1:◆Vysj.4B9aySt:21/09/05(日)10:28:05 :iQaq
――先日
――事務所
ザーザー
凛「うわ……すごい雨」
奈緒「困ったな。傘は二本しかないし」
加蓮「ふふっ、そのうち一本は奈緒とプロデューサー専用だしね」
奈緒「茶化すな!」プンプン
凛「とりあえず、奈緒は電車だからいいとして、加蓮はウチまで来る?」
「ある程度止むまでいていいからさ……あ、お茶ぐらい出すよ」
加蓮「んー、今日は早く帰りたい気分だから、奈緒の傘だけ借りてくよ」ヒョイ
奈緒「おいおい、大丈夫かよ」
加蓮「へーきだってば!」ダッシュ
タッタッタッ
奈緒「大丈夫かなぁ……」
凛「うん……」
――先日
――事務所
ザーザー
凛「うわ……すごい雨」
奈緒「困ったな。傘は二本しかないし」
加蓮「ふふっ、そのうち一本は奈緒とプロデューサー専用だしね」
奈緒「茶化すな!」プンプン
凛「とりあえず、奈緒は電車だからいいとして、加蓮はウチまで来る?」
「ある程度止むまでいていいからさ……あ、お茶ぐらい出すよ」
加蓮「んー、今日は早く帰りたい気分だから、奈緒の傘だけ借りてくよ」ヒョイ
奈緒「おいおい、大丈夫かよ」
加蓮「へーきだってば!」ダッシュ
タッタッタッ
奈緒「大丈夫かなぁ……」
凛「うん……」
2:◆Vysj.4B9aySt:21/09/05(日)10:29:28 :iQaq
――次の日
加蓮『ごめん……』ケホケホ
奈緒「だーっ!!」
凛「どうどう」
――次の日
加蓮『ごめん……』ケホケホ
奈緒「だーっ!!」
凛「どうどう」
4:◆Vysj.4B9aySt:21/09/05(日)10:33:47 :iQaq
加蓮『うぅ~ポテトぉ……』
奈緒「風邪ひいて胃の調子が悪い時ぐらい、油モノは止めとけ!」
加蓮『だって、誕生日だよ。おいしいものいっぱい食べたいじゃん』
凛「ふーん。じゃあ、風邪を引いたのは誰のせい?」
加蓮『……』
『ちひろさんが搾取するせいってことで……』
奈緒「やめろ」
加蓮『うぅ~ポテトぉ……』
奈緒「風邪ひいて胃の調子が悪い時ぐらい、油モノは止めとけ!」
加蓮『だって、誕生日だよ。おいしいものいっぱい食べたいじゃん』
凛「ふーん。じゃあ、風邪を引いたのは誰のせい?」
加蓮『……』
『ちひろさんが搾取するせいってことで……』
奈緒「やめろ」
5:◆Vysj.4B9aySt:21/09/05(日)10:38:39 :iQaq
加蓮『うー、ポテトが食べたいよぅ……』
『重湯とかゼリーばかりで、お腹にたまらないんだよぉ』
奈緒「まったく……レトルトのポタージュスープでいいか?」
加蓮『奈緒、愛してる!!』
凛「とりあえずレッスンが終わってからいくからね」
奈緒「それまで大事にしとけよ!」
加蓮『うん。今、奈緒から貰ったアユマリン見てるとこ』
『サイレントコアのチェストってカッコイイよね!』
奈緒「寝・と・け!」
加蓮『うー、ポテトが食べたいよぅ……』
『重湯とかゼリーばかりで、お腹にたまらないんだよぉ』
奈緒「まったく……レトルトのポタージュスープでいいか?」
加蓮『奈緒、愛してる!!』
凛「とりあえずレッスンが終わってからいくからね」
奈緒「それまで大事にしとけよ!」
加蓮『うん。今、奈緒から貰ったアユマリン見てるとこ』
『サイレントコアのチェストってカッコイイよね!』
奈緒「寝・と・け!」
6:◆Vysj.4B9aySt:21/09/05(日)10:41:32 :iQaq
――レッスン後
奈緒「ふぅ……今日もキツかったな」
凛「加蓮がいない分余計にこっちまで来た気がするね」
奈緒「じゃあ、加蓮のお見舞いに行くとするか」トコトコ
凛「あれ?どこ行くの?そっちは玄関じゃないけど……」
奈緒「いいんだよ」トコトコ
凛「?」
――レッスン後
奈緒「ふぅ……今日もキツかったな」
凛「加蓮がいない分余計にこっちまで来た気がするね」
奈緒「じゃあ、加蓮のお見舞いに行くとするか」トコトコ
凛「あれ?どこ行くの?そっちは玄関じゃないけど……」
奈緒「いいんだよ」トコトコ
凛「?」
7:◆Vysj.4B9aySt:21/09/05(日)10:50:26 :iQaq
――キッチン
ガチャ
奈緒「ちゃーっす」
唯「あ、オツカレー」
千枝「奈緒さん、ご注文の品はできてますよ」
奈緒「さんきゅ。あ、これ」コソコソ
千枝「わぁ、かわいいです!本当にもらってもよかったんですか?」
凛「何々……あ、サンリオのコラボのあれね」
奈緒「前から千枝達が欲しいって聞いてたからな」
唯「ねーねー、ゆいはナニかないのー?」
奈緒「はいはい。貰いもんだけどスイパラの無料券な」
唯「やったー!コレ、今大人気なんだよ!」
凛「ふーん……」
「で、何か作ってもらったわけだよね」
千枝「はいっ!今度の秋の新作の試作を兼ねてですが」
唯「じゃがいものポタージュと、メキシコ風シチューだよ☆」
千枝「あと、ジャーマンオムレツ風ハッシュポテトと、温かいポテトサラダです!」
――キッチン
ガチャ
奈緒「ちゃーっす」
唯「あ、オツカレー」
千枝「奈緒さん、ご注文の品はできてますよ」
奈緒「さんきゅ。あ、これ」コソコソ
千枝「わぁ、かわいいです!本当にもらってもよかったんですか?」
凛「何々……あ、サンリオのコラボのあれね」
奈緒「前から千枝達が欲しいって聞いてたからな」
唯「ねーねー、ゆいはナニかないのー?」
奈緒「はいはい。貰いもんだけどスイパラの無料券な」
唯「やったー!コレ、今大人気なんだよ!」
凛「ふーん……」
「で、何か作ってもらったわけだよね」
千枝「はいっ!今度の秋の新作の試作を兼ねてですが」
唯「じゃがいものポタージュと、メキシコ風シチューだよ☆」
千枝「あと、ジャーマンオムレツ風ハッシュポテトと、温かいポテトサラダです!」
8:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)11:01:41 :iQaq
凛「温かいポテトサラダ?珍しいね、それ」
唯「ようは肉じゃがのポテトサラダ風とゆーわく!」
千枝「ビネガードレッシングで和えたポテトを、ベーコンや玉葱とかと混ぜて蒸し器で蒸しました!」
唯「少し残ってるから食べる?」
凛「是非」
凛「温かいポテトサラダ?珍しいね、それ」
唯「ようは肉じゃがのポテトサラダ風とゆーわく!」
千枝「ビネガードレッシングで和えたポテトを、ベーコンや玉葱とかと混ぜて蒸し器で蒸しました!」
唯「少し残ってるから食べる?」
凛「是非」
9:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)11:16:33 :iQaq
ハムハム
凛「んー、少し味がモノ足らないけど、意外においしいね」モグモグ
「さやいんげんがアクセントになってるけど、肉じゃががヒントでしょ」モグモグ
唯「バレたー?」ニヤニヤ
凛「うん。……ちょっとマヨネーズ混ぜてもいい?」
千枝「どうぞどうぞ」
凛「ん……温かいから少し違和感あるね。コーンとか入れてもいいかも」モグモグ
「あ、これハムじゃなくてベーコンなんだ。市販のスライスじゃなくて塊から作っているよね、悪くない悪くない」モグモグ
奈緒「……凛。少しだけしか食べないんじゃないのか?」
凛「…………き、気のせいだよ」ゲプ
唯「お鍋いっぱいあったのにねー☆」
千枝「半分に減っちゃいました」
ハムハム
凛「んー、少し味がモノ足らないけど、意外においしいね」モグモグ
「さやいんげんがアクセントになってるけど、肉じゃががヒントでしょ」モグモグ
唯「バレたー?」ニヤニヤ
凛「うん。……ちょっとマヨネーズ混ぜてもいい?」
千枝「どうぞどうぞ」
凛「ん……温かいから少し違和感あるね。コーンとか入れてもいいかも」モグモグ
「あ、これハムじゃなくてベーコンなんだ。市販のスライスじゃなくて塊から作っているよね、悪くない悪くない」モグモグ
奈緒「……凛。少しだけしか食べないんじゃないのか?」
凛「…………き、気のせいだよ」ゲプ
唯「お鍋いっぱいあったのにねー☆」
千枝「半分に減っちゃいました」
10:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)11:24:38 :iQaq
凛「ま、まぁ、おいしいから大丈夫だよ」
奈緒「……本来は、加蓮のお見舞い兼誕生日用のなんだけどな」
唯「まぁまぁ」
千枝「おいしいって言ってもらえるのは嬉しいですから」
「あ、愛梨さんからケーキを預かってますんで……」
奈緒「お、サンキュー」
凛「じゃあ、進めて行こうか。私たちへの導きのままに」
奈緒「カッコ決めてんじゃねぇ!」
唯「アハハハハッ!」
千枝「じゃ、じゃあ、千枝送りますね」
奈緒「あぁ、よろしくな」
凛「ま、まぁ、おいしいから大丈夫だよ」
奈緒「……本来は、加蓮のお見舞い兼誕生日用のなんだけどな」
唯「まぁまぁ」
千枝「おいしいって言ってもらえるのは嬉しいですから」
「あ、愛梨さんからケーキを預かってますんで……」
奈緒「お、サンキュー」
凛「じゃあ、進めて行こうか。私たちへの導きのままに」
奈緒「カッコ決めてんじゃねぇ!」
唯「アハハハハッ!」
千枝「じゃ、じゃあ、千枝送りますね」
奈緒「あぁ、よろしくな」
11:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)11:30:31 :iQaq
――次の日、加蓮は胃痛で休んだ
――原因?食い過ぎだよ!
――ケーキも半分近く一人で平らげたっていうから、アタシはもう知らん!
――ま、風邪は直ったようでよかったよ
――まったくアイツは
――とりあえず
HAPPY BIRTHDAY HOUJOU KAREN
――次の日、加蓮は胃痛で休んだ
――原因?食い過ぎだよ!
――ケーキも半分近く一人で平らげたっていうから、アタシはもう知らん!
――ま、風邪は直ったようでよかったよ
――まったくアイツは
――とりあえず
HAPPY BIRTHDAY HOUJOU KAREN
12:◆Vysj.4B9aySt:21/09/05(日)11:33:58 :iQaq
おまけ
バタン
瑞樹「すっかり遅くなっちゃったわね」
「お腹も空いたし、早く帰って」グルルゥ
「す、少しだけ何かないかしら?」
おまけ
バタン
瑞樹「すっかり遅くなっちゃったわね」
「お腹も空いたし、早く帰って」グルルゥ
「す、少しだけ何かないかしら?」
13:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)11:37:21 :iQaq
瑞樹「えっと冷蔵庫には……」
「何かしらコレ?」
パカッ
「まぁ、ポテトサラダね……ご飯はあるかしら?」
カパッ
「うんうん、茜ちゃんの炊飯器から少しだけいただくわね」
ヨソイヨソイ
「いただきます!」
瑞樹「えっと冷蔵庫には……」
「何かしらコレ?」
パカッ
「まぁ、ポテトサラダね……ご飯はあるかしら?」
カパッ
「うんうん、茜ちゃんの炊飯器から少しだけいただくわね」
ヨソイヨソイ
「いただきます!」
14:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)11:42:03 :iQaq
パクッ
瑞樹「んー、ビネガーの味ね」
「……少しだけマヨネーズと」ネリネリ
「おソースを……」ドバドバ
パクッ
「うん、おいしいっ!」
「こんな時間に食べちゃうなんてお肌に悪そうだけど……」モグモグ
「お箸が止まらないわ」パクパク
「……なんだかお酒も飲みたくなってきちゃった」ゴクリ
「ダメダメ、明日も収録があるのよ」
「……」
パクッ
瑞樹「んー、ビネガーの味ね」
「……少しだけマヨネーズと」ネリネリ
「おソースを……」ドバドバ
パクッ
「うん、おいしいっ!」
「こんな時間に食べちゃうなんてお肌に悪そうだけど……」モグモグ
「お箸が止まらないわ」パクパク
「……なんだかお酒も飲みたくなってきちゃった」ゴクリ
「ダメダメ、明日も収録があるのよ」
「……」
15:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)11:53:15 :iQaq
プシュー
「ふふっ、友紀ちゃんの隠していたのから借りてきちゃった」
「また、こっそり返しておけばいいわよね」
「じゃあ、誰もいないけどカンパーイ!」
「んくっんくっ…」
「ぷはーっ!」
「うん、やっぱり味の濃い食べ物にはビールが合うわね」
「ご飯も進むわ」パクパク
「あ、このポテトサラダ、ベーコンが入ってるのね」パクパク
「噛み締めるたび、ベーコンの旨味がソースと絡んで……」クミクミ
「ご飯が止まらないわーっ!」ガツガツ
プシュー
「ふふっ、友紀ちゃんの隠していたのから借りてきちゃった」
「また、こっそり返しておけばいいわよね」
「じゃあ、誰もいないけどカンパーイ!」
「んくっんくっ…」
「ぷはーっ!」
「うん、やっぱり味の濃い食べ物にはビールが合うわね」
「ご飯も進むわ」パクパク
「あ、このポテトサラダ、ベーコンが入ってるのね」パクパク
「噛み締めるたび、ベーコンの旨味がソースと絡んで……」クミクミ
「ご飯が止まらないわーっ!」ガツガツ
16:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)12:01:35 :iQaq
――小一時間後
瑞樹「どうしよう……」
「お釜のご飯全部食べちゃった……」
「ポテトサラダも全部食べちゃったし……」
「……」
「うん」
「バレなければいいのよ!」
「ミズキ、なんてステキなアイディア。ランランラン~♪」
「じゃあ、キチンと片付けましょう」カチャカチャ
?「」
――小一時間後
瑞樹「どうしよう……」
「お釜のご飯全部食べちゃった……」
「ポテトサラダも全部食べちゃったし……」
「……」
「うん」
「バレなければいいのよ!」
「ミズキ、なんてステキなアイディア。ランランラン~♪」
「じゃあ、キチンと片付けましょう」カチャカチャ
?「」
17:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)12:34:58 :iQaq
?「……」
?「コウメチャンニシラセナイト…」
?「……」
?「コウメチャンニシラセナイト…」
18:名無しさん@おーぷん:21/09/05(日)12:42:03 :iQaq
――次の日、川島さんがどうなったのかは誰も知らない
――茜の全力トライに巻き込まれたとも
――とときら学園に参加したとも言われているそうな
瑞樹「わからないわ……」グスン
おしまい
――次の日、川島さんがどうなったのかは誰も知らない
――茜の全力トライに巻き込まれたとも
――とときら学園に参加したとも言われているそうな
瑞樹「わからないわ……」グスン
おしまい
19:◆Vysj.4B9aySt:21/09/05(日)12:47:47 :iQaq
秋といえばお芋。今回はジャガ芋でしたが、次回はどうなるやら
では、読んでくださった方へジャガ芋のかてめしを
秋といえばお芋。今回はジャガ芋でしたが、次回はどうなるやら
では、読んでくださった方へジャガ芋のかてめしを
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