ゾロ「ルフィから麦わら帽子をとったら俺たち一味のトレードマークは一体どうなるってんだよ！」

シャンクス「さあ？ゴムゴムの一味にでも改名したらいいんじゃないか？」

ゾロ「冗談じゃねえ！！そんなのダサすぎるぜ！！」

ルフィ「！？」

シャンクス「なら適当に麦わら帽子買ってくればいいだろ。これはロジャー船長から受け継いだ世界の秘密の鍵となる唯一無二の麦わら帽子なんだ」

ゾロ「世界の秘密だと？」

シャンクス「ああ、だがそれを説明にするにはまずこの世界の状況を知る必要がある。長くなるぞ」

ゾロ「いや、長い話は結構だ」

シャンクス「そうか……じゃ、帽子は貰ってくからな。ルフィ、達者でな」

ルフィ「ま、待ってくれよ！シャンクス！！話したいことがたくさんあるんだ！あれからの事とこれからの事と……」

シャンクス「悪いがそんな暇はないんだ。じゃあな」

ルフィ「……」

ラフテルにて

ベックマン「船長、その帽子をここに置けば……」

シャンクス「ああ、この世界は真実へと到達する……！」ﾎﾟｽｯ

シーン……

ヤソップ「……？何も起きないぞ？」

シャンクス「……バカな！確かにロジャー船長の話では……ッ！！」

シャンクス「よく見たらこの帽子の藁……一本残らず新品同然じゃないか！！」

ベックマン「……戦闘の度に修復を重ねた結果、オリジナルの部分が無くなっちまったってところか」

ヤソップ「ど、どうするんだ！？シャンクス！？これじゃあ世界は……！」

シャンクス「……」

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ルフィ「ハァ……」

ナミ「あのルフィがため息をつくなんてね……」

フランキー「よっぽど帽子を失ったのがショックだったみたいだな」

ウソップ「ん？見ろ！あれって赤髪海賊団の船じゃねぇか！？」

ルフィ「シャンクス！？」

シャンクス「よう！ルフィ！」

ルフィ「シャンクス！良かった！俺、やっぱりあの帽子が無いと……」

シャンクス「死んでくれよ」ドンッ！！！

ルフィ「…え……？」



ザシュッ！！



ゾロ「！？！？」

ナミ「！？！？」

ウソップ「！？！？」

近海の主「ッッッ……！！！」ﾎﾞﾀﾎﾞﾀ

シャンクス「な、なぜお前がここに……？」

ルフィ「お、俺を庇って……そんな……！」

近海の主「……」ﾆｯ！

ルフィ「ぎん゛がい゛の゛ぬ゛じ～！！」

シャンクス「ヽ(ヽﾟﾛﾟ)ﾋｲｨｨｨ！！こ、殺される……！！」ﾀﾀﾀｯ

ヒグマ「フンッ……」バギュンッ！

シャンクス「ぐはぁっ！！」ﾄﾞﾀﾞｯ

ヒグマ「銃は脅しの道具じゃない、だったか？勉強になったぜ」

ルフィ「ビグマ゛ッ！！」

ヒグマ「さあ、小僧。トドメはお前がさすんだ」

近海の主「……」ｺｸﾘｯ

シャンクス「や、止めろ！ルフィ！！助けてくれ！！！」

ルフィ「ゴムゴムの～～～」

シャンクス「───ルフィ」

ルフィ「ピストル！！！」

シャンクス「愛してくれて……シャンクス！！」

ドンッ！！！！！！！！！！

完