シン「それにあの戦争の指導者はパトリック・ザラ、あんたの親父だったでしょうが！」

アスラン「……」

シン「あの戦争で、あんたたちのリーダー、ラクス・クラインの親父シーゲル・クラインが誘発させ！」

シン「あんたの親父、パトリック・ザラが激化させて！」

シン「ウズミ・ナラ・アスハが国策を間違え国を焼いた！」

シン「だから俺の家族は死んだんだ！」

シン「俺が欲しかった未来は突然消えてなくなったんだ！」

アスラン「あれは地球側が……」

シン「地球側が悪いかプラント側が悪いかなんて、オーブに住んでた俺には関係ないじゃないですか！！！」半泣き

アスラン「……」

シン「でも血のバレンタインで家族を殺されて地球側を憎んだあんたの親父の気持ちが、同じように家族を殺された俺にはわかるから！」

シン「それにオーブを焼いたのは地球連合軍だから、オーブが焼かれる原因を作ったのはアスハだから！」

シン「俺はザフトに入って、力で戦争を抑止するために軍人になったんですよ！」涙ぽろぽろ

アスラン「……」

シン「確かにザフトはガンダムを開発してましたよ！」

シン「でもコーディネーターを憎むロード・ジブリールを筆頭としたブルーコスモスがいる地球側に対して！」

シン「軍備を整えていなければまた血のバレンタインのような事件が起こる！」

シン「オーブみたいに国を焼くことになるのは目に見えているじゃないですか！」涙ぽろぽろ

アスラン「……」

シン「そのザフトが開発していたガンダムを奪取したのは、地球連合軍でしょ！」

シン「なら戦うしかないじゃないですか！」涙ぽろぽろ

アスラン「……」

シン「確かにプラントのテロリストが地球にユニウスセブンを落とそうとしたけど！」

シン「それは正しくないことだから、ザフトだって、俺たちだって阻止するために戦ったじゃないですか！」

アスラン「……」

シン「あれで地球側がプラントに不信感をもったとしても、俺たちだってあんなの想定外だった！」

シン「親の罪を子に追及しても意味がないですけど、あのテロリストはあんたの親父が育てたものでしょう！」涙ぽろぽろ

アスラン「……」

シン「地球連合と戦っていると、ステラみたいに戦争に利用されてる人がいて」

シン「地球連合をなんとかしたいって思ったんですよ！」涙ぽろぽろ

シン「俺はステラを戦いのないあたたかい世界に返してやりたかった！」

シン「でもステラは薬がなければ生きていけなかったから！」

シン「もう二度と戦わせないでくれと頼んで地球側に返すしかなかった！」

シン「なのに地球連合はステラをまた兵器として戦場に送り込んだ！」

シン「俺はステラを守りたかったのに！救いたかったのに！」

シン「そのステラをフリーダムのパイロットが殺したんだ！！！」号泣

アスラン「……」

シン「デスティニープランやメサイアを使う議長がおかしいことはわかってましたよ！俺だってそれくらいわかりますよ！」

シン「でもレクイエムを使う地球側だっておかしいでしょ！」

シン「俺は政治のことなんてわからないんですよ！戦うことしかできないんですよ！」号泣

アスラン「……」

シン「俺はザフトの軍人だからプラントのために戦うしかないでしょ！レイやルナやヨーラン達が、仲間達がいるんですよ！」

シン「プラントを破壊しようとするやつらがいるのに、軍人の俺が戦うことをやめるわけにはいかないでしょ！」

シン「俺はプラントの人たちの守らなきゃいけないんですよ！議長が、プラントが作る世界を信じるしかないじゃないですか！それしかないじゃないですか！」号泣

アスラン「……」

シン「もしかしたら、戦争根絶のために戦うエターナルとアークエンジェル、オーブが正しいのかもしれない……」

シン「でもステラを殺したフリーダムのパイロットと、俺の家族を殺した戦争のプラント側の指導者だったシーゲル・クラインの娘とパトリック・ザラの息子と」

シン「国策を間違えてをオーブを焼いたウズミ・ナラ・アスハの娘と、戦場に戻さないでくれと約束したステラを兵器として再び戦わせたネオ・ノアロークがいるあんたたちと…」

シン「俺はどう向き合えばよかったんですか……」号泣

アスラン「バッカヤロー！！！！！」デスティニーガンダム破壊

終わり