オーク「大変だ姫！！城下が―――」ｶﾞﾁｬﾘ

ｽﾞﾝﾁｬ♪ｽﾞﾝﾁｬ♪

男の娘「ワンツー♪ワンツー♪」

姫騎士「ほっ……ほっ……」ｸｲｸｲ

オーク「な…何をしている…？」

姫騎士「あらオーク。見てわからないかしら？エアロビクスよ」

男の娘「オークさんもいかがです？いい運動になりますよ！」

オーク「いや、俺は遠慮しておく……ってそれより！！」

姫騎士「どうしたのかしらそんなに慌てて」

オーク「街で……街でハゲの暴動だ！！」

姫騎士「な、な…なんですって！？」

姫騎士「え、エアロビは中止！私の鎧と馬を用意して！」

男の娘「さー！いぇっさー！」

姫騎士「……オーク、詳しく聞かせてちょうだい」

オーク「ああ…暴れているハゲの人数は>>9人」

オーク「既に守備隊が出動して対応しているが…どうなることやら」

姫騎士「こうしてはおれないわね」

男の娘「姫様！ご支度が整いました！」

姫騎士「ありがとう！早速現場へ参りましょう！」

―城下町―

市民「うわあああ！ハゲが来るぞぉ！！」

幼女「ふぇぇ…あたまが光ってるよぉ」

ハゲ「「「………」」」ｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛ…


兵士「と、止まれー！これ以上進めば命の保証はないぞー！！」

ハゲ「「「………」」」ｽﾞﾝｽﾞﾝｽﾞﾝ

兵士「ひぃっ……！？」

ﾊﾟｶﾗｯ ﾊﾟｶﾗｯ

姫騎士「――着きましたわ！」

「ひ、姫様だ！」「姫様が助けにおいでくださった！」

姫騎士「ふふんっ」

オーク「守備隊、敵の動きはどうだ？」

兵士「はっ！連中は大挙して市街を行進しており…我々の命令にも耳を傾けません」

姫騎士「ハゲどもの戦力は？」

兵士「はい、連中は>>13や>>14で武装しているようです！」

オーク「なるほどな…除毛クリームでハゲ仲間を増やそうって訳か…」

姫騎士「では、トマトは？」

オーク「それは……ほら！トマトは健康にいいからな」

姫騎士「ハァ？」

オーク「あ……しょうもないこと言ってサーセン」

姫騎士「こほん！――少なくとも彼らが行動を起こしたのにはなにか理由があるはずよ」

兵士「つ、つまり？」

姫騎士「ハゲの皆様にそれを尋ねて、解決して差し上げればよろしいわ！」

姫騎士「マイクをここに」

兵士「はっ！」

姫騎士「ん…あー……ん゛んっ！」ｷｰﾝ

姫騎士「そこのハゲ共！聞こえるかしら？」
ｺﾜﾀﾞｶ

ハゲ「「「………」」」ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

オーク「ダメだ、もっと大きい声で！」

姫騎士「おい！聞けウスラハゲ！毛根の後退した萎びたオッサン共！！」ｷｰﾝ

ハゲ「どこからか声が…」「あれは…」「姫様だ！」

姫騎士「貴方達！？どうしてこんなことをしでしたの？」

姫騎士「毛と一緒に脳みそまで抜け落ちちゃったのかしらぁ！？！」

ハゲ「ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ」

>>18「私がお答えしましょう」

オーク「お前がハゲ軍団のリーダーか？」

>>18「いかにも」

オーク「貴様は……！！」

姫騎士「オーク、知っているの？」

オーク「勿論だ…奴は幾多の冒険を繰り広げた伝説の配管工さ」

マリオ「私の事をご存じでしたか」

姫騎士「その英雄が頭髪死滅親父の群れを扇動して、いったい何が狙いなのかしら？」

マリオ「それは>>21です」

姫騎士「排便…？…それはもしやうんこのことかしら」

マリオ「他に意味がありますかな？」

姫騎士「人前でうんこしてなんの意味が…」

マリオ「姫様には、この人数が一度に排便すればどうなるか……おわかりにならないようだね？」

オーク「まさか……バイオテロか？！」

マリオ「ﾏﾝﾏﾐｰｱ!」

オーク「そうか……街中でうんこを溢れさせるためには、下水の機能を麻痺させる必要がある」

オーク「マリオ、お前はそのために暗躍していたんだな！！」

マリオ「ﾜｧｰｫ、見事な推理だ。既に仕込みはしてある」

姫騎士「なんですって…私たちの気づかぬうちに！」

マリオ「私にかかれば、下水管に侵入するなど易いこと」

マリオ「あとは一斉排便を待つのみ…」

オーク「させるものかッ！」ﾌﾞﾝｯ

マリオ「ﾌｯﾌｰ!」ﾌﾟｩﾝｯ

オーク「くっ！すばしこい…！」

マリオ「ハッ！亀よりノロマな豚だな」

マリオ「さぁ食らうがいい！」ﾌﾐﾂｹ

オーク「ぐあっ、しまった……！？」

姫騎士「ああっなんてこと！オークが>>26に！？」

オークちゃん「ふぇぇ……」

マリオ「これで手出しはできなくなったね」

姫騎士「待ちなさいッ！まだ私がおりますわよ！」

マリオ「ﾏﾝﾏﾐｰｱ!なんて勇敢なプリンセスだ！」

姫騎士「姫だからと言って侮られては困りますわ…！」

マリオ「けれど、その幼子を連れて戦えるのかい？」

オークちゃん「ひめ…だっこして…」

姫騎士「くっ…！」

マリオ「君はそこで黙ってうんこテロの完成を見届けるといい！ﾌｯﾌｰ!」ﾋﾟｮｲﾝ

姫騎士「畜生、取り逃がしてしまいましたわ…！」

オークちゃん「ふぇぇ……」

姫騎士「いいえ、このまま配管工の好きにさせてたまるものですか…！」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

姫騎士「かくなる上は、私が！！」

姫騎士「…だからオーク、ここで待っていてくださいましね？」

オークちゃん「やだ」

姫騎士「フフ、心配無用ですわ。私は王国でも随一の騎士、たかが配管工に遅れをとることは――」

オークちゃん「ダメ。いかないで」

姫騎士「なぜです？！」

オークちゃん「>>31」

姫騎士「えっ！？が、我慢できないのですか？」ｱｾｱｾ

オークちゃん「もうはれつする」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

姫騎士「あ、えぇ…？…ちょっと、トイレ！トイレはどこですの！？」

オークちゃん「うぅー……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

姫騎士「はっ、そういえば―――」

マリオ『既に仕込みはしてある』

姫騎士「どうしましょう……！？トイレは使えるかどうか分かりませんわよ！？」

オーク「でちゃう！！！」ｼﾞﾜ

姫騎士「あーっ！？待って待って！！待ってくださいましぃぃぃ！！！」ｱｾｱｾ


どうなったか…>>35

　
◇◆◇◆◇◆◇◆◇

乳母「は～い、よしよし」

オークちゃん「すぅ……」ｽﾔｽﾔ

姫騎士「間一髪のところを…助かりましたわ」ﾍﾟｺﾘ

乳母「いいのよ。姫ちゃんも昔はこんなだったのよねぇ」

姫騎士「おばさま…お恥ずかしいですわ」

乳母「ささ、この子はあたしに任せて。姫ちゃんは行っといで！」

姫騎士「はい、感謝いたしますわ！！」

乳母「あ、ちょっと待った。ついでにこれ、持っていきな！」

姫騎士「これは…>>37！！」

乳母「きっと役に立つはずさ。持ってお行きよ」

姫騎士「ええ！私、必ずやりとげて見せますわ！！」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ﾊﾟｶﾗｯﾊﾟｶﾗｯ…

姫騎士（ウスノロハゲ共は王宮に向かっているようですわね…）

姫騎士「そろそろ追い付くかしら……あっ、お前たちは！？」

>>40「我々はハゲ軍団三人衆！！」

>>41「束ねられたハゲの中の精鋭よ！」

>>42「姫様、ここがあんたの墓場だ！」

姫騎士「くっ……どことなく既視感漂う何者かたちですわね！」

ウィリス「俺たちは姫だろうが容赦はせん、行くぞ！ジェットストリームアタックだ！」

ブリンナー「ハッ！」頭ﾋﾟｶｰｯ

姫騎士「まぶしい…！」

ステイタス「隙だらけだぜ！？」ﾊﾞｷｯ

姫騎士「ぐぅっ！？」

ウィリス「フン、どうだ！？」

姫騎士「まだまだ…私はなんとしてもここを通らなければいけませんの！！」

ウィリス「諦めの悪い嬢ちゃんだ…そら、二回目お見舞いしてやるぞ！」

姫騎士「>>44」

ﾊﾞｼｬｯ…ﾊﾞｼｬｯ

ステイタス「ん…これは…！」ﾓｻｯ

ブリンナー「不味いぞウィリス！！」ﾓｻﾓｻ…

ウィリス「これでは…毛が、俺たちのアイデンティティが！！」ﾓｻﾓｻﾓｻｯ!!

姫騎士「お～っほっほっほっほ！相手がハゲならハゲさせなければいいのよ！！」

姫騎士「あら？毛が生えてむしろハンサムガイになったのではなくて？」

ウィリス「そうだな……」ﾓｻﾓｻ

ステイタス「こんなバカバカしいことはやめにするよ」ﾓｻﾓｻ

姫騎士「では、さらば！」

ブリンナー「あっ待て。最後に配管工の弱点を教えてやる」ﾓｻﾓｻ

姫騎士「それは？」

ブリンナー「奴は>>48を見ると動きに隙ができる。そこを突くんだ」

　

姫騎士「追いつきましたわよ、配管工！！」

マリオ「ﾌｰﾝ、やるじゃないか。ピーチにひけをとらないよ｣

姫騎士「貴方の計画もここまでですわよ」

マリオ「それはどうかな？もうカウントダウンは始まっている｣

姫騎士「あれは……ハゲが一心不乱にトマトを貪り食っている？！」

マリオ「そう。トマトは水分が多い野菜だ……過剰に摂取すれば腹を下す」

姫騎士「なんとまあ……」

マリオ「もう君には止められない……目に焼き付けるがいい、下痢便のナイアガラを！！」

ハゲ「う、腹が……」ﾌﾟｽｰ…

ハゲ「ぁ……あっ……」ﾌﾞﾋﾞｯ…ﾋﾞﾁﾋﾞﾁ…

ﾌﾞﾌﾞｯﾁﾁｨ!!ﾌﾞﾁｭﾌﾞﾁｭﾌﾞﾁｭﾁｭﾁｭ!!ﾌﾞﾘｭﾘｭﾘｭﾘｭ!!!!ﾌﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ……

姫騎士「あ…あ、あ、あぁ……」

マリオ「う～ん、最悪の臭いだな」

姫騎士「宮殿も、街も……、うんこの海に犯されていく…！？」

マリオ「これでこの王国はおしまいだな？」

姫騎士「貴様っ……！！」

マリオ「さて、これで私の仕事はお終いだ。いつまでもこんなところには居られない」

マリオ「この土管でおさらばさせてもらうよ」

姫騎士「そんなこと…させませんわよ！！」

姫騎士「コイツをご覧なさい？」ﾃﾝﾃﾝﾃﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾃﾝﾃﾝ♪

マリオ「それはスター？！なぜ君がそれを」

姫騎士「えーい！！」ミ⭐

マリオ「あぁ、なんて勿体ないことを！！」ﾋﾟｮｲｰﾝ

姫騎士「ハッ！かかったなヒゲ」

マリオ「ﾌｯﾌｰ!ﾋｧｰｳｨｺﾞｰ…………………あ゛」ﾄﾞﾎﾟﾝ

姫騎士「そのままうんこまみれで虹色に輝いているといいですわ！おーっほっほっほ！！」

マリオ「ｵｰｩ!!!!」

―――こうしてハゲ集団うんこテロ事件は王国を糞まみれにするという凄惨な結果を生んだ
王国は首謀者マリオを送り込んだキノコ王国に対しマジックマッシュルームの輸入停止など経済制裁をおこなって復讐を果たした―――




姫騎士「うんこテロも無事鎮圧できたことだし、一件落着ね！」

オークちゃん「ねぇねぇ」ﾁｮｲ

姫騎士「んぅ？なにかしら」ﾊﾟﾁｸﾘ

オークちゃん「元にもどってない」

姫騎士「あ゛………まあいいじゃない、その方が可愛いですわよ？」

オークちゃん「むう、しゃくぜんとしない……」

めんどいのでお終い