1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/01/02(日) 09:29:54.24 :52A9CYMZ0
藤木「僕や小杉君より成績が良かったはずの永沢君が落ちるなんて・・・」
永沢「・・・」
藤木「どう慰めればいいんだろ」
藤木(春から小杉君と二人組で高校生活か・・・本音言うと気楽だな)
藤木「永沢君、元気出せよ」
永沢「・・・」
藤木「高校だけで人生決まらないって。巻き返せば良いんだよ」
永沢「・・・」
藤木「まぁ、受験終わったしさぁ、小杉君と3人でおもちゃ屋に行ってプラモでも・・・」
永沢「・・・藤木君」
藤木「何だい、永沢君」
永沢「今まで僕はずっと卑怯な君と友達でいてあげたよね?今その恩返しをする時だろ?僕と同じ高校に進学してくれ」
藤木「僕や小杉君より成績が良かったはずの永沢君が落ちるなんて・・・」
永沢「・・・」
藤木「どう慰めればいいんだろ」
藤木(春から小杉君と二人組で高校生活か・・・本音言うと気楽だな)
藤木「永沢君、元気出せよ」
永沢「・・・」
藤木「高校だけで人生決まらないって。巻き返せば良いんだよ」
永沢「・・・」
藤木「まぁ、受験終わったしさぁ、小杉君と3人でおもちゃ屋に行ってプラモでも・・・」
永沢「・・・藤木君」
藤木「何だい、永沢君」
永沢「今まで僕はずっと卑怯な君と友達でいてあげたよね?今その恩返しをする時だろ?僕と同じ高校に進学してくれ」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/01/02(日) 09:46:25.11 :52A9CYMZ0
藤木「な・・何で・・・」
永沢「友達甲斐のない奴だな。君は小中足かけ9年間も卑怯で僕に迷惑をかけ続けていたじゃないか。これからぼちぼち埋め合わせしてくれよ」
藤木「いやだよ!僕は合格した高校に入学する!」
永沢「君は今までの卑怯の償いを一つもしないまま僕から離れようってのかい?」
藤木「だ、だって・・・親がなんというか・・永沢君は滑り止めの私立に行くんだろ、学費も入学金も公立の倍かかるじゃないか。父さんと母さんが納得しないよ」
永沢「公立落ちたって言えよ。君は自分の為ならどんな嘘でもつけるのに友達のための嘘はつきたくないのかい?」
藤木「そ、そんな・・・せっかく学費の安い商業に受かってるのに」
小杉「おい!」
藤木「アッ、小杉君・・・」
小杉「二人に声かけようと思ったら・・・全部聞いてたぞ!永沢君が高校落ちたのは勉強せずに深夜までラジオ聞いてたからだろ!
藤木「な・・何で・・・」
永沢「友達甲斐のない奴だな。君は小中足かけ9年間も卑怯で僕に迷惑をかけ続けていたじゃないか。これからぼちぼち埋め合わせしてくれよ」
藤木「いやだよ!僕は合格した高校に入学する!」
永沢「君は今までの卑怯の償いを一つもしないまま僕から離れようってのかい?」
藤木「だ、だって・・・親がなんというか・・永沢君は滑り止めの私立に行くんだろ、学費も入学金も公立の倍かかるじゃないか。父さんと母さんが納得しないよ」
永沢「公立落ちたって言えよ。君は自分の為ならどんな嘘でもつけるのに友達のための嘘はつきたくないのかい?」
藤木「そ、そんな・・・せっかく学費の安い商業に受かってるのに」
小杉「おい!」
藤木「アッ、小杉君・・・」
小杉「二人に声かけようと思ったら・・・全部聞いてたぞ!永沢君が高校落ちたのは勉強せずに深夜までラジオ聞いてたからだろ!
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/01/02(日) 09:59:30.81 :52A9CYMZ0
永沢「旧友同士の話に新参者が首を突っ込まないでくれ!」
藤木「そうだよ、小杉君の言うとおりだよな・・・永沢君、僕は合格した高校に行くよ。せっかく受かった高校をけって君と同じ底辺高に通わなきゃならないなら一生卑怯で良いよ」
藤木「(小杉君のフォローで僕は永沢君の脅しを無事はねのけることが出来た。
永沢君は卑怯だ卑怯だ合格もカンニングしたんだと詰ってきたけど中学を卒業したら縁が切れるので気にならなかった
それにしても小杉君があれだけ頼れる人だったなんて。僕は小杉君一人を悪者に仕立て上げて永沢君のおばさんからの評価を死守したり
平井君に絡まれた時に小杉君に攻撃の矛先を変えたりしたのに・・・本当に小杉君は良い人だ。高校でもっと仲良くしなきゃな)
永沢「旧友同士の話に新参者が首を突っ込まないでくれ!」
藤木「そうだよ、小杉君の言うとおりだよな・・・永沢君、僕は合格した高校に行くよ。せっかく受かった高校をけって君と同じ底辺高に通わなきゃならないなら一生卑怯で良いよ」
藤木「(小杉君のフォローで僕は永沢君の脅しを無事はねのけることが出来た。
永沢君は卑怯だ卑怯だ合格もカンニングしたんだと詰ってきたけど中学を卒業したら縁が切れるので気にならなかった
それにしても小杉君があれだけ頼れる人だったなんて。僕は小杉君一人を悪者に仕立て上げて永沢君のおばさんからの評価を死守したり
平井君に絡まれた時に小杉君に攻撃の矛先を変えたりしたのに・・・本当に小杉君は良い人だ。高校でもっと仲良くしなきゃな)
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/01/02(日) 10:13:53.14 :52A9CYMZ0
高校入学式の前日
TRRRR
藤木「はい、藤木です」
小杉「藤木君?俺、小杉だけど」
藤木「小杉君!明日から一緒に高校に通おうね」
小杉「・・・・」
藤木「部活、何部にする?選択科目も同じ教科をとろうね」
小杉「・・・あのさ、藤木君」
藤木「何だい?」
小杉「高校じゃ話かけないでくれ」
藤木「えっ・・・」
小杉「何驚いてんだよ、当たり前だろ。どこの世界に何度も裏切る奴と友達を続けるアホがいるよ。いくら僕が愚鈍でもそこまで馬鹿じゃないぜ」
藤木「そ、そんな・・・」
小杉「君さぁ、永沢の家で互いの性格について話あった時僕に何言ったか忘れたのか?「君程愚鈍になるくらいなら僕は一生卑怯で良いよ。愚鈍程嫌なもんはないよ」
言ったろ。あの言葉は一生忘れられそうにないよ。僕は君のこと嫌いだよ」
藤木「・・・・」
小杉「君が永沢に底辺私立への進学を強要しようとした時だってな、あれは君以上に永沢が嫌いだったから助けたんだよ
敵の敵は味方ってやつだな。別にお前に友情を感じて助け船だしたわけじゃない。今だって3年間、君とクラスが分かれてほしいよ」
藤木「・・・・」
小杉「とにかく、そういうわけだから。俺は高校で柔道部に入るんだ。そっちで友達作るよ」
高校入学式の前日
TRRRR
藤木「はい、藤木です」
小杉「藤木君?俺、小杉だけど」
藤木「小杉君!明日から一緒に高校に通おうね」
小杉「・・・・」
藤木「部活、何部にする?選択科目も同じ教科をとろうね」
小杉「・・・あのさ、藤木君」
藤木「何だい?」
小杉「高校じゃ話かけないでくれ」
藤木「えっ・・・」
小杉「何驚いてんだよ、当たり前だろ。どこの世界に何度も裏切る奴と友達を続けるアホがいるよ。いくら僕が愚鈍でもそこまで馬鹿じゃないぜ」
藤木「そ、そんな・・・」
小杉「君さぁ、永沢の家で互いの性格について話あった時僕に何言ったか忘れたのか?「君程愚鈍になるくらいなら僕は一生卑怯で良いよ。愚鈍程嫌なもんはないよ」
言ったろ。あの言葉は一生忘れられそうにないよ。僕は君のこと嫌いだよ」
藤木「・・・・」
小杉「君が永沢に底辺私立への進学を強要しようとした時だってな、あれは君以上に永沢が嫌いだったから助けたんだよ
敵の敵は味方ってやつだな。別にお前に友情を感じて助け船だしたわけじゃない。今だって3年間、君とクラスが分かれてほしいよ」
藤木「・・・・」
小杉「とにかく、そういうわけだから。俺は高校で柔道部に入るんだ。そっちで友達作るよ」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2022/01/02(日) 10:44:26.70 :52A9CYMZ0
その頃
ブー太郎「俺とお前らの腐れ縁も終わりかよブー」
はまじ「まぁ、俺と関口は工業に進学するからな」
関口「ブー太郎は商業だもんな。連休に遊ぼうぜ。」
はまじ「俺や関口のツレはほとんど工業に進むからつるむ顔ぶれは変わらないかもな」
ブー太郎「商業に進む奴は・・・俺だろ、とくちゃんだろ、藤木だろ、小杉だろ、冬田だろ、あんまり仲いい奴いなくて寂しいブー」
ブー太郎「あ、後城ケ崎も商業に行くブー!」
ハマジ「え~!!デマじゃなかったのか?」
関口「あいつ学年トップだろ?何であんな出来る奴が商業に行くんだよ_」
ブー太郎「わからないけど・・・へへ、ちょっと嬉しいブー、同じクラスになりたいブー」
ハマジ「お前じゃ相手にされないだろ」
ブー太郎「余計なお世話だブー、というかとくちゃんと城ケ崎以外同じクラスになりたくない奴等ばかりだブー」
ブー太郎「・・・あと藤木の噂が流れてるんだブー」
関口「噂?あいつの噂なんてどうせくだらねぇもんだろうけどよ、どんなんよ?」
ブー太郎「なんでもカンニングして商業に受かったらしいブー」
関口「え~いくらあいつが卑怯でもそりゃないだろ」
ハマジ「だよな~ないよな~」
ブー太郎「・・でも今までのあいつの行いを考えるとデマとは言い切れないブー」
関口「・・・確かにな、英語で1点取ったやつが普通に試験受けて商業受かるかな・・・」
ハマジ「藤木ならカンニングしてもおかしくねぇな。噂の出どころってどこだよ?」
ブー太郎「俺は冬田から聞いたブー、その冬田は前田から聞いて前田は永沢から聞いたそうだブー」
関口「女子全員からシカトされてる前田と冬田が知ってるってことは商業行くやつ全員に広まってるな」
ハマジ「商業でも噂が広まったら藤木孤立するんじゃね?」
関口「まぁ、俺は藤木のことなんかどうでも良いけどな別の高校の話だし」
ブー太郎「俺は同じ高校だけどどうでも良いブー」
~終わり~
その頃
ブー太郎「俺とお前らの腐れ縁も終わりかよブー」
はまじ「まぁ、俺と関口は工業に進学するからな」
関口「ブー太郎は商業だもんな。連休に遊ぼうぜ。」
はまじ「俺や関口のツレはほとんど工業に進むからつるむ顔ぶれは変わらないかもな」
ブー太郎「商業に進む奴は・・・俺だろ、とくちゃんだろ、藤木だろ、小杉だろ、冬田だろ、あんまり仲いい奴いなくて寂しいブー」
ブー太郎「あ、後城ケ崎も商業に行くブー!」
ハマジ「え~!!デマじゃなかったのか?」
関口「あいつ学年トップだろ?何であんな出来る奴が商業に行くんだよ_」
ブー太郎「わからないけど・・・へへ、ちょっと嬉しいブー、同じクラスになりたいブー」
ハマジ「お前じゃ相手にされないだろ」
ブー太郎「余計なお世話だブー、というかとくちゃんと城ケ崎以外同じクラスになりたくない奴等ばかりだブー」
ブー太郎「・・・あと藤木の噂が流れてるんだブー」
関口「噂?あいつの噂なんてどうせくだらねぇもんだろうけどよ、どんなんよ?」
ブー太郎「なんでもカンニングして商業に受かったらしいブー」
関口「え~いくらあいつが卑怯でもそりゃないだろ」
ハマジ「だよな~ないよな~」
ブー太郎「・・でも今までのあいつの行いを考えるとデマとは言い切れないブー」
関口「・・・確かにな、英語で1点取ったやつが普通に試験受けて商業受かるかな・・・」
ハマジ「藤木ならカンニングしてもおかしくねぇな。噂の出どころってどこだよ?」
ブー太郎「俺は冬田から聞いたブー、その冬田は前田から聞いて前田は永沢から聞いたそうだブー」
関口「女子全員からシカトされてる前田と冬田が知ってるってことは商業行くやつ全員に広まってるな」
ハマジ「商業でも噂が広まったら藤木孤立するんじゃね?」
関口「まぁ、俺は藤木のことなんかどうでも良いけどな別の高校の話だし」
ブー太郎「俺は同じ高校だけどどうでも良いブー」
~終わり~
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