みゃー姉「…え？こんな朝早く面会…？」


？？？「出ろ」

みゃー姉「あの…！か…家族から差し入れとか…でしょうか…？」ｶﾞｸｶﾞｸ

？？？「静かに。速やかに退室を命ずる。」

みゃー姉「ひ…！や…！」ｶﾞｸﾝｯ

みゃー姉「い、いや！！！いやだーー！！！」

刑務官「取り押さえろ！！」

みゃー姉「やだーー！！お母ざん！！お母ざーん！！！ひなだぁあ！！！」ｳﾜｧｧｧ

みゃー姉「死にだくないぃいッッ！！！」

刑務官「…！！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

みゃー姉「助けて！！嫌だぁあ！！」

刑務官「黙って歩け！！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

みゃー姉「私が悪かったんです！！はなちゃんが死んじゃうなんて思ってなくでぇ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

刑務官「懺悔はあとで聞くから静かにしろ！！」

みゃー姉「（はなちゃん…どうしてこんなことに…！！）」

～懺悔室～

神父「…」

みゃー姉「はぁー！はぁー！！かっ…かか…っ」

刑務官「…袋をあててやれ」

みゃー姉「ふぅー！ふぅー！」ｽｩｰﾊｧｰｽｩｰﾊｧｰ

神父「神はあなたを赦します。最後に何か言い残したいことがあれば残しておきなさい」

みゃー姉「……っ！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

みゃー姉「言い残したい…こと…書かなきゃ…」

みゃー姉「お母さん…ごめんね、こんな娘で…迷惑かけちゃったね…さよなら、大好き」

みゃー姉「ひなた…大事な友達を死なせてしまって…ごめんな…ざい…！！」ﾋｯｸ！ﾋｯｸ！

みゃー姉「…はなぢゃん…！！ごめんねぇ゛…！ごめんねぇ゛…！！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

神父「…」

刑務官「…」

神父「お菓子です。最後に心置きなく食べなさい。」

みゃー姉「お…菓子…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

みゃー姉「これは…はなぢゃん…に…！はなぢゃんお菓子…っ！大好きだったがら…！！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

神父「…分かりました」

刑務官「…」

刑務官「袋を被せろ」

みゃー姉「…！！ん゛ーー！！ん゛ん゛ーーーーッッ！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

神父「…」

刑務官「カーテンを開けます」ｼｬｯ

刑務官「最後だ。慎ましくしろ」

みゃー姉「んんん゛ーーッッ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

母「…ッッみやこ！みやこーっ！！」

ひなた「みゃー姉！！お願いみゃー姉を許してー！！」

刑務官「」ｶﾁｯ

ｶﾞｺｰｰﾝ

母「」
ひなた「」

みゃー姉「…！！？…！！！！………っ」ﾋﾞｸﾝｯﾋﾞｸｯ


みゃー姉「」

ひなた「」

医師「…」

みゃー姉「」

医師「心拍なし。死亡を確認しました。」

ひなた「」




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のあ「あれからもう10年かぁ…」

のあ「はなちゃんもみゃーさんも居なくなって…何だかこの10年に大きな穴が空いちゃったみたいだよね」

ひなた「」ｼｮﾛﾛ…

のあ「あ！もうひなたちゃん！またおしっこしちゃって…！オムツ変えるから待って…」ﾌｷﾌｷ

のあ「みゃーさんやお母さんの為にもしっかりないと駄目だよ！はなちゃんも悲しむよ！」

ひなた「ｱｰ」


のあ「…大丈夫だよひなたちゃん。まだ私がいるからね。頑張ろうね…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ひなた「ｱｰ…」




完