しまりん「富士登山するか」

なでしこ「早く頂上に行ってテント張らないとね！」

しまりん「そういえばあれは用意してくれた？」

なでしこ「もちろんばっちりだよ！」

なでしこ「これだよね、>>11！」

なでしこ「 これだね、A5和牛！」

しまりん「おぉ、よく手に入ったな」

なでしこ「えへへ、お姉ちゃんに頼んだんだ！」

しまりん「相変わらずおねえさん凄いな」

>>16「美味そうな肉だなあ」

俺「美味そうな肉だなあ」

なでしこ「ひっ…」

しまりん(なんだこいつ…)

俺「それに美味そうな女の子なんだなあ」

なでしこ「リ、リンちゃん…」

しまりん「あぁ、行こう」

俺「>>22」

俺「富士山頂でのテントは法律で禁止されているぞ」

なでしこ「えっ、そうなの？」

しまりん「いや、今は冬で山小屋が運営されてないからいいはず」

しまりん「ほ、ほらいいんだって！」

俺「>>27」

俺「そっか、じゃあ俺はここで」

しまりん「ふう、何事もなくてよかった…あれ？」

しまりん「なでしこ？どこいった？」

しまりん「おい、なでしこ！なでしこ！」

しまりん「なでしこのやつどこいったんだ」

>>31「どうしたの？」

あおい「どうしたの？しまさん」

しまりん「い、犬山さん！？どうしてここに？」

あおい「ちょっと富士山が見たくなってなあ」

しまりん「そうなんだ、なでしこ見なかった？」

あおい「あぁ、見たで」

しまりん「どこで見たの？」

あおい「そこやで、ていうかしまさんの前におるやん」

しまりん「どこ？いないんだけど…」

あおい「ここ、うちの腹ん中やで」

しまりん「はっ？」

あおい「美味しかったわあ、なでしこちゃん」

あおい「肉ぷりっぷりやったでえ」

しまりん「な、何言って…」

あおい「そういえばしまさんも美味しそうな身体しとるねえ」ｶﾞﾁｬﾝ

しまりん「鉈！？それに血とピンクサファイアの髪の毛が…」

あおい「ふふふっ…怖がらんでええよ」

しまりん「いやっ…来ないで…」

なでしこ姉「りんちゃん！乗って！」キキーィ

しまりん「は、はい！」

あおい「…」

しまりん「うっ…ううっ…」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

なでしこ姉「リンちゃん、気をしっかり持って」

しまりん「でも…お姉さん…なで」

なでしこ姉「なでしこは残念だったわ、でも今はあの子から逃げること、だけを考えましょ」

しまりん「は、はい…」

しまりん「えっ…なんでなでしこの事知ってるんですか…？」

なでしこ姉「…」

なでしこ姉「ちっ…」

しまりん「えっ」

なでしこ姉「大人しくしてな」

なでしこ姉「面倒な事はせんでよ」

あおい「しまさん」ﾊﾞｻｯ…ﾍﾞﾘﾍﾞﾘﾍﾞﾘｯ

しまりん「はっ…な…なんで」

あおい「なんでやろなあ」

しまりん「だって…さっき…」

あおい「さっきの私は偽物なん？」

あおい「今の私は本物なん？」

あおい「今は現実なんかもしれへん」

あおい「でも虚構かもしれへん」

しまりん「何言って…」

あおい「そもそもアンタは誰なん？」

しまりん「誰って…私は」

あおい「鏡をよう見てみたら？」

しまりん「えっ…はっ…誰これ」

しまりん「知らない…私が偽物…」

しまりん「違う…私は本物…いや偽物」

しまりん「本物…偽物…本物…偽物」

しまりん「あひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」

しまりん「うわあっ…！」

しまりん「はあはあはあはあ…」

しまりん「夢か…」

なでしこ「すーすー」

ちあき「すうすう」

さいとう「スースー」

しまりん「そうだ…みんなでキャンプに来てたんだ…」

あおい「しまさん…」

しまりん「ひいっ…！！！！！！！！！！」

あおい「どしたん？うなされとったで？」

しまりん「いや…ちょっと変な夢見てた…」

あおい「そうなん汗びっしょりやで」

しまりん「うん、トイレ…行ってくるよ…」

あおい「気いつけてな」

しまりん「ありがとう」

あおい「しまさん」

しまりん「ん？」







あおい「うちは本物やで」ﾆﾔｯ

THE END