紗由「先に食べちゃお、舞菜！」

舞菜「そうですね！来るかも分からないですし……」

紗由「色々な形で可愛いわね～！」

舞菜「美味しそう～」ﾊﾟｸｯ

紗由「どう？」

舞菜「……」ｸﾗｯ

紗由「舞菜！？」ｶﾞﾊﾞｯ

紗由「大丈夫！？舞菜！」

舞菜「……あれ？紗由さんが二人いる……」

紗由「……え？
……もしかして！」

紗由「これ、お酒入りのチョコ！？
中学生に渡すとは思えないし……
やっぱり間違えてるじゃないですか……」

舞菜「えへへ……紗由さん……」

紗由「待ってて舞菜！すぐ返しに行かないと！」

舞菜「待って、紗由さん」ﾀﾞｷｯ

紗由「ま、舞菜……？」

舞菜「紗由さん……好き♡」

紗由「まままま舞菜！？///」

舞菜「紗由さん……紗由さん……♡」ｷﾞｭｰ

紗由「(か、返しに行かないといけないのに……
こんな舞菜はじめて……！！)」

舞菜「好きです、紗由さん……♡
初めて踊った、あのときから……♡」

紗由「舞菜……///」

紗由「(舞菜のお口から甘いチョコの香りがして……
何だか頭がぼーっとして……
って何考えてるの私！？
これはお酒のせいよ！)」

舞菜「紗由さん……私、紗由さんのスタイルのいい体が羨ましいです……」

紗由「そ、そんな……//」

舞菜「だから、お洋服、脱いでほしいなって……♡」

紗由「な、何言ってるの！ここ部室よ！？///」

舞菜「紗由さんの体、見たい……」

紗由「舞菜の口から、そんなおじさんみたいな言葉が……」

舞菜「紗由さん……」ﾎﾞﾀﾝﾊﾟﾁｯ

紗由「まままま舞菜！？ストップ！ストーップ！」

舞菜「紗由さんの綺麗な体が露わになってきましたよ……♡」

紗由「もう、ダメ……！」

ドアガラガラ

みい「チョコと聞いて来たみぃ！」

瑞葉「飲み物に梅こぶ茶も持ってきたで～♡」

香澄「甘いものは大丈夫かい？プリンセス」

かえ「……エンジェルこそ」

紗由「！！！！？」

みい「な、なにやってるみぃ！！///」

瑞葉「あらあら、とんだお邪魔してもうたな～♡」

紗由「ち、違います！違いますからー！！」

……

みい「……なるほど、事情は分かったみぃ」

香澄「神崎先生にも困ったものだね……」

かえ「おっちょこちょい」

瑞葉「とりあえず、チョコ、先生にお返ししてくるわ～」

舞菜「……あれ、皆……？」

紗由「しょ、正気に戻った？舞菜……」

舞菜「正気……？私、チョコを食べてから……
眠ってました……？」

香澄「どうやらその後のことは覚えてないみたいだね……」

かえ「確信犯の可能性……」

紗由「舞菜に限ってそれはないでしょ……」

みい「どうするみぃ？」

紗由「……隠しておきましょう」

舞菜「……？」

瑞葉「皆～！
本当のチョコのお土産貰ってきたで～」

みい「……とりあえず食べるみぃ！」

香澄「そうだね！」

かえ「賛成」

舞菜「本当のお土産……？」

紗由「ま、また神崎先生が間違えちゃったみたいなの
KiRaReの皆で食べましょ！」

舞菜「は、はい……？」

紗由「(舞菜はお酒に酔ってたけど……
私のこのドキドキは……本物……？
ま、まさか、ね……)」

終わり