両津「わしだけじゃ不安です！部長も一緒にやりましょうよ！」

部長「バ、バカモノ！何でわしがソープ嬢などせねばならんのだ！」

中川「確かに、最近は熟年男性のソープ嬢も増えていると聞きますよ」

部長「な、なに…そうなのか…」

麗子「部長さんならしっかりしてるし大丈夫よ！」

中川「それに、先輩だけだと危険です。ソープはお金も絡みますからね…何をしでかすかわかりませんよ」ﾋｿﾋｿ

部長「うーむ…たしかに…」

?T有ソープランド

両津「うっす！」ﾇｯ

店長「げぇっ！おまわりさん！？ウチはただのお風呂屋！お客と女の子は自由恋愛ですよ！」

両津「建前はいいから！今度からここでソープ嬢やることになった両津と大原だ！」

店長「えっ！？あなた方が！？でもどう見ても男…」

両津「なんか文句あんのかよ！」ｷﾞﾛ

部長「やめんか両津！」ﾎﾟｶｯ　ｲﾃｯ！

部長「大原です。お世話になります」

店長「う～む…婦警さんが来ると思ってたのに…」

店長「じゃあ、とりあえず研修ということで…こちらに着替えてください」ｽﾞｲｯ

部長「なんだこれは！スケスケじゃないか！」

両津「どうせ後で脱ぐんだから何着ても同じでしょ！さっさとして下さいよ部長」ﾇｷﾞ

部長「う～む…しかし…これでは…」

両津「部長！この程度で恥ずかしがってどうするんですか！」

部長「うっ！」

両津「これこそ住民との肌の触れ合い！地域密着型サービスでしょう！半端なやり方では客は満足してくれませんよ！」

部長「お前…すごいな…」

両津「やるとなったらやる男ですよ！私は！」ﾌﾝ

店長「まずマットです。お互い身体に石鹸をつけて…」

部長「ヌルヌルしてるぞ！」

両津「ローションが混ぜてあるんですよ。常識でしょう」

部長「そんな常識知らん！」

店長「では、大原さん仰向けに寝て、両津さんは身体を洗ってあげてください」

両津「ちょっと待て！これ2人でやるのか！？」

店長「他に人いないんだから仕方ないでしょう！それにお互いやった方が覚えやすいんですよ！」

両津「じゃ、いきますよ、部長…」

部長「や、優しく頼むぞ…」

両津「よっ」ｽﾞﾘｭﾝ

部長「おぁっ！？」

両津「部長！動かないで！」ｽﾞﾘｭﾝ

部長「りょ、両津！変なものを擦り付けるな！」

両津「しょうがないでしょう！ほら！じっとして！」ｽﾞﾘｭﾝ

店長「何とおぞましい光景だ……」

店長「しかし両津さん上手ですね…」

両津「ガキの頃銭湯で石鹸まいて似たようなことしてたからな」

両津「並べた桶に滑り込んでボーリングみたいに遊んでたんだ」ﾊﾊﾊ

部長「昔からろくな事をせん奴だ…」

両津「その時は下がタイルだったからチンコ擦りむいて痛かったが…」ｽﾞﾘｭﾝ

部長「おい両津！お前何勃たせてるんだ！」

両津「仕方ないでしょう！ヌルヌルしてて！男のサガですよ！そういう部長も半勃ちじゃないですか！」

部長「いや、こ、これは…」

店長「はい！じゃあ大体わかったでしょうから研修終了です！開店時間なので！」

店長「客対応、まずは大原さんからですね」

両津「事務所の中はこうなってるのか…おい！このモニターは何だ！？」

店長「一応、嬢のための防犯用です！NG行為があったら止めなければならないので」

両津「その割には色んな角度から撮ってる気がするな…」

機械『ｷｭﾙﾙﾙ…』

両津「この機械は録画してるのか！？」

店長「いや、防犯のためで…」

両津「裏ビデオとして流してんじゃねえだろうな！？」

店長「いや…そんな…(ｱｾｱｾ)あっ！大原さんがお客さんと来ましたよ！」

学生『ぼく、その…初めてで…』

部長『そ、そうなのか…！じゃあいい思い出にしないとな！』ﾊﾊ

学生『は、はい…』

両津「あの学生童貞か！だめだ！部長も固すぎる！」

店長「うまく緊張をほぐさないと勃たなくて初体験失敗…最悪EDに…ということもありますからね…」

部長『実はわしもその…初めてでな…』

学生『えっ…そうなんですか…』

両津「ダメだ！童貞はリードして貰いたくて風俗に来てるのに！そんな事を言っては！」

店長「…いや！上手くいってるようですよ」

両津「なに！」

部長『どうふぁね？』ﾍﾟﾛ…ｼﾞｭﾌﾟ…

学生『あっ…き、気持ちいいです…』ﾋﾞｸ

店長「童貞は確かにリードしてあげると良いのですが…今回は逆ですね」

店長「お互いが初めて同士…そして男同士…そういった条件が重なり、気負いすることがなくなる」

店長「そして緊張が解け、心からサービスを楽しんで頂けているのです」

両津「う～む…深い…」

店長「風俗はひとつのサービス業の究極、と言ってもいいでしょうね」

ｰ派出所ｰ

中川「ソープ嬢勤務お疲れ様です！先輩！」

麗子「しばらく派出所も静かだったわよ」

両津「おう！久しぶりに肌が透けない服を着るよ！」ﾊﾊ

中川「どうでしたか？ソープ勤務は」

両津「なんだかんだわしより部長の方が張り切っていてな！『おもてなし』の心を学んだと言っていたよ」

麗子「あら、これは…？」ｶﾞｻ

両津「部長のソープ勤務姿を収め、わしが編集した動画だ！マニアに高く売れるぞ！お前らも見るか」ｶﾁｬ

中川「いや！別にいいですよ！」

『ﾊﾟﾊﾟｰｯ♪』

両津「ん…？何だこの映像…式典…？」

ｰ本庁ｰ

司会「では今回の東京オリンピック開催に向け、警視庁も全面的に協力するということで…」

署長「セレモニー用の動画準備、ご苦労！大原くん！」

部長「は！ありがとうございます！…思い返せば私もこの数カ月…『おもてなし』の心を育めたと思います」

警視総監「ほう…このセレモニーは全国中継だ…かつしか署の株も上がるね」

司会「では、ここでセレモニーのオープニング映像をどうぞ！」

『…おっ、もう固くなってるな』『乳首、気持ちいいか？』『まるでスカイツリーのようだな…』『あぁっ！イグッ！イグゥ！！』

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

警視総監「大原くん…これが『おもてなし』かね！？」

部長「は、はは…これは…あの……その…」

部長「両津のバカはどこだ！」

中川「本場のトルコ風呂を学ぶとトルコへ旅立ちました！」

おわり