桃「ペロポネソス半島をペロペロ……？って書いてある」

シャミ子「ヘロポネソス半島……？」

桃「確かギリシャにある半島だった気がするけど……それをペロペロ？」

シャミ子「他になにか書いてないですか？」

桃「あ、>>15とも書いてある」

シャミ子「ヘソぺろぺろなら……」ゴクリ

桃「ん？　なにか言った？」

シャミ子「な、なんでもないです！」

桃「えーと、『輸血しながらカッターで首ザクザク』？」

シャミ子「なにそれ怖いです」

桃「なにかの暗号なのかもしれない」

シャミ子「桃ー」

桃「そもそもこの部屋に輸血道具もカッターすらなさそうだし」

シャミ子「桃ー　こっちにもなにか書いてあります」

桃「あ、そっちに書いてあるのが本物っぽいね」

シャミ子「こっちも読みづらいですが>>20しないと出られない部屋？」

桃「この部屋は『デスゲーム』しないと出られない部屋……まさか！」

シャミ子「桃！　知っているんですか！」

桃「いや、ちょっと思い当たる映画があっただけ……今は引っからなくていい」

シャミ子「私達どうすれば」

桃「そうか、さっきの２つの文が書いてある場所……あの文も間違いではないんだ」

シャミ子「どういうことですか？」

桃「少なくともあと2、3方向にも文が書いてあるはず」

シャミ子「調べてみましょう！」

桃「こっちは>>32しないと出られない部屋」

シャミ子「こっちは>>34しないと出られない部屋です！」

桃「きっとこの部屋から出ても次の部屋がある……！」

シャミ子「こんな殺風景なお部屋が何個もあるんですか！」

桃「正確な数はわからないけど、これは罠の代わりに
　　その指示に従わないと次の部屋にいけない魔法みたいだね」

シャミ子「むむむ」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

桃「あまり考えなくていい　つまりさっきの変な文章は和達をそっちの部屋に進ませたくないんだよ」

シャミ子「ひとまず簡単な指示の部屋に進めばいいんですね！」

桃「ksk」

シャミ子「なんですかそれ」

桃「時を加速させる魔法」

桃「『セ…ックスしないと出られない部屋』」

シャミ子「『は、排便しないと出られない部屋……』」

桃「東西南北四方向はこの４つ……上と下には書いてない」

シャミ子「この中から選ばないとどうなるんですか？」

桃「この部屋にはなにもないから……」

シャミ子「餓死……」ｳﾙ

桃「……嫌な話だけどそれより先に空いてしまう部屋がある」

シャミ子「ひ、人前で！　ましてや桃の前でそんなの嫌です！」

桃「私も嫌だ……こうなったらもう>>32の部屋に行くしか」

シャミ子「します！　なんだかよくわかりませんが他の部屋よりはよさそうな響きです！」