俺「おにぎりだよ。お前も食うか？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

妹「そ、そんなのいらないよ！」

俺「そうか。美味しいのにな…」ｺﾞｯｸﾝ

妹「ふぅん…ち、ちなみに具はなに？」

俺「>>9」

俺「鮭だよ」

妹「……！へぇ、なら一個もらおうかな」

俺「お前鮭がおにぎりの具で一番好きだもんな。ほらよ」ﾋｮｲ

妹「ありがと」ﾊﾟｸｯ

妹「……！？」

俺「はっはっは！引っかかったな馬鹿め！たしかに俺が食べてたおにぎりの具は鮭だが、お前に渡した方の具は>>17なんだよぉ！？」ﾆﾀｧｯ

妹「だ、騙したなっ…！？ううっ！」

妹「なにこれ…？ツナマヨ、にしてはやけにしょっぱい…！」

俺「馬鹿め、お前に渡した方はシャケマヨネーズだよッ！」

妹「そんな！？私がおにぎりとかサンドイッチの具にマヨネーズ使うの嫌いって知ってるでしょ！？」

俺「好き嫌い言うな！世の中にはお腹いっぱい食べたくても食べられない人だっているんだ！」

妹「それとこれとは全く別の話でしょ！？本当許せない！マジむかつくーっ！！」ﾌﾟﾝｽｶｯ

妹「こうなったら>>26してやる！」

俺「なっ…！？」

妹「具にマヨネーズなんて邪道、こんなのおにぎりじゃないよ！私がもっと美味いおにぎりを食わせてやる！」

俺「ほう？なら俺の作ったシャケマヨネーズより美味しい具のおにぎりを作ってもらおうじゃねぇか！」

妹「え？お兄ちゃんが作ったシャケマヨネーズより美味しい具のおにぎりを！？」

俺「くく…できなければこれからおにぎりの具には毎回シャケマヨネーズを入れるからなぁ！」ﾆﾔﾆﾔ

妹「(うぅっ…こうなったら私の作るおにぎりは>>37しかない！)」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

妹「できた！食べてみてお兄ちゃん！」

俺「望むところだ！」ﾊﾟｸｯ

俺「……」

妹「ふふ、どうだ！私の作ったおにぎりの具はチョコレートだっ！！」ﾊﾞ-ﾝｯ

俺「……」

俺「妹、さすがにこれはないわ。食べ物を無駄にするのはよくない」

妹「え、べ、別に私そんなつもりじゃ…」

俺「なら食ってみろこれを！」

妹「別にいいよ？余裕で美味しく食べれるし！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

妹「……！(うっ、日本人として慣れ親しんだおにぎりという形がデザートとしての具にチョコを受け入れるに当たって心理的壁となってしまっている！)」

妹「(というか！そもそもデザートとして受け入れられたとしてももちゃっとしてて普通にまずい！)」

俺「どうだ？遊び半分でこんなもん作るんじゃない。責任持って自分で全部食えよ」

妹「わかったよ…ごめんなさいお兄ちゃん…」ﾓﾁｬﾓﾓﾁｬ

俺「……まぁ反省してることだし許してやるよ。今日の夕飯は>>48だから、それまでにお腹空かせておけよ！」

妹「うん！ありがとお兄ちゃんっ！！」ﾆﾊﾟ-ｯ

俺「ハンバーギュだからな！」

妹「……ぷっ、今お兄ちゃん噛んだ！」

俺「か、噛んでないし！」

妹「噛んだし！ハンバーギュって言った！」

俺「うるせぇ！肉汁がぎゅーって詰まったハンバーグだからハンバーギュなんだよ！わざとだから！」

妹「えへへ…夕飯楽しみにしてるね！」

俺「おう！ちゃんとお腹空かせて待ってろよ。お兄ちゃんがとびきり美味しいの作ってやるからな！」

妹「うんっ！」


はっぴーえんど！