小学俺「到着ｗｗｗ山しかねぇｗｗｗ」

小学俺「あれｗｗｗ友おせえｗｗｗ」

小学俺「俺が早すぎたのかｗｗｗｗｗｗ」

小学俺「ｗｗｗｗｗｗ」

小学俺「ｗｗｗ」

小学俺「……」

小学俺「おせえから迎えにいってやろｗｗｗ」

小学俺「おおおｗｗｗｗｗｗ」

小学俺「到着ｗｗｗいねえｗｗｗ」

小学俺「もしかして帰りやがったなｗｗｗうっはｗｗｗ俺ぼっちｗｗｗ」

小学俺「俺も帰るかｗｗｗｗｗｗ」

小学俺「母さんただいまｗｗｗ」

俺母「おかえり。ご飯まだだから先にお風呂入っちゃいなさい」

小学俺「おkｗｗｗ」

俺母「洗濯物裏返しにしないでね」

小学俺「かしこまりｗｗｗ」

小学俺「風呂気持ちよすぎワロタｗｗｗ」

小学俺「いただきますｗｗｗ母さんのハンバーグ旨すぎｗｗｗ」

俺母「ちゃんと噛みなさいよ」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

俺母「あら電話だわ」

小学俺「やっぱバカ殿は面白いなｗｗｗ」

俺母「はい俺母です。はい、はい」

小学俺「味噌汁もうめぇｗｗｗおかわりしよっとｗｗｗ」

俺母「ちょっと俺、いい？」

小学俺「どうした母さんｗｗｗ」

俺母「友母さんから電話なんだけど、友君まだ家に帰ってないらしいの。俺何か知らない？」

小学俺「いつもの山まで競争してたら途中からいなくなったｗｗｗてっきり帰ったものだとｗｗｗ」

俺母「それって何時ごろ？」

小学俺「5時半頃ｗｗｗ」

俺母「もしもし、友母さん。ウチの子が言うにはかくかくしかじか」

小学俺「友ｗｗｗ」

俺母「俺、いくわよってもう靴履いてるの？」

小学俺「母さんｗｗｗ友探しに行こうｗｗｗ」

俺母「友母さんの家に今から行くことになってるから。警察も来てくれるわよ。友君、無事だといいけれど」

小学俺「友ｗｗｗ絶対に見つけてやるｗｗｗ」

友母「俺君！友が、友が帰って来ないの！どこで遊んでたか教えてちょうだい」

小学俺「おkｗｗｗ」

警察「この子が今日一緒に遊んでたっていう？」

小学俺「おっすおら俺ｗｗｗ早く現場に行きますよｗｗｗ」

警察「お、おう」

俺母「大丈夫よ友母さん。きっと見つかるわ」

友母「ううう…」

小学俺「……」

小学俺「最後に俺が友を見たのはここｗｗｗそれからあの山に向かって競争してたらいなくなったから帰ったものだとばかりｗｗｗ」

警察「この付近か。よし防犯カメラと近隣住民に声掛けだ。あと応援もだ」

小学俺「警察仕事はやいｗｗｗ俺もｗｗｗ」

小学俺「すんませんｗｗｗ」

駄菓子屋姐さん「いらっしゃいって俺君じゃん。どうしたの？」

小学俺「かくかくしかじかで」

コンビニ店員「そういや見かけない車を…ちょっと待ってて」

小学俺「さっそくヒットｗｗｗｗｗｗ」

>>23
最後コンビニ店員じゃないｗｗｗｗｗｗ
駄菓子屋姐さんｗｗｗ

駄菓子屋姐さん「最近付けた監視カメラがあるんだよ。これこれこの車。こんな糞田舎に新型ハイエースだぜ。せいぜい旧型しか走ってねえのに」

小学俺「怪しさMAXｗｗｗｗｗｗどこに行ったか見れる？ｗｗｗ」

駄菓子屋姐さん「行った方向までは分かるけど、ウチの前しかカメラはねぇからなぁ。ちょっと他の者にも声かけて聞いてみるよ！」

小学俺「姐さんｗｗｗあざっすｗｗｗｗｗｗ」

駄菓子屋姐さん「いいってことよ。それで俺はこの後どうするんだ？」

小学俺「ちょっと気になる所があるんでｗｗｗそこにいってきますｗｗｗ」

駄菓子屋姐さん「ちょっと待ちな。もし本当にこれが誘拐だったら俺一人で歩くのはヤバすぎる。アタイも一緒に行くよ」

小学俺「姐さんｗｗｗかっけぇｗｗｗ」

姐さん「それで気になる場所っていうのは？」

小学俺「歩いて行った方がいいｗｗｗ車はエンジン音でバレるｗｗｗ」

姐さん「頭良いな、俺」

小学俺「てｗｗｗれｗｗｗるｗｗｗ」

姐さん「それじゃ自転車2ケツでいくか」

小学俺「姐さんと2ケツとかｗｗｗうっはｗｗｗあ、行く場所はここねｗｗｗ」

姐さん「ここってあの廃ビルか？さすがにベタすぎやしないか？」

小学俺「いいからいいからｗｗｗｗｗｗ」

姐さん「ついたぞ。やっぱりそれらしき車はねえけどって俺！どこいくんだ！そっちは廃墟じゃないぞ」

小学俺「この辺りに秘密基地を作ってるｗｗｗもしかするとｗｗｗ」

姐さん「おいおい、マジかよ」

小学俺「町の端にある姐さんの監視カメラを見て外に出ている様子は映っていなかったｗｗｗそれならどこかに隠れるしかないｗｗｗただ隠れるのに良さそうな廃ビルは定番過ぎてすぐ見つかるｗｗｗ廃墟から死角になっているここなら一晩くらいなら見つからないｗｗｗ」

姐さん「もし一晩ここで過ごせたとしても逃げ切れなくないか？」

小学俺「恐らく別の車が迎えに来るはずｗｗｗそして何事もなかったかのように帰るｗｗｗもしくは…いやそれはないなｗｗｗとりあえず行きましょうｗｗｗ」

姐さん「行くっておい、警察を待った方が良いだろ」

小学俺「母さんにライン送っといたから警察にも連絡はいってるｗｗｗ早くしないと何かあったら遅いよｗｗｗ」

姐さん「ああ、もうわかったよ！」

小学俺「うっはｗｗｗいくおｗｗｗ」

小学俺「ケンカの時間だコラァ！！」

黒ずくめ「な、なんだお前は」

姐さん「普通もっとこっそり行くだろ！」

小学俺「一回やってみたかったｗｗｗ」

小学友「ううう」

小学俺「友ｗｗｗ口にガムテ貼ってるｗｗｗ」

姐さん「貼られてるんだよ。おい、そこの黒い奴。友から離れな」

黒ずくめ「誰だお前ら。絶対に見つかるはずないのに！それに音もしなかったぞ」

小学俺「あとは姐さんｗｗｗお願いしますｗｗｗ」

姐さん「俺は何もやらんのかい！まあいい、レディース時代の腕が鈍ってなきゃこんな奴どうってことはねぇなぁ！！」

黒ずくめ「うう、うあああ！！」

姐さん「ふんっ！！だぁりゃぁ！！」

黒ずくめ「ごふぁ！？なんだこいつ、ただの女じゃ…」

姐さん「半端でやってんじゃねえよ！！ごらぁ！？」

黒ずくめ「ぶらばぁっ！？けふっ…」

姐さん「なんだガキ誘拐する奴は自分より弱い奴しか相手できねえっていうのは本当らしいな」

姐さん「友大丈夫か？いま取ってやるからな。ガムテに、腕には縄かよ。ひでえことしやがる」

小学友「ううう、うわあああ。怖かったよおお」

姐さん「よしよし、もう大丈夫だ、心配すんな。もうすぐ警察も来てくれるからな、大丈夫だ」

小学友「うう、よかった…よかった…」

姐さん「俺、あれ？おれーもう終わったぞ？」

小学俺「友ｗｗｗ良かったｗｗｗ」

小学友「おれー、ありがとう」

小学俺「本当に良かったｗｗｗ友ｗｗｗこっちこいｗｗｗ熱い抱擁をしてやろうｗｗｗ」

小学友「うおおおｗｗｗ」

小学俺「うおおおｗｗｗ」

姐さん「これで一件落着だな。あとは警察が来て、こいつ捕まえてくれれば…」

小学俺「そのことですがｗｗｗｗｗｗ」

小学俺「警察は来ません」

姐さん「来ないってどういうことだよ？さっき呼んだんだろ？」

小学俺「呼んだと言いましたがあれは嘘です」

姐さん「いやいやどうして嘘を付く必要があるんだよ。意味がわかんねえよ」

小学俺「子どもを誘拐する際の動機は複数あります。金銭目当ての誘拐、強姦目的の拉致、そして殺人。正直最初は強姦だと思っていました。ハイエース、やりやすいですしね」

姐さん「何を言っているんだ？いつものｗｗｗはどこいった」

小学俺「しかしそこの黒ずくめと友をガムテと縄で結んでるのを見て確信しました。これは金銭目当ての誘拐であると。しかし、黒ずくめ以外に仲間がいない。これはおかしいことだ
。もちろん単身で行う場合もあるがそれにしては準備が悪すぎる。理由は車の中。姐さんが戦闘している間に見させて貰いましたが食料も何もない、これは後から仲間が色々と持ってくるパターンだと」

小学俺「その後から来る仲間について考えました。外部の人間なのか、、、あまり考えたくはなかったですが『内部の人間なのか』」

姐さん「……」

小学俺「この秘密基地、本当に分かり辛い場所なんですよ。どうしてここを拠点とできたのかすごく不思議でねぇ～。僕は友が誰かに秘密基地のことを言ったんじゃないかと思いました。例えばそうですね、駄菓子屋でうっかりと話してしまったとか」

小学友「そういえば話したかも…」

小学俺「そうなって来ると内部の人間に固まって来るわけです。それからは簡単です、誰が一番やりそうなのかを考えるだけですから。田舎って恐いですね。隣近所の金銭事情まで耳に入ってくるわけですから」

姐さん「おい…その辺にしておけよ…」

小学俺「友の家はここ一体の地主で名家ですからね。それは狙われやすい。それとは反対の人を探せば良いわけです。いやいや誰とは言ってませんが」

姐さん「だからアタイに声を掛けたのか？」

小学俺「本当は違うって思いたかったのかも知れません。だって、だって姐さんは、俺の、初恋の人だから」

姐さん「はぁ？」

小学友「え？そうだったの？」

小学俺「極度に集中しないと笑ってしまう体質の俺にいつも優しくしてくれて、姐さんのお陰でこんな体質でもいいんだって思えて、前向きに生きてこられた…」

小学友「俺…」

姐さん「ふっ、ははっ、傑作だよｗｗｗそんなこと思ってたのかよアタイにｗｗｗ」

姐さん「ああ、そうだよ誘拐の犯人はアタイさ。この黒ずくめはアタイの仲間さ。ただ俺に場所まで知られて警察呼ばれたってなったから計画は頓挫。こいつだけ犯人に仕立て上げてアタイはとんずらする計画だったのさ。あー本当に恨めしい」

小学友「姐さんが…そんな…」

姐さん「こうなったらお前ら二人とも殺してやる。それで仕舞いだ」

小学俺「いや、姐さんには俺らを殺せない」

姐さん「ハッタリじゃないよ」

小学俺「殺すつもりなら場所がわかった時点で俺だけ殺すなり、一緒に捕まえるなりしていたはずだ。それをしなかったということは良心の呵責、姐さんもそうとう追い詰められていたということだろう」

姐さん「俺に何がわかるって言うんだよ」

小学俺「俺には今まで見てきた姐さんしか分からないよ。いつも明るくて俺らを弟のように可愛がってくれた優しく姐さんしか知らない」

姐さん「……」

小学友「姐さん、そうだよ。いつも優しくしてくれた姐さんが僕らは大好きだよ」

姐さん「しょうがなかったんだ…本当に金が必要だったんだ…そりゃ悪いことだとは分かっていたさ。ただそうでもしなきゃ足りない金額なんだ…もうどうしようもないんだ」

小学俺「と、いうのが俺の仮説なんだがｗｗｗ友ｗｗｗどう思うｗｗｗ」

小学友「いやそれは間違ってるｗｗｗ姐さんが犯人な訳ないじゃんｗｗｗｗｗｗあそこで伸びてる黒いのが犯人だよｗｗｗｗｗｗ」

小学俺「だよなｗｗｗじゃあの黒いの捕まえようぜｗｗｗ友が縛られてた縄使おうｗｗｗ」

小学友「うはｗｗｗおkｗｗｗ」

姐さん「お前ら…？」

小学俺「はやく姐さんも手伝って下さいよｗｗｗ小学生じゃ縄上手く縛れないｗｗｗ」

姐さん「お前ら…ごめんな…ごめんな…」

小学友「そういや今年お年玉沢山貰ったんだったｗｗｗいま寄付が流行ってららしいからどっかに寄付したい気分ｗｗｗ」

姐さん「友…」

小学俺「うっはｗｗｗ偽善者乙ｗｗｗ」

画して友の誘拐事件は黒ずくめの単独犯事件として扱われた
友は無事両親の元に帰り、後日姐さんの駄菓子屋には多額の寄付金が届いた
小学俺には警察より感謝状が届いたが今は埃を被って寝ている

それからも俺と友は足しげく駄菓子屋を訪れている
たまに例の事件を揺すっては3Pが行われたとかないとか

小学俺「ウェーイｗｗｗ」
小学友「ウェーイｗｗｗ」

おしり

p.s. おねショタはもっとはやれ