うん。今かなりキュンときた」
奈緒「うるさい」
加蓮「というか、奈緒の本命チョコとか私が欲しいくらいだし」
凛「同じく」
奈緒「……じゃあ、お前らにやるって言ったらどうするんだ」
凛「いや、プロデューサーにけしかけさせるけどね。面白いし」
加蓮「奈緒かわいい……」
奈緒「面白くない。あと加蓮は日本語喋って」
奈緒「いや、だからあたしは……二人みたく」
凛「自信って、チョコの話だけど」
奈緒「……」
凛「……」
加蓮「……」
奈緒「穴掘って埋まりたい」
加蓮「奈緒はもっと自信持っていいと思うよ」
凛「うん。今かなりキュンときた」
奈緒「うるさい」
加蓮「というか、奈緒の本命チョコとか私が欲しいくらいだし」
凛「同じく」
奈緒「……じゃあ、お前らにやるって言ったらどうするんだ」
凛「いや、プロデューサーにけしかけさせるけどね。面白いし」
加蓮「奈緒かわいい……」
奈緒「面白くない。あと加蓮は日本語喋って」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 23:20:51.61 :VAIrMu3Y0
P「……ん? 何だ三人とも、こんな遅くまで事務所に」
奈緒「帰る!」
加蓮「止める!!」
凛「けしかける!!!」
奈緒「いつもいつも何なんだよその連携は!」
P「とりあえず落ち着いてくれ」
加蓮「という訳でほら、奈緒。棚からモバコインだよ」
凛「据え物斬らぬは女の恥だよ」
奈緒「……あぁもう! そっ、の……Pさんっ!!」
P「お、おう?」
奈緒「こ、これっ……あげるっ! 遅れてごめんっ!」
P「……ん? 何だ三人とも、こんな遅くまで事務所に」
奈緒「帰る!」
加蓮「止める!!」
凛「けしかける!!!」
奈緒「いつもいつも何なんだよその連携は!」
P「とりあえず落ち着いてくれ」
加蓮「という訳でほら、奈緒。棚からモバコインだよ」
凛「据え物斬らぬは女の恥だよ」
奈緒「……あぁもう! そっ、の……Pさんっ!!」
P「お、おう?」
奈緒「こ、これっ……あげるっ! 遅れてごめんっ!」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 23:22:46.76 :VAIrMu3Y0
P「……」
奈緒「……」
凛「……」
加蓮「……」
P「……」
奈緒「……な、なんか言えよ」
P「……奈緒」
奈緒「……なんだよ」
P「正直……正直な」
奈緒「……」
P「……」
奈緒「……」
凛「……」
加蓮「……」
P「……」
奈緒「……な、なんか言えよ」
P「……奈緒」
奈緒「……なんだよ」
P「正直……正直な」
奈緒「……」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/15(木) 23:24:41.10 :VAIrMu3Y0
P「めちゃくちゃキュンときた」
加蓮「いぇーい」
凛「へーい」
奈緒「だから何なんだよその連携は」
P「めちゃくちゃキュンときた」
加蓮「いぇーい」
凛「へーい」
奈緒「だから何なんだよその連携は」
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