幼女「何ゆえ其の様な事が起こるか、等と言うのは愚問だろう。自らを排斥し攻撃する存在に付いて行きたいと思うだろうか？無論有り得ない」

俺「………」

幼女「だから本当の知恵者は其れ等を利用し、自身の道具とする。行動の嚆矢としてマジョリティを利用するのだ」

俺「帰っていい？」

幼女「マジョリティを利用すれば当然だが意見は自身のベクトルへ集中し、世論や風潮を操る事さえ可能だ。無論杜撰なやり方で扇動すれば、其れ等は無駄となるが……飽くまで知恵者の話だ、此の知恵者はそう言った障害を取り払う実力を持つという前提が在る」

俺「あの、さよなら」ｽﾀｽﾀ

幼女「で、社会的弱者を利用する為には何が必要か？否、其れも愚問か。この板に居る人間の多くは理解しているだろう」

幼女「生活保護を中心とした社会保障の充実、税金の減免、文化面の多様化改革及び許容、特定人種への攻撃的風潮への誘導……ま、とどの詰まり忖度だ」

幼女「無論此れはそのままの意味の目上への話ではない、が、ある種目上とも言って良い話だ。これも本来説明不要だろう？社会的弱者は自身が操る対象にして、自身と言う存在を固定する為の接着剤の役割をも果たすのだ。神話存在は観測されねばその定義、概念を保てないという話をよく小説の類いでは為されるが、活動家も同様だ。行動に伴うべきは民衆の賛同であるのだから」

幼女「さて、此れを踏まえて当初の話に戻そうか。愛国者、憂国者等は思う筈だ……『この世界の、この国の資源を慮らずば、未来はない。ゆえに社会的弱者を救済する事は悪なのだ』と」

幼女「では反論しよう。先ず訊くが、その資源の枯渇とやらは何十年後の話だ？少し調べてみると良い、例えば日本国の海底資源についてだ」

幼女「日本のEEZは世界でも有数の広域に在り、近年でも海底に膨大な資源を保有する。先ず此れが尽きる事は有り得ないし、何であれば此れ自体を外交の道具に使って売れば良い」

幼女「それでも納得しないか？だろうな。ではもう少し続ける。日本の借金はそれを多分に超える程の貸金で賄えるし、日本ブランドは食料に関しては未だ最高レベルに位置する。加えて治安が良いから台湾や中国の富豪は未だにこちらへ来たがるし、コロナ感染者数が他国より少ないだけあってここは世界の富豪にとって幾つか絞れる将来の居住地として認定されている。更には安全な国ランキングを筆頭にさまざまなサイトで日本は高位にランクインしている。公的ソースが無いと言えばそれまでだが、飽くまでも客観の認識ではある。ゆえにこれとて馬鹿にならない」

幼女「ここまでだらだらと講釈を垂れたが、要は日本は安全なのだ。IT関連を除く技術力はあるし、外交力も悪くはない。知られていないが自衛隊もそれなりに武力を持っている。従って『今の人間が食い潰しても普通に生きていける』」

幼女「聡明な人間は既に分かっただろう？そう、消費等当たり前だったのだ。だってそうすれば自分の地位はある程度担保されるし、名誉を得られる。更に自分が生きている間は碌に危機等訪れない。在ってもそれは偶然か、避け得ない事象だけだ。今回のコロナだとかはそうだ」

幼女「分かったろう？賢しきはこういった方法で、だが法規的な範疇で生きている。割り切って下手に世を案じず、独善的な部分を許容して存在している」

幼女「彼等彼女等は知恵者だ。実際自身や親族が社会的弱者になった時社会保障が受けられる点だとか、障害者になってしまった時充実したバリアフリー制度の恩恵を与れるのはメリットとして大きい」

幼女「そうして未来のビジョンを正しく認識し、解釈し、観測していく。其れこそが正しき勝利の形で在り、全員等救えやしないのだから、完璧な勝利を求めた者は凡て敗者になってしまう」

幼女「だから、彼等彼女等は勝者なのだ。少なくとも彼等彼女等の範疇に於いては」

>>16
幼女「その通り、上級国民とカテゴライズされる人間の多くが世襲だとか関係無く、世のシステムに弊害を与えている。だが其れで正しいだろう？だって、其れで彼等彼女等は勝利しているんだから。無論、我々にとり此れは勝利ではないが」

幼女「とはいえ反撃される事も在ろうよ。其れがストライキだとか、闘争として少し前に行われた。もう50年近く前か、まだ私が精子にすらなっていない頃だ。今でもストライキは存在し、労基法も補完された。対策としての武器材料も存在している」

幼女「けれども其れの反撃を受け、屈する者は知恵者ではなかった、と言うだけに尽きる。知恵者の化けの皮を剥がされ、無能が無能として露見しただけだ。小泉進次郎等がそう、メッキの剥がれた好例だろう」

俺(うわ、あの子まだ言ってるよ……ちょっと頭のおかしい子なのかな)

俺(さっさと帰ってエロゲでもして寝よ)


おしり