魔王「自殺の権利をやろう」

勇者「なんだと！？ 笑わせる！ そんなの欲しいくらいだ！ 女神の加護を受けたこの俺はお前を倒すまで何度でも蘇るのだからな！」

勇者「さあ冗談はここまでにして続きを……」

魔王「『自殺の権利をやろう』……と言っているのだ」

勇者「……！ まさか」

魔王「ああ、我の力なら貴様を殺しきることなど造作もない」

勇者「……>>12」

勇者「どういうこと？」

魔王「ほう？ 興味が湧いたようだな」

勇者「自殺の権利を持った俺が自殺すれば魔王軍についたところでその意味はなくなる……一体何が狙いだ？」

魔王「勇者が絶望し魔王軍に降った……その事実だけでいいのだ。その事実さえあれば人間の王はさぞかし絶望するであろう」

勇者「なるほどな」

魔王「さて、答えは決まったか？」

勇者「>>18」

勇者「くれ」

魔王「！！！ そうだ！ その答えを待っていた！」

魔王「では授けてやろう！ 貴様に永遠の死を！ これがその呪いだ｣ｼﾞｭﾜｧｧ

勇者「ぐぁ！？ あ゛ぁ゛ぁ゛！！！ 」

勇者「ハァ、ハァ……」

魔王「これで貴様から女神の加護は消えた。さぁ、散れ」

勇者(これで、これでやっと俺は……)ｽｩ…

＼ｽﾞｼｬｯ／

勇者｢｣ﾄﾞｻｯ！

魔王「くくくくく！ あはははは！」

～ 王国 ～

国王「なに！？ 勇者が……」

兵士「はい。もうすぐ魔王軍がここまで進行してくるでしょう」

国王(ぐぅ！ 我らの最後の希望が！ どうすれば！ >>23)

国王「もう駄目だぁ おしまいだぁ……勝てるわけがない逃げるんだぁ」

兵士「王！？」

魔王「逃すと思ったか？｣ｼｭﾝｯ！！

国王「魔お……！？ ｻﾞｼｭｯ！

国王｢｣ｶﾞｸﾝ

兵士「う、うわぁぁ！！！」



こうして世界は魔王の手に堕ちたのであった

END