2日目

俺「5時半起き辛すぎやで。でも行くか。その内慣れるやろ」

顧問「遅かったなぁお前。まぁええわ練習せぇや」

俺「はい(練習開始10分前で遅いんかよ)」

俺「練習行きますね」

顧問「俺の前通る時は頭下げろよボケ。誰の前歩いてんねんお前。お前が社会出た時苦労せんようにしつけといたるわ。目上の人の前通る時は頭下げながらと通るねんな。あと必要以上に頭下げとけ」

俺「はい」

顧問「もっとハキハキ喋らんかいな！ボケ！そんなんで対戦相手に勝てると思っとんのか？！」

俺「はい」


金曜日

俺「やっと土日かぁ、休めるなぁ」

顧問「何言うてんねんお前」

俺「え？」

顧問「練習やで？休みなんかないで」

俺「はい」

顧問「朝7時から19時までな」

俺「片方だけですよね？」

顧問「はっ。何言うてんねんお前ギャグ言うようになったんか？土日両方やで。祝日？そんなもんあるかいな。めーいっぱい練習出来るもんな祝日なんて最高やで」

俺「はい。沢山練習します」

夏休み前

顧問「先言うとくわ休みないで。盆？盆と練習どっちが大事やねん言うてみぃ。休みあっても1日くらいな。予定があるなら仕方ないけどな。でも俺はその予定蹴ってでも練習来るやつの方が好きやで」

俺「練習です」

顧問「そうやなぁ。お前は真面目でええ奴やなぁ他の奴らはサボったりしとるけどお前はいっつも真面目や。お前が頑張ってんの俺は見とるで。お前だけやで練習中に一切笑わへんの、他の奴らは俺に隠れて笑っとるけどお前は笑ったりせんもんな死にものぐるいでやってんの俺は分かっとるで」

俺「はい」

顧問「ほな練習せぇな。毎日朝7時から18時までな。それを夏休み中やるで。勿論長期休暇は全部これな。三が日なんかいらんやろ一日だけ休んで後練習な」

俺「はい」


練習中

顧問「おい！お前どこ見てプレイしとんねん！こっちこいや！殴ったるで！躾や！」

俺「ゲホッ！ご、ごめんなさい」

顧問「謝らんでええわ！今のプレイ何やねん！試合なら負けるで？！考えてプレイせぇや！」

俺「は、はい」

顧問「はいなんて言わんでええわ！お前あの隅で立っとけや！何でここまで俺が怒ってんのかじっくり考えろや！」

俺「はい」

1時間後

俺「反省しました」

顧問「お前には反省の色が見えんなぁ。あーあ他の奴らは練習しとるのにお前は立っとるだけやもんなぁあーあ差が広がってまうなぁ」

次の日

俺(そろそろ練習してええやろ)

顧問「お前何しよんねん」

俺「は、はい。練習です」

顧問「誰がしてええ言うた？俺は昨日反省しとれ言うたよな？」

俺「は、はい」

1週間後

俺「反省しました」

顧問「ええ顔つきなったな。練習戻れや。次はあんなプレイすんなよ？俺はお前にだけ厳しくしてるように見えるかもやけど俺はお前に期待しとんねんで」

俺「はい。大変反省しました」

2年後

俺「やばい。間に合わん練習行かなあかんのに。下痢が止まらん。前調べたけど過敏性腸症候群ってやつかな？」

俺「何とか間に合ったな」

顧問「えらい遅かったなぁお前何しててん」

俺「腹痛でトイレに」

顧問「はっ、体調管理くらいしっかりしとけな。今から体調管理の練習やな」

俺「はい」

顧問「そうそう。そろそろ最後の大会やな」

俺「はい。精一杯頑張ります」

顧問「頑張るだけなら誰でも出来るねん。結果残せや」

俺「はい」

顧問「それから言うとくけどな。お前らの学年サボるやつ多いよなぁ。俺はサボらへん奴の方が好きやな」

俺「はい」

顧問「俺はお前らが使えん思ったら容赦なく下の学年使うからな？励めよ？」

俺「はい」

大会の一月前

俺(下痢になる行動分かったわ食事したら下痢なるから抜けばええねんな。お腹減るけど腹痛くなるよりましやわ)

顧問「おう、よう来たな。今日は特別な練習試合するからな。俺が特別に呼んだこの数人以外は全員休みやで。俺が特別に見込んどるからなお前らは」

顧問「まぁええわ。相手はほんまに強いから練習相手にはバッチリやで。多くのもん学ばせてもらえや」

俺(確かに今日は少ないな。今日まで頑張ってきて良かったな。先生は見ててくれてたんや俺の頑張りを)

大会前

顧問「おっしゃ。俺の考えた最強のメンバーの発表するわ。お前とお前と」

顧問「お前や。以上や」

俺(あれ、聞き間違いか？俺の名前無かったし。俺ら3年から選ばたん1人やん。おいおいそんなわけないよな。俺ら頑張ってきたねんで？この3年間)

顧問「あー、呼ばれんかったやつは悔しいやろうけど今呼んだやつより弱いねん。まぁ次頑張れや。高校もあるしな」

3年A「あー、はいはい。じゃあ俺ら帰るわ。これ以降の練習も出ねぇよ」

3年B「はぁ、うざってぇクソジジイやったなぁほんま。お前卒業式んとき覚えとけよ？」

顧問「お前ら誰に物言うてんねん。しばくぞ。帰るなら帰れやお前らみたいなゴミがおったら全体の士気に関わんねんな。はよ帰れやカス。こっちが清々したわボケ。練習ん時隔離しといて良かったわーほんま」

俺(何やねんこれ)

顧問「お前いつまでそこで立っとんねん。邪魔や。他の奴帰ったで」

俺「え？」

顧問「何泣いとんねんお前」

俺「あれ、勝手に涙が……」

顧問「そういえばお前ほんまに頑張っとったもんな」

顧問「でもな。努力って必ず報われるもんでもないしな。世の中には才能ってもんもあるしな。お前の才能が他の奴らよりなかっただけやな」

顧問「まぁ俺はお前らの学年嫌いやったから色眼鏡はあったかもしれんし俺の判断が絶対正しいとは言わんわ。でもな、お前の頑張りは無駄じゃなかったと思うで。何かの意味があったはずや」

俺「なんの意味があったんですか」

顧問「それはお前が考えることや」

12年後鬱病ニート俺「まだ分からんわ。あの時の努力の意味。しかもまだご飯食ったらお腹痛くなるデバフ付きや」

おわり

>>17
普通の公立の運動部とだけ
これが原因で家出る時酷いとゲロ吐くようになった

後俺が選ばれなかったのは普通に好みだよ
俺そこそこ強かったけど他の同学年の奴らが嫌われすぎててそれに巻き込まれたんだよ
ちなみに選ばれたのはキャプテン、とりあえず顔なので入れときましたみたいな感じだったよ
まじで好みで選ばれた

>>21
それ理解してとりあえず偉そうな人間には媚び売ってるし嫌なことは直ぐ辞めるようにしてる
続けでも意味ないしな

>>25
あいつ俺が必死こいてる時職員室でコーラ飲みながら他の仕事してやがったから同情はせん

>>28
強制入部だよ
やることないなら入りなってやつ
今なら普通に辞めてるし俺もサボってるよアホらしい

目上の人間の言うことは聞いとけって教えられてきたからそもそも手抜きするって発想がなかったし