1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 21:45:40.676 :mfxyOhbi0.net
初春「佐天さん! 能力測定の結果はどうでした?」
佐天「の、能力が目覚めてた……」
初春「ほ、本当ですか!?」
佐天「うん……私も……ついに能力者だよ……」グスッ
初春「佐天さん……」
佐天「諦めなくて……グスッ……本当に良かった……ヒグッ……」
初春「おめでとうございます、佐天さん……!本当におめでとうございます……!」ギュッ
佐天「ありがと……初春……」ギュッ
初春「グスッ……そ、それで! どんな能力だったんですか? やっぱり風力使いでしょうか?」
佐天「いや、風力使いじゃなかった……えっとね……」
佐天「そうそう、私に目覚めたのはツァーリ・ボンバを落とす能力!」
初春「す、凄いです佐天さん! ツァーリ・ボンバを落とす……」
初春「なん……て……」
佐天「……初春?」キョトン
初春「すいません、どんな能力でしたっけ?」
佐天「だから、ツァーリ・ボンバを落とす能力だよ」
初春「…………え?」
初春「佐天さん! 能力測定の結果はどうでした?」
佐天「の、能力が目覚めてた……」
初春「ほ、本当ですか!?」
佐天「うん……私も……ついに能力者だよ……」グスッ
初春「佐天さん……」
佐天「諦めなくて……グスッ……本当に良かった……ヒグッ……」
初春「おめでとうございます、佐天さん……!本当におめでとうございます……!」ギュッ
佐天「ありがと……初春……」ギュッ
初春「グスッ……そ、それで! どんな能力だったんですか? やっぱり風力使いでしょうか?」
佐天「いや、風力使いじゃなかった……えっとね……」
佐天「そうそう、私に目覚めたのはツァーリ・ボンバを落とす能力!」
初春「す、凄いです佐天さん! ツァーリ・ボンバを落とす……」
初春「なん……て……」
佐天「……初春?」キョトン
初春「すいません、どんな能力でしたっけ?」
佐天「だから、ツァーリ・ボンバを落とす能力だよ」
初春「…………え?」
3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 21:52:34.359 :mfxyOhbi0.net
初春「つ、つ、つ、ツァーリ・ボンバッ!?」
初春「ツァーリ・ボンバって……あのツァーリ・ボンバですか!?」
佐天「研究員の人からはそう言われたんだけど、私はよく知らないんだよね、ツァーリ・ボンバって」
佐天「初春は知ってるの? ツァーリ・ボンバ」
佐天「あっ、能力を使えばいいのか……使えば何なのか分かるもんね」
初春「だ、駄目ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!!!」
佐天「う、初春!? どうしたの、突然叫んで……! びっくりしたぁ……」
初春「駄目! 駄目です! ぜぇぇぇったい駄目です!」
佐天「なんでさ?」
初春「ツァーリ・ボンバっていうのは……爆弾なんです! それも……世界最強の爆弾なんです!」
初春「もしもそんなものがここで起爆したら……学園都市が跡形も無く吹き飛んじゃいます!!」
佐天「ば、爆弾……」
初春「つ、つ、つ、ツァーリ・ボンバッ!?」
初春「ツァーリ・ボンバって……あのツァーリ・ボンバですか!?」
佐天「研究員の人からはそう言われたんだけど、私はよく知らないんだよね、ツァーリ・ボンバって」
佐天「初春は知ってるの? ツァーリ・ボンバ」
佐天「あっ、能力を使えばいいのか……使えば何なのか分かるもんね」
初春「だ、駄目ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!!!」
佐天「う、初春!? どうしたの、突然叫んで……! びっくりしたぁ……」
初春「駄目! 駄目です! ぜぇぇぇったい駄目です!」
佐天「なんでさ?」
初春「ツァーリ・ボンバっていうのは……爆弾なんです! それも……世界最強の爆弾なんです!」
初春「もしもそんなものがここで起爆したら……学園都市が跡形も無く吹き飛んじゃいます!!」
佐天「ば、爆弾……」
4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 21:57:02.721 :mfxyOhbi0.net
佐天「そんなすごいの……?」
初春「えっと……確か動画が……」
初春「これです!」スッ
ドガァァァァァン
佐天「うわ……すご……」
初春「この動画のツァーリ・ボンバは実験のために威力を抑えているそうなのですが、威力を抑えているのにこの破壊力なんです……」
初春「佐天さんが出すツァーリ・ボンバは恐らくそういう調整が一切されていない、本来のツァーリ・ボンバ……」
初春「もしもそれが起爆なんてしたら……きっとこれ以上の爆発が……」
佐天「……」ゾゾゾ
佐天「そんなすごいの……?」
初春「えっと……確か動画が……」
初春「これです!」スッ
ドガァァァァァン
佐天「うわ……すご……」
初春「この動画のツァーリ・ボンバは実験のために威力を抑えているそうなのですが、威力を抑えているのにこの破壊力なんです……」
初春「佐天さんが出すツァーリ・ボンバは恐らくそういう調整が一切されていない、本来のツァーリ・ボンバ……」
初春「もしもそれが起爆なんてしたら……きっとこれ以上の爆発が……」
佐天「……」ゾゾゾ
5:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 21:57:53.205 :mfxyOhbi0.net
6:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 22:00:30.638 :mfxyOhbi0.net
初春「だから! ぜぇぇぇったいに能力は使っちゃ駄目ですよ!!」
佐天「わ、分かったよ……」
佐天「私も命は惜しいしね……」
初春「…………」
佐天「…………ちょっとだけならいいかな、ほら、地面にちょんと置くくらいなら……」
初春「お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いします…………」
佐天「分かった分かった! 使わない! 使わないよ! 安心して!」
初春「……本当にお願いしますね」
佐天「……うん」
佐天(せっかく目覚めたのになぁ……)
初春「だから! ぜぇぇぇったいに能力は使っちゃ駄目ですよ!!」
佐天「わ、分かったよ……」
佐天「私も命は惜しいしね……」
初春「…………」
佐天「…………ちょっとだけならいいかな、ほら、地面にちょんと置くくらいなら……」
初春「お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いします…………」
佐天「分かった分かった! 使わない! 使わないよ! 安心して!」
初春「……本当にお願いしますね」
佐天「……うん」
佐天(せっかく目覚めたのになぁ……)
7:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 22:04:12.130 :mfxyOhbi0.net
初春「あの、ちなみにレベルは……?」
佐天「絶対使わせられないから……能力のレベルは図りようがないってさ」
初春「やっぱり研究者の方からも止められてたんですね」
佐天「うん……だから近いうちに私の能力を封印する処置を施すってさ……」
初春「そうだったんですか……」
佐天「はぁーあ……一度くらい使ってみたかったけど……これじゃなぁ」
初春(佐天さん……)
佐天「不幸だぁ……」
初春「あの、ちなみにレベルは……?」
佐天「絶対使わせられないから……能力のレベルは図りようがないってさ」
初春「やっぱり研究者の方からも止められてたんですね」
佐天「うん……だから近いうちに私の能力を封印する処置を施すってさ……」
初春「そうだったんですか……」
佐天「はぁーあ……一度くらい使ってみたかったけど……これじゃなぁ」
初春(佐天さん……)
佐天「不幸だぁ……」
9:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 22:10:56.554 :mfxyOhbi0.net
佐天「はぁー……段取りがつくまで自宅で謹慎……つまんないなぁ」スタスタ
佐天「まあ……研究所で拘束されるよりはマシだけどさ……」スタスタ
佐天「あーあ……風力使いが良かったなぁ」
スキルアウトA「ねえねえお嬢ちゃん、一人であるいてどうしたの?」
スキルアウトB「俺達と遊ばない? 楽しいよ~?」
佐天(ゲッ……スキルアウト……)
佐天「す、すいません……急いでるので……」
スキルアウトA「良いじゃん良いじゃん!」グイッ
スキルアウトB「ケチケチしないでさー」グイッ
佐天「や、やめて!」バシッ
スキルアウトA「っ! て、てめえ! 大人しくしてれば図に乗りやがって!」
スキルアウトB「ちょっと来いよ! なあ!」グイッグイッ
佐天「いたっ……や、やめて……」
佐天「やめてぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
佐天「はぁー……段取りがつくまで自宅で謹慎……つまんないなぁ」スタスタ
佐天「まあ……研究所で拘束されるよりはマシだけどさ……」スタスタ
佐天「あーあ……風力使いが良かったなぁ」
スキルアウトA「ねえねえお嬢ちゃん、一人であるいてどうしたの?」
スキルアウトB「俺達と遊ばない? 楽しいよ~?」
佐天(ゲッ……スキルアウト……)
佐天「す、すいません……急いでるので……」
スキルアウトA「良いじゃん良いじゃん!」グイッ
スキルアウトB「ケチケチしないでさー」グイッ
佐天「や、やめて!」バシッ
スキルアウトA「っ! て、てめえ! 大人しくしてれば図に乗りやがって!」
スキルアウトB「ちょっと来いよ! なあ!」グイッグイッ
佐天「いたっ……や、やめて……」
佐天「やめてぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
11:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 22:13:34.668 :mfxyOhbi0.net
ゴゴゴゴゴ……
スキルアウトA「……? 何だこの音」
スキルアウトB「おい見ろ、何か空から落ちてくるぞ」
スキルアウトA「何だありゃ……黒い塊か?」
佐天「……今の感覚」
佐天「まさか」ゾッ
佐天「ちょっ! ヤバイヤバイ! 逃げて! 早く逃げて!」
スキルアウトA「お、おいおい……何だよいきなり暴れだして……」グイッ
佐天「離して! 離して! このままだとみんな死んで……」
カッ
ゴゴゴゴゴ……
スキルアウトA「……? 何だこの音」
スキルアウトB「おい見ろ、何か空から落ちてくるぞ」
スキルアウトA「何だありゃ……黒い塊か?」
佐天「……今の感覚」
佐天「まさか」ゾッ
佐天「ちょっ! ヤバイヤバイ! 逃げて! 早く逃げて!」
スキルアウトA「お、おいおい……何だよいきなり暴れだして……」グイッ
佐天「離して! 離して! このままだとみんな死んで……」
カッ
12:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 22:13:44.693 :mfxyOhbi0.net
13:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 22:19:45.323 :mfxyOhbi0.net
上条「ハア! ハア! ハア! ハア! な、何だよ、いきなり光ったと思ったら……! 凄い熱量と光が来て……」
上条「あ、危うく死ぬところだった……」
上条「ゲホッ……ゲホッ……こ、ここは何処だ……荒野か……?」
上条「風景からして……学園都市じゃないみたいだけど……テレポートでもされたのか……?」
上条「でも……俺にはこの右手があるし……んなことはできないはずだ……」
上条「……と、とにかくアイツを……インデックスを探さねえと! 話はそれからだ!」
上条「インデックスー! おーい! インデックスー! 何処だー!?」
上条が、ここが荒野ではなく、学園都市なのだと気づくまで、あと1時間。
上条「ハア! ハア! ハア! ハア! な、何だよ、いきなり光ったと思ったら……! 凄い熱量と光が来て……」
上条「あ、危うく死ぬところだった……」
上条「ゲホッ……ゲホッ……こ、ここは何処だ……荒野か……?」
上条「風景からして……学園都市じゃないみたいだけど……テレポートでもされたのか……?」
上条「でも……俺にはこの右手があるし……んなことはできないはずだ……」
上条「……と、とにかくアイツを……インデックスを探さねえと! 話はそれからだ!」
上条「インデックスー! おーい! インデックスー! 何処だー!?」
上条が、ここが荒野ではなく、学園都市なのだと気づくまで、あと1時間。
14:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/08/20(火) 22:19:49.765 :mfxyOhbi0.net
おわり
おわり
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