ゴブスレ「…助かったならいい。俺は残りのゴブリンを叩く」

俺「おっと、俺もいくぞ」

ゴブスレ「そうか。さっきのは後何回使える」

俺「うーん数えたことないけど５０回くらいかなぁ」

ゴブスレ「…」
神官「50…！」

俺（たかが回復魔法が５０回しか使えないんじゃ呆れられちゃうか…）

ゴブスレ「…分かった、行くぞ」

俺「ちょっとまって、〈サーチ〉！」

俺「ほら、これで残りのゴブリンの数と位置は分かった。一匹裏から逃げそうな奴がいるから俺はそっちいってくるわ」

ゴブスレ「そうか」

俺「ボスっぽいの倒してきたぞーそっちは終わったか？」

ゴブスレ「そうか…後はこの子ゴブリンだけだ」

神官「殺すんですか…？」

ゴブスレ「当然だ、奴らは恨みを忘れん。そしてさらった女を母胎にしてまた増える」

俺「ふーん、まるで将棋だな」

ゴブスレ「…そうだな、わかったなら殺すぞ」

俺「待てよ！」ﾄﾞﾝ！

俺「ようはそいつらが悪さしなければいいんだろ…スキル〈サーヴァント〉！」

神官「こっこれは…」

俺「これで俺の命令には従うようになった、これでいいだろ」

ゴブスレ「いや、待て」

俺「じゃあな！〈テレポート〉！」

ゴブスレ「」
神官「いってしまいましたね…」ｼﾞｮﾛｼﾞｮﾛ

剣乙女「遠いところからすみません」

俺「なんかゴブリンにボコられて瀕死の雑魚がいるんだって？」

剣乙女「えぇ、こちらで処女同衾の魔法で対処しようと思ったのですが…」

神官「///」

俺「あっすまん俺のせいで使えないのか！」

俺「ほい、ヒールっと」

ゴブスレ「すまん」

俺「ついでにこっちもヒール」

剣乙女「目が見えるように！？」

俺「ちなみに地下も手下のゴブリンに片づけさせたから」

ゴブスレ「」

ゴブスレ「頼みがある、もうすぐゴブリンの群れがくるから手を貸してくれ」

槍「はぁ？」

俺「ん？つまり街の近くでゴブリンが拠点を構えようとしてるってことだな！？」

ゴブスレ「…！そうだ」

俺「そりゃ大変だ！報酬なら俺がだす！！みんな手伝ってくれ！！」

受付「さすが俺さん…あれだけでそこまで見通せるなんて！」

冒険者「ちっ俺さんの頼みならしょうがねえ！力を貸すぜ！！」

ゴブスレ「奴らは200くらい、陣をひいて待ち伏せを…」

俺「包囲作戦でいこう！」

ゴブスレ「！？」

俺「奴らは包囲される事には慣れていない！50人がかりで包囲殲滅戦を提案する！」

冒険者「なるほどそんな手が…」
槍「確かにそれが良さそうだ」
耳長「さすが俺さんね…」

槍兵「うおおおおおだいぶ被害出てるけどなんとかなりそうだぞおおお！！」

耳長「せめてゴブリンが人質を盾にしてくることが分かってれば…！」

ゴブスレ「…」

ドワーフ「ゴブリンが犬に乗ってくる事も予想外だったわい」

ゴブスレ「…」

神官「あれ？そういえば俺さんは？」

ロード「やばいわ俺だけでも逃げな」

俺「おっとここから先は一方通行だ」

ロード「くっだが一人くらいなら」

キンキンキンキンキンキンキンキンキンキン！

ロード「つ、強すぎる！（しょうがないここは…」

ロード「…ゴメンナサイもう悪いことしません；；」

俺「おっ降参か…？」

ロード「（よしよし…）やれ！」

ゴブリン「イイーーー！！」

俺「！？」
ガッシ！ボカッ！

ロード「いまだ！やっちまえ！」

ホブ「うーす」

俺「んほおおおおおおおお」

神官「よくある事だという、ゴブリンに村が襲われる事も、助けに行った冒険者が全滅する事も、助け出された冒険者が慰み者にされた事を儚んで神殿に入った事も」

俺「……」