1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:18:37.752 :5HhXmnsy0.net
千秋「最近の春香姉様はどこか焦っているようにみえる・・・」
「日に日に化粧は濃くなり香水でこっちがむせ返りそうになるぐらいだ・・」
「あまりの春香姉様の変わりように内田や吉野もうちに寄り付かなくなった・・」
「冬馬とマコちゃんだけは変わらず今でも遊びに来てくれる」
「正直この二人が遊びに来なくなったら私はこの家に住み続ける自信がない・・・」
「そろそろ本気で独立を考えたほうがいいのか・・・」
「しかし私が出ていったら春香姉様が一人になってしまう・・・」
千秋「最近の春香姉様はどこか焦っているようにみえる・・・」
「日に日に化粧は濃くなり香水でこっちがむせ返りそうになるぐらいだ・・」
「あまりの春香姉様の変わりように内田や吉野もうちに寄り付かなくなった・・」
「冬馬とマコちゃんだけは変わらず今でも遊びに来てくれる」
「正直この二人が遊びに来なくなったら私はこの家に住み続ける自信がない・・・」
「そろそろ本気で独立を考えたほうがいいのか・・・」
「しかし私が出ていったら春香姉様が一人になってしまう・・・」
2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:18:52.573 :5HhXmnsy0.net
千秋「かくいう私も今の彼氏で2人目だが・・・」
「春香姉様にでも知られた日にはどうなることか・・」
「今の姉様なら私の食事に一服盛る可能性すらある・・・」
「なんとしても隠し通さねば!」
ガチャ
千秋「おかえりなさい春香姉様」
春香「」
千秋「(最近は返事すらしてくれなくなった・・・)」
千秋「・・・・・。」
千秋「かくいう私も今の彼氏で2人目だが・・・」
「春香姉様にでも知られた日にはどうなることか・・」
「今の姉様なら私の食事に一服盛る可能性すらある・・・」
「なんとしても隠し通さねば!」
ガチャ
千秋「おかえりなさい春香姉様」
春香「」
千秋「(最近は返事すらしてくれなくなった・・・)」
千秋「・・・・・。」
3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:19:48.637 :5HhXmnsy0.net
春香「千秋・・・これから食事は自分で用意してね」
「私これから合コンだから。今日はもう帰らないからちゃんと鍵閉めといてよ」
千秋「・・・・・・・はい。いってらっしゃい、姉様」
春香「ねえ千秋」
千秋「! なんですか?姉様」
春香「その呼び方もうやめてくれない?お互いいい歳なんだし。」
春香「千秋・・・これから食事は自分で用意してね」
「私これから合コンだから。今日はもう帰らないからちゃんと鍵閉めといてよ」
千秋「・・・・・・・はい。いってらっしゃい、姉様」
春香「ねえ千秋」
千秋「! なんですか?姉様」
春香「その呼び方もうやめてくれない?お互いいい歳なんだし。」
4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:20:24.202 :5HhXmnsy0.net
千秋「えっ・・・・・・あ・・・」
千秋「ご、ごめんなさい・・ねえさm」
春香「だからそれやめてって言ってんのよ!!!」
バタンッ!!
千秋「・・・・・・・・」
「いってらっしゃい・・・姉様・・・」
千秋「えっ・・・・・・あ・・・」
千秋「ご、ごめんなさい・・ねえさm」
春香「だからそれやめてって言ってんのよ!!!」
バタンッ!!
千秋「・・・・・・・・」
「いってらっしゃい・・・姉様・・・」
5:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:20:54.400 :5HhXmnsy0.net
千秋「最近は家に一人でいる時間のほうが長くなった」
「内田や吉野や冬馬、マコちゃんや藤岡や春香姉様の友達でこたつを囲んでた頃・・」
「あの頃を思い出す回数が増えたように感じる」
「そんなときは自然に涙が溢れてくる」
「あの楽しかった頃にもう一度戻りたい」
千秋「今になって改めて思う」
「夏奈はこの家の中心で私達の心の支えだったと。」
「思い返せば私は随分と夏奈に対して冷たく当たっていたと思う」
「いつだって夏奈はそんな私を体当たりで受け止めてくれていたっけ・・」
「夏奈が藤岡と幸せになってくれたことは本心から嬉しいと思う反面」
「自分ひとりだけ出ていってこの家を壊したのもまた夏奈だと思ってしまう自分がいる」
千秋「最近は家に一人でいる時間のほうが長くなった」
「内田や吉野や冬馬、マコちゃんや藤岡や春香姉様の友達でこたつを囲んでた頃・・」
「あの頃を思い出す回数が増えたように感じる」
「そんなときは自然に涙が溢れてくる」
「あの楽しかった頃にもう一度戻りたい」
千秋「今になって改めて思う」
「夏奈はこの家の中心で私達の心の支えだったと。」
「思い返せば私は随分と夏奈に対して冷たく当たっていたと思う」
「いつだって夏奈はそんな私を体当たりで受け止めてくれていたっけ・・」
「夏奈が藤岡と幸せになってくれたことは本心から嬉しいと思う反面」
「自分ひとりだけ出ていってこの家を壊したのもまた夏奈だと思ってしまう自分がいる」
6:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:21:35.085 :5HhXmnsy0.net
千秋「毎日こんなことばかり考えている」
「もしも今夏奈が帰ってきたらと思うと恐ろしい」
「昔のようにひどい言葉を、それも今抱えている胸の中の汚いものをぶつけてしまうのではないかと」
「本当に恐ろしい気持ちになってしまう」
千秋「夏奈が私の本心を知れば深く傷つくだろう」
「ああ見えても人を思いやれる優しい姉だから・・・」
「いつだったか夏奈がいなくなる夢を見て一日中あいつにしがみついてたことがあったっけ」
「今はもうあいつの体温を思い出すことができないけれど」
「あのときの不安と安堵が入り交じった不思議な感覚だけは今でもよく覚えている」
ガチャガチャ バタンッ
千秋「毎日こんなことばかり考えている」
「もしも今夏奈が帰ってきたらと思うと恐ろしい」
「昔のようにひどい言葉を、それも今抱えている胸の中の汚いものをぶつけてしまうのではないかと」
「本当に恐ろしい気持ちになってしまう」
千秋「夏奈が私の本心を知れば深く傷つくだろう」
「ああ見えても人を思いやれる優しい姉だから・・・」
「いつだったか夏奈がいなくなる夢を見て一日中あいつにしがみついてたことがあったっけ」
「今はもうあいつの体温を思い出すことができないけれど」
「あのときの不安と安堵が入り交じった不思議な感覚だけは今でもよく覚えている」
ガチャガチャ バタンッ
7:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:22:29.030 :5HhXmnsy0.net
春香「なんなのよもうっ!!」
「このあたしが付き合ってやるっつってんのに割り勘とかナメんじゃないわよ!!」
「ちょっと千秋!!まだ起きてんでしょ!!」
千秋「お、おかえりなさい春香姉様」
春香「それやめろっていったでしょ!!」
千秋「あ!は、はい」
春香「アンタ、夏奈の結婚式の祝儀まだ手つけてなかったわよね?」
千秋「あ、はい。まだ使ってません」
春香「ほんのちょっとでいいの。融通してよ」
千秋「え・・でも、あのお金は私の進学のために夏奈が少し余分にくれたやつで・・」
パシッ!!
千秋「いたっ!!」
春香「このあたしが頭下げてやってんのよ。アンタ、それわかった上で断るつもりじゃないわよね!?」
千秋「ご、ごめんなさい・・。あのお金だけは・・」
春香「ちょっとどいて!」
千秋「姉様!お願いします!あのお金だけは許してください!!!」
春香「そういえばアンタ、あの熊のぬいぐるみ最近使ってないわね」
千秋「!!」
春香「なるほどね・・。小賢しいこと考えるわねアンタ!!!」
春香「なんなのよもうっ!!」
「このあたしが付き合ってやるっつってんのに割り勘とかナメんじゃないわよ!!」
「ちょっと千秋!!まだ起きてんでしょ!!」
千秋「お、おかえりなさい春香姉様」
春香「それやめろっていったでしょ!!」
千秋「あ!は、はい」
春香「アンタ、夏奈の結婚式の祝儀まだ手つけてなかったわよね?」
千秋「あ、はい。まだ使ってません」
春香「ほんのちょっとでいいの。融通してよ」
千秋「え・・でも、あのお金は私の進学のために夏奈が少し余分にくれたやつで・・」
パシッ!!
千秋「いたっ!!」
春香「このあたしが頭下げてやってんのよ。アンタ、それわかった上で断るつもりじゃないわよね!?」
千秋「ご、ごめんなさい・・。あのお金だけは・・」
春香「ちょっとどいて!」
千秋「姉様!お願いします!あのお金だけは許してください!!!」
春香「そういえばアンタ、あの熊のぬいぐるみ最近使ってないわね」
千秋「!!」
春香「なるほどね・・。小賢しいこと考えるわねアンタ!!!」
8:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:23:31.546 :5HhXmnsy0.net
千秋「やめてください!!お願いしますから!!フジオカだけはやめて!!姉様!!!」
春香「いい歳してまだあんなもん後生大事に持ってるなんておかしいと思ってたのよ」
「私に見つかったら困るものは全部あの中って訳ね!」
千秋「お願い・・許してください姉様 謝りますから許して・・」
春香「で、謝ってそれで許してもらえると思ってるわけ?」
「そんなわけないだろうがこの馬鹿!!」
千秋「ひっ!!
」
春香「ハサミ借りるわよ!」
千秋「やめてください!!お願いしますから!!フジオカだけはやめて!!姉様!!!」
春香「いい歳してまだあんなもん後生大事に持ってるなんておかしいと思ってたのよ」
「私に見つかったら困るものは全部あの中って訳ね!」
千秋「お願い・・許してください姉様 謝りますから許して・・」
春香「で、謝ってそれで許してもらえると思ってるわけ?」
「そんなわけないだろうがこの馬鹿!!」
千秋「ひっ!!
」
春香「ハサミ借りるわよ!」
10:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:25:11.512 :5HhXmnsy0.net
千秋「やめて!!!やめて姉様!!!」
春香「ちょっと・・!離しなさい!!」ドン!
ドサッ!!
千秋「痛っ・・・・!!」
ブチブチブチブチ
千秋「あぁっ!!フジオカが・・・」
春香「あたしのソーイングセットあとで貸すからそこでおとなしくしてなさい!」
千秋「・・・・・・・はい」
千秋「やめて!!!やめて姉様!!!」
春香「ちょっと・・!離しなさい!!」ドン!
ドサッ!!
千秋「痛っ・・・・!!」
ブチブチブチブチ
千秋「あぁっ!!フジオカが・・・」
春香「あたしのソーイングセットあとで貸すからそこでおとなしくしてなさい!」
千秋「・・・・・・・はい」
13:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:25:46.148 :5HhXmnsy0.net
春香「印鑑に・・・カード、と。・・・通帳まで!?」
「呆れた・・・・ほんとに全部この中に隠してたなんてね・・・」
千秋「・・・・・・・・・・」
春香「・・そんな目で見ないでよ。何も全部使おうってわけじゃないの。後でちゃんと返すから。」
春香「カードの支払期限が近いのよ。言っとくけどカード止められたらあんただって生活できなくなるんだからね?」
「いい年なんだからそれぐらいのことわかるでしょ。」
春香「じゃ、お金おろしに行ってくるから。留守番お願いね。」
バタンッ
春香「印鑑に・・・カード、と。・・・通帳まで!?」
「呆れた・・・・ほんとに全部この中に隠してたなんてね・・・」
千秋「・・・・・・・・・・」
春香「・・そんな目で見ないでよ。何も全部使おうってわけじゃないの。後でちゃんと返すから。」
春香「カードの支払期限が近いのよ。言っとくけどカード止められたらあんただって生活できなくなるんだからね?」
「いい年なんだからそれぐらいのことわかるでしょ。」
春香「じゃ、お金おろしに行ってくるから。留守番お願いね。」
バタンッ
16:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:26:18.023 :5HhXmnsy0.net
春香「ふぅ・・・・・」
「・・・・・・・・。」
「いつからだっけ・・・・こんなになっちゃったの・・・。」
春香「ふぅ・・・・・」
「・・・・・・・・。」
「いつからだっけ・・・・こんなになっちゃったの・・・。」
17:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:26:44.201 :5HhXmnsy0.net
春香「私だって、罪悪感がないわけじゃない。」
「この世に二人だけの大切な妹たち。その気持は今でも変わらない、いや変わるはずもない。」
「だから夏奈がフジオカ君と一緒になってくれたとき、私は本当に嬉しかった。」
「新婚生活を邪魔したくない私や千秋の気持ちを知ってか知らずか夏奈はほとんど毎日と言っていいぐらい電話をかけてきて」
「のろけ話を何時間も、楽しそうに、幸せそうに語ってくれた。」
「そんな幸せそうな妹の話を聞くのが日常の楽しみのひとつだった。」
「千秋は半ば呆れ顔で、それでいてどこか嬉しげなほほ笑みを浮かべてその話を聞いていたっけ・・・」
「食事時にかけてくるものだから私はしょっちゅう料理の手を止めて電話をとった。」
「その頃はまだ私も、今の私ではなかった。」
春香「私だって、罪悪感がないわけじゃない。」
「この世に二人だけの大切な妹たち。その気持は今でも変わらない、いや変わるはずもない。」
「だから夏奈がフジオカ君と一緒になってくれたとき、私は本当に嬉しかった。」
「新婚生活を邪魔したくない私や千秋の気持ちを知ってか知らずか夏奈はほとんど毎日と言っていいぐらい電話をかけてきて」
「のろけ話を何時間も、楽しそうに、幸せそうに語ってくれた。」
「そんな幸せそうな妹の話を聞くのが日常の楽しみのひとつだった。」
「千秋は半ば呆れ顔で、それでいてどこか嬉しげなほほ笑みを浮かべてその話を聞いていたっけ・・・」
「食事時にかけてくるものだから私はしょっちゅう料理の手を止めて電話をとった。」
「その頃はまだ私も、今の私ではなかった。」
18:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:27:35.736 :5HhXmnsy0.net
春香「私が歪みはじめたのは2年ほど前だったと思う。」
「マキが大学時代の後輩と結婚し、アツコも大学時代のサークル仲間と結婚してたった1年で子供ができた。」
「二人が結婚し、そして妊娠したのはちょうど同じ時期だったと思う。」
「普通だったら、大切な友人のこの上ない幸せを一緒になって喜ぶのだろう。」
「しかし今でもよく覚えている。マキとアツコの吉報を聞いた私は、自分の胸の奥からドス黒い何かが止めようもなく溢れてくるのを感じ
た。」
「私が千秋に辛く当たるようになったのはその頃からだった。」
「高校卒業とほぼ時を同じくして結婚し家を出ていった夏奈。」
「あの子の幸せをあんなにも素直に喜べたというのに、無二の友人たちに対してはその幸せを妬んでしまう。」
「私は自惚れ屋ではないがそれなりに品行方正で模範的な生き方をしてきたつもりだった。」
「学校では教師や同級生から高い評価をもらい、家では二人の妹たちを守り、諭し、育ててきたつもりだ。」
「そのことにはそれなりに自負する気持ちもある」
「それを思うと今の私の惨めさといったら正直この私自身が一番呆れている。」
春香「私が歪みはじめたのは2年ほど前だったと思う。」
「マキが大学時代の後輩と結婚し、アツコも大学時代のサークル仲間と結婚してたった1年で子供ができた。」
「二人が結婚し、そして妊娠したのはちょうど同じ時期だったと思う。」
「普通だったら、大切な友人のこの上ない幸せを一緒になって喜ぶのだろう。」
「しかし今でもよく覚えている。マキとアツコの吉報を聞いた私は、自分の胸の奥からドス黒い何かが止めようもなく溢れてくるのを感じ
た。」
「私が千秋に辛く当たるようになったのはその頃からだった。」
「高校卒業とほぼ時を同じくして結婚し家を出ていった夏奈。」
「あの子の幸せをあんなにも素直に喜べたというのに、無二の友人たちに対してはその幸せを妬んでしまう。」
「私は自惚れ屋ではないがそれなりに品行方正で模範的な生き方をしてきたつもりだった。」
「学校では教師や同級生から高い評価をもらい、家では二人の妹たちを守り、諭し、育ててきたつもりだ。」
「そのことにはそれなりに自負する気持ちもある」
「それを思うと今の私の惨めさといったら正直この私自身が一番呆れている。」
20:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:28:38.519 :5HhXmnsy0.net
春香「多分私は、心のどこかで彼女たちを下に見ていたのだろう。」
「だからこそ私は焦りを感じているのだ。」
「下だと思っていた彼女たちが女の幸せをこの私よりも先に手にしたという事実が私を焦らせているのだ・・・。」
春香「・・・まだATM開いてるわよね。急ごう・・・」
千秋「うっ・・・・グス・・・」
「フジオカ・・・・・フジオカ・・・・・」
「ひどいよ・・・・姉様・・・」
ピンポーン
春香「多分私は、心のどこかで彼女たちを下に見ていたのだろう。」
「だからこそ私は焦りを感じているのだ。」
「下だと思っていた彼女たちが女の幸せをこの私よりも先に手にしたという事実が私を焦らせているのだ・・・。」
春香「・・・まだATM開いてるわよね。急ごう・・・」
千秋「うっ・・・・グス・・・」
「フジオカ・・・・・フジオカ・・・・・」
「ひどいよ・・・・姉様・・・」
ピンポーン
21:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:29:33.936 :5HhXmnsy0.net
千秋「・・・?誰・・・・・?」
ガチャ・・・ キィィ・・・
冬馬「よう!こんな時間にごめんな!」
千秋「あ・・・冬馬・・・」
冬馬「一番上の兄貴が友達からおすそ分けにってリンゴを大量にもらってきてさ」
「何を思ったのか今から南さんちに持ってけってうるさいから持ってきたんだけど・・・・って、お前どうしたその目」
千秋「え・・ああ、なんでもないよ」
冬馬「・・・?そっか、まあいいや」
「結構な量あるからもらってくれよ、ほら」
千秋「なっ・・・!」ドサッ
冬馬「あっ、お前ー・・・・せっかく持ってきたの落としやがって・・」
千秋「お前がいきなり手ぇ放すからだろー!」
冬馬「なにをー!?」
千秋「なんだー?やんのかー!このやろー!」
千秋「・・・?誰・・・・・?」
ガチャ・・・ キィィ・・・
冬馬「よう!こんな時間にごめんな!」
千秋「あ・・・冬馬・・・」
冬馬「一番上の兄貴が友達からおすそ分けにってリンゴを大量にもらってきてさ」
「何を思ったのか今から南さんちに持ってけってうるさいから持ってきたんだけど・・・・って、お前どうしたその目」
千秋「え・・ああ、なんでもないよ」
冬馬「・・・?そっか、まあいいや」
「結構な量あるからもらってくれよ、ほら」
千秋「なっ・・・!」ドサッ
冬馬「あっ、お前ー・・・・せっかく持ってきたの落としやがって・・」
千秋「お前がいきなり手ぇ放すからだろー!」
冬馬「なにをー!?」
千秋「なんだー?やんのかー!このやろー!」
22:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:30:25.295 :5HhXmnsy0.net
ツカツカツカ
冬馬「・・うわっ、春香・・・・!」
千秋「おいお前!早く帰れ!」
冬馬「お、おう!じゃまたなー!」
千秋「ありがとな・・・・冬馬・・・・・」
ガチャ
春香「・・・・・・・」
千秋「おかえりなさい・・・・・」
春香「・・・誰か来たの?」
千秋「え・・・・あ、はい。冬馬が来ました」
「おすそ分けのりんごを持ってきてくれたんです」
春香「・・・アンタ、余計なこと言ってないでしょうね?」
千秋「! い、言ってません!あいつ、すぐに帰りましたから・・・。」
春香「・・・・そう」
ツカツカツカ
冬馬「・・うわっ、春香・・・・!」
千秋「おいお前!早く帰れ!」
冬馬「お、おう!じゃまたなー!」
千秋「ありがとな・・・・冬馬・・・・・」
ガチャ
春香「・・・・・・・」
千秋「おかえりなさい・・・・・」
春香「・・・誰か来たの?」
千秋「え・・・・あ、はい。冬馬が来ました」
「おすそ分けのりんごを持ってきてくれたんです」
春香「・・・アンタ、余計なこと言ってないでしょうね?」
千秋「! い、言ってません!あいつ、すぐに帰りましたから・・・。」
春香「・・・・そう」
23:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:31:23.950 :5HhXmnsy0.net
千秋「あの、姉さm・・・・・・・あっ」
春香「ハァ・・・・・・何!?」
千秋「あの・・・・ソーイングセット・・・」
春香「後でアンタの机の上に置いとくから」
千秋「・・・はい」
・
・
・
・
・
・
・
・
春香「これ、カードとか諸々返しとくから」
千秋「あ、ありがとうございます・・・。」
春香「なんでよ・・・・」
千秋「え?」
春香「なんでアンタが礼なんか言うのよ!!!」
「あたしはアンタの学費取ったのよ!?なのになんでアンタが礼なんか言うの!?おかしいじゃない!!」
千秋「でっでも、カードが使えなくなったら生活できなくなるって姉様が・・」
春香「それはそうよ!でもおかしいでしょ・・・!?」
「・・・イライラすんのよ」
千秋「えっ・・・・・」
春香「イライラすんのよアンタ見てると!!!」
千秋「あの、姉さm・・・・・・・あっ」
春香「ハァ・・・・・・何!?」
千秋「あの・・・・ソーイングセット・・・」
春香「後でアンタの机の上に置いとくから」
千秋「・・・はい」
・
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・
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春香「これ、カードとか諸々返しとくから」
千秋「あ、ありがとうございます・・・。」
春香「なんでよ・・・・」
千秋「え?」
春香「なんでアンタが礼なんか言うのよ!!!」
「あたしはアンタの学費取ったのよ!?なのになんでアンタが礼なんか言うの!?おかしいじゃない!!」
千秋「でっでも、カードが使えなくなったら生活できなくなるって姉様が・・」
春香「それはそうよ!でもおかしいでしょ・・・!?」
「・・・イライラすんのよ」
千秋「えっ・・・・・」
春香「イライラすんのよアンタ見てると!!!」
25:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:32:16.076 :5HhXmnsy0.net
千秋「じゃあ、出ていけばいいですか?」
春香「・・・・・は?」
千秋「私が出ていけば、姉様は楽になれますか?」
「もしそうなら・・・私は出ていきます」
春香「どこに行くっていうのよ。アンタみたいな人見知りがどうやって一人で暮らしてくのよ!?」
千秋「・・・・・」
春香「行く宛もないくせに偉そうなこと言うんじゃないわよ!」
千秋「あるもん・・・」
「行く宛ぐらいあるもん!!」
春香「ハァ?どこにあるっての?」ケラケラ
千秋「姉様と違ってわたしは恋人いるから行く宛ぐらいあるもん!!・・・・あっ!(しまった!)」
千秋「じゃあ、出ていけばいいですか?」
春香「・・・・・は?」
千秋「私が出ていけば、姉様は楽になれますか?」
「もしそうなら・・・私は出ていきます」
春香「どこに行くっていうのよ。アンタみたいな人見知りがどうやって一人で暮らしてくのよ!?」
千秋「・・・・・」
春香「行く宛もないくせに偉そうなこと言うんじゃないわよ!」
千秋「あるもん・・・」
「行く宛ぐらいあるもん!!」
春香「ハァ?どこにあるっての?」ケラケラ
千秋「姉様と違ってわたしは恋人いるから行く宛ぐらいあるもん!!・・・・あっ!(しまった!)」
26:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:33:07.730 :5HhXmnsy0.net
春香「へぇ・・・恋人・・・そっかー、アンタ恋人いるんだ・・・・・恋人・・・・」
千秋「・・・・・あの・・あっ・・・姉様・・・?」
春香「・・・」ヨロヨロ
千秋「姉様・・・どこへ・・・?」
「待って!姉さm」
パシッ!
千秋「キャッ!」
春香「さわんじゃないわよ!!」
「・・・・・っ」
千秋「え・・」
ガラガラ バタンッ
千秋「・・・・春香姉様。今まで姉様でいてくれてありがとうございました。おせわになりました。」
「それと、通帳とカードと印鑑は置いていきます。こんなのじゃ恩返しにならないけど使ってください。」
「じゃあ、さようなら・・・・・春香姉様」
春香「・・・・・っ」
春香「へぇ・・・恋人・・・そっかー、アンタ恋人いるんだ・・・・・恋人・・・・」
千秋「・・・・・あの・・あっ・・・姉様・・・?」
春香「・・・」ヨロヨロ
千秋「姉様・・・どこへ・・・?」
「待って!姉さm」
パシッ!
千秋「キャッ!」
春香「さわんじゃないわよ!!」
「・・・・・っ」
千秋「え・・」
ガラガラ バタンッ
千秋「・・・・春香姉様。今まで姉様でいてくれてありがとうございました。おせわになりました。」
「それと、通帳とカードと印鑑は置いていきます。こんなのじゃ恩返しにならないけど使ってください。」
「じゃあ、さようなら・・・・・春香姉様」
春香「・・・・・っ」
28:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:34:03.226 :5HhXmnsy0.net
千秋「・・・姉様のあんな目、初めて見た・・・」
「これからどうしよう・・・」
「はぁ・・・・・・」トボトボ
???「・・・千秋?やっぱそうだー!千秋じゃん!」
千秋「あ、内田」
内田「どうしたのー?こんな時間に一人なんて」
千秋「そっちだって一人じゃ・・」
男「なーにしてんの?ユカ」ギュ
内田「もー、くっつきすぎだよー♡」
「あ、紹介するね!こちら南千秋ちゃん、小学校からの友達だよー」
男「へぇー、かわいいじゃん。よろしくねー千秋ちゃん」
千秋「はあ・・・どうも」
内田「ね、すぐ行くから二人にしてよ」
男「おう、車に戻ってっから」
千秋「・・・姉様のあんな目、初めて見た・・・」
「これからどうしよう・・・」
「はぁ・・・・・・」トボトボ
???「・・・千秋?やっぱそうだー!千秋じゃん!」
千秋「あ、内田」
内田「どうしたのー?こんな時間に一人なんて」
千秋「そっちだって一人じゃ・・」
男「なーにしてんの?ユカ」ギュ
内田「もー、くっつきすぎだよー♡」
「あ、紹介するね!こちら南千秋ちゃん、小学校からの友達だよー」
男「へぇー、かわいいじゃん。よろしくねー千秋ちゃん」
千秋「はあ・・・どうも」
内田「ね、すぐ行くから二人にしてよ」
男「おう、車に戻ってっから」
29:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:34:59.498 :5HhXmnsy0.net
内田「千秋、なんかあった?」
千秋「・・・・・まあ、ちょっとな」
内田「あんま時間ないけど・・・話してみ?」
千秋「んー・・・」
内田「ひょっとして春香ちゃんとなんかあった?」
千秋「まあな・・・。込み入った話だからな、今度時間あるときにまた話すよ」
「あの人待ってるだろ・・・もう行けよ・・・」
内田「・・・変わんないね、千秋は。ほんとに大事なことは絶対話してくれないよね、昔から」
「今更こんなこと言える立場じゃないけど、春香ちゃんが変わっちゃってから疎遠になっちゃったの、あたしも吉野も悪かったと思ってる
から。」
「だからさ・・・っ!・・・辛い時は相談してくれていいから!これ!LINEのIDね、渡しとくからさ」
「じゃ、私行くから・・・」
千秋「ああ、ありがとな内田・・・」
内田「・・・・・・・ほんとにゴメンね、千秋・・・っ!」ギュ
千秋「おまっ・・!やめろよ!わかったから・・・」
内田「・・・・千秋ぃぃいいいい!!グスッ・・・・・ごめんねぇぇええ・・・・・」
千秋「鼻水付いてるから!付いちゃってるから!!もうはなして・・・・・!」
内田「ふぇぇええぇええ・・・・・・・」
・
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内田「千秋、なんかあった?」
千秋「・・・・・まあ、ちょっとな」
内田「あんま時間ないけど・・・話してみ?」
千秋「んー・・・」
内田「ひょっとして春香ちゃんとなんかあった?」
千秋「まあな・・・。込み入った話だからな、今度時間あるときにまた話すよ」
「あの人待ってるだろ・・・もう行けよ・・・」
内田「・・・変わんないね、千秋は。ほんとに大事なことは絶対話してくれないよね、昔から」
「今更こんなこと言える立場じゃないけど、春香ちゃんが変わっちゃってから疎遠になっちゃったの、あたしも吉野も悪かったと思ってる
から。」
「だからさ・・・っ!・・・辛い時は相談してくれていいから!これ!LINEのIDね、渡しとくからさ」
「じゃ、私行くから・・・」
千秋「ああ、ありがとな内田・・・」
内田「・・・・・・・ほんとにゴメンね、千秋・・・っ!」ギュ
千秋「おまっ・・!やめろよ!わかったから・・・」
内田「・・・・千秋ぃぃいいいい!!グスッ・・・・・ごめんねぇぇええ・・・・・」
千秋「鼻水付いてるから!付いちゃってるから!!もうはなして・・・・・!」
内田「ふぇぇええぇええ・・・・・・・」
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30:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:35:44.820 :5HhXmnsy0.net
春香「・・・・・・・・・・・・・。」
春香「どうしようもない、自分でも本当に馬鹿だと思うし今更後悔の念が溢れてくる。」
「こんなにも感情が抑えられない。」
「私は甘え方を知らないのだ。今までの人生の殆どを甘えられる立場で過ごしてきたせいなのだろう。」
「感情の吐き出し方も何もかも教わらずに生きてきた。だから妹もその友人たちをも傷つけ続けてしまった。」
「そしてとうとう千秋すら遠ざけて・・・。」
春香「ふふっ・・・・これも・・”甘え”なんだよね・・・」
「独りになっちゃった・・・あたし、どうすればいいのかな?・・・・夏奈・・・・・」
???「呼んだか?」
春香「・・・・・・・・・・・・・。」
春香「どうしようもない、自分でも本当に馬鹿だと思うし今更後悔の念が溢れてくる。」
「こんなにも感情が抑えられない。」
「私は甘え方を知らないのだ。今までの人生の殆どを甘えられる立場で過ごしてきたせいなのだろう。」
「感情の吐き出し方も何もかも教わらずに生きてきた。だから妹もその友人たちをも傷つけ続けてしまった。」
「そしてとうとう千秋すら遠ざけて・・・。」
春香「ふふっ・・・・これも・・”甘え”なんだよね・・・」
「独りになっちゃった・・・あたし、どうすればいいのかな?・・・・夏奈・・・・・」
???「呼んだか?」
32:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:36:27.776 :5HhXmnsy0.net
春香「きゃあ!!え何!?誰・・・・かっ、夏奈!?」
夏奈「へへへ・・・・・」
春香「アンタ・・・・・・・何してるのよ、こんな時間に!フジオカ君のマンションにいたんじゃ・・・」
夏奈「まあ・・・・あたしも色々あるんだよっ。・・・・? なあ、千秋は?」
春香「・・・・・出ていったわよ」
夏奈「はぁ?なんで!?」
春香「なんていうか・・・・ちょっとあったのよ」
夏奈「はぁぁ?お前千秋追い出しちまったのか!?なんでだよ!」
春香「追い出したわけじゃないわよ・・・」
春香「夏奈、いい加減気づかないふりやめたら?」
春香「きゃあ!!え何!?誰・・・・かっ、夏奈!?」
夏奈「へへへ・・・・・」
春香「アンタ・・・・・・・何してるのよ、こんな時間に!フジオカ君のマンションにいたんじゃ・・・」
夏奈「まあ・・・・あたしも色々あるんだよっ。・・・・? なあ、千秋は?」
春香「・・・・・出ていったわよ」
夏奈「はぁ?なんで!?」
春香「なんていうか・・・・ちょっとあったのよ」
夏奈「はぁぁ?お前千秋追い出しちまったのか!?なんでだよ!」
春香「追い出したわけじゃないわよ・・・」
春香「夏奈、いい加減気づかないふりやめたら?」
33:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:37:17.792 :5HhXmnsy0.net
夏奈「・・どういう意味だよ」
春香「あたしや千秋の様子がおかしいの、アンタだって気づいてるんでしょ?」
夏奈「それは・・・・・なんとなくだけどまあ」
「でも、でもお前はもう25だしあいつだって19だぜ?立派なオトナだよ。いくら姉妹ったってあたしがごちゃごちゃ言うような年じゃ
ないだろ?」
春香「ねぇ夏奈。これは千秋の気持ちだからあたしが言うのはどうかと思って言わずにいたけどね・・・。」
「あの子、アンタがこの家出ていったこと・・・結構堪えてたみたいよ?」
夏奈「え・・・・そうなのか・・・?」
春香「アンタには腹を割って話すけどね。はっきり言って私にも責任があることはわかってるの」
「あたしは結婚を焦って千秋に辛く当たってきたわ・・・本当に悪いとは思ってる」
「でもね、千秋が思い悩んでるのはあたしが変わったこともそうだけど、アンタがこの家でてったことも原因なのよ」
夏奈「そっかー・・・参ったなぁ・・・」
「・・確かにお前の言うとおりだよ あいつ、あれでガキなとこあるからな・・・」
「あいつが安心できる居場所を壊したっても言えるよなぁ・・・」
夏奈「・・どういう意味だよ」
春香「あたしや千秋の様子がおかしいの、アンタだって気づいてるんでしょ?」
夏奈「それは・・・・・なんとなくだけどまあ」
「でも、でもお前はもう25だしあいつだって19だぜ?立派なオトナだよ。いくら姉妹ったってあたしがごちゃごちゃ言うような年じゃ
ないだろ?」
春香「ねぇ夏奈。これは千秋の気持ちだからあたしが言うのはどうかと思って言わずにいたけどね・・・。」
「あの子、アンタがこの家出ていったこと・・・結構堪えてたみたいよ?」
夏奈「え・・・・そうなのか・・・?」
春香「アンタには腹を割って話すけどね。はっきり言って私にも責任があることはわかってるの」
「あたしは結婚を焦って千秋に辛く当たってきたわ・・・本当に悪いとは思ってる」
「でもね、千秋が思い悩んでるのはあたしが変わったこともそうだけど、アンタがこの家でてったことも原因なのよ」
夏奈「そっかー・・・参ったなぁ・・・」
「・・確かにお前の言うとおりだよ あいつ、あれでガキなとこあるからな・・・」
「あいつが安心できる居場所を壊したっても言えるよなぁ・・・」
34:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:37:17.998 :thgHAyu00.net
春香姉様はこんなこと言わない!
36:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:38:35.641 :5HhXmnsy0.net
夏奈「なぁ春香」
「実はさ、あたしさ・・・フジオカと最近うまくいってないんだよ・・」
春香「でしょうね。最近電話の回数がめっきり減ってたものね。そんなことだろうとは思ってた」
夏奈「あたし、どうしたらいいのかな・・・春香ぁ・・」
春香「アンタ、話聞いてた?あたしだって今余裕ないのよ・・甘えないでよね」
「それに”いくら姉妹ったってごちゃごちゃ言うような年じゃない”んでしょ?さっき自分で言ってたじゃない」
「あんまりいいたかないけど離婚なんてやめてよね。帰ってこられたって面倒見きれないわよ」
夏奈「やっぱそうなんだよな、春香は」
春香「何がいいたいのよ、はっきり言いなさいよ。」
夏奈「自分が”面倒見る側”だってのが染み付いてるってことだよ。」
「ま、あたしらがだめだめでお前に甘えきってたからなんだよな、お前を甘えさせてやらなかったからなんだよな・・ゴメンな?」
夏奈「なぁ春香」
「実はさ、あたしさ・・・フジオカと最近うまくいってないんだよ・・」
春香「でしょうね。最近電話の回数がめっきり減ってたものね。そんなことだろうとは思ってた」
夏奈「あたし、どうしたらいいのかな・・・春香ぁ・・」
春香「アンタ、話聞いてた?あたしだって今余裕ないのよ・・甘えないでよね」
「それに”いくら姉妹ったってごちゃごちゃ言うような年じゃない”んでしょ?さっき自分で言ってたじゃない」
「あんまりいいたかないけど離婚なんてやめてよね。帰ってこられたって面倒見きれないわよ」
夏奈「やっぱそうなんだよな、春香は」
春香「何がいいたいのよ、はっきり言いなさいよ。」
夏奈「自分が”面倒見る側”だってのが染み付いてるってことだよ。」
「ま、あたしらがだめだめでお前に甘えきってたからなんだよな、お前を甘えさせてやらなかったからなんだよな・・ゴメンな?」
38:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:39:46.575 :5HhXmnsy0.net
春香「やめてよ、いまさらそんなこと・・・!」
「もう帰ったら?フジオカ君、心配して探し回ってるわよ、今頃」
夏奈「どうだかなー・・・」
春香「彼の性格考えたらあり得るわよ、ていうかアンタの旦那なんだからわかるだろ・・・」
夏奈「あっちこっち駆けずり回ればいいんだよ、あんなヤツ!」
「今日はここに泊まるからよろしく じゃ、おやすみー」ガラガラ バタン
春香「ハァ・・・勝手にしてよもう・・・」
春香「やめてよ、いまさらそんなこと・・・!」
「もう帰ったら?フジオカ君、心配して探し回ってるわよ、今頃」
夏奈「どうだかなー・・・」
春香「彼の性格考えたらあり得るわよ、ていうかアンタの旦那なんだからわかるだろ・・・」
夏奈「あっちこっち駆けずり回ればいいんだよ、あんなヤツ!」
「今日はここに泊まるからよろしく じゃ、おやすみー」ガラガラ バタン
春香「ハァ・・・勝手にしてよもう・・・」
39:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:40:42.342 :5HhXmnsy0.net
千秋「・・・」トボトボトボ
??「おい!」
千秋「はぁ・・・・どこいこ」
??「おーい、千秋ってば!」
千秋「寒い・・・コートでも着てくればよかったかな」
??「ち・あ・き!!!!」
千秋「うわっ!な、なんですか!誰ですかお前」
マコちゃん「お前呼ばわりしてる時点でわかってんじゃねえか!!」
千秋「いや、面倒だからスルーでいいかとおもって」
「ていうか、お前まだ女の格好して出歩いてるのかよ」
マコちゃん「お前の姉のせいだよ!!癖になっちゃったんだよ」
千秋「へぇ・・・」
マコちゃん「そこはかとなく引いてんじゃないよ!!」
千秋「ちょっと今急いでるから今度また話そう」
マコちゃん「行くとこなさそうに歩いてたじゃんか」
千秋「(なんでこいつ変なとこで鋭いんだよ)」
マコちゃん「? 行くとこないなら夏奈の家でも行けばいいのに。どうせ春香さんとなんかあったんだろ」
千秋「行けりゃ行ってんだよ・・・」
「それができないから困ってんだよ」
マコちゃん「へー」
千秋「・・・・。お前はいいよな、アホみたいな顔で女装して人生楽しそうで」
マコちゃん「アホみたいな顔は余計だよ!女装は・・・まあ楽しいけどさ」
千秋「どうでもいいけどそろそろ自分の年考えたほうがいいぞ」
マコちゃん「それを言うなって・・・・・」
千秋「じゃ、そろそろ行くから。久しぶりに話せてよかったよ 多分しばらくは無理だけどまた遊びに来い」
マコちゃん「おう!またな千秋」
千秋「・・・」トボトボトボ
??「おい!」
千秋「はぁ・・・・どこいこ」
??「おーい、千秋ってば!」
千秋「寒い・・・コートでも着てくればよかったかな」
??「ち・あ・き!!!!」
千秋「うわっ!な、なんですか!誰ですかお前」
マコちゃん「お前呼ばわりしてる時点でわかってんじゃねえか!!」
千秋「いや、面倒だからスルーでいいかとおもって」
「ていうか、お前まだ女の格好して出歩いてるのかよ」
マコちゃん「お前の姉のせいだよ!!癖になっちゃったんだよ」
千秋「へぇ・・・」
マコちゃん「そこはかとなく引いてんじゃないよ!!」
千秋「ちょっと今急いでるから今度また話そう」
マコちゃん「行くとこなさそうに歩いてたじゃんか」
千秋「(なんでこいつ変なとこで鋭いんだよ)」
マコちゃん「? 行くとこないなら夏奈の家でも行けばいいのに。どうせ春香さんとなんかあったんだろ」
千秋「行けりゃ行ってんだよ・・・」
「それができないから困ってんだよ」
マコちゃん「へー」
千秋「・・・・。お前はいいよな、アホみたいな顔で女装して人生楽しそうで」
マコちゃん「アホみたいな顔は余計だよ!女装は・・・まあ楽しいけどさ」
千秋「どうでもいいけどそろそろ自分の年考えたほうがいいぞ」
マコちゃん「それを言うなって・・・・・」
千秋「じゃ、そろそろ行くから。久しぶりに話せてよかったよ 多分しばらくは無理だけどまた遊びに来い」
マコちゃん「おう!またな千秋」
41:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:42:06.502 :5HhXmnsy0.net
春香「明日も早いしもう寝よう・・・」
・
・
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・
・
・
ピンポーン ピンポーン
春香「・・・ん、誰よこんな時間に」
ガチャ
???「ハァ・・ハァ・・・」
春香「明日も早いしもう寝よう・・・」
・
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ピンポーン ピンポーン
春香「・・・ん、誰よこんな時間に」
ガチャ
???「ハァ・・ハァ・・・」
43:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:42:36.673 :5HhXmnsy0.net
春香「ヒッ!・・・・・フジオカ君・・・?」
フジオカ「こんな時間にすいません・・・っ!かn・・・南、帰ってきてませんか?!」
春香「”夏奈”でいいわよ。もう寝ちゃってるからまた明日引き取りに来てちょうだい。」
フジオカ「・・・良かった!すいません春香さん。こんな時間にお邪魔してしまって。」
「電話にも出ないんで方方探し回ってたんですけど・・・僕も馬鹿ですよね・・・もっと早くここに来ればよかった・・・。」
「夜分遅くにすいませんでした!失礼します!」
「・・・あっ、それと千秋ちゃんにも宜しくお伝え下さい!じゃ、僕はこれで!」タッタッタッ・・・
春香「・・・変わらないわね。あの子も」
「宜しくも何も明日またくるのにね・・・本人はいないけど」
バタン ガチャ
「寝よう・・・・・」
春香「ヒッ!・・・・・フジオカ君・・・?」
フジオカ「こんな時間にすいません・・・っ!かn・・・南、帰ってきてませんか?!」
春香「”夏奈”でいいわよ。もう寝ちゃってるからまた明日引き取りに来てちょうだい。」
フジオカ「・・・良かった!すいません春香さん。こんな時間にお邪魔してしまって。」
「電話にも出ないんで方方探し回ってたんですけど・・・僕も馬鹿ですよね・・・もっと早くここに来ればよかった・・・。」
「夜分遅くにすいませんでした!失礼します!」
「・・・あっ、それと千秋ちゃんにも宜しくお伝え下さい!じゃ、僕はこれで!」タッタッタッ・・・
春香「・・・変わらないわね。あの子も」
「宜しくも何も明日またくるのにね・・・本人はいないけど」
バタン ガチャ
「寝よう・・・・・」
44:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:43:21.944 :5HhXmnsy0.net
チュン チュン
千秋「一晩中歩き回って結局朝になってしまった・・・・・」
「・・・帰りづらいなぁ。ほんとに彼氏のとこでも行けばよかったかな・・・」
ガチャリ ギィィ・・・
千秋「姉様が起きてきませんように・・」コソコソ
バタン ガチャ
千秋「・・・靴はカバンの中に入れとこ」
春香「千秋」
千秋「ギャイ!!!!!!!!!!」
夏奈「ぷっ!ギャイだってさ!キャハハハ!」
千秋「かっ、夏奈!!お前なんでいるんだよ!!しかもそれ私の寝間着じゃねえか!!」
春香「この馬鹿、昨日の夜帰ってきたのよ。旦那と喧嘩したとか言って」
「で、ここに泊まったってわけ」
「夏奈の事情は今説明したとおりよ、それでアンタが今まで何してたか聞かせてもらえるかしら。」
「彼氏とやらのとこに泊まったの?どうなのよ」
千秋「いえ、あの・・・・・」
春香「煮え切らない子ね、はっきり言いなさい!」
千秋「・・・一晩中どこにも行けずに歩き回ってました。」
春香「なんですって・・・?」
千秋「だ、だって姉様が・・・その・・・」
春香「・・・」
「千秋。」
千秋「はい・・。」
チュン チュン
千秋「一晩中歩き回って結局朝になってしまった・・・・・」
「・・・帰りづらいなぁ。ほんとに彼氏のとこでも行けばよかったかな・・・」
ガチャリ ギィィ・・・
千秋「姉様が起きてきませんように・・」コソコソ
バタン ガチャ
千秋「・・・靴はカバンの中に入れとこ」
春香「千秋」
千秋「ギャイ!!!!!!!!!!」
夏奈「ぷっ!ギャイだってさ!キャハハハ!」
千秋「かっ、夏奈!!お前なんでいるんだよ!!しかもそれ私の寝間着じゃねえか!!」
春香「この馬鹿、昨日の夜帰ってきたのよ。旦那と喧嘩したとか言って」
「で、ここに泊まったってわけ」
「夏奈の事情は今説明したとおりよ、それでアンタが今まで何してたか聞かせてもらえるかしら。」
「彼氏とやらのとこに泊まったの?どうなのよ」
千秋「いえ、あの・・・・・」
春香「煮え切らない子ね、はっきり言いなさい!」
千秋「・・・一晩中どこにも行けずに歩き回ってました。」
春香「なんですって・・・?」
千秋「だ、だって姉様が・・・その・・・」
春香「・・・」
「千秋。」
千秋「はい・・。」
46:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:44:07.644 :5HhXmnsy0.net
春香「少し長くなるけど聞いてもらえるかしら。」
千秋「? ・・はい、聞かせて下さい」
春香「昔、よく家に来てたあたしの友達がいたでしょ」
千秋「はい。マキさんとアツコさんですよね」
春香「あの子達が結婚したって話したわよね」
千秋「えっと・・・はい。だいぶ前ですけど聞いた覚えがあります」
春香「ええ、二年前の話よ。」
「あの頃から私は結婚を焦り始めたの。あの二人が結婚したからよ」
千秋「・・・・・。」
春香「それまでアンタたち二人の姉として頑張ってきたけど私にだって私の人生があるし女として幸せになりたいと思ってた。」
「そのための努力も私なりにしてきたわ。」
「でもね、昨日久しぶりに夏奈と話しててよくわかったの。私はやっぱり”姉”でしかいられないし、姉で居続けることにどこか安心を感
じてるんだってね。」
「夏奈がフジオカ君と破局するかもって思った時、夏奈には悪いけどアンタたちとまた三人で一緒に暮らしたいって本気で思ったの。」
夏奈「・・お前、昨日は面倒見きれないとか言っt」
春香「ちょっと黙って。」
夏奈「はい」
春香「・・・考えてみればこれだって幸せの形なんだよね。」
「なのに私は、千秋。アンタをずいぶん傷つけてきたわ。」
春香「千秋、本当にごめんなさい。許してください。」
春香「少し長くなるけど聞いてもらえるかしら。」
千秋「? ・・はい、聞かせて下さい」
春香「昔、よく家に来てたあたしの友達がいたでしょ」
千秋「はい。マキさんとアツコさんですよね」
春香「あの子達が結婚したって話したわよね」
千秋「えっと・・・はい。だいぶ前ですけど聞いた覚えがあります」
春香「ええ、二年前の話よ。」
「あの頃から私は結婚を焦り始めたの。あの二人が結婚したからよ」
千秋「・・・・・。」
春香「それまでアンタたち二人の姉として頑張ってきたけど私にだって私の人生があるし女として幸せになりたいと思ってた。」
「そのための努力も私なりにしてきたわ。」
「でもね、昨日久しぶりに夏奈と話しててよくわかったの。私はやっぱり”姉”でしかいられないし、姉で居続けることにどこか安心を感
じてるんだってね。」
「夏奈がフジオカ君と破局するかもって思った時、夏奈には悪いけどアンタたちとまた三人で一緒に暮らしたいって本気で思ったの。」
夏奈「・・お前、昨日は面倒見きれないとか言っt」
春香「ちょっと黙って。」
夏奈「はい」
春香「・・・考えてみればこれだって幸せの形なんだよね。」
「なのに私は、千秋。アンタをずいぶん傷つけてきたわ。」
春香「千秋、本当にごめんなさい。許してください。」
47:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:45:21.076 :5HhXmnsy0.net
千秋「姉様・・・・・」
「姉様、やめて。頭を上げてください。わかりましたから・・・」
春香「ありがとう、千秋」
千秋「私、姉様とずっと一緒にいたのに・・・姉様の気持ちに気づけませんでした。」
「姉様は・・・・姉様が揺れることなんて無いって心の何処かで思ってたから・・・」
「そんなはず無いのに・・。姉様だって普通の女の子なのに・・・・・。」
「だから・・・・・だから、私も・・・ごめんなさい、姉様。」
夏奈「春香・・・・・あたしも悪かったよ。お前の様子が変になっていってるのわかってたのに・・・。」
「あたし・・・鈍感なとこあるからさ。言い訳するわけじゃないけどさ・・・・・ほんとごめんな?」
春香「・・・アンタが鈍感なのはわかってるから謝らなくていいわよ。」
夏奈「はぁぁ!?んだよそれー!ひっでぇなーもう!」プイッ
千秋「うっ・・・うっ・・・姉様・・・姉様ぁ!!!」ギュッ
春香「ちょっとまって!」
千秋「姉様・・・・・」
「姉様、やめて。頭を上げてください。わかりましたから・・・」
春香「ありがとう、千秋」
千秋「私、姉様とずっと一緒にいたのに・・・姉様の気持ちに気づけませんでした。」
「姉様は・・・・姉様が揺れることなんて無いって心の何処かで思ってたから・・・」
「そんなはず無いのに・・。姉様だって普通の女の子なのに・・・・・。」
「だから・・・・・だから、私も・・・ごめんなさい、姉様。」
夏奈「春香・・・・・あたしも悪かったよ。お前の様子が変になっていってるのわかってたのに・・・。」
「あたし・・・鈍感なとこあるからさ。言い訳するわけじゃないけどさ・・・・・ほんとごめんな?」
春香「・・・アンタが鈍感なのはわかってるから謝らなくていいわよ。」
夏奈「はぁぁ!?んだよそれー!ひっでぇなーもう!」プイッ
千秋「うっ・・・うっ・・・姉様・・・姉様ぁ!!!」ギュッ
春香「ちょっとまって!」
49:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:46:03.490 :5HhXmnsy0.net
千秋「・・・・・え?」
春香「待ちなさい、千秋」
千秋「・・・?」
春香「抱き合っちゃったら私ももう言えなくなるから今のうちに言うべきことは言っておきたいの。」
千秋「は、はい。なんですか?姉様」
春香「・・・っ」
パシッ!!
千秋「いたっ!」
夏奈「お、おいっ!春香、お前何を・・」
春香「夏奈は黙ってて!!」
夏奈「お、おう・・」
千秋「・・・・・え?」
春香「待ちなさい、千秋」
千秋「・・・?」
春香「抱き合っちゃったら私ももう言えなくなるから今のうちに言うべきことは言っておきたいの。」
千秋「は、はい。なんですか?姉様」
春香「・・・っ」
パシッ!!
千秋「いたっ!」
夏奈「お、おいっ!春香、お前何を・・」
春香「夏奈は黙ってて!!」
夏奈「お、おう・・」
50:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:46:49.727 :5HhXmnsy0.net
春香「千秋、アンタ一晩中歩き回ってたって言ってたわよね・・・?」
千秋「・・は、はい」
春香「彼氏のところに行くとか言ってたのに嘘ついて一晩中外にいたってことよね?」
千秋「・・・・・。」
春香「年頃の女の子が夜中に出歩くなんて何考えてるのよ!!!!!」
「何かあったらどうするつもりよ!!!!!!!」
千秋「はい・・・・・ごめんなさい」
春香「ごめんですまないこともあるの!!あとになって後悔しても遅いこともあるのよ!!!」
「罰として今週の土日は外出を禁じます。アンタの彼氏の連絡先、後で教えてもらうからね。」
「私の方から事情は伝えとくから。」
千秋「はい、わかりました・・・。」
春香「千秋、アンタ一晩中歩き回ってたって言ってたわよね・・・?」
千秋「・・は、はい」
春香「彼氏のところに行くとか言ってたのに嘘ついて一晩中外にいたってことよね?」
千秋「・・・・・。」
春香「年頃の女の子が夜中に出歩くなんて何考えてるのよ!!!!!」
「何かあったらどうするつもりよ!!!!!!!」
千秋「はい・・・・・ごめんなさい」
春香「ごめんですまないこともあるの!!あとになって後悔しても遅いこともあるのよ!!!」
「罰として今週の土日は外出を禁じます。アンタの彼氏の連絡先、後で教えてもらうからね。」
「私の方から事情は伝えとくから。」
千秋「はい、わかりました・・・。」
51:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:47:37.868 :5HhXmnsy0.net
春香「さてと・・・・。」
「あのぬいぐるみとソーイングセット持ってきなさい。」
千秋「! はい!今持ってきます、春香姉様!!」
夏奈「あのー・・・・・春香さん。」
春香「なによ。」
夏奈「千秋のぬいぐるみならさっきフジオカが持って行っちまったけど」
「なんか綿出てたから新しいのに取り替えてやろうと思ってさ・・・・・」
「もしかして私いらんことしちゃった・・・?」
春香「何やってくれてんのよ!もう・・・」
「取り替えるにしたってなんでフジオカくんに渡しちゃうのよ。」
夏奈「いや、あいつあれで結構裁縫とか得意なんだよ。だから・・・」
千秋「夏奈・・・・お前・・・・っ」
夏奈「ちっ千秋!待て、落ち着けって!悪気はなかっt」
千秋「この・・・・・このっ・・・・!」
春香「この子達は・・・まったくもう・・・」
千秋「この・・・・バカ野郎ーーーーーーっ!!!」
~Fin~
春香「さてと・・・・。」
「あのぬいぐるみとソーイングセット持ってきなさい。」
千秋「! はい!今持ってきます、春香姉様!!」
夏奈「あのー・・・・・春香さん。」
春香「なによ。」
夏奈「千秋のぬいぐるみならさっきフジオカが持って行っちまったけど」
「なんか綿出てたから新しいのに取り替えてやろうと思ってさ・・・・・」
「もしかして私いらんことしちゃった・・・?」
春香「何やってくれてんのよ!もう・・・」
「取り替えるにしたってなんでフジオカくんに渡しちゃうのよ。」
夏奈「いや、あいつあれで結構裁縫とか得意なんだよ。だから・・・」
千秋「夏奈・・・・お前・・・・っ」
夏奈「ちっ千秋!待て、落ち着けって!悪気はなかっt」
千秋「この・・・・・このっ・・・・!」
春香「この子達は・・・まったくもう・・・」
千秋「この・・・・バカ野郎ーーーーーーっ!!!」
~Fin~
52:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/08/07(土) 19:51:48.619 :QOGAibFI0.net
こんな未来は嘘である
乙
乙
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