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1：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2023/12/28(木) 23:08:19.019 ：rPFfZTT60.net

ぼっち「え…、せ、洗濯中って…、どういう…、それじゃ学校どうやって行くの？今日休んでもいいってこと…？」

ぼっちの母「あら何言ってるの、ひとりちゃん。そもそも学校行くのに
ジャージなんかよりもっとふさわしい服があるじゃない、それを着て学校
にいけばいいじゃない」

ぼっち「え…、そ、それって…、まさか…」



学校の教室

ぼっち「…うう…」

ぼっち「（まさか…学校の制服きて登校することになるだなんて…、おかあさんのばか…こんな格好はずかしくて死んじゃう…）」
ざわ…ざわ…
ぼっち「（それにこころなしか周りの皆に見られてるような…普段はこんな
視線感じないのに…、や、やっぱり変なんだ…どうしよう…消えてなくなりたい…）」


3：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2023/12/28(木) 23:09:51.639 ：rPFfZTT60.net

喜多ちゃんのクラス

男子1「てかマジかわいいよな」
男子2「ああ、アイドル並みだわマジで」
男子3「てか、胸おおきいしな…」

……

女子１「今日、男子騒がしくね？どしたんだろ」

女子２「なんかねー2組にかわいい子が転校してきたらしいよ」

女子３「今の時期に転校生とかめずらしいね、みんなで見に行ってみない？
喜多ちゃんもどう？」

喜多ちゃん「え、あ、あーうん（2組ってひとりちゃんのクラスだけど…、いやまさかね）」


4：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2023/12/28(木) 23:10:03.450 ：rPFfZTT60.net

2組の教室　昼休み


ざわ…ざわ…

「うおー、すげー美少女」
「なんだよなんであんな子が急に転校してきたんだよ」
「おとなしそうで俺好みかも」

……

ぼっち「（間違いない…今日、みんなわたしのこと見てる…、しかも、
ほ、ほかのクラスの人まで廊下に集まってきて…）」

ぼっち「（や、やっぱり私が制服姿、相当おかしいんだ…っ！ど、どうしよう、
もう死にたいっ…！）ガクガク

…

女子１「あー、いたいた転校生ってあの子かー、確かにかわいーねー、男子が騒ぐだけあるね。ほら喜多ちゃんみてみて
あの子だって、噂の転校生」

喜多ちゃん「へえ、どれどれ…って…、あがぁっ…！！」


6：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2023/12/28(木) 23:17:58.897 ：rPFfZTT60.net

ざわ…ざわ…

ぼっち「（どうしよう、どうしよう…そうだ、今から家帰ってジャージに着替えてくれば…、さすがに
もう洗濯終わって乾いてるだろうし…いや、学校抜けて家帰るなんて不良みたいなマネ、私にできるわけ…）」

ぼっち「（ああ、けど…今すぐ着替えたい…ジャージ…ジャージに着替えたいっ！けど…一体どうしたら）」

喜多ちゃん「ひとりちゃんっ！」


7：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2023/12/28(木) 23:21:14.638 ：rPFfZTT60.net

ぼっち「え…？き、喜多ちゃん？ど、どうしたんですか…そんな息切らして」

喜多ちゃん「はあ…はあ…、これ、私のジャージ…今日、体育があって持ってきてたからその…
これ、貸してあげるから、トイレで着替えてきて」

ぼっち「え…？い、いや、け、けど…喜多ちゃんに悪いしその…ひっ」ｶﾞｼｲ

喜多ちゃん「いいから、着て。早く」

ぼっち「は、はひ…」


8：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2023/12/28(木) 23:38:29.148 ：rPFfZTT60.net

数分後

ぼっち「…」ｶﾞﾗｯ

ざわざわ…

「あれー、さっきの美少女転校生、どこ行ったんだ？」
「さっき教室出て行ったきり戻ってこないけど…ひょっとして学年違う子だったのかな…」
「うそだろ…俺好みだったのに…どこ行ったんだろ…」


ぼっち「（よかった…、まだ、廊下に沢山人いるけど…、みんなもう全然違う人のこと話題にしてる
みたいだし…、本当によかった…やっぱ制服からジャージに着替えて正解だった、あとで喜多ちゃんに
感謝しないと…）」


……


9：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2023/12/28(木) 23:38:44.127 ：rPFfZTT60.net

喜多ちゃん「へくち！」

女子１「喜多ちゃん、どしたの、この時期に半そでの体操着だけで授業うけるなんて…寒くないの？」

女子２「ひょっとしてジャージ忘れたの？大丈夫？風邪ひいちゃわない？」

喜多ちゃん「あ、あーうん、ちょっと体動かせばあったまるだろうし、これくらい大丈夫だからっ」

喜多ちゃん「（………まあ）」

喜多ちゃん「（みんなにひとりちゃんのこと知ってもらいたい気持ちはあるけど…、
ああいうのはちょっと違うというか…うん。ああいう目立ち方はしてほしくないっていうか…まあなんていうか）」

喜多ちゃん「（ちょっと性格悪いかな…わたし）」


おわり