46:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/15(月) 08:48:41 :nEa30k.Q
~西木野探偵事務所~
ドアバーーーン!!!
真姫 ビクッッ
花陽「た、た、た、大変です!!!!」
真姫「花陽!びっくりするじゃない!」
花陽「ご、ごめんね真姫ちゃん…。でも大変なの!」
真姫「少し落ち着きなさい。もう…なにがあったのよ」
花陽「事件です!」
~西木野探偵事務所~
ドアバーーーン!!!
真姫 ビクッッ
花陽「た、た、た、大変です!!!!」
真姫「花陽!びっくりするじゃない!」
花陽「ご、ごめんね真姫ちゃん…。でも大変なの!」
真姫「少し落ち着きなさい。もう…なにがあったのよ」
花陽「事件です!」
47:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/15(月) 08:49:14 :nEa30k.Q
真姫「だからなにがあったのよ…ちゃんと説明しなさい」
花陽「女子高生アイドルユニットBi(ビィ)が突然の解散が決まりました…」
真姫「なによ大袈裟ね…アイドルの解散なんてよくある話じゃない」ハァ
花陽「Biの解散はアイドル界の歴史に残る大事件です!Biはデビューから今まで…」クドクド
真姫「あなたアイドルのことになるとひとが変わるのね」ハァ
花陽「そもそもアイドルとは…」クドクド
真姫「だからなにがあったのよ…ちゃんと説明しなさい」
花陽「女子高生アイドルユニットBi(ビィ)が突然の解散が決まりました…」
真姫「なによ大袈裟ね…アイドルの解散なんてよくある話じゃない」ハァ
花陽「Biの解散はアイドル界の歴史に残る大事件です!Biはデビューから今まで…」クドクド
真姫「あなたアイドルのことになるとひとが変わるのね」ハァ
花陽「そもそもアイドルとは…」クドクド
48:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/15(月) 08:49:47 :nEa30k.Q
コンコン ガチャ
???「あのー、お電話でお約束させてもらってた者なんですが…」ソロリ
真姫「あ、どうぞ!ほら花陽!依頼人の方が見えたからコーヒーでもいれてきて!」
花陽「え、あ、はい。つい熱くなっちゃってごめんね。コーヒーいれてくるよ」
真姫「ありがとう。あ、こちらに掛けてこの紙に記入してもらっていいかしら?」
???「はい…わかりました…」カキカキ
真姫「書けた?書いたら申し訳ないけどサングラスとマスクを外してもらえるかしら?」
コンコン ガチャ
???「あのー、お電話でお約束させてもらってた者なんですが…」ソロリ
真姫「あ、どうぞ!ほら花陽!依頼人の方が見えたからコーヒーでもいれてきて!」
花陽「え、あ、はい。つい熱くなっちゃってごめんね。コーヒーいれてくるよ」
真姫「ありがとう。あ、こちらに掛けてこの紙に記入してもらっていいかしら?」
???「はい…わかりました…」カキカキ
真姫「書けた?書いたら申し訳ないけどサングラスとマスクを外してもらえるかしら?」
49:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/15(月) 08:50:42 :nEa30k.Q
???「あ、ごめんなさい。ウッカリしてたわ」スッ
花陽「おまたせしましたー。コーヒーをおもち…」コトッ
花陽「…!!!!ピャーーーーーッ!!!!」
真姫 ビクッ
??? ビクッ
花陽「え、え、エリーチカが!!!エリーチカがなんでこんなところに…!!!!」
真姫「もう!急に叫ばないでってば!花陽の知り合いなの?」
花陽「知り合い?滅相も無い!さっき話してたBiのかしこいかわいいエリーチカですよ!」
絵里「ど、どうも…」ペコリ
???「あ、ごめんなさい。ウッカリしてたわ」スッ
花陽「おまたせしましたー。コーヒーをおもち…」コトッ
花陽「…!!!!ピャーーーーーッ!!!!」
真姫 ビクッ
??? ビクッ
花陽「え、え、エリーチカが!!!エリーチカがなんでこんなところに…!!!!」
真姫「もう!急に叫ばないでってば!花陽の知り合いなの?」
花陽「知り合い?滅相も無い!さっき話してたBiのかしこいかわいいエリーチカですよ!」
絵里「ど、どうも…」ペコリ
50:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/15(月) 08:51:43 :nEa30k.Q
真姫「へー、あなたが…」
花陽「わ、私は小泉花陽って言います!デビュー当時から大ファンです!」
絵里「小泉花陽さん…?あっ!いつもファンレターありがとう」ニッコリ
花陽「ピャァ!花陽のことを…あのエリーチカが花陽のことを…」プルプル
真姫「もう!いい加減にして!」バン
えりぱな ビクッ
真姫「話が進まないじゃない!花陽、これ以上騒ぐなら追い出すわよ」
花陽「ごめんなさい…」シュン
真姫「へー、あなたが…」
花陽「わ、私は小泉花陽って言います!デビュー当時から大ファンです!」
絵里「小泉花陽さん…?あっ!いつもファンレターありがとう」ニッコリ
花陽「ピャァ!花陽のことを…あのエリーチカが花陽のことを…」プルプル
真姫「もう!いい加減にして!」バン
えりぱな ビクッ
真姫「話が進まないじゃない!花陽、これ以上騒ぐなら追い出すわよ」
花陽「ごめんなさい…」シュン
51:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/15(月) 08:52:13 :nEa30k.Q
真姫「えっと依頼内容はストーカーの特定ね。ちなみに警察へは?」
絵里「行ったんだけどね。まだ実害がないって事で相手にしてもらえなかったわ」
花陽「トップアイドルのストーカー相談なのに…」
絵里「アイドルだからこそ多少は仕方ない的な対応だったわ…私たちのマネージャーや事務所の所長も何度か警察に足を運んで説明してくれたんだけど何しろ小さい事務所だしね…」
絵里「それで途方にくれてたらここのチラシを見かけて藁にも縋る思いで電話をかけたのよ」
まきぱな(チラシを…!?)
真姫「じゃあ早速そのストーカーについてわかってることを教えてもらえるかしら?」
絵里「ええ…」
真姫「えっと依頼内容はストーカーの特定ね。ちなみに警察へは?」
絵里「行ったんだけどね。まだ実害がないって事で相手にしてもらえなかったわ」
花陽「トップアイドルのストーカー相談なのに…」
絵里「アイドルだからこそ多少は仕方ない的な対応だったわ…私たちのマネージャーや事務所の所長も何度か警察に足を運んで説明してくれたんだけど何しろ小さい事務所だしね…」
絵里「それで途方にくれてたらここのチラシを見かけて藁にも縋る思いで電話をかけたのよ」
まきぱな(チラシを…!?)
真姫「じゃあ早速そのストーカーについてわかってることを教えてもらえるかしら?」
絵里「ええ…」
52:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/15(月) 08:52:51 :nEa30k.Q
第2話 絵里×暗闇
第2話 絵里×暗闇
54:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:08:50 :k9887j6o
絵里「被害は基本的に付き纏いなの…気配を感じて振り返ればそこにいる」
絵里「はじめは気にしないようにしてたのよ。なんというか…私たちの業界ではよくある話ではあるしね」
絵里「けど…増えたのよ…」
真姫「増えたってのはつけられる回数とかそういうこと?」
絵里「いえ…つけてくる人数が…」
花陽「…集団ストーカーってことですか?」ガクブル
絵里「ええ…今では多い時では5人くらいいるのよ」
絵里「被害は基本的に付き纏いなの…気配を感じて振り返ればそこにいる」
絵里「はじめは気にしないようにしてたのよ。なんというか…私たちの業界ではよくある話ではあるしね」
絵里「けど…増えたのよ…」
真姫「増えたってのはつけられる回数とかそういうこと?」
絵里「いえ…つけてくる人数が…」
花陽「…集団ストーカーってことですか?」ガクブル
絵里「ええ…今では多い時では5人くらいいるのよ」
55:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:09:25 :k9887j6o
絵里「一人だと大胆なことはできなくても集団だといつ箍が外れるかわからないじゃない?」
真姫「赤信号みんなで渡れば怖くないってやつかしら」
絵里「そうね。それで一人で行動することはやめて移動も送り迎えしてもらうようにしたんだけど…少し変なよ」
花陽「変?」
絵里「マンションの下までマネージャーが送ってくれて私が部屋に入って施錠が済んだらマネージャーに電話を入れてマネージャーは帰るって流れなんだけど」
絵里「その日は施錠したって連絡をいれたら念のためマンションの周りを見てから帰ってくれるって言ってくれて…なんとなくベランダに出てマネージャーのいる方を見たらマネージャーのすぐそばにいたの…あいつらが」
絵里「一人だと大胆なことはできなくても集団だといつ箍が外れるかわからないじゃない?」
真姫「赤信号みんなで渡れば怖くないってやつかしら」
絵里「そうね。それで一人で行動することはやめて移動も送り迎えしてもらうようにしたんだけど…少し変なよ」
花陽「変?」
絵里「マンションの下までマネージャーが送ってくれて私が部屋に入って施錠が済んだらマネージャーに電話を入れてマネージャーは帰るって流れなんだけど」
絵里「その日は施錠したって連絡をいれたら念のためマンションの周りを見てから帰ってくれるって言ってくれて…なんとなくベランダに出てマネージャーのいる方を見たらマネージャーのすぐそばにいたの…あいつらが」
56:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:09:58 :k9887j6o
絵里「もしかしたらマネージャーに危害を加えられるんじゃないかと思ってハラハラしてみてたら普通にその集団の隙間を抜けていったの」
絵里「ホッとしたとたんストーカーがマンションの前にいることの恐怖が湧いてきて慌てて部屋に戻ったとこでマネージャーから着信があってね」
絵里「安心してください。マンションの周りには誰一人いませんでした。って…」
花陽「えっ…?」
絵里「確かにいたはずなんだけどもう一度ベランダに出る勇気は無くて…意識しすぎて幻覚でも見てたのかなって自分を納得させようとはしたんだけど…」
絵里「でももしかしたらマネージャーもグルなんじゃ?とか嫌な考えが止まらなくなってしまって…」
絵里「もしかしたらマネージャーに危害を加えられるんじゃないかと思ってハラハラしてみてたら普通にその集団の隙間を抜けていったの」
絵里「ホッとしたとたんストーカーがマンションの前にいることの恐怖が湧いてきて慌てて部屋に戻ったとこでマネージャーから着信があってね」
絵里「安心してください。マンションの周りには誰一人いませんでした。って…」
花陽「えっ…?」
絵里「確かにいたはずなんだけどもう一度ベランダに出る勇気は無くて…意識しすぎて幻覚でも見てたのかなって自分を納得させようとはしたんだけど…」
絵里「でももしかしたらマネージャーもグルなんじゃ?とか嫌な考えが止まらなくなってしまって…」
57:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:10:42 :k9887j6o
花陽「これってもしかして」ヒソヒソ
真姫「ええ、きっとマネージャーはグルなんかじゃなく‘見えない’のよ」ヒソヒソ
絵里「それでそのストーカー集団を調べてもらいたくて…少なくともマネージャーが無関係だとわかれば…」
真姫「安心していいわよ。そのマネージャーさんは無関係」
真姫「そしてストーカーの正体もだいたいわかったわ」
絵里「え?」
真姫「詳しく説明すると長くなっちゃうけど…私の専門は怪談って呼ばれる不思議な現象への対処がメインなの」
花陽「これってもしかして」ヒソヒソ
真姫「ええ、きっとマネージャーはグルなんかじゃなく‘見えない’のよ」ヒソヒソ
絵里「それでそのストーカー集団を調べてもらいたくて…少なくともマネージャーが無関係だとわかれば…」
真姫「安心していいわよ。そのマネージャーさんは無関係」
真姫「そしてストーカーの正体もだいたいわかったわ」
絵里「え?」
真姫「詳しく説明すると長くなっちゃうけど…私の専門は怪談って呼ばれる不思議な現象への対処がメインなの」
58:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:11:14 :k9887j6o
真姫「エリーチカさん…長いわね。エリーでいいわよね?」
真姫「エリーが見たここのチラシも怪談に悩まされた人にしか見えないよう結界を貼ったものなのよ」
絵里「結界…」
真姫「ええ。ストレートに言えばあなたをストーカーしてるのは人間ではないってこと」
絵里「失礼だけどにわかには信じられない話ね…」
真姫「まだあなたは本当に不思議な体験をしたわけではないしね」
真姫「はぁ…疲れるけど仕方ないか。見てなさい」ギュッ
真姫「エリーチカさん…長いわね。エリーでいいわよね?」
真姫「エリーが見たここのチラシも怪談に悩まされた人にしか見えないよう結界を貼ったものなのよ」
絵里「結界…」
真姫「ええ。ストレートに言えばあなたをストーカーしてるのは人間ではないってこと」
絵里「失礼だけどにわかには信じられない話ね…」
真姫「まだあなたは本当に不思議な体験をしたわけではないしね」
真姫「はぁ…疲れるけど仕方ないか。見てなさい」ギュッ
59:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:11:48 :k9887j6o
真姫「使役者の名に於いてウイングハートを解放するわ!おいでアイス!」
ピカッ
スタッ
えりぱな !?
真姫「私の式神よ」
えりぱな「か、か、か可愛い!!!!」
真姫「デッショー!」
花陽「可愛すぎます!おいでー、よしよし」ナデナデ
絵里「ネックレスから…疑ってごめんなさい。あなたが霊能力者?ってことはわかったわ」
真姫「使役者の名に於いてウイングハートを解放するわ!おいでアイス!」
ピカッ
スタッ
えりぱな !?
真姫「私の式神よ」
えりぱな「か、か、か可愛い!!!!」
真姫「デッショー!」
花陽「可愛すぎます!おいでー、よしよし」ナデナデ
絵里「ネックレスから…疑ってごめんなさい。あなたが霊能力者?ってことはわかったわ」
60:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:12:18 :k9887j6o
真姫「霊能力者とは厳密に言えば違うのだけどまぁいいわ。とりあえず戻りなさいアイス」
シュンッ
花陽「あぁ…消えちゃった」ガックリ
真姫「また今度合わせてあげるわよ。とりあえず話を戻しましょ」
真姫「ストーカーの正体はだいたいわかったんだけど一つだけ確認しときたいことがあるの」
真姫「エリー、あなたストーカーの姿を見たことはあるのよね?」
絵里「え、ええ。ベランダから見た時もそうだし何度かはこの目で見てるわ」
真姫「じゃあそいつらの特徴を教えてちょうだい」
絵里「えっと、確か…あれ?なんで?」
絵里「…思い出せない」
真姫「霊能力者とは厳密に言えば違うのだけどまぁいいわ。とりあえず戻りなさいアイス」
シュンッ
花陽「あぁ…消えちゃった」ガックリ
真姫「また今度合わせてあげるわよ。とりあえず話を戻しましょ」
真姫「ストーカーの正体はだいたいわかったんだけど一つだけ確認しときたいことがあるの」
真姫「エリー、あなたストーカーの姿を見たことはあるのよね?」
絵里「え、ええ。ベランダから見た時もそうだし何度かはこの目で見てるわ」
真姫「じゃあそいつらの特徴を教えてちょうだい」
絵里「えっと、確か…あれ?なんで?」
絵里「…思い出せない」
61:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:12:48 :k9887j6o
真姫「やっぱりね。安心していいわよ。思い出せないんじゃなくて見えてなかったってだけだから」
絵里「確かに見たのよ!この目で何度も!」
真姫「言い方が悪かったわね。見えてないのはストーカーそのものではなく服装だったり表情だったりが見えてないってことよ」
真姫「あなたが思い出そうとしてるストーカー達の姿は真っ黒なんじゃないかしら?」
絵里「ええ!どうしてわかったの?」
真姫「それがそいつらの特徴だからよ」
絵里「私はいったい何に取り憑かれているって言うの…」ガクガク
真姫「やっぱりね。安心していいわよ。思い出せないんじゃなくて見えてなかったってだけだから」
絵里「確かに見たのよ!この目で何度も!」
真姫「言い方が悪かったわね。見えてないのはストーカーそのものではなく服装だったり表情だったりが見えてないってことよ」
真姫「あなたが思い出そうとしてるストーカー達の姿は真っ黒なんじゃないかしら?」
絵里「ええ!どうしてわかったの?」
真姫「それがそいつらの特徴だからよ」
絵里「私はいったい何に取り憑かれているって言うの…」ガクガク
62:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:13:21 :k9887j6o
真姫「あなたについてる怪談は暗闇よ」
絵里「暗闇…」
花陽「あれ?でも暗闇の怪談なんて聞いたことないよ?怪談ってのは人に知ってもらってはじめて存在できるはずだったよね?」
真姫「暗闇ほどみんなの恐怖心を煽るものはないでしょう」
真姫「殆どの怪談話や心霊話に出てくるじゃない。暗闇の路地裏、暗闇の学校って感じでね」
絵里「その暗闇っていう怪談はどういったものなの?私は殺されたりしちゃうのかしら」ガクガク
真姫「安心していいわよ。暗闇ってのは基本的に意志を持つことはないわ。ただそこにあるだけ」
真姫「あなたについてる怪談は暗闇よ」
絵里「暗闇…」
花陽「あれ?でも暗闇の怪談なんて聞いたことないよ?怪談ってのは人に知ってもらってはじめて存在できるはずだったよね?」
真姫「暗闇ほどみんなの恐怖心を煽るものはないでしょう」
真姫「殆どの怪談話や心霊話に出てくるじゃない。暗闇の路地裏、暗闇の学校って感じでね」
絵里「その暗闇っていう怪談はどういったものなの?私は殺されたりしちゃうのかしら」ガクガク
真姫「安心していいわよ。暗闇ってのは基本的に意志を持つことはないわ。ただそこにあるだけ」
63:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:13:54 :k9887j6o
真姫「あなたは人一倍暗いところとかが苦手なんじゃない?」
絵里「え、ええ。真っ暗なところは昔から苦手で…」
真姫「どうして?」
絵里「いやだって怖いじゃない。なにかいてもわからないしお化けとか…」
真姫「そうそれよ。何かいるかもしれないって思いを暗い場所で毎回抱く。その思いが暗闇に形を与えてしまったのが今回のケース」
絵里「私はどうすればいいの…?」
真姫「なにもしなくていいわよ。暗闇に憑かれた場合の対処は簡単なの」
真姫「あなたは人一倍暗いところとかが苦手なんじゃない?」
絵里「え、ええ。真っ暗なところは昔から苦手で…」
真姫「どうして?」
絵里「いやだって怖いじゃない。なにかいてもわからないしお化けとか…」
真姫「そうそれよ。何かいるかもしれないって思いを暗い場所で毎回抱く。その思いが暗闇に形を与えてしまったのが今回のケース」
絵里「私はどうすればいいの…?」
真姫「なにもしなくていいわよ。暗闇に憑かれた場合の対処は簡単なの」
64:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:15:09 :k9887j6o
真姫「そこにいる者の正体を暗闇と知ること。ただの暗闇って理解するだけであいつらは形を失うのよ」
絵里「じゃ、じゃあもう大丈夫なのね!」
真姫「本来ならね。ただ二つ気になることがあるのよ」
花陽「気になること?」
真姫「暗闇には意志がない。そして形を作るにはそこに何かいるかもしれないという思いが必要」
真姫「エリーが夜道で振り向いてそこにいる。これはわかるんだけど明るい部屋のベランダからのぞいた時もいたことが気になることの一つ」
真姫「もう一つは複数いること。暗闇は混じり合ってしまうから同時にその場に複数存在することはないはずなの」
真姫「そこにいる者の正体を暗闇と知ること。ただの暗闇って理解するだけであいつらは形を失うのよ」
絵里「じゃ、じゃあもう大丈夫なのね!」
真姫「本来ならね。ただ二つ気になることがあるのよ」
花陽「気になること?」
真姫「暗闇には意志がない。そして形を作るにはそこに何かいるかもしれないという思いが必要」
真姫「エリーが夜道で振り向いてそこにいる。これはわかるんだけど明るい部屋のベランダからのぞいた時もいたことが気になることの一つ」
真姫「もう一つは複数いること。暗闇は混じり合ってしまうから同時にその場に複数存在することはないはずなの」
65:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:15:47 :k9887j6o
真姫「イメージで言えば液体。コップに水を二回に分けて注いだとしてもすぐ混ざるでしょ?」
絵里「じゃあまだ私に憑いてる暗闇は消えないかもしれないってこと?」ブルブル
真姫「こんな真昼間じゃ気配を探ることもできないわね」
真姫「よし。エリーあなたアイドルユニット解散したって聞いたけど今後のスケジュールは?」
絵里「えっと、とりあえずこの先一週間はおやすみをいただいてるけど…」
真姫「じゃあ決まりね。今日からしばらくあなたの部屋に泊まらせてもらうわ」
真姫「構わないわよね?」
真姫「イメージで言えば液体。コップに水を二回に分けて注いだとしてもすぐ混ざるでしょ?」
絵里「じゃあまだ私に憑いてる暗闇は消えないかもしれないってこと?」ブルブル
真姫「こんな真昼間じゃ気配を探ることもできないわね」
真姫「よし。エリーあなたアイドルユニット解散したって聞いたけど今後のスケジュールは?」
絵里「えっと、とりあえずこの先一週間はおやすみをいただいてるけど…」
真姫「じゃあ決まりね。今日からしばらくあなたの部屋に泊まらせてもらうわ」
真姫「構わないわよね?」
66:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/16(火) 00:16:30 :k9887j6o
絵里「ええ。むしろ一人にならずに済んで私はありがたいわ」
花陽「え、え、え、エリーチカのお家にお泊り!!!!」
真姫「花陽は危ないから帰りなさい」
花陽「そ、そんな!?」ガビ-ン
真姫「それにあなたは学生でしょ。まさか学校サボってついてくる気?」
花陽「真姫ちゃん!学校なんかより大切なものがあることを真姫ちゃんは知ってるはずだよ!」
絵里「あら?学校をサボるのは感心しないわよ?」
花陽「ピャッ!そ、そんなぁ」
絵里「うふふ。この件が落ち着いたら改めて正体するからゆっくり遊びにきたらいいわ」
真姫「そうと決まれば早速いきましょ」
花陽「ううぅ…」
絵里「ええ。むしろ一人にならずに済んで私はありがたいわ」
花陽「え、え、え、エリーチカのお家にお泊り!!!!」
真姫「花陽は危ないから帰りなさい」
花陽「そ、そんな!?」ガビ-ン
真姫「それにあなたは学生でしょ。まさか学校サボってついてくる気?」
花陽「真姫ちゃん!学校なんかより大切なものがあることを真姫ちゃんは知ってるはずだよ!」
絵里「あら?学校をサボるのは感心しないわよ?」
花陽「ピャッ!そ、そんなぁ」
絵里「うふふ。この件が落ち着いたら改めて正体するからゆっくり遊びにきたらいいわ」
真姫「そうと決まれば早速いきましょ」
花陽「ううぅ…」
71:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/17(水) 01:25:30 :dam6FUDw
~絵里の部屋~
真姫「お邪魔するわね」
絵里「どうぞ。えっと…探偵さんの荷物はこの辺に置いておいて」
真姫「ありがと。あと真姫でいいわよ。私も勝手にエリーって呼んでるしね」
絵里「わかったわ。コーヒーを入れてくるわね。真姫は砂糖とミルクはどうする?」
真姫「ブラックでお願い」
絵里「ブラックね」
~絵里の部屋~
真姫「お邪魔するわね」
絵里「どうぞ。えっと…探偵さんの荷物はこの辺に置いておいて」
真姫「ありがと。あと真姫でいいわよ。私も勝手にエリーって呼んでるしね」
絵里「わかったわ。コーヒーを入れてくるわね。真姫は砂糖とミルクはどうする?」
真姫「ブラックでお願い」
絵里「ブラックね」
72:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/17(水) 01:26:02 :dam6FUDw
ガチャ コポコポ
絵里「はい。あとお茶請けにエリーチカ一押しチョコレートも召し上がれ」コトッ
真姫「ありがとう。いただくわ」パクッ
真姫「なにこれ!?すごく美味しいじゃない」
絵里「そうでしょ!私の衣装を扱ってくれてるデザイナーさんが趣味で作ってくれるのよ」
真姫「もうデザイナーやめてパティシエやるべきレベルよこれ」
絵里「あら?デザイナーとしても一流なのよ」
真姫「なによそれ…女子力の塊じゃない」
ガチャ コポコポ
絵里「はい。あとお茶請けにエリーチカ一押しチョコレートも召し上がれ」コトッ
真姫「ありがとう。いただくわ」パクッ
真姫「なにこれ!?すごく美味しいじゃない」
絵里「そうでしょ!私の衣装を扱ってくれてるデザイナーさんが趣味で作ってくれるのよ」
真姫「もうデザイナーやめてパティシエやるべきレベルよこれ」
絵里「あら?デザイナーとしても一流なのよ」
真姫「なによそれ…女子力の塊じゃない」
73:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/17(水) 01:26:35 :dam6FUDw
絵里「まぁ女子力が高すぎて性格面ですこし難ありなんだけど…」
絵里「と、まぁ関係ない話は置いておいて、どう?この部屋からその…気配?ってのは感じるのかしら?」
真姫「暗闇の気配はまだないわね。現れるとしてもあと数時間後じゃないかしら?」
真姫「ただ気になるのがテレビボードに飾られてるあの大きなクマのぬいぐるみ…あれはどこで買ったものなの?」
絵里「あれはファンの子からのプレゼントよ」
真姫「少し調べさせてもらうわよ」スッ
真姫 !?
絵里「まぁ女子力が高すぎて性格面ですこし難ありなんだけど…」
絵里「と、まぁ関係ない話は置いておいて、どう?この部屋からその…気配?ってのは感じるのかしら?」
真姫「暗闇の気配はまだないわね。現れるとしてもあと数時間後じゃないかしら?」
真姫「ただ気になるのがテレビボードに飾られてるあの大きなクマのぬいぐるみ…あれはどこで買ったものなの?」
絵里「あれはファンの子からのプレゼントよ」
真姫「少し調べさせてもらうわよ」スッ
真姫 !?
74:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/17(水) 01:27:12 :dam6FUDw
真姫「エリー、ここを見て」
絵里「え?これは…」
真姫「縫い直した跡ね」
絵里「ということはこの中になにかが…」ガクガク
真姫「震えてないでハサミを持ってきて!」
絵里「わ、わかったわ」ダッ
絵里「はい…」スッ
真姫「切るわよ?」
絵里「ええ…」
チョキ チョキ チョキ
真姫「エリー、ここを見て」
絵里「え?これは…」
真姫「縫い直した跡ね」
絵里「ということはこの中になにかが…」ガクガク
真姫「震えてないでハサミを持ってきて!」
絵里「わ、わかったわ」ダッ
絵里「はい…」スッ
真姫「切るわよ?」
絵里「ええ…」
チョキ チョキ チョキ
75:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/17(水) 01:29:16 :dam6FUDw
真姫「こ、これは!?」
絵里「ひぃ…あ、足?」
真姫「まさか…」
真姫ちゃんとおーとまりー♪
真姫ちゃんとおーとまりー♪
!?
真姫ちゃん危ない!グィ
ブロロロ バキィ
もう!真姫ちゃん!前見なきゃ危ないよ?
お人気さん壊れちゃったね
泣かないで真姫ちゃん ヨシヨシ
真姫「まさかあの人形の…?」
ブワァ!!!
真姫「っ!!いきなり気配が!!」
絵里「え?なに?なんなの?もういやぁ」グスグス
真姫「こ、これは!?」
絵里「ひぃ…あ、足?」
真姫「まさか…」
真姫ちゃんとおーとまりー♪
真姫ちゃんとおーとまりー♪
!?
真姫ちゃん危ない!グィ
ブロロロ バキィ
もう!真姫ちゃん!前見なきゃ危ないよ?
お人気さん壊れちゃったね
泣かないで真姫ちゃん ヨシヨシ
真姫「まさかあの人形の…?」
ブワァ!!!
真姫「っ!!いきなり気配が!!」
絵里「え?なに?なんなの?もういやぁ」グスグス
79:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:43:08 :ZaYkf87k
真姫「エリーは布団にでもくるまってなさい!」
絵里「チカァ…」オフトンイン
真姫「気配が近付いてきてる…急がなきゃ」ガサゴソ
絵里「なんまいだーなんまいだー神様仏様ーーー」ガクブル
真姫「そんなんで救われたら私も楽でいいわ!耳塞いで静かにしてなさい!」
ジジッ パリンッ
真姫「エリーは布団にでもくるまってなさい!」
絵里「チカァ…」オフトンイン
真姫「気配が近付いてきてる…急がなきゃ」ガサゴソ
絵里「なんまいだーなんまいだー神様仏様ーーー」ガクブル
真姫「そんなんで救われたら私も楽でいいわ!耳塞いで静かにしてなさい!」
ジジッ パリンッ
80:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:43:44 :ZaYkf87k
絵里「ひぃ…もう無理チカァ…」コテッ
真姫「照明が…!?もう中に入られたっての?」
カチッ パッ
真姫「一応、懐中電灯を用意してて助かったわ」
…ド…ォ……コ…ドコォ…
真姫「ほんとに複数いる…しかもこれは意思があるっていうの?」
…ア…ハド…ォ…ナイ…ドコォ…
真姫「なにかを探してる…?まさかこの足を?」
バッ!!
暗闇「ミツケタ」ニタア
絵里「ひぃ…もう無理チカァ…」コテッ
真姫「照明が…!?もう中に入られたっての?」
カチッ パッ
真姫「一応、懐中電灯を用意してて助かったわ」
…ド…ォ……コ…ドコォ…
真姫「ほんとに複数いる…しかもこれは意思があるっていうの?」
…ア…ハド…ォ…ナイ…ドコォ…
真姫「なにかを探してる…?まさかこの足を?」
バッ!!
暗闇「ミツケタ」ニタア
81:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:44:20 :ZaYkf87k
ミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタ
ミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタ
82:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:44:56 :ZaYkf87k
真姫 ゾクゥ
真姫「懐中電灯の光源しかないここじゃやられるっ」
真姫「使役者の名に於いてウイングハートを解放するわ!出てきて!」
ピカッ スタ
真姫「レッドはあいつらを!アイスはエリーを乗せて窓から離脱!パープルは待機!」
ガシッ ダッ パリンッ!!
レッド「ガアァッ!!」ダッ!! スカッ!!
真姫「やっぱり物理的な攻撃は無意味ね…」
真姫 ゾクゥ
真姫「懐中電灯の光源しかないここじゃやられるっ」
真姫「使役者の名に於いてウイングハートを解放するわ!出てきて!」
ピカッ スタ
真姫「レッドはあいつらを!アイスはエリーを乗せて窓から離脱!パープルは待機!」
ガシッ ダッ パリンッ!!
レッド「ガアァッ!!」ダッ!! スカッ!!
真姫「やっぱり物理的な攻撃は無意味ね…」
83:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:45:29 :ZaYkf87k
真姫「パープル!私を乗せて離脱!レッドはついてきて!」
ダッ!!!
ニゲタ…ニゲタ…ニガサナイ…
真姫「やばいわね…思ってたより速い」タッタッタッ
真姫「くっ…アイスを遠距離で使役してるせいで思ったより消耗が…なんとかしないと」ハァハァ
真姫「考えなさい真姫!きっと何か打開策があるはず…」
ニガサナイニガサナイニガサナイィィィィ
真姫「そうか!そうよわかったわ!レッド、エリーの部屋のぬいぐるみを持ってきて」ハァハァ
真姫「パープル!私を乗せて離脱!レッドはついてきて!」
ダッ!!!
ニゲタ…ニゲタ…ニガサナイ…
真姫「やばいわね…思ってたより速い」タッタッタッ
真姫「くっ…アイスを遠距離で使役してるせいで思ったより消耗が…なんとかしないと」ハァハァ
真姫「考えなさい真姫!きっと何か打開策があるはず…」
ニガサナイニガサナイニガサナイィィィィ
真姫「そうか!そうよわかったわ!レッド、エリーの部屋のぬいぐるみを持ってきて」ハァハァ
84:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:47:03 :ZaYkf87k
レッド「ガウゥ!」コクッ ダッ!!
真姫「パープルは回り道しながらエリーのマンションの方へ!」
パープル「ガウ!」ダッ!!!
真姫「アイスはエリーを無事に安全なとこまで運べたかしら…」ハァハァ
レッド「ガウゥ!」コクッ ダッ!!
真姫「パープルは回り道しながらエリーのマンションの方へ!」
パープル「ガウ!」ダッ!!!
真姫「アイスはエリーを無事に安全なとこまで運べたかしら…」ハァハァ
85:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:47:35 :ZaYkf87k
~西木野探偵事務所~
パリンッ スタッ
絵里「うぅっ!こ、ここは?」キョロキョロ
アイス「ガウ」
絵里「あなたは真姫の…それにここは真姫の事務所…」
絵里「私を連れてきてくれたのねありがとう」ナデナデ
絵里「真姫が一緒じゃないってことはまだ解決してないのね?」
アイス「ガウゥ」コクッ
絵里「私はもう大丈夫よ。あなたは真姫のところへ戻ってあげて」
アイス「ガウ!!」シュン
絵里「真姫…無事でいて…」
~西木野探偵事務所~
パリンッ スタッ
絵里「うぅっ!こ、ここは?」キョロキョロ
アイス「ガウ」
絵里「あなたは真姫の…それにここは真姫の事務所…」
絵里「私を連れてきてくれたのねありがとう」ナデナデ
絵里「真姫が一緒じゃないってことはまだ解決してないのね?」
アイス「ガウゥ」コクッ
絵里「私はもう大丈夫よ。あなたは真姫のところへ戻ってあげて」
アイス「ガウ!!」シュン
絵里「真姫…無事でいて…」
86:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:48:29 :ZaYkf87k
~絵里のマンション近くの路上~
真姫「パープル!あと少し頑張って」ハァハァ
パープル「ガアアァ!!」タッタッタッ
ツカマエルニガサナイツカマエルツカマエルツカマエル
レッド「ガアアァ!!!」ストッ
真姫「レッド!なんとか間に合った!足をこのぬいぐるみの中にっ!!」ズボッ
ドコォ…アシドコォ…
真姫「ハァハァ…やっぱり」
真姫「とりあえずあなた達は戻りなさい。いつもありがとう」
シュンッ
真姫「暗闇達は朝になったら消える…とりあえず事務所に」テクテク
ドコォ…アシハドコォ…キエタドコォ…
~絵里のマンション近くの路上~
真姫「パープル!あと少し頑張って」ハァハァ
パープル「ガアアァ!!」タッタッタッ
ツカマエルニガサナイツカマエルツカマエルツカマエル
レッド「ガアアァ!!!」ストッ
真姫「レッド!なんとか間に合った!足をこのぬいぐるみの中にっ!!」ズボッ
ドコォ…アシドコォ…
真姫「ハァハァ…やっぱり」
真姫「とりあえずあなた達は戻りなさい。いつもありがとう」
シュンッ
真姫「暗闇達は朝になったら消える…とりあえず事務所に」テクテク
ドコォ…アシハドコォ…キエタドコォ…
87:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:49:04 :ZaYkf87k
~西木野探偵事務所~
ガチャ パタン
絵里「真姫!無事だったのね!」
真姫「ええ、なんとかね。暗闇の件はまだ解決してないけど」
絵里「え?」
真姫「ベランダから下を見てみなさい」
絵里「ベランダ…まさか下に…」ガクガク
真姫「大丈夫。私の考えが正しければこっちに手は出せないはずよ」
絵里「どうしてわかるのよ!私の部屋はいきなり照明が破裂したのよ!」
~西木野探偵事務所~
ガチャ パタン
絵里「真姫!無事だったのね!」
真姫「ええ、なんとかね。暗闇の件はまだ解決してないけど」
絵里「え?」
真姫「ベランダから下を見てみなさい」
絵里「ベランダ…まさか下に…」ガクガク
真姫「大丈夫。私の考えが正しければこっちに手は出せないはずよ」
絵里「どうしてわかるのよ!私の部屋はいきなり照明が破裂したのよ!」
88:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:49:39 :ZaYkf87k
真姫「落ち着きなさい。まず暗闇はあのぬいぐるみに入ってた足を探してる」
絵里「足…そういえばあの足はどこにいったの…?」
真姫「このぬいぐるみの中に戻したわ」ヒョイ
絵里「じゃあここに来ちゃうじゃない!」
真姫「思い出して。あいつらの気配が現れたのはぬいぐるみから足を出した瞬間」
真姫「あいつらはぬいぐるみの中にあると足の場所を特定できないのよ」
絵里「どうして?そのぬいぐるみは特別なものなの?」
真姫「ぬいぐるみ自体は普通のものよ。ただ足を入れた時に封印をかけられてたのね」
真姫「落ち着きなさい。まず暗闇はあのぬいぐるみに入ってた足を探してる」
絵里「足…そういえばあの足はどこにいったの…?」
真姫「このぬいぐるみの中に戻したわ」ヒョイ
絵里「じゃあここに来ちゃうじゃない!」
真姫「思い出して。あいつらの気配が現れたのはぬいぐるみから足を出した瞬間」
真姫「あいつらはぬいぐるみの中にあると足の場所を特定できないのよ」
絵里「どうして?そのぬいぐるみは特別なものなの?」
真姫「ぬいぐるみ自体は普通のものよ。ただ足を入れた時に封印をかけられてたのね」
89:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:50:22 :ZaYkf87k
真姫「その封印が時間と共に弱まって足の気配が漏れてエリーの周辺に暗闇達が寄ってきた…」
絵里「だからぬいぐるみから出した瞬間に…」
真姫「ええ。あいつらは見えてるわけじゃなく足の気配だけを感じることができるのよ。」
真姫「その証拠に目の前で私がぬいぐるみに足を入れたのにあいつらは足の場所がわからなくなったわ」
絵里「でもここまでついてきてるのよね?」
真姫「ぬいぐるみから気配が漏れてるっていったでしょ。まぁ今晩くらいは大丈夫なはずよ」
真姫「その封印が時間と共に弱まって足の気配が漏れてエリーの周辺に暗闇達が寄ってきた…」
絵里「だからぬいぐるみから出した瞬間に…」
真姫「ええ。あいつらは見えてるわけじゃなく足の気配だけを感じることができるのよ。」
真姫「その証拠に目の前で私がぬいぐるみに足を入れたのにあいつらは足の場所がわからなくなったわ」
絵里「でもここまでついてきてるのよね?」
真姫「ぬいぐるみから気配が漏れてるっていったでしょ。まぁ今晩くらいは大丈夫なはずよ」
90:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:50:54 :ZaYkf87k
絵里「じゃ、じゃあ!そのぬいぐるみを真姫が預かってくれたら私は大丈夫なの?」
真姫「直接の害はないはずよ。ただし漏れた気配がエリーに染み付いてる可能性があるからもしかしたら今までのように暗闇につき纏まれるかもしれないけど」
絵里「そ、そんなぁ…」
真姫「明日には解決してあげるからこの真姫ちゃんに任せなさい!」
絵里「チカァ…」ガクブル
真姫「しっかりしなさい!そのためにはあなたにも協力してもらわなきゃならないのよ」
絵里「じゃ、じゃあ!そのぬいぐるみを真姫が預かってくれたら私は大丈夫なの?」
真姫「直接の害はないはずよ。ただし漏れた気配がエリーに染み付いてる可能性があるからもしかしたら今までのように暗闇につき纏まれるかもしれないけど」
絵里「そ、そんなぁ…」
真姫「明日には解決してあげるからこの真姫ちゃんに任せなさい!」
絵里「チカァ…」ガクブル
真姫「しっかりしなさい!そのためにはあなたにも協力してもらわなきゃならないのよ」
91:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 03:51:26 :ZaYkf87k
絵里「協力?この件に関して私ができることなんてあるの…?」
真姫「トップアイドル、エリーチカにしかできないことよ!……………どう?できる?」
絵里「え、ええ…。それくらいなら頼めばなんとかなるはずよ」
真姫「なら日が昇って暗闇が消えたら準備を始めるわよ」
真姫「ふあぁ…もうクタクタだから少し寝るわ」
絵里「ちょっ…待って私も一緒の布団で!」アタフタ
絵里「協力?この件に関して私ができることなんてあるの…?」
真姫「トップアイドル、エリーチカにしかできないことよ!……………どう?できる?」
絵里「え、ええ…。それくらいなら頼めばなんとかなるはずよ」
真姫「なら日が昇って暗闇が消えたら準備を始めるわよ」
真姫「ふあぁ…もうクタクタだから少し寝るわ」
絵里「ちょっ…待って私も一緒の布団で!」アタフタ
94:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:50:34 :oeezHQ3E
~仮眠室~
真姫「ふあぁぁぁ…」ノビ-
真姫「なんかぐっすり眠れなかったわね」
真姫「ハァ…原因はこれね…」チラッ
絵里「zzz」
真姫「トップアイドルが16歳女子の布団に侵入!スキャンダラスな話題になりそうね」
真姫「ほら!起きなさいエリー!」
絵里「う、うーーん」ノビ-
真姫「コーヒーを入れてくるからちゃんと起きとくのよ」スタスタ
~仮眠室~
真姫「ふあぁぁぁ…」ノビ-
真姫「なんかぐっすり眠れなかったわね」
真姫「ハァ…原因はこれね…」チラッ
絵里「zzz」
真姫「トップアイドルが16歳女子の布団に侵入!スキャンダラスな話題になりそうね」
真姫「ほら!起きなさいエリー!」
絵里「う、うーーん」ノビ-
真姫「コーヒーを入れてくるからちゃんと起きとくのよ」スタスタ
95:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:52:49 :oeezHQ3E
~西木野探偵事務所~
真姫「はい。コーヒー」コトッ
絵里「ありがとう」
真姫「それ飲んだら早速動くわよ。内容は覚えてるわね?」
絵里「え、ええ。大丈夫よ」
真姫「とりあえず深夜0時までは別行動になるからこれを持ってなさい」ヒョイ
絵里「これは真姫のネックレス?でもこれがなければ式神が出せないんじゃないの?」
真姫「式神を宿してるのはこっちよ」チラッ
真姫「こっちのは大切な人から預かってるものであなたに渡したのは元々私の物だった方」
~西木野探偵事務所~
真姫「はい。コーヒー」コトッ
絵里「ありがとう」
真姫「それ飲んだら早速動くわよ。内容は覚えてるわね?」
絵里「え、ええ。大丈夫よ」
真姫「とりあえず深夜0時までは別行動になるからこれを持ってなさい」ヒョイ
絵里「これは真姫のネックレス?でもこれがなければ式神が出せないんじゃないの?」
真姫「式神を宿してるのはこっちよ」チラッ
真姫「こっちのは大切な人から預かってるものであなたに渡したのは元々私の物だった方」
96:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:53:22 :oeezHQ3E
絵里「よく見るとこっちは赤でそっちはオレンジのストーンがついてるわね」
絵里「大切なものじゃないの?」
真姫「大切なものよ…。無くさないでよね」
絵里「もちろん」ギュッ
真姫「簡単なおまじないをかけておいたから2、3日ならエリーに染み付いた足の気配を抑えてくれるはずよ」
絵里「ハラショー…さすが真姫ね」
真姫「出会って2日目で私の何を知ってるのよ…」
絵里「よく見るとこっちは赤でそっちはオレンジのストーンがついてるわね」
絵里「大切なものじゃないの?」
真姫「大切なものよ…。無くさないでよね」
絵里「もちろん」ギュッ
真姫「簡単なおまじないをかけておいたから2、3日ならエリーに染み付いた足の気配を抑えてくれるはずよ」
絵里「ハラショー…さすが真姫ね」
真姫「出会って2日目で私の何を知ってるのよ…」
97:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:53:54 :oeezHQ3E
真姫「それよりエリー、あのぬいぐるみを手に入れた経緯を教えてもらえるかしら」
絵里「あれは昨日言ったと思うけどファンからのプレゼントよ」
絵里「まだ私とにこ…私の相方が無名でプロダクションにも入るまえよ。誰も聞いてないような路上ライブを終えた時に渡されたの」
真姫「直接渡されたの!?渡してきた人はどんな人なの!?」
絵里「ちょっと待って。ちゃんと思い出してみるわ」
真姫「それよりエリー、あのぬいぐるみを手に入れた経緯を教えてもらえるかしら」
絵里「あれは昨日言ったと思うけどファンからのプレゼントよ」
絵里「まだ私とにこ…私の相方が無名でプロダクションにも入るまえよ。誰も聞いてないような路上ライブを終えた時に渡されたの」
真姫「直接渡されたの!?渡してきた人はどんな人なの!?」
絵里「ちょっと待って。ちゃんと思い出してみるわ」
98:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:54:45 :oeezHQ3E
~2年前~
絵里「今日も誰も聞いてくれなかったわね…」ハァ
にこ「そうね…」
絵里「私達このままでいいのかしら」
にこ「何弱気になってんのよ!諦めちゃダメよ!」
にこ「にこ達は人を笑顔にするために頑張ってるのよ!そのにこ達が暗くなってどーするわけ?」
絵里「けど…」
タッタッタッ
???「これ…」スッ
絵里「え?これを私に…?」
???「お願い…」フラッ
絵里「ちょっとあなたっ!大丈夫?」ガシッ
???「だ、大丈夫…だから…」ブン タッタッタッ
絵里「いっちゃった」
~2年前~
絵里「今日も誰も聞いてくれなかったわね…」ハァ
にこ「そうね…」
絵里「私達このままでいいのかしら」
にこ「何弱気になってんのよ!諦めちゃダメよ!」
にこ「にこ達は人を笑顔にするために頑張ってるのよ!そのにこ達が暗くなってどーするわけ?」
絵里「けど…」
タッタッタッ
???「これ…」スッ
絵里「え?これを私に…?」
???「お願い…」フラッ
絵里「ちょっとあなたっ!大丈夫?」ガシッ
???「だ、大丈夫…だから…」ブン タッタッタッ
絵里「いっちゃった」
99:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:55:41 :oeezHQ3E
にこ「やったわね絵里!アンタのファン第一号よ!」
絵里「ファン…私の?」
にこ「そうよ!大切なファンからのプレゼント、大切にしなさいよ!」
絵里「私のファン…」ポロッ
にこ「ちょっとアンタ何泣いてるのよ!あの子を笑顔にするためにもアンタが笑顔でいなきゃダメじゃない」
にこ「にっこにっこにー!ほら、やってみなさい」
絵里「ふふ…それは嫌よ。でもありがとうにこ」
にこ「ふ、ふん!ファンが一人できたからって調子に乗っちゃだめよ?にこなんて既に3人も熱狂的なファンがいるんだから!」
絵里「3人ってこころちゃんとここあちゃんとこたろう君でしょ」ウフフ
にこ「そうよ!悪い!?アイドルにこにーはあの子達のためにもとまれないのよ!」
絵里「そうねにこ。私もさっきの子のために止まれないわね」
にこ「わかったら家に帰って新曲考えるわよ!」
にこ「やったわね絵里!アンタのファン第一号よ!」
絵里「ファン…私の?」
にこ「そうよ!大切なファンからのプレゼント、大切にしなさいよ!」
絵里「私のファン…」ポロッ
にこ「ちょっとアンタ何泣いてるのよ!あの子を笑顔にするためにもアンタが笑顔でいなきゃダメじゃない」
にこ「にっこにっこにー!ほら、やってみなさい」
絵里「ふふ…それは嫌よ。でもありがとうにこ」
にこ「ふ、ふん!ファンが一人できたからって調子に乗っちゃだめよ?にこなんて既に3人も熱狂的なファンがいるんだから!」
絵里「3人ってこころちゃんとここあちゃんとこたろう君でしょ」ウフフ
にこ「そうよ!悪い!?アイドルにこにーはあの子達のためにもとまれないのよ!」
絵里「そうねにこ。私もさっきの子のために止まれないわね」
にこ「わかったら家に帰って新曲考えるわよ!」
100:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:56:18 :oeezHQ3E
~現在~
絵里「って流れで渡されたんだけど実はファンからのプレゼントじゃなくて呪いだったなんて…」
真姫「その子がエリーにぬいぐるみを渡した意図はわからないじゃない。ぬいぐるみの中の足をその子が知らなかった可能性もあるわけだし」
絵里「だといいんだけど…結構ショックだわ」
真姫「まぁその子の意図は想像の域を出ないわ。それより外見的な特徴を教えてもらえる?」
絵里「えっと…フラフラで俯き気味だったから顔色が悪いってことはわかったけど顔はあまり見えなかったの」
真姫「何歳くらいでとか来てた服とか分かる範囲でいいのよ」
~現在~
絵里「って流れで渡されたんだけど実はファンからのプレゼントじゃなくて呪いだったなんて…」
真姫「その子がエリーにぬいぐるみを渡した意図はわからないじゃない。ぬいぐるみの中の足をその子が知らなかった可能性もあるわけだし」
絵里「だといいんだけど…結構ショックだわ」
真姫「まぁその子の意図は想像の域を出ないわ。それより外見的な特徴を教えてもらえる?」
絵里「えっと…フラフラで俯き気味だったから顔色が悪いってことはわかったけど顔はあまり見えなかったの」
真姫「何歳くらいでとか来てた服とか分かる範囲でいいのよ」
101:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:56:54 :oeezHQ3E
絵里「流石に2年以上前だから服装は覚えてないわ。歳は当時の私より少し下に見えたから今は15~17…高校生くらいの歳かしら?」
真姫「ほとんど手掛かりなしね」ハァ
絵里「あ!そういえば特徴的なサイドテールだったわ」
ガタァ ガチャン
真姫「どんな髪型!?ちょっとやってみて!!」
絵里「ちょっと落ち着いて真姫!コーヒー溢れちゃったじゃない」
真姫「そんなのいいからはやくして!」
絵里「もう…いきなりどうしたのよ…」ンショ パサァ ギュ
絵里「こんな感じのサイドテールよ?変わった髪型だから間違いないわ」
絵里「流石に2年以上前だから服装は覚えてないわ。歳は当時の私より少し下に見えたから今は15~17…高校生くらいの歳かしら?」
真姫「ほとんど手掛かりなしね」ハァ
絵里「あ!そういえば特徴的なサイドテールだったわ」
ガタァ ガチャン
真姫「どんな髪型!?ちょっとやってみて!!」
絵里「ちょっと落ち着いて真姫!コーヒー溢れちゃったじゃない」
真姫「そんなのいいからはやくして!」
絵里「もう…いきなりどうしたのよ…」ンショ パサァ ギュ
絵里「こんな感じのサイドテールよ?変わった髪型だから間違いないわ」
102:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:57:27 :oeezHQ3E
真姫「…おねえちゃんなの?」ボソッ
絵里「真姫…?」
真姫「そのファンの子はそれ以降は?」
絵里「一度も見てないわ」
真姫「そう…」
真姫(あの人形の物と思われる足が入ったぬいぐるみ)
真姫(そのぬいぐるみを渡してきたおねえちゃんと同じ髪型の女の子)
真姫(おねえちゃんが生きてればエリーの一つ下)
真姫(おねえちゃんは生きてる…?)
真姫「…おねえちゃんなの?」ボソッ
絵里「真姫…?」
真姫「そのファンの子はそれ以降は?」
絵里「一度も見てないわ」
真姫「そう…」
真姫(あの人形の物と思われる足が入ったぬいぐるみ)
真姫(そのぬいぐるみを渡してきたおねえちゃんと同じ髪型の女の子)
真姫(おねえちゃんが生きてればエリーの一つ下)
真姫(おねえちゃんは生きてる…?)
103:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:58:01 :oeezHQ3E
絵里「…き!真姫ってば!」
真姫「え!あ、ごめんなさい。少し考え込んでたわ」
絵里「その子に心当たりがあるの?」
真姫「もしかしたらってレベルだけど。まぁとりあえずは今晩のことに集中ね」
絵里「じゃあ私は準備してくるわね」
真姫「ええ。よろしく頼むわね」
絵里「…き!真姫ってば!」
真姫「え!あ、ごめんなさい。少し考え込んでたわ」
絵里「その子に心当たりがあるの?」
真姫「もしかしたらってレベルだけど。まぁとりあえずは今晩のことに集中ね」
絵里「じゃあ私は準備してくるわね」
真姫「ええ。よろしく頼むわね」
104:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:58:34 :oeezHQ3E
~PM7:00~
真姫「さてと、そろそろ湧いてる頃かしら?」ガラガラ
ドコォ…アシドコォ… ワラワラ
真姫「五匹か…昨日も暗闇の中で五匹だったわね」
真姫「もしかしたら五匹が上限なのかしら?」
プルルルプルルル
真姫「もしもしエリー?」
真姫「そう、さすがね!なら0時過ぎにそっちに着くようにするわ」
真姫「ええ、大丈夫よ。またあとで会いましょう」プツ
真姫「あと5時間か…コーヒーでも入れようかしら」
~PM7:00~
真姫「さてと、そろそろ湧いてる頃かしら?」ガラガラ
ドコォ…アシドコォ… ワラワラ
真姫「五匹か…昨日も暗闇の中で五匹だったわね」
真姫「もしかしたら五匹が上限なのかしら?」
プルルルプルルル
真姫「もしもしエリー?」
真姫「そう、さすがね!なら0時過ぎにそっちに着くようにするわ」
真姫「ええ、大丈夫よ。またあとで会いましょう」プツ
真姫「あと5時間か…コーヒーでも入れようかしら」
105:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:59:06 :oeezHQ3E
~???~
にこ「本当にそんな方法でアンタのストーカー問題は解決するわけ?霊感商法に引っかかってるだけじゃないの?」ジト-
絵里「真姫は本物よ?今は信じられないかも知れないけどお願い。協力して」
???「大丈夫だよ絵里ちゃん。にこちゃんも絵里ちゃんのことが心配だからここまで来てくれてるんだよ」
???「おかあ…社長にも絵里ちゃんのためにお願いしますって言って今回の件の後押ししたのもにこちゃんだよ?」
絵里「にこ…ありがとう」
にこ「適当なこと言ってんじゃないわよ!私はうじうじしてる絵里を見てると気が参るから好きにやらせたらって言っただけよ!」
にこ「だいたい暗闇だかなんだか知らないけどなんで宇宙ナンバーワンアイドルのにこを差し置いてアンタのストーカーになるわけ?」グチグチ
???「ふふふ…ほんとにこちゃんは素直じゃないね」
絵里「ほんとにね」
~???~
にこ「本当にそんな方法でアンタのストーカー問題は解決するわけ?霊感商法に引っかかってるだけじゃないの?」ジト-
絵里「真姫は本物よ?今は信じられないかも知れないけどお願い。協力して」
???「大丈夫だよ絵里ちゃん。にこちゃんも絵里ちゃんのことが心配だからここまで来てくれてるんだよ」
???「おかあ…社長にも絵里ちゃんのためにお願いしますって言って今回の件の後押ししたのもにこちゃんだよ?」
絵里「にこ…ありがとう」
にこ「適当なこと言ってんじゃないわよ!私はうじうじしてる絵里を見てると気が参るから好きにやらせたらって言っただけよ!」
にこ「だいたい暗闇だかなんだか知らないけどなんで宇宙ナンバーワンアイドルのにこを差し置いてアンタのストーカーになるわけ?」グチグチ
???「ふふふ…ほんとにこちゃんは素直じゃないね」
絵里「ほんとにね」
106:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 09:59:40 :oeezHQ3E
~西木野探偵事務所~
真姫「11時半、そろそろ行かなきゃ」
真姫「使役者の名に於いてウイングハートを解放するわ!おいでパープル!」
ピカッ スタッ
真姫「行き先はわかるわね?」
パープル「ガウ」コクッ
真姫「よしいい子」ナデナデ
真姫「それじゃいくわよ」
パープル「ガルゥ!」ダンッ
~西木野探偵事務所~
真姫「11時半、そろそろ行かなきゃ」
真姫「使役者の名に於いてウイングハートを解放するわ!おいでパープル!」
ピカッ スタッ
真姫「行き先はわかるわね?」
パープル「ガウ」コクッ
真姫「よしいい子」ナデナデ
真姫「それじゃいくわよ」
パープル「ガルゥ!」ダンッ
107:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:00:13 :oeezHQ3E
~西木野探偵事務所前~
ドコォ…アシドコォ…
スタッ
真姫「ぬいぐるみから足を出してっと…」スッ
アシダ…ミツケタ…ミツケタ…ツカマエル
暗闇「ミツケタァ…」ニタァ
真姫「食いついたわね?お探しのものはここよ!付いて来なさい!」タッタッタ
ニガサナイ…ミツケタ…ツカマエル… ブワァ
真姫「相変わらず速いわね!このまま逃げ切るわよパープル」
パープル「ガル!」
ニガサナイィィィィ…
~西木野探偵事務所前~
ドコォ…アシドコォ…
スタッ
真姫「ぬいぐるみから足を出してっと…」スッ
アシダ…ミツケタ…ミツケタ…ツカマエル
暗闇「ミツケタァ…」ニタァ
真姫「食いついたわね?お探しのものはここよ!付いて来なさい!」タッタッタ
ニガサナイ…ミツケタ…ツカマエル… ブワァ
真姫「相変わらず速いわね!このまま逃げ切るわよパープル」
パープル「ガル!」
ニガサナイィィィィ…
108:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:00:45 :oeezHQ3E
~???付近~
真姫「12時3分!ベストタイミングで目的地が見えて来たわね!」
真姫「パープル!このままアキバドームの中へ!!」
アシィィ…ヨコセェ…アシィィィィ…
~アキバドーム~
エリ-!!!
絵里「真姫!!!準備はできてるわ!はやくステージに」
にこ「なっ?あたりの空気がいきなり重たくっ…」
???「きゃっ!寒いっ!」
~???付近~
真姫「12時3分!ベストタイミングで目的地が見えて来たわね!」
真姫「パープル!このままアキバドームの中へ!!」
アシィィ…ヨコセェ…アシィィィィ…
~アキバドーム~
エリ-!!!
絵里「真姫!!!準備はできてるわ!はやくステージに」
にこ「なっ?あたりの空気がいきなり重たくっ…」
???「きゃっ!寒いっ!」
109:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:02:13 :oeezHQ3E
タッタッタッタ!!
スタッ
真姫「エリーまだよ!」
アシヲヨコセェェェェ…
真姫「よし暗闇がドームに入ったわ!パープル戻りなさい!」シュン
暗闇 ニタァ
真姫「勝ちを確信するには早すぎるんじゃない?」
アシヲ…アシヲヨコセェェェ!!! バッ
真姫「今よエリー!!!!」
絵里「せーのっ!」
にこ「おりゃっ!」
???「えいっ!」
ガチャン パッ
真姫「っ!まぶし!」
グアアァァァ ギャァアァァアァ
タッタッタッタ!!
スタッ
真姫「エリーまだよ!」
アシヲヨコセェェェェ…
真姫「よし暗闇がドームに入ったわ!パープル戻りなさい!」シュン
暗闇 ニタァ
真姫「勝ちを確信するには早すぎるんじゃない?」
アシヲ…アシヲヨコセェェェ!!! バッ
真姫「今よエリー!!!!」
絵里「せーのっ!」
にこ「おりゃっ!」
???「えいっ!」
ガチャン パッ
真姫「っ!まぶし!」
グアアァァァ ギャァアァァアァ
110:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:02:46 :oeezHQ3E
真姫「これだけの光の中なら形を保てないでしょ!」
グアァァァ…アシィィィ…アシヲカエ…
コロン コロン コロン
真姫「このカケラは…まさか人形の…」
真姫「カケラが五個…なるほど。これがあったから混じり合わずに済んだってことね」
真姫「足を求めたのもこのカケラの意思か」
絵里「真姫ーーー!」タッタッタッ
真姫「エリー。終わったわよ全部」
絵里「怪我してない?ほんとにありがとう真姫!!」ダキッ
真姫「パンサーに乗って移動してきただけよ。大袈裟ねもう」ハァ
真姫「これだけの光の中なら形を保てないでしょ!」
グアァァァ…アシィィィ…アシヲカエ…
コロン コロン コロン
真姫「このカケラは…まさか人形の…」
真姫「カケラが五個…なるほど。これがあったから混じり合わずに済んだってことね」
真姫「足を求めたのもこのカケラの意思か」
絵里「真姫ーーー!」タッタッタッ
真姫「エリー。終わったわよ全部」
絵里「怪我してない?ほんとにありがとう真姫!!」ダキッ
真姫「パンサーに乗って移動してきただけよ。大袈裟ねもう」ハァ
111:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:03:17 :oeezHQ3E
にこ「アンタが真姫?今回はうちのポンコツな相方が世話になったわね」
真姫「相方…?エリー、あなた小学生とユニット組んでたの?」
にこ「だぁれが小学生よ!!!にこは絵里と同い年!!」
真姫「え?嘘でしょ…」
にこ「アンタ初対面のくせに失礼すぎるわよ!だいたい宇宙ナンバーワンアイドルのにこのこと知らないわけ!?」
真姫「ごめんなさい。あんまりテレビとか見ないのよ」
真姫「飴あげるから機嫌なおして?」ガサゴソ
にこ「ナチュラルに小学生扱いしてんじゃないわよ!!だいたいアンタっドンッ
にこ「にごぉぉ」パタン
にこ「アンタが真姫?今回はうちのポンコツな相方が世話になったわね」
真姫「相方…?エリー、あなた小学生とユニット組んでたの?」
にこ「だぁれが小学生よ!!!にこは絵里と同い年!!」
真姫「え?嘘でしょ…」
にこ「アンタ初対面のくせに失礼すぎるわよ!だいたい宇宙ナンバーワンアイドルのにこのこと知らないわけ!?」
真姫「ごめんなさい。あんまりテレビとか見ないのよ」
真姫「飴あげるから機嫌なおして?」ガサゴソ
にこ「ナチュラルに小学生扱いしてんじゃないわよ!!だいたいアンタっドンッ
にこ「にごぉぉ」パタン
112:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:04:19 :oeezHQ3E
???「かわいいぃぃぃ♪真っ赤な髪にツンとしたツリ目!!!や~~ん♪お人形さんみたい!」
真姫「えっ?ちょっとなによ?誰なの?」アタフタ
???「あ~~~ん♡困った顔も素敵ぃ!!真姫ちゃんだよね?真姫ちゃんって呼ぶね?ことりのことはことりん♪って呼んで♡」
真姫「なによそれ!いきなりなんなの?イミワカンナイ!!」
ことり「もう真姫ちゃん見てるとインスピレーションが止まらない~♪持って帰ってことりのおやつに…」
絵里「こらことり!真姫が困ってるでしょ。落ち着きなさい」
ことり「だってぇ~♡」
???「かわいいぃぃぃ♪真っ赤な髪にツンとしたツリ目!!!や~~ん♪お人形さんみたい!」
真姫「えっ?ちょっとなによ?誰なの?」アタフタ
???「あ~~~ん♡困った顔も素敵ぃ!!真姫ちゃんだよね?真姫ちゃんって呼ぶね?ことりのことはことりん♪って呼んで♡」
真姫「なによそれ!いきなりなんなの?イミワカンナイ!!」
ことり「もう真姫ちゃん見てるとインスピレーションが止まらない~♪持って帰ってことりのおやつに…」
絵里「こらことり!真姫が困ってるでしょ。落ち着きなさい」
ことり「だってぇ~♡」
113:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:04:52 :oeezHQ3E
絵里「ごめんなさい真姫。とりあえず紹介するわ」
絵里「あっちで白目向いて倒れてるのが矢澤にこ。私のパートナーよ」
絵里「そしてこっちのあなたを持ち帰ろうとしてる猛禽類がデザイナーのことり」
ことり「もう!ことりは猛禽類じゃありません!」プンスコ
真姫「性格面で難あり…納得だわ…」
絵里「とりあえず社長に無理言って借りて貰ったからそろそろ出ないと」
ことり「あ、じゃあことりからお母さんに終わったって連絡しときます♪」
真姫「なんかどっと疲れたわ…とりあえず私の事務所に行きましょう」
えりことまき スタスタスタ
にこ「ナチュラルに置いていくんじゃないわよ!待ちなさい!!」ダッ
絵里「ごめんなさい真姫。とりあえず紹介するわ」
絵里「あっちで白目向いて倒れてるのが矢澤にこ。私のパートナーよ」
絵里「そしてこっちのあなたを持ち帰ろうとしてる猛禽類がデザイナーのことり」
ことり「もう!ことりは猛禽類じゃありません!」プンスコ
真姫「性格面で難あり…納得だわ…」
絵里「とりあえず社長に無理言って借りて貰ったからそろそろ出ないと」
ことり「あ、じゃあことりからお母さんに終わったって連絡しときます♪」
真姫「なんかどっと疲れたわ…とりあえず私の事務所に行きましょう」
えりことまき スタスタスタ
にこ「ナチュラルに置いていくんじゃないわよ!待ちなさい!!」ダッ
114:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:05:33 :oeezHQ3E
~西木野探偵事務所~
真姫「ってなんであなた達も付いてくるわけ?」
にこ「アンタ達が置いていこうとするから追いかけて来たのよ!」
ことり「可愛い子の影にことりあり!だよ♪」
真姫「イミワカンナイ!」
絵里「あはは…騒がしくてごめんなさい」
真姫「まぁいいわ。とりあえずエリーにお願いがあるの」
絵里「お願い?私にできることならなんでもするわ」
絵里「真姫は私の恩人だもの」
~西木野探偵事務所~
真姫「ってなんであなた達も付いてくるわけ?」
にこ「アンタ達が置いていこうとするから追いかけて来たのよ!」
ことり「可愛い子の影にことりあり!だよ♪」
真姫「イミワカンナイ!」
絵里「あはは…騒がしくてごめんなさい」
真姫「まぁいいわ。とりあえずエリーにお願いがあるの」
絵里「お願い?私にできることならなんでもするわ」
絵里「真姫は私の恩人だもの」
115:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:06:09 :oeezHQ3E
真姫「ありがとう。お願いって言うのはこのぬいぐるみとぬいぐるみから出てきた足、暗闇が落としたこのカケラを私に譲ってもらいたいの」
にこ「ダメよ!その足とかカケラは何かわからないけどそのぬいぐるみだけはダメ!」
絵里「にこ…ありがとう。でもいいのよ」
にこ「いいわけないでしょ!私達がここまで来るまでにどれだけあのぬいぐるみに支えられたと思ってるの!」
にこ「あのぬいぐるみを貰った時の気持ちを支えにしてここまで来たんじゃない!」
絵里「そうね。じゃあ真姫に預けることにするわ。必要なくなった時に返してちょうだい?」
真姫「ありがとうエリー。大切に扱うことを約束するわ」
にこ「絶対返しなさいよ!失くしたりしたら許さないんだから!」
真姫「ありがとう。お願いって言うのはこのぬいぐるみとぬいぐるみから出てきた足、暗闇が落としたこのカケラを私に譲ってもらいたいの」
にこ「ダメよ!その足とかカケラは何かわからないけどそのぬいぐるみだけはダメ!」
絵里「にこ…ありがとう。でもいいのよ」
にこ「いいわけないでしょ!私達がここまで来るまでにどれだけあのぬいぐるみに支えられたと思ってるの!」
にこ「あのぬいぐるみを貰った時の気持ちを支えにしてここまで来たんじゃない!」
絵里「そうね。じゃあ真姫に預けることにするわ。必要なくなった時に返してちょうだい?」
真姫「ありがとうエリー。大切に扱うことを約束するわ」
にこ「絶対返しなさいよ!失くしたりしたら許さないんだから!」
116:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:06:46 :oeezHQ3E
真姫「あなたに言われなくてもわかってるわよ!エリー、預けてるネックレスだけどぬいぐるみを返す時まで持ってて!担保よ!」
絵里「そこまでしてもらわなくても大丈夫よ?私は真姫のことを信用してるもの」
真姫「担保は冗談よ。アフターケアじゃないけどあなたについた足の気配が消えるまでつけときなさい」
真姫「変な気配をつけたままだと何が寄ってくるかわからないしね」
絵里「こ、怖がらせないでよ!わかったわ。私も大切に預かっておくわ」
真姫「さてと、今回の依頼の報酬について話させて貰ってもいいかしら」
真姫「あなたに言われなくてもわかってるわよ!エリー、預けてるネックレスだけどぬいぐるみを返す時まで持ってて!担保よ!」
絵里「そこまでしてもらわなくても大丈夫よ?私は真姫のことを信用してるもの」
真姫「担保は冗談よ。アフターケアじゃないけどあなたについた足の気配が消えるまでつけときなさい」
真姫「変な気配をつけたままだと何が寄ってくるかわからないしね」
絵里「こ、怖がらせないでよ!わかったわ。私も大切に預かっておくわ」
真姫「さてと、今回の依頼の報酬について話させて貰ってもいいかしら」
117:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:07:20 :oeezHQ3E
にこ「ぬいぐるみ持ってくんだから安くしなさいよ!」フンッ
絵里「にこっ!いい加減にしなさい!」
ことり「ごめんね真姫ちゃん。にこちゃんは素直じゃないだけでこう見えて大切な絵里ちゃんを助けてくれた真姫ちゃんにちゃんと感謝してるんです」
真姫「なんとなく素直じゃないのはわかるから大丈夫よ」
にこ「なに勝手ににこのことわかった気で…ガシッ
ことり「にこちゃん?そんなにことりのおやつになりたいのかなぁ~♪」ニッコリ
にこ「にごぉ…そうにこ!にこは絵里ちゃんのこと大好きで真姫ちゃんに感謝してるにこ!!」アセアセ
ことり「うんうん♪おりこうさんだね~」
にこ「ぬいぐるみ持ってくんだから安くしなさいよ!」フンッ
絵里「にこっ!いい加減にしなさい!」
ことり「ごめんね真姫ちゃん。にこちゃんは素直じゃないだけでこう見えて大切な絵里ちゃんを助けてくれた真姫ちゃんにちゃんと感謝してるんです」
真姫「なんとなく素直じゃないのはわかるから大丈夫よ」
にこ「なに勝手ににこのことわかった気で…ガシッ
ことり「にこちゃん?そんなにことりのおやつになりたいのかなぁ~♪」ニッコリ
にこ「にごぉ…そうにこ!にこは絵里ちゃんのこと大好きで真姫ちゃんに感謝してるにこ!!」アセアセ
ことり「うんうん♪おりこうさんだね~」
118:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:07:55 :oeezHQ3E
真姫「…話を進めていいかしら?」
絵里「腰を折ってしまってごめんなさい。続けて」
真姫「とりあえず事務所の窓の修繕費を必要経費とさせてもらって報酬は花陽と写真を撮ってあげて」
絵里「え?窓の修繕費と写真だけ?それじゃあなたは商売にならないじゃない」
真姫「お金のためにやってるんじゃないからいいのよ。それに今回は収穫があったしね」
真姫「どう?この内容で請求させてもらっていいかしら?」
絵里「ええもちろんよ。あの子にはメジャーデビューから支えてもらってるしね」
にこ「花陽ってもしかしてBiのファンクラブNo.001の小泉花陽!?」
絵里「ええ毎回ファンレターをくれてるあの小泉花陽さんよ」
にこ「ふふふ!ファンのためなら仕方ないわねぇ!このにこにーも一肌脱いであげるわ!」
真姫「…話を進めていいかしら?」
絵里「腰を折ってしまってごめんなさい。続けて」
真姫「とりあえず事務所の窓の修繕費を必要経費とさせてもらって報酬は花陽と写真を撮ってあげて」
絵里「え?窓の修繕費と写真だけ?それじゃあなたは商売にならないじゃない」
真姫「お金のためにやってるんじゃないからいいのよ。それに今回は収穫があったしね」
真姫「どう?この内容で請求させてもらっていいかしら?」
絵里「ええもちろんよ。あの子にはメジャーデビューから支えてもらってるしね」
にこ「花陽ってもしかしてBiのファンクラブNo.001の小泉花陽!?」
絵里「ええ毎回ファンレターをくれてるあの小泉花陽さんよ」
にこ「ふふふ!ファンのためなら仕方ないわねぇ!このにこにーも一肌脱いであげるわ!」
119:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:08:29 :oeezHQ3E
~西木野探偵事務所~
絵里「じゃあ花陽ちゃん。私とにこの間に」
にこ「花陽ちゃん!ポーズはにっこにっこにーよ?わかるわね?」
花陽「任せてください!」
ことり「撮影はことりにまかせて!」
にこ「いくわよ~せーのっ」
にこえりぱな 「にっこにっこにー!!」
パシャッ
真姫「まぁ今回もハッピーエンドね?」
第2話 絵里×暗闇 完
~西木野探偵事務所~
絵里「じゃあ花陽ちゃん。私とにこの間に」
にこ「花陽ちゃん!ポーズはにっこにっこにーよ?わかるわね?」
花陽「任せてください!」
ことり「撮影はことりにまかせて!」
にこ「いくわよ~せーのっ」
にこえりぱな 「にっこにっこにー!!」
パシャッ
真姫「まぁ今回もハッピーエンドね?」
第2話 絵里×暗闇 完
120:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:08:59 :oeezHQ3E
第2.5話 花陽×アイドル
第2.5話 花陽×アイドル
121:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:09:37 :oeezHQ3E
~西木野探偵事務所~
にこ「真姫ちゃん!早速小泉花陽に連絡しなさい!」
ことり「もう深夜の一時すぎだよ?流石にその子も寝てるじゃないかな?」
真姫「そうね。とりあえずトークでいつがいいか聞いてみるわ」
maki 事件が片付いたからエリーと相方のにこちゃんが花陽と写真を撮ってくれるらしいわ
都合がいい日を教えてちょうだい
ピロン
小泉花陽 今すぐ行きます
真姫「即レス…今すぐ来るって…」
絵里「今すぐって…夜も遅いし危険だわ」
~西木野探偵事務所~
にこ「真姫ちゃん!早速小泉花陽に連絡しなさい!」
ことり「もう深夜の一時すぎだよ?流石にその子も寝てるじゃないかな?」
真姫「そうね。とりあえずトークでいつがいいか聞いてみるわ」
maki 事件が片付いたからエリーと相方のにこちゃんが花陽と写真を撮ってくれるらしいわ
都合がいい日を教えてちょうだい
ピロン
小泉花陽 今すぐ行きます
真姫「即レス…今すぐ来るって…」
絵里「今すぐって…夜も遅いし危険だわ」
122:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:10:11 :oeezHQ3E
にこ「そうよ。後日ちゃんとにこ達も時間作…」
バアァァァン
花陽「ピャァァァァァァ!!!!!」
にこまきえりこと ビックゥ!!!
花陽「エリーチカと写真!!!ピャァァァァァァ!!!!!生にこにーーー!!!!そのお隣の方は!!!可愛い!!!花陽の知らないアイドルがまだいたなんて!!!!まだまだ勉強不足でした!!!!推していきます囲います!!!お名前を教えてください!!!!」
真姫「花陽!!いきなり叫びながら入ってこないで!何時だと思ってるの!だいたいあなた来るの早すぎない?」
にこ「そうよ。後日ちゃんとにこ達も時間作…」
バアァァァン
花陽「ピャァァァァァァ!!!!!」
にこまきえりこと ビックゥ!!!
花陽「エリーチカと写真!!!ピャァァァァァァ!!!!!生にこにーーー!!!!そのお隣の方は!!!可愛い!!!花陽の知らないアイドルがまだいたなんて!!!!まだまだ勉強不足でした!!!!推していきます囲います!!!お名前を教えてください!!!!」
真姫「花陽!!いきなり叫びながら入ってこないで!何時だと思ってるの!だいたいあなた来るの早すぎない?」
123:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:10:45 :oeezHQ3E
ことり「や~~~ん!!!!天使降臨!!!」
にこまきえり ビクッ!!
ことり「真姫ちゃんだけでお腹いっぱいだったのにこんなデザートまで出てくるなんてぇ♡私はことりです♪花陽ちゃんでいいのかな?あ~~ん♡」
絵里「ことり!急に大声ださないでよ」
ことり「だってぇ~」
真姫「もう!静かにしないと追い出すわよ!!」
にこ「なによこのカオス…」
ことり「や~~~ん!!!!天使降臨!!!」
にこまきえり ビクッ!!
ことり「真姫ちゃんだけでお腹いっぱいだったのにこんなデザートまで出てくるなんてぇ♡私はことりです♪花陽ちゃんでいいのかな?あ~~ん♡」
絵里「ことり!急に大声ださないでよ」
ことり「だってぇ~」
真姫「もう!静かにしないと追い出すわよ!!」
にこ「なによこのカオス…」
124:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:11:16 :oeezHQ3E
~10分後~
真姫「ぜぇ…はぁ…やっと落ち着いた…」
絵里「お疲れ様…」
にこ「この二人に囲まれたら脳が溶かされそうだわ…」
ことり「ごめんねぇ~つい興奮しちゃって」
花陽「うぅ…すみません」
真姫「もういいわよ…とりあえず花陽は写真撮ってもらいなさいよ」
絵里「じゃあ花陽ちゃん。私とにこの間に」
にこ「花陽ちゃん!ポーズはにっこにっこにーよ?わかるわね?」
花陽「任せてください!」
ことり「撮影はことりにまかせて!」
にこ「いくわよ~せーのっ」
にこえりぱな 「にっこにっこにー!!」
パシャッ
~10分後~
真姫「ぜぇ…はぁ…やっと落ち着いた…」
絵里「お疲れ様…」
にこ「この二人に囲まれたら脳が溶かされそうだわ…」
ことり「ごめんねぇ~つい興奮しちゃって」
花陽「うぅ…すみません」
真姫「もういいわよ…とりあえず花陽は写真撮ってもらいなさいよ」
絵里「じゃあ花陽ちゃん。私とにこの間に」
にこ「花陽ちゃん!ポーズはにっこにっこにーよ?わかるわね?」
花陽「任せてください!」
ことり「撮影はことりにまかせて!」
にこ「いくわよ~せーのっ」
にこえりぱな 「にっこにっこにー!!」
パシャッ
125:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:11:47 :oeezHQ3E
にこ「Biとして最後の写真よ!現像したらサイン入れたげるから持ってきなさい」
花陽「えっ…。エリーチカさんの問題が解決したのに解散しちゃうんですか…」
絵里「ふふ…エリーチカさんって。絵里でいいわよ花陽。あのね、解散は私の問題とは関係ないのよ」
にこ「あ、ネットに書いてる不仲説とかも信じちゃダメよ!」
花陽「なんで解散しちゃうんですか…今や誰も追いつけないアイドル界のトップまできたのに」ウルウル
にこ「花陽ちゃ…いや花陽。にこ達のファンのあなたにそんな顔させてごめんなさい。でもね、あなた達を笑顔にするためににこ達は駆け抜けてここまできた」
にこ「そしてこれからもそうよ」
にこ「Biとして最後の写真よ!現像したらサイン入れたげるから持ってきなさい」
花陽「えっ…。エリーチカさんの問題が解決したのに解散しちゃうんですか…」
絵里「ふふ…エリーチカさんって。絵里でいいわよ花陽。あのね、解散は私の問題とは関係ないのよ」
にこ「あ、ネットに書いてる不仲説とかも信じちゃダメよ!」
花陽「なんで解散しちゃうんですか…今や誰も追いつけないアイドル界のトップまできたのに」ウルウル
にこ「花陽ちゃ…いや花陽。にこ達のファンのあなたにそんな顔させてごめんなさい。でもね、あなた達を笑顔にするためににこ達は駆け抜けてここまできた」
にこ「そしてこれからもそうよ」
126:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:12:19 :oeezHQ3E
絵里「私達の解散は発展的なものなのよ。あなたほどアイドルに詳しいなら私達の所属するプロダクションがどれほどこの世界では小さく脆いところかわかるわよね?」
花陽「確かにミナミプロは今のところBiという柱で支えられている芸能事務所…」
絵里「そう、うちの社長…まぁことりのお母様なんだけどね。私達の路上ライブを聴いて私達の才能を信じて会社を立ち上げてくれたのよ」
にこ「自分の持ってるもの全て使ってにこ達に賭けてくれたのよ。それがあったからここまでこれた」
ことり「ことりには留学や有名デザイナーとの交流会をいろんなところに頭を下げてセッティングしてくれたの」
絵里「だから三人で話して決めたのよ。Biという一本の柱じゃなくて…」
絵里「私達の解散は発展的なものなのよ。あなたほどアイドルに詳しいなら私達の所属するプロダクションがどれほどこの世界では小さく脆いところかわかるわよね?」
花陽「確かにミナミプロは今のところBiという柱で支えられている芸能事務所…」
絵里「そう、うちの社長…まぁことりのお母様なんだけどね。私達の路上ライブを聴いて私達の才能を信じて会社を立ち上げてくれたのよ」
にこ「自分の持ってるもの全て使ってにこ達に賭けてくれたのよ。それがあったからここまでこれた」
ことり「ことりには留学や有名デザイナーとの交流会をいろんなところに頭を下げてセッティングしてくれたの」
絵里「だから三人で話して決めたのよ。Biという一本の柱じゃなくて…」
127:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:12:59 :oeezHQ3E
にこ「私は矢澤にこという大銀河宇宙ナンバーワンアイドルという柱になる」
ことり「ことりはミナリンスキーというデザイナーとして柱になる」
花陽「あの有名ブランドprintempsの天才デザイナーのミナリンスキーがことりさん!?」
絵里「そして私は絢瀬絵里というトップモデルとして柱になってみせる」
絵里「アイドルからモデルへの転向はまだ未発表なんだけどね」ウインク
花陽「じ、事件です!!!これは芸能界の歴史に刻まれる事件です!!!」
にこ「私達の大切なファンのあなたに誓うわ」
絵里「今あなたの前で宣言したことを私達は絶対に成し遂げてみせる」
ことり「だから笑顔で応援してくれるかな?」
にこ「私は矢澤にこという大銀河宇宙ナンバーワンアイドルという柱になる」
ことり「ことりはミナリンスキーというデザイナーとして柱になる」
花陽「あの有名ブランドprintempsの天才デザイナーのミナリンスキーがことりさん!?」
絵里「そして私は絢瀬絵里というトップモデルとして柱になってみせる」
絵里「アイドルからモデルへの転向はまだ未発表なんだけどね」ウインク
花陽「じ、事件です!!!これは芸能界の歴史に刻まれる事件です!!!」
にこ「私達の大切なファンのあなたに誓うわ」
絵里「今あなたの前で宣言したことを私達は絶対に成し遂げてみせる」
ことり「だから笑顔で応援してくれるかな?」
128:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:13:55 :oeezHQ3E
花陽「はいっ!みなさんのファン代表としてずっと笑顔で応援することをお約束します!」
絵里「今までBiを支えてくれてありがとう。そしてこれからもよろしくね」
にこ「花陽みたいな子がいてくれるからにこ達はこれからも走り続けれる」
ことり「よーし、じゃあここで再出発記念にもう一枚写真とろう?」
花陽「ぜ、ぜひお願いしますぅ!真姫ちゃんも!!早くこっちに!」
真姫「私はいいわよ…芸能なんて興味ないし」カミクルクル
絵里「うふふ…会話を置いてけぼりにされて拗ねてるのかしら」ヒソヒソ
ことり「や~~ん♡拗ねてる真姫ちゃんもかわいぃ♪」ヒソヒソ
にこ「仕方ないわねぇ」ヒソヒソ
花陽「はいっ!みなさんのファン代表としてずっと笑顔で応援することをお約束します!」
絵里「今までBiを支えてくれてありがとう。そしてこれからもよろしくね」
にこ「花陽みたいな子がいてくれるからにこ達はこれからも走り続けれる」
ことり「よーし、じゃあここで再出発記念にもう一枚写真とろう?」
花陽「ぜ、ぜひお願いしますぅ!真姫ちゃんも!!早くこっちに!」
真姫「私はいいわよ…芸能なんて興味ないし」カミクルクル
絵里「うふふ…会話を置いてけぼりにされて拗ねてるのかしら」ヒソヒソ
ことり「や~~ん♡拗ねてる真姫ちゃんもかわいぃ♪」ヒソヒソ
にこ「仕方ないわねぇ」ヒソヒソ
129:以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/18(木) 10:14:30 :oeezHQ3E
にこ「ま、このにこにーと並んで写るのが恥ずかしいならしょうがないわ!」
真姫「なっ!そんなこと言ってないでしょ!」
にこ「にこにーと比べられるのが怖くないならこっちにくるにこ!」
真姫「ふんっ!にこちゃんこそ私の引き立て役にならないようにがんばんなさい!」
にこえりことぱな(チョロい!!!)
ことり「セルフタイマーセットしたよ」
にこ「じゃあいくわよ!せーのっ」
「「「「「にっこにっこにーーー」」」」」
パシャッ
花陽「最高のハッピーエンドです!」
第2.5話 花陽×アイドル 完
にこ「ま、このにこにーと並んで写るのが恥ずかしいならしょうがないわ!」
真姫「なっ!そんなこと言ってないでしょ!」
にこ「にこにーと比べられるのが怖くないならこっちにくるにこ!」
真姫「ふんっ!にこちゃんこそ私の引き立て役にならないようにがんばんなさい!」
にこえりことぱな(チョロい!!!)
ことり「セルフタイマーセットしたよ」
にこ「じゃあいくわよ!せーのっ」
「「「「「にっこにっこにーーー」」」」」
パシャッ
花陽「最高のハッピーエンドです!」
第2.5話 花陽×アイドル 完
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