悠「で、各作ともいろいろな仲間とコミュを気づいて、能力を高めていくわけなんだけど、どのアルカナが欠けてもダメなんだ。クリアできない」

陽介「あー、アルカナってつまり俺だと魔術師だよな。魔術師が抜きに攻略はできないってことか？」

悠「ああ、俺もスルトやマダが出せるっていっても、ジライヤには敵わない」

陽介「んー、そういわれると悪りぃ気はしないな」

悠「例えば天城は女教皇なんだが、P3だと山岸さんだ」

陽介「あー、あのおっとりしてて後方支援タイプの人だよな？」

悠「ズバリ、どう思う？天城越えを失敗している陽介的に」

陽介「おま、それ突くか…？まあ、山岸さんかわいいよなあ、はかなげで庇護欲も刺激されるよなあ」

悠「よし、じゃあ決まりだ」

陽介「え、おいおい、そんな話を俺たちだけで決めていいのかよ！？天城だって大変だろうし、里中だってうるせーぞ？それにP5はいいのか？」

悠「P5の女教皇の新島真さん、あだ名が世紀末覇者先輩らしいんだが、どうだ？」

花村「里中だけでも手一杯なのにこれ以上の格闘系はヤバいな」

悠「そうだろ？大丈夫だから、俺に任せておけ」

陽介「そうか…？」

＝翌日、ジュネスフードコート＝
悠「みんな、相談があるんだ」

千枝「みんな、って私たち2年生とクマしかいないけど、いいの？」

悠「ああ、事態は急を要するんだ」

雪子「いいんじゃないかな？私、鳴上くんが急を要するって判断なら従うよ」

クマ「センセイはスーパーなセンセイクマ、センセイのいうことならたとえ火の中水の中スカートの中、なんだってどーんと従うクマよ？」

悠「実は、陽介とも相談したんだが、P3-4-5主人公会議で、メンバーのトレードをやることを決めたんだ」

陽介「ああ、俺も相談されてビックリしたぜ」

悠「ただ、俺たちが何周しようと、様々なコミュ二ティを形成、発展させながら成長させていく必要はある。
そうすると、同一アルカナの間でのトレード、ということにしなければならない」

雪子「そうなの？残念だわ」

千枝「え？残念ってどうして？」

雪子「例えば私は女教皇なんだけど、私がP3の山岸さんと変わったら戦力差が大きすぎるわよね」

クマ「そりゃそうクマね」

陽介（ん？）

雪子「山岸さんって戦闘タイプじゃなくて後方支援タイプでしょ？山岸さんがこちらに来たら支援タイプがりせちゃんとかぶっちゃうから、私が山岸さんと入れ替わりにP3に、っていうのは難しいよね」

千枝「確かに、そもそもP3って順平さんとコロちゃん、火炎系がもう2人いるし、雪子まで行ったら火炎だらけだよねー」

悠「あ、ああ」

陽介（なんか雲行きが）

雪子「まあ、私と新島真さんっての「それは却下だ」

悠「天城、すまないがそれは却下だ」

雪子「あ、うん」

クマ「じゃヨースケでいいんじゃないクマ？」

陽介「はぁー！？何いってんだこのクマ！」

千枝「いいじゃん花村、引っ越し慣れてるでしょ？私も雪子も稲羽から出たことないしさー」

雪子「岳場さんと風系どうしで親密になれるんじゃない？」

陽介「はぁ！？何言って…いや、岳場さんか…」

クマ「お？シェクシー系のゆかりッチに、ヨースケも心揺れるクマ？」

陽介「いや、まあそういうんじゃねーけど、確かにメンバーで一番引っ越し慣れしてるの、俺だよなあって」

悠「確かにそうだな。陽介、ここは行ってくれないか？」

陽介「お、おう！俺が行くのが一番よさそうだよな？よし、任せてくれ！」

一同（ちょろい）

理「と、いうわけで花村さんです」

陽介「花村陽介です、よろしくお願いします！」

アイギス「順平さんと入れ替わりで順平さんテイストの方がいらっしゃいました」

美鶴「君には期待している。よろしく頼むぞ」

明彦「少しは骨がありそうじゃないか。よし、陽介、さっそく今晩タルタロスだ！」

陽介「えっ。あの、順平さんの部屋がものすごい汚部屋だったんで、とりあえず部屋の片づけとか…」

明彦「影時間だから時間はたっぷり使える、問題ない」

陽介「あ、でもまだ他の皆さんへのご挨拶も。あれ？そういえば岳場さんは？」

風花「ゆかりちゃんは体調が悪いみたいで、もう休んでいます。えーっと、今日出撃出来るのはリーダー、花村さん、桐条先輩、真田先輩、アイギスの5人ですね」

陽介「ちょっと待ってくださいよーーー！」

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

蓮「それで、どうだったの？」

悠「順平は陽介に遜色なく馴染んでたな」

理「陽介は、タルタロスもたくさん出撃して、真田先輩のロードワークに毎朝付き合わされてた」

蓮「それって意味あるの？」

理「いや、別に。順平は全無視してたけど、結局レベルカンストしたし」

悠「陽介は断ることが下手だからな」

理「あと、相対的に同じ風属性のゆかりの出撃が減ったから、ゆかりの機嫌がすっごく悪かった」

悠・蓮「女性の機嫌を損ねるのは問題だな」

理「ゆかりの機嫌が悪くなると、結果として寮の雰囲気も微妙になるし、とてもじゃないが風花が陽介と寮内恋愛なんてできる状況にはならなかったよ」

蓮「女の子と付き合うって、案外難しいんだな」

悠「はあ、せっかくみんなと一芝居うって、陽介をP3に送り出したのに、彼女の一人も作れないとは…」

理「いやあのさ、ゆかりの機嫌が悪い寮、もう雰囲気最悪なんだよ！？ちょっとは巻き込まれたこっちに同情してくれないかな？」

蓮「いや、でもいくら雰囲気悪いって言っても、女の子なんて口先でどうとでもなるんじゃないの？」

理「いやいやいやいや！あのね、P3って君たちよりもコミュリバース発生しやすくて大変なんだよ！本当に男女問題はいつも面倒で」

悠「コミュリバース？まあ気をつけて女の子に接していれば問題ないんじゃないのか」

蓮「コミュリバース・・・知らないな」

理「僕も人のことは言えないが、君たちの天然ジゴロっぷりはひどいな」

悠「しかし、うちの世界じゃなかなか彼女でできない陽介に彼女を作らせちゃう計画は失敗、か」

理「まあ、そんなに簡単には行かないってことさ」

蓮「順平はずっとチドリに会いたい帰りたいってうるさかったんだろう？」

理「順平には、陽介のためだから我慢してくれ、といって送りだしたんだけど」

悠「順平にはかなり我慢を強いてしまって申し訳なかった」

理「そこはお互い様さ…。さて、それじゃあ次はとりあえず皇帝3作シャッフルでいい？うちは真田先輩なんだけど。」

悠「皇帝となると完二か」

蓮「祐介か。みんな男だ、しかもどうやら今の世界ではなかなか彼女が作れなそうな3人、か。いいんじゃない？真田さんなんかうちの世紀末覇者先輩と」

悠「結婚したら真田真・・・ハイカラだな」

理「それじゃ完二くんがうちにくる、と。後輩キャラか。新鮮だな」

悠「祐介がうちに来るとなると・・・手芸キャラが芸術キャラに代わるわけか」

理「オーケイ、それじゃ今日の主人公会議はこのへんでお開きにしよう」

イゴール「えー、いやはや、この世界の3人ものお客人の雄姿をお見せする筈だったのに、ちょっとお見苦しいところをお見せしたようですな。
しかし、友に彼女を作らんとするこのおせっかいさ、これも、お客人たちの素晴らしさ、なのかもしれませんな。
それでは今夜はこのあたりで、ごきげんよう」