ハルヒ「どのキラーが1番強いのよ？」

キョン「俺は課金してないからな、デフォルトの中ではナースかヒルビリーだと思うが」

ハルヒ「あっそ、ならトラッパーにするわ」

キョン「なんの確認だったんだ？」

ハルヒ「このキラー、トラバサミでサバイバーを捕まえるみたいじゃない、逃げ惑うサバイバーを罠にかけて絶望を味あわせてやるわ！」

キョン「お前が言うと笑えないぜ」

古泉「随分と賑やかですね」

ハルヒ「あら古泉くん」

キョン「今からハルヒがサバイバーを絶望のどん底に陥れるんだとよ」

古泉「・・・なるほど」

キョン「今のでなにがわかったんだよ」

ハルヒ「さぁ始まるわ！操作はなんとなくわかったけど、キョン、アドバイス係を任命するわ」

キョン「ま、最初だしな」

古泉「dbdでしたか」

キョン「知ってるのか？」

古泉「ええ、あの本田翼さんもプレイしてると聞いて、最近始めました」

キョン「奇遇だな、俺もだ」

朝比奈「こんにちわ～、って何やってるんですかぁ？」

キョン「ああ、朝比奈さん、これからホラーゲームを」

朝比奈「えぇ～、ホラーは苦手なんですよぉ」

ハルヒ「大丈夫よ、みくるちゃん、このハゲメガネをナタでぶっ叩くだけなんだから！」

キョン「それ、言葉だけ聞いたら途轍もなく恐ろしいゲームじゃないか」

古泉「そういえば、朝比奈さんは最近パソコンを買ったと聞きましたが」

朝比奈「そぉなんですぅ、でも使い方が全然わからなくてぇ」

ハルヒ「ちょっと！！！？」

キョン「どうした！？」

ハルヒ「このハゲ、ライトで滅茶滅茶煽ってくるわ！！」

キョン「ああ、dbdはサバイバーの民度が低い事で有名だからな、なんならGTAとも引けを取らない」

ハルヒ「私はね、多少の事は許せるくらいに器量があるけど、やられたからには倍返しよ！！」

キョン「それ器量あるのか？」

ハルヒ「さぁ吊ってやったわ！このハゲが死ぬまで見届けるとしましょうかね！」

キョン「ハルヒ、こんな事言うのもなんだが、このゲームはそういうプレイをするとポイントがほとんど貰えないだ、それどころかランクも落ちる」

ハルヒ「はぁ！？そういう事は早く言いなさいよ！だいたい、煽りの報復もできないゲームなんてどんなマゾゲーなのよ！？」

キョン「このゲームは開発がクソな事でも有名なんだ」

ハルヒ「よくそんなのが罷り通るわね・・・」

古泉「では・・・皆さんで一緒にdbdをする、というのはどうでしょう」

キョン「なるほど、それなら煽りもないし、楽しくプレイできるな！」

ハルヒ「いいわね、それ」

朝比奈「えぇ、ホラーゲームなんて出来ないですよお」

キョン「大丈夫です、俺たちがフォローするので一緒にハルヒをやっつけましょう！」

ハルヒ「なんで私がキラーって決まってるのよ？まぁいいわ、操作も慣れてきたし」

キョン「じゃあ早速やろうか！」

ハルヒ「ん？なんで全員ハゲ選んでるのよ？」

古泉「おや・・・、たまたまでしょう」

キョン「いっつもドワイト使ってるから、ついな」

朝比奈「よくわからないので、最初のキャラにしましたぁ」

長門「みんな使ってるから」

ハルヒ「ん？なんで全員ライト持ってるのよ？」

古泉「おや・・・、珍しい事もありますね」

キョン「いっつもライト使ってるから、ついな」

朝比奈「明るくないと、怖いんですぅ」

長門「みんな使ってるから」

ハルヒ「まぁいいわ、ゲーム開始よ！」

ハルヒ「ん？なんで全員運上げてるの？」

古泉「おや・・・、奇遇ですね」

キョン「いっつも運上げてるから、ついな」

朝比奈「せめてゲームの中では運を上げたいと思ってぇ」

長門「みんな使ってるから」

キョン「長門、流石にそれはおかしいぞ」

長門「情報操作」

ハルヒ「まぁいいわ、全員ハゲだと誰が誰だかわからないけど・・・あ、見つけた！」

古泉「どうやら、僕が見つかってしまいましたね」

ハルヒ「ステージの真ん中で挑発してたの古泉くんだったの！？」

古泉「トーテムを探してたんですよ」

ハルヒ「・・・」

ハルヒ「ちょ！横からライト当ててきたの誰よ！？」

キョン「すまんなハルヒ、ただ追うだけじゃ格好の的だぜ？」

ハルヒ「キョンの癖に！生意気！」

キョン「おっと危ない」

ハルヒ「何よそのクルクル回るの！攻撃が当たらないじゃない！」

ハルヒ「は？誰よ音立てまくってうるさいのは！」

長門「キラーの気を引く最高の手段」

ハルヒ「～っ！！」

ハルヒ「あ、やった！キョンを倒した！」

ハルヒ「は！？ライト当てられてキョンを落とした！？」

古泉「失礼、ライト救出はマスターしていまして」

キョン「助かったぜ」

ハルヒ「」

ハルヒ「はぁ！？古泉くんまでクルクルして攻撃避けるんだけど！？」

古泉「見よう見まねだったんですけど、上手くいきました」

キョン「なかなかセンスあるな」

古泉「んっふ、光栄です」

ハルヒ「やった！！今度こそキョンを捕まえたわ！！」

キョン「くっ！壁向いて拾いやがった！」

古泉「・・・」

ハルヒ「さあ、あと３人よ！」

ハルヒ「は！？フック救出早くない！？誰かいたの？」

キョン「ふっ、運を爆上げしたの忘れたか？」

ハルヒ「」

ハルヒ「通電早い！！！」

ハルヒ「っていうか、みくるちゃんと有希を全く見ないんだけど！？」

朝比奈「怖いので隠れてまぁす」

長門「さっきまで貴方の後ろにいた」

キョン「いたな」

古泉「いましたね」

ハルヒ「」

ハルヒ「おかしくない！？みくるちゃんと有希は発電機回してないのに通電早すぎよ！」

キョン「ルイン壊れてるし、俺と古泉はgreatしか出してないしな」

ハルヒ「トーテム壊れた音、有希の音と被ってたのね・・・」

ハルヒ「アンタ達上手すぎでしょ！！っていうかゲート前で煽ってんじゃないわよおおお！！！」

キョン「まぁ落ち着けって」

ハルヒ「はぁ・・・はぁ・・・、まぁいいわ、まだみくるちゃんがどこかで震えてるみたいね」

朝比奈「このマンホールみたいの何ですかぁ？」

キョン「あ、そこから脱出できますよ」

ハルヒ「かああああああぁぁあ！！！」



完