翌日

ちいかわ「……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

ハチワレ「おはよう！今日はいい天気だネ！」ﾆｺﾆｺ

ちいかわ「アッ…アッ…！」

ハチワレ「どうしたの？何か嫌なコトでもあった？」

ちいかわ「うぅ…」

ハチワレ「質問がある？」

ちいかわ「……ゥァ」

ハチワレ「やっぱりなんでもないって？それならいいんだケド」

ハチワレ「そうだ、そういえば明日討伐だったよね！パーティーは別みたいだけど、お互い頑張ろうね！」

ちいかわ「……」ｺｸﾝ

翌日

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

ちいかわ「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

俺「えっと…たしか集合場所はここだと思ったけど…」ｳﾛｳﾛ

ちいかわ「……！ァッアッ」ﾃﾃｯ

俺「ゲ！(あれハチワレの言ってたガイジの友達じゃん！今日の討伐対象あんなのと一緒なのかよ～。ま、いざとなったらあいつ囮にすればいいかｗ)」

俺「よろしくね！たしか名前は…」

ちいかわ「アッ…アゥ…」

俺「ちいかわ！フフッ、変な名前だネ」

ちいかわ「……」

俺「さ、そんなところでぼさっとしてないではやく討伐にいこっ」

ちいかわ「ウ…」ｺｸﾝ

俺「(ほんとハチワレの言う通りコミュ障ガイジだな。討伐で足引っ張ったらマジ許さねえ)」ｲﾗｲﾗ

ちいかわ「……」

ﾌｨ--……ﾝ

俺「今回は結構大きい討伐だからね、ドキドキするよね！」

ちいかわ「わ…ァ…ウ」

俺「(ﾁｯ…せっかくこっちから話しかけてんのに何言ってんのかわからなくて会話続かない～)」ｲﾗｲﾗｯ

ﾌｫ--……

ｽﾁｬｯ

俺「着いたッ…さっそく討伐対象探そ！」

ちいかわ「……」ｺｸﾝ

俺「どこかな…あいつは頼りにならなそうだし、俺が頑張って見つけないと…」

ちいかわ「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

ちいかわ「……！ァ…アッ、アッ！」ｱﾜｱﾜ

俺「え…何？探してる途中だから邪魔しないでよ」

ちいかわ「ア～ッ！わァ～ッ！」

俺「後ろ？後ろになんかあるのぉ？」ｸﾙｯ

でかい生き物「……」ｼﾞ-ｯ

俺「ひッ！ひぃッ！」ﾋﾞｸｩ

でかい生き物「ウゥン！」ﾌﾞﾝｯ

俺「ぎゃあッ～！？」ｽﾞｻﾞｻﾞ-ｯ

ちいかわ「あわわ…わァ！ワァァ～ッ！！」

ちいかわ「ァッ！ワァァ！」ﾕｻﾕｻ

俺「うぅ、不意だったからいいの貰っちゃった…」ﾎﾞﾛｯ

ちいかわ「ウゥ～！アッ、ワ～ッ！」

俺「何…？他のパーティーメンバーも逃げちゃったし、自分たちもリタイアしようって？」

俺「冗談じゃない！俺はまだやれるし。闘わないなら後ろでこのアイテム使ってサポートしてて！」ｻｯ

ちいかわ「ァ…ゥン…」ｺｸｯ…

俺「よし！サポートさえあればあんなやつ1人でもやっつけられる！いくぞォ～！」ﾀﾀｯ

でかい生き物「オォ～ン！」

ｶﾞｯｶﾞｯｶﾞｷｨ-ﾝｯ、ﾄﾞｺﾞﾄﾞｺﾞ…

でかい生き物「ウゴゴォ～！！」ｳﾎｯｳﾎｯ

俺「うぅ…やっぱり大型だからだいぶ強い…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛｯ

俺「ケド、俺にはあいつに渡したサポートアイテムがあるッ…！今だよ！アイテム使って回復してッ！」ｷｯ

ちいかわ「あッ…うぁ…！」アイテムﾄﾘﾀﾞｼ-

ちいかわ「……！」

「でさ、そのガイジがさ～」「ｗｗｗｗｗ」「変な名前だネ！」

ちいかわ「……」ｷﾞｭｯ

俺「ちょっと、何してるの！？はやくアイテム使ってよッ！」ｸﾞｸﾞ…

ちいかわ「ァ…ゥ…わァァ…ッ」ｳﾙｳﾙ

俺「は？何言ってんのアイテム使えって言ってんの！そんなことも分かんないのこのガイジ！！」

ちいかわ「イアッ…！！ガィｼﾞ…イアッ！」

俺「だから何言ってんのか分かんねえんだよガイジが！いいからさっさとアイテム使えって！」

ちいかわ「ッッ…」ﾀﾀｯ

俺「……？？？？」

俺「え…？あれ、逃げた…！？なんで、後ろでアイテム使うだけなのに…」

でかい生き物「ウガァ！」ﾌﾞﾝｯ

俺「ぐえッ！？」ﾋﾞｸｩﾝｯ

俺「ケホケホ…ぁァ！あいつ…1人で勝手に逃げ…」

でかい生き物「ファ！ホッ！」ﾊﾞｷｯﾎﾞｺｫ

俺「ウグゥ！最初に見つけた時もあいつがちゃんと伝えてれば不意打ちも喰らわず…そもそもあんなガイジパーティーにいなければ…」ﾊｧﾊｧ

でかい生き物「プルァ～！」ﾌﾞﾝｯ

俺「ぎゃっ！？ぐっ…ウゥ…はやく、リタイアのやつ使わなきゃ…」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

でかい生き物「……」ｼﾞ-ｯ

俺「ぁ…ぁ…助け…ヤダ、まだ死にたくな…イヤ、イヤ！」ｽﾞﾘｽﾞﾘ…

ｸﾞﾁｬｯ！ﾊﾞﾘﾎﾞｷｯ…ｺﾞｷｯ！

「ぎゃあああ～～～～ッ！！」

ちいかわ「ッ…ゥゥ…！！」ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

数日後

ちいかわ「……」

ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ

ちいかわ「…ァ……ゥ」ｶﾞﾁｬｯ

ハチワレ「や、久しぶり！ここ何日か家に引きこもってたよネ！やっぱりこの間の討伐失敗したのショックだった？」

ちいかわ「……」

ちいかわ「……」ｼﾞﾜｯ

ハチワレ「エッ、エッ…？どうしたの？なんか悲しいコトでもあった！？」

ちいかわ「ウゥ～！ワ～！」

ハチワレ「自分たちは友達かって？当たり前だよッ！僕たちは……ズッ友、でしょ！？」

ちいかわ「ァ…わァ！わぁぁ～ンッ！」

ハチワレ「エッ…この間一緒にいた俺って人？あぁ、あの人はなんか友達の悪口でしか盛り上がれない可哀想な人なんだ」

ちいかわ「エ…」

ハチワレ「一緒の時は合わせて悪口の話するケド、疲れるからあまり会いたくないんだよね～。やっぱり一緒にいるなら話してて楽しい人じゃないとネ！」ﾆｺｯ

ちいかわ「ア…わぁぁ…」ｳﾙｳﾙ

ハチワレ「フフッ、落ち着いた？はいコレ、お土産のチャリメラ、2人で一緒に食べよッ！」

ちいかわ「……」ｺｸｺｸｯ

うさぎ「ウララﾗララ～！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ハチワレ「ワ…もちろん忘れてないよ！3人で一緒に食べよッ！」

ちいかわ「ｱﾊ…アハハ」ｸｽｯ

ハチワレ「アッ…笑ってる！フフ、アハハ！」

うさぎ「ハァ？」

ちいかわ&ハチワレ「「あはは、アハハハハ！」」

うさぎ「……ヤハ！ヤハハ！」

3人「「「ア(ヤ)ハハハハ！」」」


HAPPY END！

>>5 討伐対象→討伐
>>18 僕→自分