士郎「……。」

みちる「……。」

士郎「…………。」

みちる「…………。」

士郎「………………。」

みちる「………………。」

士郎「は？」

みちる「ねぇ、何で？毛皮あるのに服着るっておかしくない？暑くないの？」

士郎「お前だって服着てるだろ。」

みちる「私は、人間だから。」

士郎「今は獣人だろ。」

みちる「元人間でーす。」

士郎「……。」

みちる「ねぇ、何で？」

士郎「……みちる、アニマシティでは普段は人間体でいる事が常識だ……って教えたよな。覚えてるか？」

みちる「うん。」

士郎「……なら俺達が服着てる理由分かるだろ。」

みちる「分かんない。」

士郎「はぁ？」

みちる「私みたいに普段から獣人化してれば服いらないじゃん。」

士郎「……。」

みちる「てゆーか何で普段は人間体でいなきゃいけないの？獣人の街なんだから獣人である事を隠す必要なくない？」

士郎「……みちる。」

みちる「？」

士郎「……。」

ｶﾞｼｯ

みちる「えっ？」





士郎「おらっ！」

ｸﾞｲｯ!!

みちる「！？」

士郎は、みちるの服を勢い良くめくった！

みちる「し、ししし士郎さん！///ななな何してるの！？///」

士郎「普段から獣人化してるみちるにこんな物いらないだろ？」

みちる「はあああああ！？///」

士郎「獣人は、毛皮があるから服を着る必要がない……自分で言った事をもう忘れたのか？」

みちる「わわわ私は！///１００％獣人じゃないから！///」





士郎「……俺達も１００％獣じゃない。」

みちる「！」

士郎「……。」

みちる「……。」

士郎「……分かったか？獣人が服を着る理由。」

みちる「……う、うん。」

士郎は、めくれた服を元に戻した。

みちる「……士郎さんのエッチ。」ﾎﾞｿｯ

士郎「お前の乳首、毛で隠れて全然見えなかったぞ。」

みちる「胸見んなスケベジジー。」





この後、士郎は逮捕された。

供述調書によると士郎の銀狼は、ピクリともしなかったらしい……。


完

オマケ

マリー「銀狼様の写真集だよ～。ここでしか買えないよ～。」

ジャッキー「銀狼様の写真集！？買うー！」

マリー「毎度あり～。」

マリーは、銀狼に変身した士郎の盗撮写真集を販売していた。

みちる「士郎さんの盗撮写真……。」

みちる「……。」

みちる「今気付いた。」

みちる「銀狼様に変身した士郎さんって……。」





みちる「服着てないじゃん！やっぱり服いらないじゃん！」


完

あとがき
士郎に羞恥心はないのか。