ひなた「遅くなってごめんね？」

やよい「全然待ってないですよ～！」

志保「集まりましたね。...では、始めましょうか。」

志保「第四回！弟の嫁会議！！」

やよい「うっう～！」

ひなた「わー！」

志保「ありがとうございます。前回はどこまで話しましたっけ。」

ひなた「伊織お嬢様は殿堂入りにしようってとこをまでだべさ。」

やよい「今回は同じ１４歳から考えましょーってなりましたね！」

志保「そうでしたね。では早速ですが、未来について考えていきましょうか。」

ひなた「未来さんかー」

やよい「未来さんですか！弟たちとも仲良くしてくれそうです！」

志保「そうね。それになぜかしら、あと１０年もすれば料理もうまくなってそう...」

ひなた「確かに...ネコとかヘビとか飼って大家族になりそうだべさ。」

やよい「結婚しても静香さんとか、みんなの応援に来そうです！」

志保「...これ以上はなにか危ない気がするわ。止めておきましょう。」

ひなた「未来さんは意外と好物件。と。」

やよい「次は静香さんでどうでしょうか！」

志保「静香ね。仲良くなっていける気がしないわね。」

ひなた「でも静香さんは旦那さんを大事にしてくれそうじゃないかい？」

やよい「おうどんは家族みんなで食べるのにも楽ですね！」

志保「甘いですよやよいさん。」

やよい「へ？」

志保「静香の作るうどんはやよいさんの考えるようなものではないです。」

ひなた「手打ちだしねえ」

やよい「む～でもでも家族みんなで生地をふみふみするなら良くないですか？」

ひなた「そうだねえ。それにもう一つ良いことがあるべさ。」

志保「何かしら？」

ひなた「静香さんに、お義姉さんって呼ばれるのは捨てがたいべさ。」

志保「確かに...！」

やよい「もやしうどん。ボリューム満点ですね。」

ひなた「杏奈ちゃんはどうだろ？」

志保「杏奈...家事してくれるんでしょうか？」

ひなた「３人暮らししなきゃならないねえ。」

やよい「うちは７人暮らしですね！杏奈ちゃんアイドルして長介が主婦した方がいいかもです。」

志保「休みにずっとゲームしてそうですね。」

ひなた「子どもできても仲良くできそうっていうのはあるかもね。」

志保「そういう意味じゃ静香とか子供に厳しそうですもんね。」

やよい「うう...お義姉さんとかにも厳しいかもです。私、怒られそうです...。」

ひなた「まあ杏奈ちゃんも大人になったら変わるかもしれないべさ。」

志保「百合子さんに来てもらって家事してもらいましょう。」

やよい「いいアイデアですね！８人暮らししましょう！」

志保「さあ翼ですが...大丈夫でしょうか。」

やよい「想像できないですね！」

ひなた「結婚したら落ち着くんだろうか。」

志保「晩御飯作ってないとか平気でありそうですね。」

やよい「やっぱり長介が主婦になって家事を...」

志保「やよいさんは長介くんをどうしたいんですか？」

ひなた「まあ、ああ見えて翼さんは惚れた男の人に尽くすタイプだと思うから...ね？」

やよい「そうなんですか？」

志保「もしかしたらトラクターの運転とかできたりするかもしれませんしね。」

ひなた「それならぜひうちの家に来てほしいねぇ。」

やよい「最後は可奈ちゃんですね。どうでしょう？」

志保「可奈は...確かににりっくんと仲もいいですが...。」

ひなた「何かダメなところがあるのかい？」

志保「なんか夫婦の間に入るのが難しそうな気がしまして。」

「「あー」」

志保「やっぱりそう思います？」

やよい「確かにラブラブ夫婦になりそうです。」

ひなた「邪魔な義姉にはなりたくないねえ...。」

志保「可奈とりっくんの二人に早く帰って欲しいな的な目を向けられたら...立ち直れる気がしません。」

やよい「できれば兄妹家族みんなで暮らしたいです。」

ひなた「ということは今回の結果はどうだい？」

やよい「そうですねーやっぱり...。」

志保「私個人としてはやっぱり...」

ひなた「あたしも同じだべさ。」

ひなた「ということでお嫁さん大賞は未来さんに決定したべさ。」

志保「おめでとう未来。今度うちにいらっしゃい。」

やよい「おめでとうございます！もやしパーティーしましょー！長介が嫌なら浩三でもいいですよ～！」

未来「よくわからないけど、あ、ありがとう？」

静香「未来、いいのよとりあえず怒っても。」

ひなた「あ、静香さんは残念だったね。でもいっかいあたしのことお姉ちゃんって呼んでほしいな？」

志保「あんまり子供に厳しいお母さんになっちゃだめよ？あと別に私のことお姉ちゃんって呼んでもいいわよ。」

やよい「今度もやしうどん作りましょう！お姉ちゃんが一緒にしますからね！」

静香「何なんですか！？」

おわり。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12996340