俺「こ、これで将来安泰に……｣ｺﾞｸﾘ

少女悪魔「学歴と引き換えに、ね♡」

俺「でも学歴って難しいな。俺Fランだし……例えば単純に俺が大卒から高卒になったらいくら用意してくれるんだ？」

少女悪魔「>>15くらいかなぁ～」

少女悪魔「50000008くらいかなぁ～」

俺(5千万……！？ 俺みたいな底辺が人生賭けて半分くらいの金だ)

少女悪魔「どうする？」

俺「>>23」

俺「……いや」

悪魔少女「う？」

俺「俺は悪魔の誘惑には屈しないッ！！」

悪魔少女「え…！？」

俺(本当はもっといろいろアレやコレやの目的で召喚したんだけどなんか思ってたのと違ったしFランでも一応必死こいてレポート提出してたんいとって卒業したんだもんな……それに大学友達との思い出も消えそうだし)

俺(……5億くらいなら考えたけど)

俺「じゃあな。もう帰っていいぞ」

悪魔少女「ええ！ そんなのやだよ！ 折角よんでもらったのに！ 学歴ちょーだいよ！」

俺「そんなに金出せるなら学歴なくても困らないだろ！ 学歴なんて奪って何が目的だ！」

悪魔少女「>>30」

少女悪魔「私が高学歴になることだっ」ふんすっ

俺「は？ いや、それだけ？」

少女悪魔「うん……私、多分魔界の大学行けないから……」

俺「いやいやいや……別にそんだけ金ありゃあさぁ……」

少女悪魔「でも魔界で>>35の資格とるためには大卒が最低条件なの！」

俺「人類悪……？」

少女悪魔「そー！ 人間のうちにひそむ野望をしげきしてその野望達成で満たされた黒い心を食べるの！ 悪魔っぽいでしょ」むふー

俺「た、たしかに……悪魔界の公務員みたいな仕事だな」安定してそうだ…

少女悪魔「ねえ……やっぱり協力してくれないの？」

俺「>>40」

俺「い、1億8円なら考えてもいいかな」

少女悪魔「うげ……がめつぃ」

俺「駄目か？ ならこっちも駄目だ。一度魔界へ帰って他の奴に召喚してもらうのを待つんだな」

少女悪魔「うぅ～……しょうがないな～｣ｷﾗｷﾗ

俺「？」

少女悪魔「講座……見てみて」

俺「えーっと……ネットで……うわ本当だ！」

少女悪魔「でもこれで私ははれて大卒ですっ！ しかも年とってないからとびきゅ～♪」

俺「おお、まあありがとな」

少女悪魔「うん！ ばいばーい｣ｼｭﾝ！

俺「うひょひょ……これでしばらく遊んでくらせるぜぇ！ この金で何しよう>>46」

俺「……いや、でもいいのかよ。こんな金の手に入れ方して｣ｻﾞｲｱｸｶﾝ

俺「よし決めた！ 全額募金だ！」

……………………

こうして俺は1億8円を全額募金した。
このことがきっかけで俺は偉い人に呼ばれて表彰された。

……そんなつもりじゃなかったんだけどな

～ 数年後 ～

俺「悪魔はいつも皆さんの心の中にいます。そんな悪魔たちに負けない精神を鍛え上げ、清く美しく、胸を張って生きられる……そんな人間になりましょう」

＼ｳｫー／

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

俺 さんの演説でした。

「俺もあんなすげぇ人になるぞ！」

「私も！」


～ 魔界 ～

女悪魔「なんでぇー！ なんで最近召喚されないのぉ～！」><

おしり