唯「澪ちゃん、律ちゃん、あけましておめでとー！」

澪「ああ、おめでとう」

律「今年もよろしくな！」

唯「あれ、ムギちゃんは？」

澪「待ち合わせ時間は過ぎてるな…」

律「早くしないと、初もうでが混み始めるぜ」

唯「電話してみよー！(プルルル)」

『お客様の都合により、おつなぎできません…』

唯「着信拒否！？ガーン」

律「ばか、これは料金が支払われてない時にでるメッセージだ」

澪「でもおかしいぞ、ムギが料金滞納なんて…」

唯「とりあえず、ムギちゃんのおうちに言ってみようよ！」

琴吹家？

唯「とりあえず、来てみました！」

律「でけー！…けど、おかしいな、中に人の気配がしないような」

澪「あ、あれは？」


各位

日頃お世話になっております。
琴吹興業株式会社は、十二月三十一日を持ちまして営業を終了させていただきます。
長年のご愛顧に深く御礼申し上げます。

琴吹家一同



澪「…」
律「…」
唯「え？なに？どういう意味？ムギちゃんは？」

唯「その後、ムギちゃんの姿を見た人はいません。ムギちゃんのおうちは、借りたお金が返せなくなり、みんなで遠くに逃げたんだそうです」

三年後！

梓「こんな氷河期に就活することになるなんてついてないです…このストレスは、いつものレズデリヘルで癒やすしかないです！」

梓「こんにちはー、イイ子いますかー？」

店員「おお、長野あすか(偽名)さん、ご無沙汰だね、最近入ったハーフの新人なんかどうだい？」

梓「じゃあその子で」

紬「あすか(偽名)さん、こんにちはー、よろしくお願いし…」

梓「えっ…ムギセンパイ…？」

紬「え、あ、梓ちゃん」

梓「（笑）」

紬「違うの、これはね…」

梓「いいから、とりあえず、ここ舐めろです(ペロン)」

紬「えっ、でも、お店の決まりで先にシャワーを…」

梓「うるせえです、いいから言うこと聞けです！(ガッ)」

紬「モガッ！ちょ、ちょっと…ん、ふう、ふう、ぴちゃ…ぴちゃ…うっ、臭い！」

梓「ちゃんと丹念に舐めろです」

紬「う、おえ…ぴちゃ…ぴちゃ…うぐ…」

梓「そろそろ服を脱いで、ベッドに横になれです」

紬「えっ…な、何を…？」

梓「股開けです。…よっこいしょっと」

紬「あ、本番行為は、禁止なの…うああ！」

梓「うるせえです、言うこと聞かなかったら唯センパイや澪センパイ、律センパイにバラしますよ（笑）」

紬「うう…」

二時間後！

唯「澪ちゃん、律ちゃーん！わたひ、まだまだいけりよお～(ふらふら)」

澪「おい、飲み過ぎだぞ、唯」

律「だれだこんなに飲ませた奴は！」

澪「お前だろ！」

律「あ、そうだっけ？あはは…」

唯「あ！見て見てー、あずにゃんがいるよおー、あははー」

澪「梓がこんなところにいるわけ…いた！？」

律「おい、なんだあの格好…？」

唯「あずにゃん、丸坊主だあ～」


梓「…」

律「髪どうしたんだ、あいつ？しかも道の真ん中で正座して…」

澪「首から、プレートを下げてるな。なになに？」


『わたくし、中野梓(京都府◯◯市◯◯町1-1-1,080-xxxx-xxxx,A女子大学文学部三年、◯×ゼミ)は、レズデリヘル ◯◯にて、禁止されている即尺行為及び本番行為を従業員に強要いたしました。

深くお詫びするとともに、家族及び学校への連絡に同意します。また、賠償金の支払いを…』


澪「…」
律「…」
唯「あずにゃん、おもしろーい！あははは～」

律「見なかったことにしよう」

澪「ああ、唯、行くぞ」

唯「あ！今度はムギちゃんがいるよ～」

律「そんなわけ…いた！？」

紬「三人とも久しぶり！」

澪「ムギ！元気そうだな？家の借金はかたづいたのか？」

紬「うん、コツコツ返してたんだけど、最近臨時収入があってね、一気に返済できたの！」

律「おお！良かったな！」

澪「おめでとう、ムギ！」

紬「心配かけてごめんなさい。もし、良かったら、また前のようにお友達でいてくれる？」

唯「ムギちゃんは、昔も今も、おろもだちだよー、ぎゅー！」

紬「唯ちゃん…うれしい、グスン」

律「ムギも戻ったことだし、放課後ティータイム再結成だな！」

澪「ああ、私たち四人が集まってこその放課後ティータイムだ！」

唯「おおー！」

紬「律ちゃん、澪ちゃん、唯ちゃん…」

律「新生HTT、行くぜ武道館！」

澪紬唯「おー！」






梓「あ、はい、ほんとにしてないんです…信じてください…あ！お母さんに電話するのだけはやめてください！え？賠償金追加？そんなあ～」


おしまい