1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:20:00.63 :duRj8uQb0
未来「うぇぇっ!?それは、そのぅ…」
静香「え?」
未来「え?」
静香「いやいやいやちょっと待ってちょっと待って」
未来「な、なにが…?」
静香「それは違うでしょ、なんというか、そうじゃないでしょ」
未来「そんなこと言われても」
静香「それじゃまるでアレじゃない、いや、まさか違うよね?ね?」
未来「まつりちゃんの真似?」
静香「もっとこう、『そんなことないよ~、でもカッコよくて頼りになる大人って感じだよねでへへ』って子供特有の憧れからくる…」
未来「今度は私の真似…というか長いよ」
未来「うぇぇっ!?それは、そのぅ…」
静香「え?」
未来「え?」
静香「いやいやいやちょっと待ってちょっと待って」
未来「な、なにが…?」
静香「それは違うでしょ、なんというか、そうじゃないでしょ」
未来「そんなこと言われても」
静香「それじゃまるでアレじゃない、いや、まさか違うよね?ね?」
未来「まつりちゃんの真似?」
静香「もっとこう、『そんなことないよ~、でもカッコよくて頼りになる大人って感じだよねでへへ』って子供特有の憧れからくる…」
未来「今度は私の真似…というか長いよ」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:21:15.38 :duRj8uQb0
静香「…ちょっと落ち着きましょうか」
未来「静香ちゃんがね」
静香「未来、ご両親のことは好き」
未来「うん、好きだよ」
静香「劇場の仲間たちは」
未来「大好きだよ?」
静香「私のことは?」
未来「大好き―!でへへ」
静香「ふへへ…」
未来「静香ちゃん?」
静香「おっと…じゃあ、プロデューサーは好き?」
未来「ええっと、そのぅ…」
静香「」ドン
静香「…ちょっと落ち着きましょうか」
未来「静香ちゃんがね」
静香「未来、ご両親のことは好き」
未来「うん、好きだよ」
静香「劇場の仲間たちは」
未来「大好きだよ?」
静香「私のことは?」
未来「大好き―!でへへ」
静香「ふへへ…」
未来「静香ちゃん?」
静香「おっと…じゃあ、プロデューサーは好き?」
未来「ええっと、そのぅ…」
静香「」ドン
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:22:29.66 :duRj8uQb0
未来「ひっ…な、なんで床叩いたの…?」
静香「蚊がいたのよ」
未来「冬でもいるんだ、びっくりしたぁ」
静香「ごめんなさい、未来の家なのにうるさくしちゃって」
未来「ううん、蚊に刺されたらいやだもんね。むしろありがとう静香ちゃん」
静香「…あなたって純粋よね」
未来「へ?」
静香「ねえ、好きってなんなのかしら?」
未来「どういう意味?」
静香「例えばわた…翼とか星梨花とか、あなた好きなんでしょ?」
未来「うん」
静香「どういう好き?」
未来「どういうって、友達としてかなぁ」
未来「ひっ…な、なんで床叩いたの…?」
静香「蚊がいたのよ」
未来「冬でもいるんだ、びっくりしたぁ」
静香「ごめんなさい、未来の家なのにうるさくしちゃって」
未来「ううん、蚊に刺されたらいやだもんね。むしろありがとう静香ちゃん」
静香「…あなたって純粋よね」
未来「へ?」
静香「ねえ、好きってなんなのかしら?」
未来「どういう意味?」
静香「例えばわた…翼とか星梨花とか、あなた好きなんでしょ?」
未来「うん」
静香「どういう好き?」
未来「どういうって、友達としてかなぁ」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:23:09.81 :duRj8uQb0
静香「ふぅん…それで、プロデューサーは?」
未来「プロデューサーさんは…」
静香「まさか嫌いなんてことないでしょ?」
未来「そんなわけないよ」
静香「じゃあやっぱり…好きってことよね?」
未来「ま、まぁ…でへへ」
静香「どういう好きなの?」
未来「えっと…」
静香「…」
未来「うんと…」
静香「…」
未来「…こ、答えなきゃだめ?なんか恥ずかし」
静香「」ドン
未来「ひっ…」
静香「ふぅん…それで、プロデューサーは?」
未来「プロデューサーさんは…」
静香「まさか嫌いなんてことないでしょ?」
未来「そんなわけないよ」
静香「じゃあやっぱり…好きってことよね?」
未来「ま、まぁ…でへへ」
静香「どういう好きなの?」
未来「えっと…」
静香「…」
未来「うんと…」
静香「…」
未来「…こ、答えなきゃだめ?なんか恥ずかし」
静香「」ドン
未来「ひっ…」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:24:15.99 :duRj8uQb0
静香「ごめんなさい、蚊」
未来「ま、また…?ねえ、もしかして静香ちゃん、怒ってたりしてない?」
静香「怒る?私が?なんで?」
未来「だって蚊なんて飛んでなかったと思うし、なんか顔怖いし…」
静香「生まれつきよこの顔は」
未来「そんなわけないよ、普段はもっと可愛いよ」
静香「…ば、バカっ。いきなりそういうこと言わないでよ!もう…!」
未来「う、うん?ごめんね。でも、笑った顔の方が可愛いし、そっちのほうが好き!」
静香「っ!わ、私も、未来のことが好きよ!」
未来「ほんと?でへへ~」
静香「大好きだから!ほんと大好きだから!!」
未来「なんか照れるなぁ。でも、やっぱニコニコが一番だよね」
静香「あ…うん、そうね。笑顔が、ね」
静香「ごめんなさい、蚊」
未来「ま、また…?ねえ、もしかして静香ちゃん、怒ってたりしてない?」
静香「怒る?私が?なんで?」
未来「だって蚊なんて飛んでなかったと思うし、なんか顔怖いし…」
静香「生まれつきよこの顔は」
未来「そんなわけないよ、普段はもっと可愛いよ」
静香「…ば、バカっ。いきなりそういうこと言わないでよ!もう…!」
未来「う、うん?ごめんね。でも、笑った顔の方が可愛いし、そっちのほうが好き!」
静香「っ!わ、私も、未来のことが好きよ!」
未来「ほんと?でへへ~」
静香「大好きだから!ほんと大好きだから!!」
未来「なんか照れるなぁ。でも、やっぱニコニコが一番だよね」
静香「あ…うん、そうね。笑顔が、ね」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:25:18.94 :duRj8uQb0
未来「そうそう。あ、でもライブ中のカッコイイ顔も好きだし、イジられて困った顔も好きだし…」
未来「まあ厳選して全部かな、なんてね」
静香「つまり、私の全部が好きってことよね」
未来「うん!…うん?」
静香「私も未来の全部が好きよ」
未来「そっかぁ、嬉しいな」
静香「大好きだから、ホンマに大好きだから!」
未来「き、今日は勢い凄いね…あとなんで関西弁?」
静香「未来は私が好き、私も未来が好き…ということはどういうことか、未来わかる?」
未来「えっと…そーしそーあい?」
静香「正解」
未来「そうそう。あ、でもライブ中のカッコイイ顔も好きだし、イジられて困った顔も好きだし…」
未来「まあ厳選して全部かな、なんてね」
静香「つまり、私の全部が好きってことよね」
未来「うん!…うん?」
静香「私も未来の全部が好きよ」
未来「そっかぁ、嬉しいな」
静香「大好きだから、ホンマに大好きだから!」
未来「き、今日は勢い凄いね…あとなんで関西弁?」
静香「未来は私が好き、私も未来が好き…ということはどういうことか、未来わかる?」
未来「えっと…そーしそーあい?」
静香「正解」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:27:18.82 :duRj8uQb0
未来「やったぁ、じゃあご褒美のギューッ!」
静香「み、未来…!?」
未来「静香ちゃん大好きー♪」ギュッ
静香「もう、仕方ないんだから…ふふ」
未来「えへへ…」
静香「…それで、プロデューサーのことは?」
未来「え?」
静香「まだ答え聞いてないもの、どういう好きなのか」
未来「そ、それは…」
静香「…」
未来「べ、別にいいじゃんなんでも…静香ちゃんにはカンケーないし」
静香「…」
未来「し、静香ちゃん…?ち、ちょっと苦しいかなって…っ」
未来「やったぁ、じゃあご褒美のギューッ!」
静香「み、未来…!?」
未来「静香ちゃん大好きー♪」ギュッ
静香「もう、仕方ないんだから…ふふ」
未来「えへへ…」
静香「…それで、プロデューサーのことは?」
未来「え?」
静香「まだ答え聞いてないもの、どういう好きなのか」
未来「そ、それは…」
静香「…」
未来「べ、別にいいじゃんなんでも…静香ちゃんにはカンケーないし」
静香「…」
未来「し、静香ちゃん…?ち、ちょっと苦しいかなって…っ」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:28:14.30 :duRj8uQb0
静香「未来が強く抱きしめるからよ」
未来「わ、私はそんなに強く抱きしめてないよぉ」
静香「じゃあ、背骨の矯正?」
未来「なんで疑問形?」
静香「…ごめんなさい、つい力入っちゃって」
未来「ほ…やっぱり私、静香ちゃんの気に障るようなこと言ったのかな?」
静香「別に…」
未来「いくら私がバカでもそれくらいわかるよ」
静香「…」
未来「…ねえ、もしかして静香ちゃん、嫉妬してる?」
静香「未来が強く抱きしめるからよ」
未来「わ、私はそんなに強く抱きしめてないよぉ」
静香「じゃあ、背骨の矯正?」
未来「なんで疑問形?」
静香「…ごめんなさい、つい力入っちゃって」
未来「ほ…やっぱり私、静香ちゃんの気に障るようなこと言ったのかな?」
静香「別に…」
未来「いくら私がバカでもそれくらいわかるよ」
静香「…」
未来「…ねえ、もしかして静香ちゃん、嫉妬してる?」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:29:22.60 :duRj8uQb0
静香「え?」
未来「だってプロデューサーさんのことしつこく聞いてくるし。そのたび好きかどうか探ってくるし、これはつまりアレだよね」
静香「あ…あれって…?」
未来「静香ちゃん、プロデューサーさんのこと好きなんでしょ?」
静香「…」
未来「…あれ?」
静香「未来、その好きってどういう意味の好きなの?」
未来「それはもちろん、恋的な意味でだよ」
静香「…はぁぁぁ」
未来「すごい溜息吐かれた…」
静香「…それはあなたの方じゃないの?」
静香「え?」
未来「だってプロデューサーさんのことしつこく聞いてくるし。そのたび好きかどうか探ってくるし、これはつまりアレだよね」
静香「あ…あれって…?」
未来「静香ちゃん、プロデューサーさんのこと好きなんでしょ?」
静香「…」
未来「…あれ?」
静香「未来、その好きってどういう意味の好きなの?」
未来「それはもちろん、恋的な意味でだよ」
静香「…はぁぁぁ」
未来「すごい溜息吐かれた…」
静香「…それはあなたの方じゃないの?」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:30:41.99 :duRj8uQb0
未来「わ、わたしぃ!?あ、あう…」
静香「それ、その反応」
未来「な、何がかな…?」
静香「プロデューサーのことを聞くと、言い淀んでばっかり。誰にでも好き好き言ってるあなたが」
未来「誰にでもは言ってないよぉ…多分」
静香「それって意識してるってことでしょ?友達みたいな好きと違うから」
未来「…」
静香「恋、してるんじゃないの?」
未来「…うぅーん」
静香「…もういいわ。ごめんね、色々変なことばっか聞いて」
未来「え…?」
静香「もう寝ましょうか。明日のレッスンに響くわ」
未来「う、うん…おやすみ」
静香「おやすみ、未来」
未来「わ、わたしぃ!?あ、あう…」
静香「それ、その反応」
未来「な、何がかな…?」
静香「プロデューサーのことを聞くと、言い淀んでばっかり。誰にでも好き好き言ってるあなたが」
未来「誰にでもは言ってないよぉ…多分」
静香「それって意識してるってことでしょ?友達みたいな好きと違うから」
未来「…」
静香「恋、してるんじゃないの?」
未来「…うぅーん」
静香「…もういいわ。ごめんね、色々変なことばっか聞いて」
未来「え…?」
静香「もう寝ましょうか。明日のレッスンに響くわ」
未来「う、うん…おやすみ」
静香「おやすみ、未来」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:31:48.16 :duRj8uQb0
静香(他愛もない雑談から、何となく好きなタイプの話になって)
静香(そういうのが苦手な私は、さっさと終わらせたくて適当に話を振ってみたら…)
静香(まさかあんな反応が返ってくるとはね。…未来は、プロデューサーのこと好き、なんだろうな)
静香(まあ、身近にいる頼れる大人だし、そう思っても不思議はないか…私は別に、そうは思わないけど)
静香(でもそれって、よくある憧れと恋を勘違いしてるだけじゃないかしら?)
静香(…なんて、まったく余計なお世話ってやつね。憧れだろうが恋だろうが、そこは問題じゃない)
静香(問題は…)
静香(他愛もない雑談から、何となく好きなタイプの話になって)
静香(そういうのが苦手な私は、さっさと終わらせたくて適当に話を振ってみたら…)
静香(まさかあんな反応が返ってくるとはね。…未来は、プロデューサーのこと好き、なんだろうな)
静香(まあ、身近にいる頼れる大人だし、そう思っても不思議はないか…私は別に、そうは思わないけど)
静香(でもそれって、よくある憧れと恋を勘違いしてるだけじゃないかしら?)
静香(…なんて、まったく余計なお世話ってやつね。憧れだろうが恋だろうが、そこは問題じゃない)
静香(問題は…)
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:37:38.40 :duRj8uQb0
未来「…ねえ静香ちゃん、寝ちゃった?」
静香「…なぁに?もっとスペース空けた方がいい?」
未来「ううん、大丈夫。…あのね、さっきの話だけど」
静香「さっき…まだ蚊が飛んでる?」
未来「…流石にわかるよね、静香ちゃん」
静香「う…」
未来「さっきの、プロデューサーさんのことなんだけど」
静香「…うん」
未来「実は、よくわかんないんだ」
静香「わからない…?」
未来「…ねえ静香ちゃん、寝ちゃった?」
静香「…なぁに?もっとスペース空けた方がいい?」
未来「ううん、大丈夫。…あのね、さっきの話だけど」
静香「さっき…まだ蚊が飛んでる?」
未来「…流石にわかるよね、静香ちゃん」
静香「う…」
未来「さっきの、プロデューサーさんのことなんだけど」
静香「…うん」
未来「実は、よくわかんないんだ」
静香「わからない…?」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:39:15.23 :duRj8uQb0
未来「プロデューサーさんは頼りになるし、カッコいいし、優しいし…素敵な大人って感じだけどね」
静香(そうかしら…?)
未来「恋してるのかも、しれない…けど」
静香「けど?」
未来「お父さんみたいだなって思う時もあるんだ」
静香「…」
未来「どっちなのかなぁ…って。ドキドキっていうより、近くにいると安心するというか」
静香「…」
未来「ほら、憧れと恋がどうこうって、漫画でもよくあるし…静香ちゃんはどう思う?」
静香「…そこまで私にわかるわけないでしょ」
未来「だよね、えへへ……ねえ、静香ちゃんは」
静香「もう寝ましょ、お休み」
未来「あ、うん…お休み、静香ちゃん」
未来「プロデューサーさんは頼りになるし、カッコいいし、優しいし…素敵な大人って感じだけどね」
静香(そうかしら…?)
未来「恋してるのかも、しれない…けど」
静香「けど?」
未来「お父さんみたいだなって思う時もあるんだ」
静香「…」
未来「どっちなのかなぁ…って。ドキドキっていうより、近くにいると安心するというか」
静香「…」
未来「ほら、憧れと恋がどうこうって、漫画でもよくあるし…静香ちゃんはどう思う?」
静香「…そこまで私にわかるわけないでしょ」
未来「だよね、えへへ……ねえ、静香ちゃんは」
静香「もう寝ましょ、お休み」
未来「あ、うん…お休み、静香ちゃん」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:40:16.83 :duRj8uQb0
静香(未来は薄々気付いてるんだ、これが憧れからくる感情かもって)
静香(…でも私は、それを知ったところでどうしようもない)
静香(仮に恋じゃないとしても…きっと将来は、プロデューサーみたいな人と恋に落ちるのだろう)
静香(そう、男の人と。異性と。それが自然の摂理、当たり前の世界)
静香(私はそんな世界からはじかれた人間…だって私は、未来のことが好きだから)
静香(恋愛的な意味で。だって今も…)
未来「すー…」
静香(未来は薄々気付いてるんだ、これが憧れからくる感情かもって)
静香(…でも私は、それを知ったところでどうしようもない)
静香(仮に恋じゃないとしても…きっと将来は、プロデューサーみたいな人と恋に落ちるのだろう)
静香(そう、男の人と。異性と。それが自然の摂理、当たり前の世界)
静香(私はそんな世界からはじかれた人間…だって私は、未来のことが好きだから)
静香(恋愛的な意味で。だって今も…)
未来「すー…」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:42:02.53 :duRj8uQb0
静香(眠ってる未来を見るだけで、ドキドキが止まらない…)
静香(今ならキスくらいはできるんじゃないかって…そんな最低なことすら考えている)
静香(考えるたびに苦しくなる…だって、未来は私とそういう関係になることなんて、微塵も考えてないだろうから)
静香(女の子が女の子に恋するなんて…やっぱり普通はありえないんだよね)
静香(もし本気で気持ちを伝えたら…嫌われたり、気持ち悪がられるとか、優しい未来に限ってそんなこと無いと思うけど)
静香(きっと今のままの関係じゃいられないと思う。そうなるくらいなら、仲のいい友達のままでいい)
静香(眠ってる未来を見るだけで、ドキドキが止まらない…)
静香(今ならキスくらいはできるんじゃないかって…そんな最低なことすら考えている)
静香(考えるたびに苦しくなる…だって、未来は私とそういう関係になることなんて、微塵も考えてないだろうから)
静香(女の子が女の子に恋するなんて…やっぱり普通はありえないんだよね)
静香(もし本気で気持ちを伝えたら…嫌われたり、気持ち悪がられるとか、優しい未来に限ってそんなこと無いと思うけど)
静香(きっと今のままの関係じゃいられないと思う。そうなるくらいなら、仲のいい友達のままでいい)
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:43:05.85 :duRj8uQb0
静香(…このまま時が流れて、お互いにトップアイドル目指して頑張って、こうして遊んだりお泊りしたり)
静香(いつかは…誰かに恋して、付き合って、結婚して、子供も…)
静香(私にはそんな将来、想像できないよ……未来)
静香「……ごめんね、未来」
未来「ん……むにゃ」
静香(こっそりほっぺに…これくらいは許してね)
静香(明日からは、いつも通りだから…)
静香(いつも通り…普通の…)
静香(…このまま時が流れて、お互いにトップアイドル目指して頑張って、こうして遊んだりお泊りしたり)
静香(いつかは…誰かに恋して、付き合って、結婚して、子供も…)
静香(私にはそんな将来、想像できないよ……未来)
静香「……ごめんね、未来」
未来「ん……むにゃ」
静香(こっそりほっぺに…これくらいは許してね)
静香(明日からは、いつも通りだから…)
静香(いつも通り…普通の…)
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:44:09.04 :duRj8uQb0
翼「おっはよ~二人とも」
未来「翼、はっやーい!一番乗りなんて珍しいね」
静香「いつもは遅刻ぎりぎりどころか来ないことだってあるくせに」
翼「今日はお兄ちゃんに起こしてもらったからね~。それより同伴出勤?あっつあつ~♪」
静香「な、なに言ってるのよ翼っ!」
未来「でへへ~、昨日お泊りしてもらったからね」
翼「また?いいなぁたまには私も誘ってよ~」
未来「誘っても「ごめーんまた今度」って断るの翼じゃん」
翼「だって色々忙しいんだもーん」
静香「それ、遅刻の言い訳にも使ってるわよね。まったく」
翼「そんな怒んないでよ。そ・れ・よ・り~」
翼「おっはよ~二人とも」
未来「翼、はっやーい!一番乗りなんて珍しいね」
静香「いつもは遅刻ぎりぎりどころか来ないことだってあるくせに」
翼「今日はお兄ちゃんに起こしてもらったからね~。それより同伴出勤?あっつあつ~♪」
静香「な、なに言ってるのよ翼っ!」
未来「でへへ~、昨日お泊りしてもらったからね」
翼「また?いいなぁたまには私も誘ってよ~」
未来「誘っても「ごめーんまた今度」って断るの翼じゃん」
翼「だって色々忙しいんだもーん」
静香「それ、遅刻の言い訳にも使ってるわよね。まったく」
翼「そんな怒んないでよ。そ・れ・よ・り~」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:45:09.12 :duRj8uQb0
静香「な、なによ…」
翼「二人ともよくお泊りしてるけどさ、どんなことしてるのかな~って」
未来「どんなことって、遊んだり喋ったりトランプしたり…」
静香「トランプも遊びに含まれると思うけど、まあ別に普通よ」
翼「普通ねぇ…恋バナとかしないの?」
未来「うぇっ!?」
翼「あーなにその反応?聞きたーい」
未来「あ…えっと…」
静香「…未来が困ってるでしょ。あまり詮索しないの」
翼「でも静香ちゃんは知ってるんでしょ?それってずるくない?」
静香「な、なによ…」
翼「二人ともよくお泊りしてるけどさ、どんなことしてるのかな~って」
未来「どんなことって、遊んだり喋ったりトランプしたり…」
静香「トランプも遊びに含まれると思うけど、まあ別に普通よ」
翼「普通ねぇ…恋バナとかしないの?」
未来「うぇっ!?」
翼「あーなにその反応?聞きたーい」
未来「あ…えっと…」
静香「…未来が困ってるでしょ。あまり詮索しないの」
翼「でも静香ちゃんは知ってるんでしょ?それってずるくない?」
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:45:54.14 :duRj8uQb0
静香「ずるいって言われても…仕方ないじゃない」
翼「…ふぅん、まあいっか。未来、今日私と組も?」
未来「え?う、うん、いいよ。じゃあラジカセ準備してくるね」
静香「…」
翼「相変わらずだよね」
静香「なにが?」
翼「べっつに~」
静香「もう、なんなのよ…」
星梨花「おはようございます、皆さん!」
静香「ずるいって言われても…仕方ないじゃない」
翼「…ふぅん、まあいっか。未来、今日私と組も?」
未来「え?う、うん、いいよ。じゃあラジカセ準備してくるね」
静香「…」
翼「相変わらずだよね」
静香「なにが?」
翼「べっつに~」
静香「もう、なんなのよ…」
星梨花「おはようございます、皆さん!」
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:48:08.14 :duRj8uQb0
未来「あー星梨花だ!ひさしぶりだね」
翼「おはよ星梨花。地方ロケでしばらく劇場空けてたんだっけ」
星梨花「未来さん、翼さん、お久しぶりです!」
静香「星梨花…」
星梨花「静香さん…!」
静香「せりかぁーーー!」
星梨花「しずかさぁーーーん!」
静香「久しぶりね、身体は大丈夫?疲れてない?」ダキッ
星梨花「えへへ、問題ありません」ギュッ
翼「相変わらず星梨花には甘いよね」
未来「もー、静香ちゃん私にもそれくらい優しくしてよぉ」
未来「あー星梨花だ!ひさしぶりだね」
翼「おはよ星梨花。地方ロケでしばらく劇場空けてたんだっけ」
星梨花「未来さん、翼さん、お久しぶりです!」
静香「星梨花…」
星梨花「静香さん…!」
静香「せりかぁーーー!」
星梨花「しずかさぁーーーん!」
静香「久しぶりね、身体は大丈夫?疲れてない?」ダキッ
星梨花「えへへ、問題ありません」ギュッ
翼「相変わらず星梨花には甘いよね」
未来「もー、静香ちゃん私にもそれくらい優しくしてよぉ」
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:50:20.12 :duRj8uQb0
静香「そう思うなら普段からしっかりしなさい。星梨花なんてお仕事の合間にもちゃんと勉強してるのよ」
翼「ん?なんで静香ちゃん知ってるの?」
星梨花「何度か連絡を取りあってて、勉強でわからないところとか、教えてもらってたんです。他にも他愛もないお話とか色々と」
静香「初めての地方ロケみたいだからね、心配だったのよ」
未来「過保護だなぁ、静香ちゃんは。ホント星梨花のこと大好きなんだから」
静香「当たり前でしょ、妹みたいなものなんだし」
翼「ふぅん。…星梨花は静香ちゃんのこと、好き?」
静香「そう思うなら普段からしっかりしなさい。星梨花なんてお仕事の合間にもちゃんと勉強してるのよ」
翼「ん?なんで静香ちゃん知ってるの?」
星梨花「何度か連絡を取りあってて、勉強でわからないところとか、教えてもらってたんです。他にも他愛もないお話とか色々と」
静香「初めての地方ロケみたいだからね、心配だったのよ」
未来「過保護だなぁ、静香ちゃんは。ホント星梨花のこと大好きなんだから」
静香「当たり前でしょ、妹みたいなものなんだし」
翼「ふぅん。…星梨花は静香ちゃんのこと、好き?」
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:51:07.77 :duRj8uQb0
星梨花「…えっ!?えっと…その…」
未来「え?」
静香「え?」
星梨花「え?」
翼「」ニヤニヤ
星梨花「…えっ!?えっと…その…」
未来「え?」
静香「え?」
星梨花「え?」
翼「」ニヤニヤ
23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:52:20.26 :duRj8uQb0
未来「……い、いやいや、星梨花なんか反応違くない?」
星梨花「そ、そうでしょうか?」
翼「ねえねえ星梨花、未来のことは好き?」
星梨花「はい、好きです!」
翼「私は?」
星梨花「はい、好きです!」
翼「じゃあ、静香ちゃんは?」
星梨花「は…え、えへへ」
未来「」
静香「星梨花どうしたのかしら…も、もしかして私、無自覚に気に障ることを…?」
翼「ないない、あははおもしろーい♪」
未来「……い、いやいや、星梨花なんか反応違くない?」
星梨花「そ、そうでしょうか?」
翼「ねえねえ星梨花、未来のことは好き?」
星梨花「はい、好きです!」
翼「私は?」
星梨花「はい、好きです!」
翼「じゃあ、静香ちゃんは?」
星梨花「は…え、えへへ」
未来「」
静香「星梨花どうしたのかしら…も、もしかして私、無自覚に気に障ることを…?」
翼「ないない、あははおもしろーい♪」
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:56:24.47 :duRj8uQb0
未来「……静香ちゃん、今日は私と組もうよ」
静香「え、でも翼は?」
翼「私はいいよ、おふたりさんでどーぞ」
未来「ありがとう翼。ほら行こうよ、早く早く…!」
静香「そ、そんなに引っ張らないでってば。わかったから…!」
翼「やっぱりあいかわらずだよね、あの二人」
星梨花「はい、なんだか羨ましいです」ニコニコ
翼「でもいいの星梨花?静香ちゃんと組みたかったんじゃない?」
星梨花「いいんです。お二人が仲良くしてるの、私大好きですから♪」
翼「…星梨花は良い子だね。きっと大物になるよ」
星梨花「?」
未来「……静香ちゃん、今日は私と組もうよ」
静香「え、でも翼は?」
翼「私はいいよ、おふたりさんでどーぞ」
未来「ありがとう翼。ほら行こうよ、早く早く…!」
静香「そ、そんなに引っ張らないでってば。わかったから…!」
翼「やっぱりあいかわらずだよね、あの二人」
星梨花「はい、なんだか羨ましいです」ニコニコ
翼「でもいいの星梨花?静香ちゃんと組みたかったんじゃない?」
星梨花「いいんです。お二人が仲良くしてるの、私大好きですから♪」
翼「…星梨花は良い子だね。きっと大物になるよ」
星梨花「?」
25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/02/22(木) 07:57:19.23 :duRj8uQb0
おしまい
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26: ◆NdBxVzEDf6:2018/02/22(木) 10:45:06.75 :PN56HctE0
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