――都内某所

こんにちはー

はづき「はーい」

ﾄﾃﾄﾃ

○○テレビの「世界の果てまで逝ってm@s」のスタッフですが、今度346プロと合同誕生会を行うことになりまして、そちらの真乃ちゃんも参加して欲しいんですよ

はづき「えっと……」

困惑している事務員の方。

すると



「ほわっ、お客さんですか？」

あ、櫻木真乃さんですか？

真乃「あ、はい。櫻木真乃は私ですけど……」

灯織「えっと……テレビ局のスタッフさん……？」

めぐる「わぁ！じゃあじゃあ、今テレビに写ってるの？！」

はい。……といっても出演交渉でして

めぐる「まーのー！とりあえず、出てみようよー！」

真乃「え……めぐるちゃん？」

灯織「えっと……346プロの島村卯月ちゃんと誕生会……え！？あの5代目シンデレラガールの！？」

真乃「ほわっ？知ってるの？」

灯織「有名だよ！真乃、知らないの？」

真乃「そ、その……名前は……」ｼﾄﾞﾛﾓﾄﾞﾛ

どうやら、真乃ちゃんの心は既にぐらついているようだ

ここで一押しせねばなるまい

パーティーですから、よかったらユニットのメンバーも参加なさってください

めぐる「えー！いいのー！？」

はづき「ちょ……ちょっと……」

灯織「大丈夫だよ。メディアに出るようになるチャンスなら掴まないと」

真乃「ひ、灯織ちゃんも……えっと……」

なんと、あのスイーツファイブのケーキが

真乃「行きます！」



……やはり女の子。甘いものには目がないようだ

それでは詳細は後ほど

はづき「あ、はい……」

真乃「よ、よろしくお願いします！」ﾍﾟｺｯ

灯織「よろしくお願いします」ﾍﾟｺﾘ

めぐる「よろしくぅ！」ﾍﾟｺﾘ



はづき「はぁ……困りましたね」



――プロデューサー不在を狙って突撃したが、案外うまくいったようだ

――そして

――その夜

――283プロ



摩美々「えー、あんな番組に出るのー？」

結華「さすがに早まったとしか言えないなぁ……」

恋鐘「キャンセルとかできないばい？」

はづき「もうメールで様式とか送られてきまして……」

咲耶「もう決定事項ってわけか……」



真乃「え、えっと……」

めぐる「な、何、そんなにすごい番組なの？」

樹里「オーストラリアに行かされた時はカンガルーと格闘したよなぁ……」

夏葉「いいパンチだったわ……」ﾌｯ

智代子「それで片付けるのは夏葉ちゃんだけだよ！」

果穂「ｺｱﾗ……ｺﾜｲｺﾜｲ……」

凛世「食べるものが……羊肉しかなく……キレてしまいそうでした……」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

灯織「ひぅっ？！」

甜花「せ、先週の放送ならリピート……やってるよ」

甘奈「じゃあ、見てみようか！」

千雪「えっとタイマーは……どこかしら？」






全員（リモコンだよね……？）

マジカルカルテット『世界の果てまで逝ってm@s～！』ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

成宮由愛「はい、今回のテーマはこれです！」

小関麗奈「見分けられるか！画伯が書いた動物当てクイズ！」

福山舞「わぁ、面白そうです！」

横山千佳「ラブリーチカにかかればカンタンだよ！」

由愛「それでは画伯の方、どうぞ！」





五十嵐響子「どうも、今回画伯担当の五十嵐響子です！」

マジカルカルテット（アカン……）

――そして……

千佳「じゃあ、Jの4で！」

響子「はい、これですね」

――そこに書かれたのはキツネとも熊ともタヌキとも見える生き物だった

千佳「うぅ……パンダ！」

響子「残念、セウイチでした」

千佳「うぇーん！」

――……セウイチに耳みたいなのはついていたっけ？

由愛「じゃ、じゃあ、不正解の千佳ちゃんはキュートとクールとパッションの中から罰ゲームを選んでください」

千佳「えっと…………クールを選ぶとありすちゃんのいちごパスタが出てきそうだし……」

ﾀﾁﾊﾞﾅﾃﾞｽ!

――おっと、パネルの向こうから声が

千佳「だから……パッションで！」

由愛「ふぁ、ファイナルアンサー？」

千佳「アンサーで！」

「お願い……お願い……せめて芳乃ちゃんの乾麺麭で……」

――するとそこには

日野茜「ボンバーっ！千佳ちゃん、私と一緒に元気よく激辛カツカレーを食べましょう！」

千佳「ふぇぇぇんっ！」



由愛「え、えっと、ちなみにキュートはネネさんの悠貴ちゃんも唸る特製ドリンクでした」

麗奈（よかったわ……）

舞（よかった……）





乙倉悠貴「……ちなみに、おいしくない方の意味での唸るですから……」

栗原ネネ「あらあら、なら好きになるまで飲んでもらいますね」

悠貴「ゑ゛？」



ｷﾞｬｰ

～～～～～～～～～～～～

冬優子「って感じの番組で」

真乃「」

めぐる「」

灯織「ﾀｽｹﾃ……ﾏﾉ……ﾒｸﾞﾙ……」

あさひ「冬優子ちゃん、二人が息をしていないっすよ」

愛依「めでぃーっく！」

――そして運命の日

それじゃあ、行きましょうか

真乃「ﾊｲ……ｲｯﾃｷﾏｽ……」

めぐる「ﾎﾈﾊﾋﾛｯﾃﾈ……」

灯織「」ﾁｰﾝ





透「もう世界が終わったような顔をしてるね」

雛菜「やは～透先輩辛辣～」

円香「はぁ……小糸。今日暇よね？」

小糸「う、うん……？」

小糸「ま、円香ちゃん、準備できたけど……」

円香「うん……あの三人の先回りをして346プロに何があるか調べるから」

小糸「ぴゃっ！……だ、大丈夫なの……？」

円香「大丈夫じゃないかもしれない……でもあの分だと、いずれ私たちも同じ番組に参加することになるはず……」

小糸「え、えとえと……わ、私は……し、しっかり者だから……その……」

円香「大丈夫……怖いのは私もだから」

小糸「う、うん……頑張るから……」

ｺﾂｺﾂ

こっちですよ

真乃「ﾊ､ﾊｲ……」

灯織「ﾀｽｹﾃ……ﾀｽｹﾃ……」

めぐる「ﾏﾉ、ﾋｵﾘ……ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞﾀﾞｶﾗ……」

――その時、後ろから知らない誰かが！



あずさ「あらー？」

みうらさん「あらー？」



――果たして、無事にたどり着けるのか！

――その頃

双葉杏「えー、そんな話聞いてないよ！」

三村かな子「えっと、あっちから真乃ちゃんの誕生日でイルミノの三人が来るから、ケーキを作れって話ぐらいかな？」

円香「……ほっ」

小糸「よかったね、円香ちゃん」

緒方智絵里「よ、よかったら、noctchillの皆さん全員も参加しますか……？」

円香「全員……？」





榊原里美「パンケーキを12枚並べまして～、シロップをたぁーっぷりかけますよ～」ﾄﾞﾛﾄﾞﾛ

雛菜「やは～、すごーい！」

槙原志保「どうかな？オペラを作るの久しぶりだから」

透「うん……いいね。こっちも食べていいかな？」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

十時愛梨「どうぞ、召し上がれ～」





円香「頭痛い……」

小糸「ぴゃぁぁぁぁ……」

――その頃

真乃「えっと……なんで……さっき自由の女神があったのに……」

めぐる「凱旋門がこんなところに……？」

灯織「」





あずさ「あらあらー」どたぶーん

みうらさん「あらー」こたぶーん

――そして

スペパププ「ぶもー」

真乃「ほわぁ……」

めぐる「えっと……UMAなのかな？」



島ウナギ「ｻﾞﾊﾞｰﾝ」

灯織「ﾋｨｨｨｨｨ！」ﾋﾞｸｯ



――スタッフとしてもそろそろ帰りたいのだが……

あずさ「フランスでいいワインが手に入りましたー！」

スペパププ『ぶもーっ！』×多数





――お願い、帰らせて

――さすがに時間が押したのか、ちっちゃんがやってきました

ちっちゃん「めっ！」

みうらさん「あらー」





めぐる「何を話しているんだろ？」

灯織「さぁ？」

真乃「きっと、私たちを帰してくれる為の交渉をしてるんだよ」



――説得は終わったようです。時間もあまり余裕がありませんから行きましょうか

木下ひなた「はっぴばーすてーつゆー」

春日未来「はっぴばーすでーであー美也ちゃーん」

宮尾美也「わー、ありがとうございますー」



みうらさん「あらー」

――ここは765プロの事務所？どうやら帰るの意味を間違えたようです

真乃「ほわっ、あっちにもアイドルさんが」

灯織「えっと……始めまして！」

美也「はじめましてー」

ひなた「えっと、そちらもアイドルだべさ？」

真乃「はいっ、櫻木真乃！アイドr「あらー」ﾋｭﾝ





ひなた「消えたべ……」

未来「みうらさん、いきなりだったな……」

美也「とりあえず、ろうそくを消しちゃいますねー」



――以上、765プロのアイドル。宮尾美也の誕生日でした！

高森藍子「そろそろ来るみたいですね」

相葉夕美「みんな、クラッカーは持ったかな？」

本田未央「一人10個がノルマだからね！」

佐々木千枝「え？じゅ……10個ですか？」

渋谷凛「未央……また変なことを……」

神谷奈緒「一人一個にしとけよ！」

北条加蓮「……」ｻｯ

橘ありす「今、何か隠しましたね」



依田芳乃「皆の者ー」

未央「じゃあいくよ！」

みんな『せーの』

･:*:･ﾟ"★,｡･:*:･ﾟ"☆･:･:*:･ﾟ"★,｡･:*:･ﾟ"

みうらさん「あらー」

真乃「ほわっ、到着で」



『お誕生日おめでとう！！』ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾝｯ

みうらさん「あらー」ﾋｭｯ

灯織「ちょ」ﾋｭｯ

めぐる「待」ﾋｭｯ





未央「……えーと」

凛「……さすがに想定外だね」

芳乃「とりあえずー、行き先はわかりましたのでー」

千枝「千枝達も行って」

智絵里「連れてきますね！」

「よろしくお願いしますっ！」

「だって」



島村卯月「私と同じ誕生日なんですからっ！」





未央「感動の一言なんだけど……」

円香「あの子、本当は明日が誕生日よ」

卯月「えっ！？」

凛「やっちゃったね……」

透「うん、やったね」

卯月「そんなぁ～」

小糸「よ、よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

雛菜「雛菜もなでなでする～」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

卯月「ふぇ～ん」

――この後、無事に戻った三人と仲良くパーティーを開いたそうな





真乃「す、すごかったね……」

灯織「うん。さすが真乃の誕生会だね」

めぐる「あちこちの国へ行って……いろんな人と会ってお祝いしてもらって」

真乃「はいっ！とっても素敵な誕生会でした！」



HAPPY BIRTHDAY SHIMAMURA UZUKI & MIYAO MIYA

NEXT BIRTHDAY SAKURAGI MANO

シャイニーカラーズ三周年おめでとう

では、読んでくださった方は、可奈が持ってきたホットケーキを食べながら総選挙に票を入れてください