タプリス「それじゃあ胡桃沢先輩はどこでタプオカの情報を得たんですか！」

サターニャ「どこだと思う？少しは自分で考えなさい」

タプリス「え、えっと……テレビ？」

サターニャ「ふふっ」

タプリス「あ、し、新聞！新聞ですか！？」

サターニャ「ふーん」ﾆﾔﾆﾔ

タプリス「それじゃ、あとは……あ！白羽」

サターニャ「ラフィエルから聞いたのよ！！！！！」ﾄﾞﾔｧ

タプリス「あー！今言った！言ったのに！ズルイです！卑怯ですぅ！」

サターニャ「仏の顔もサンドまでって言うでしょ？2度もチャンスを与えてあげたのにそれを活かせなかったアンタの負けなのよ！！！！！」ﾄﾞﾔﾄﾞﾔｧ

タプリス「ぐぬぬ……！」

ガヴリール「いやサターニャもラフィに聞いただけじゃねーか」

ラフィエル「早速やってますねぇ、サターニャさんとタプちゃん」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

ガヴリール「出たな元凶」

タプリス「白羽先輩！」

サターニャ「あんた何しに来たのよ！」

ラフィエル「あ、私のことは気にせず続けてくださーい」

サターニャ「それもそうね！今はラフィエルなんか相手にしてる場合じゃなかったわね！」ﾆﾔﾘ

タプリス「？」

サターニャ「さてと……それじゃあそろそろ、タプリスにタプオカを飲ませてみようかしらね」

ラフィエル「！」

タプリス「え、飲ませてくれるんですか？」

サターニャ「あら？状況がよく分かってないみたいね？」

タプリス「ふぇ？どういう意味です？」

サターニャ「あんた、タプオカがどんな飲み物なのか、なーんにも知らないじゃないの」

タプリス「！」

サターニャ「ま、せいぜい頑張ることね」

タプリス「わ、わわわ、私は何を飲ませられるのでせうか！？」

ガヴリール「知らんし」

ラフィエル「サターニャさん！」ｼｭﾊﾞｯ

サターニャ「なによラフィエル？気にするなって言ったのはアンタよ？」

ラフィエル「タプオカはナウでヤングな大都会でしか手に入らないと教えたはずですが！」

サターニャ「あぁ、実はね、ヴィネットに聞いたらタプオカを作ってくれる事になったのよ」

ラフィエル「！？」

ガヴリール「へー、タピオカって作れるんだ」

サターニャ「そろそろ約束の時間だから持って来てくれるはずよ！」

タプリス「あばばばば……わ、私は生きて帰れるでしょうか……！」

ラフィエル「あ！私は用事が思い出したので帰りたいです！では！」

ガヴリール「待て」ｶﾞｼｯ

ラフィエル「ガヴちゃん！？離してください！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ガヴリール「なんか様子がおかしいぞ？面白そうだから逃がさない」

ラフィエル「！？」

ヴィーネ「お待たせー！って、みんな来てたのね」

ラフィエル「！」

ヴィーネ「でも良かった、人数分タピオカミルクティー持って来てて」

ガヴリール「すごいねヴィーネ、タピオカ作ったんだって？」

ヴィーネ「うん！いつか作ってみたいなーって思ってたから、ちょうど良かったわ」

タプリス「あの、さっきから2人共、タピオカって言ってます？タプオカじゃなくて？」

ヴィーネ「タプオカ？あぁ、そういえばサターニャもタプオカって言ってたわね」

サターニャ「え？」

ガヴリール「どうせラフィエルにからかわれただけだろ」

サターニャ「え、そ、それじゃ、本当はタプオカじゃなくてタピオカなの！？」

タプリス「……ふふっ」

サターニャ「！？」

タプリス「ま、そういう時もありますよね」ｸｽｸｽ

サターニャ「ぬぁー！！！！！ラーフィーエール～！！！！！」ｶｧｰ

ヴィーネ「ほらほら！早く飲みましょ！」

タプリス「こ、怖いやつじゃないんですよね！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

ヴィーネ「もー、サターニャったらタプちゃんに変なこと教えたんでしょ？」

サターニャ「ラフィエルがタプオカは恐怖を液状化させた悪魔の飲料だって言うから！！！！！」

ガヴリール「サターニャなんていいから早く飲もう」

タプリス「こ、これがタプオカ……！」

サターニャ「タピオカ！！！！！」

タプリス「知ってますよー」

サターニャ「ぬぁーーー！！！！！！！！！！」

ガヴリール「すげー、本物みたいだ」

ヴィーネ「いや本物だからね？ほら、ラフィも……ラフィ？どうしたの？」

ラフィエル「」

ガヴリール「ん……あー、なるほど」ﾆﾔﾘ

ラフィエル「ガヴちゃん！？」

ガヴリール「おいサターニャ、ちょっと」ｺｿｺｿ

サターニャ「え？なによ……ははーん、なるほどねぇ」ｺｿｺｿ

ラフィエル「サターニャさんも！？」

ヴィーネ「？」

サターニャ「ほーらラフィエル！タピオカミルクティーよぉ！よーく見てみなさい！」

ラフィエル「ひぅ！？」

サターニャ「似てるわよねー？なにかしらねー？もしかしてアレに似てるのかしらねー？」

ラフィエル「」

サターニャ「そういえば今は梅雨の季節だったかしら……梅雨と言えばぁ？」

ラフィエル「タピオカはなんかカエルの卵みたいだから無理です！！！！！」ﾊﾞｼｭﾝ

ガヴリール「うわラフィのやつ全力の神足通で帰りやがった」

サターニャ「なぁーっはっはっはー！これでプラマイゼロよ！！！！！」

ガヴリール「何がだよ」

タプリス「あ、これ美味しいやつです！」ｽﾞｽﾞｰ

ヴィーネ「ふふっ、ありがと」

おわり